身体に優しいスピンサーブ2

さあ今日こそ

本当に身体に優しいスピンサーブの打ち方の話。

スピンサーブというと

上体を後ろに反って

膝の屈伸と強力な腹筋力で

ラケット面でボールをこすりあげるイメージが強いのだが

それはちょっと違う

特に腹筋の力など大したことはないわけで

期待度はかなり小さい。

上体を後ろに傾けるのは確かにその通りだが

ただし、反らすためではない。

1408jikukaiten

本当の目的は

上体の向きを傾けて軸を斜めにすることなのだ。

そしてこの赤い軸を中心に

上体を黄色方向に回転させて

内旋を中心にした腕のスウィングと合わせ

手首から左に傾けたラケット面で

daten

ボールの右斜め上をヒットするのだ。

spindaten

もちろんその前に

プロは膝の伸ばしを使って

下支えのパワーを作るのだが

それは

パワーにも効くのだが

むしろ姿勢つくりにかなり貢献していると言っていいだろう。

そして、そのことは、ちょっと昔だが

世界1のスピンサーブと言われた

エドバーグの

伸びあがり感の少ないフォームからも察せられる。

edberg

さて、いいサーブを打つときの肩の線の話になるが

構えで右肩を下げ

インパクトでは上がる。

肩の入れ替えなんていう言い方をすることもあるが

先ほどの赤い線を軸にした上体の回転を使えば

「肩の入れ替え」 なんて、力まなくても

回すだけで自然にできちゃうことがわかる。

たった、これだけのことだから、当然身体には優しいはずなのだ。

さて、この時の腕の使い方の話

外旋、回外しながら垂れ下がったラケットが

spin1

内旋しながら振りあげられて行き

spin2

上体は打つ方向を向き、内旋、回内しながらインパクト

spin3i

内旋、回内のため

肘が上で止まり

上体の右前にフィニッシュされる。

spin4

これらの写真はサーバー自身からの視線をイメージしたので

上体の回転は外部から見た実際より少ないと思う。

 実際には横向きの構えから

インパクトで、ほとんど前向きになる。

横向きで、下からこすりあげるだけのイメージでは

上体が前向きなることが考えにくい。

傾いた軸でしっかり回り

インパクトで前向きになり

内旋、回内というイメージをしっかりつけてほしい。  テニス

 

 


カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 16:38 | コメントは受け付けていません。