続 サーブの曲げ方

前回は、サーブの曲げかたについて

回転を多くするための面使いについてお話しした。

 

実はもう一つの要素がある。

それは構え方

身体の開き具合ともいう。

スライスサーブの場合

右利きだと、極限まで左に打った時が

回転量が多くなり、曲がり具合が大きくなる。

 

サーブの左右への打ち分けについて考えてみる。

ジュースコートの場合

ジュースコートサーブ

黄色の線が左右に打ち分けられる幅

同じようなトスで、コースをばれにくくしても

必要な幅よりもより広く打ち分けることができるのだ。

 

そして、その左端が相手コートのワイド

できれば、サイドライン上に乗る位置に来れば

一番、曲がって、有効なサーブになる。

 

逆に

ジュースコートスピンサーバー

相手バック側、センターに打ち込むサーブが右の限界だと

スピン気味のバック狙いサーブは

しっかりキックして、有効なサーブになるが

フォア側、ワイドのサーブは

極限までのサイドスピンがかけにくいので

曲りが弱くなる。

 

つまり

スライスサーブをより有効にしたければ

しっかりクローズドに構え

トスもしっかり横から上げろということ。

 

ついでにアドコートの話をすると

アドコートスピンサーバー

スピンサーバーならこんな風

右はじ、回内を聞かせたワイドサーブが

はじっこに行くようにオープン気味に構える。

そうすれば、キックもしやすい。

センタを狙うときは

スライスサーブとしては

曲がり方を少しだけ妥協するのだ。

 

3枚目の図はたいていの選手がこんな感じ

ジュースコートの方は

スライスが命なのか

コンスタントにバックへ

スピンサーブを打ち込みたいのかによって

上2枚の図の選択が分かれる。

 

ちなみに右利きスピンサーバーの松原さんは

「コンスタントにバック」派

左利きは右利きと比べ、スライスの曲りが大きいと得なので

「ワイド有効のスライス」 が多数派

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土居美咲さんなんかがそうだ。  テニス

 

 

 


カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:27 | コメントは受け付けていません。