先日、フォアハンドでグリップを薄くする話
面を感じる、しっかり力む、を力説したのだが
ちょっと気になっていたことを追加する。
私は、レッスンで、デモのため
いろいろなグリップで打つことができる。
その時のコツが上の二つなのだが
もう一つイメージしていることがある。
それはインパクトのラケット面が垂直であるから
腕を固めると同時に
この時の肩関節の向きも一定に固定するということ。
私はセミウェスタンなので
それよりも薄くするときは
前腕の向きだけ変更すればできる。
いつもより、前腕を8分の1ほど回内すれば
イースタングリップで
肩関節の向きまでは変えなくても打てる。
コンチネンタルでも
さらに、前腕を8分の1ほど回内すれば打てる。
しかしセミウェスタンより厚くするためには
前腕を回外させると不自然なため
上腕を少し外旋させた角度に変更する。
正直こちらの方が
腕のスウィング方向の感覚も変わるので難易度は高い。
この時
上腕の向きも変わるため
肩関節の向きを感じる必要が出てくるのだ。
セミウェスタンが基準になるのは
誰でもそうとは限らない。
同じセミウェスタンでも
人によって
手首の角度や肘の曲がり方などが変わってくるためだ。
ウェスタンとセミウェスタンなら
前腕の角度変更のみでもOKという人もいるかもしれない。
まあ、どっちにしても
どんなグリップを使うのでも
インパクトで垂直なラケット面は絶対的に大切なこと。
弧を描いたスウィングに対し
面の向きが一定の角度を保つこと。
それに対し
回内も回外も、内旋も外旋もしないで打つためには
0、インパクトでの垂直面が前提は当然として。
1、手首の形を決め
2、肘をひねらずに (回内も回外もしないで腕を固め)
3、肩関節もひねらずに (内旋も外旋もしないで肩の向きを感じ)
が、一番安定した打ち方なのだ。