『butchcoon』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
先生こんにちは、楽しく拝見させていただいております。一連のフォアハンドに関しての技術理 論、いつもながら参考になります。またプロのフォアハンドに関して質問なのですがオーストラリアのトミック選手のフォアハンド、こちらは先生の理論、現代 テニスのフォアハンドにかなり反しているといえますでしょうかhttps://www.youtube.com/watch?v=uwYJgOQkyzw
「中年プレーヤー」さんの質問にありましたような古典的なフォアハンド(テイクバックから比較的垂直面を作ってそのままインパクト)、フラットフォアハン ドの典型のようにみえますね。たしかに彼はトップ10の選手ではありませんがトッププロの一人です。このスタイルでやっていけてるのはトミックがその感覚 で打てる天才であること、またビデオを見る限りそれほどハードヒット(われわれにしてみれば十分ハードですが)していないことで成立しているのしょうか?
butchcoon より
私の答えです。
振出しがちょっとコリコリしますが
基本的に現代的な打ち方だと思います。
現代的な打ち方の基本はトップスピンです。
時々低いボールを打つときに注目してみると
かなりトップスピンをかけ
下向きの面が徐々に垂直に起きて行っています。
これは典型的な現代風。
それに対し違って見えるのは
この練習で多く打っているフラット性の打ち方
水平に近いスウィングの場合です
割合、早目にフラット近くになっているように見えます
一般的に
フラット性に打つとこんな感じになることが多いようですが
確かに
彼の場合、かなり早く垂直になっていますね。
でも
その場合もしっかり下向きに引いていますし
その時点から面が垂直な
古典的な打ち方とは根本的に違います。
上体もしっかり前を向きます。
バーナード・トミック
基本的には
トップスピンをベースにした
現代的なフォアハンドだと思います。