先日
松原テニスクラブ印西の女子ダブルス大会で
一番感じたのは
フォアハンドの構え方が
昔から進歩していないこと。
大多数の方たちが
たったこれだけのためにフォアハンドがうまく打てていないこと。
優勝した方だけがちゃんと構えていたのは偶然ではないだろう。
テニスコーチになって35年
こればっかり言ってきたような気がするので
改めていうのも気が引けるのだが
こればっかり言ってるのに
これが一番の
しっかり、コーチの評価をいただいている
飯の種、なのも事実。
こうやって打つのだから
ラケットヘッドを下げ、「打つ形で構えればいい」
なぜか
皆さんのうちの多くが
ラケットヘッドを上げて
ボレーの打ち方にあった構え方をしている。
「私はボレー主体だから」 と考えるのか?
これはブライアン兄弟のネットでの構え
マイクがポーチしたところ
マイクのフォアボレーは手首に
ラケットと前腕に角度がついている。
そう使うのがボレーなので
後、サウスポーのボブも
ラケットヘッドを上げ、手首に角度をつけている。
ボレーに対しては当然こうするべきなのだ。
で、どっちが?
どちらの構え方を採用するかではなく
ベースラインにいたら
ボレーはしないのだから
ストロークが打ちやすいように
ラケットヘッドを下げて構えればいいし
ネットへ出たら
普通はストロークをしない。
ラケットヘッドを立てて
ボレーの形でボールを待てばいいだけなのだ。
もしかしたら
皆さんのコーチが
戦前から一貫して、100年間も
「ラケットヘッドを上げて構えましょう」
と言い続けているのかもしれない。
コーチの皆さんも
そろそろ
ストロークの場合は
「ラケットヘッドを下げて構えるように指導しましょうよ」
それと
「少しは生徒さんの構え方に注意を払いましょうね」
その二つだけでも
名コーチの称号をもらえますよ。