片手バックの面も
相手に見せて、テイクバックする。
両手では
鋭い急加速のスウィングに負けないように
また、面を保つつもりでの
自然発生する硬いばねでの
鋭いしなりを生むためにも。
片手ではもともと急加速は無理
ゆったり大きなスウィングなので
ラケットヘッドを遅らせて
先を走らせようとしても
大したご利益がないのだろう。
だから
ラケット面を相手に見せるようにテイクバックする。
これは2年前にジャパンオープンで連写した
アルマグロのバックハンドリターン。
振り子の後ろ側、上側へ
回内しながら面が少し上向きになるように、引いていく
これはリターンの緊急場面なので
それにしては大きなテイクバックだが
普段のストロークよりは小さめだ。
振り子にしたがい
前腕を回外させながら振りおろしていく。
面を垂直キープして振ってゆき
ほぼ垂直面のまま、インパクト
その後、腕をひねらないで振り続けると
ダウンザラインだと
面は少しずつ上を向いてゆく。
そしてフィニッシュ。
手首の角度がほとんど変わらないことを
見て取れただろうか。