月別アーカイブ: 2015年9月

ラケットヘッドを上げてボレー

ボレーで多くの人たちが信じている3大迷信

1、ボレーはしっかり横向きになって打つ。

2、ラケットヘッドをしっかり上げる。

3、打点は身体の近くで取る。。

 

こうすると

とっても窮屈になって

イッショウケンメイやってるモード満載になる。

 

そして、コントロール不能になりやすい。

 

今日はこの中で

ラケットをしっかり上げて打つことの話。

 

ホントは

フォアボレーの打点はこんな感じ。

cimg5471

ラケットヘッドを120度くらいかな

少し上げて打つ。

プロも

ATP Masters Series - Rome

 

この 「少し上げて」 が

10人以上の伝言ゲームを経て伝わったのが

「ラケットヘッドを手よりも高く保って」

ということだと、私は解釈している。

 

ホントはこれでいい

cimg5469

手首から先を相変わらず、120度位上げて打つ。

 

ラケットヘッドの絶対的な高さは

手よりも低くていい。

 

スライスボレーを打つために

回転をかけるために

コントロールするために

手首の角度が必要なのであって

 

絶対的なラケットヘッドの高さが重要なのではないのだ。

 

もちろん

腰が落ちていることが重要なわけでもない。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 17:22 | コメントは受け付けていません。

明日は中止に

明日はトミーインドアでの

松原コーチのテニス塾

実は、今現在、参加者がいない。

 

告知が遅かったからか?

生の、松原さんの評判が悪いせいか?

 

そんなわけで

今月は中止することになった。

明日飛び入りで来る人がいるかもしれないので

念のためのご案内でした。

 

さて、来月は、10月14日水曜

それ以降の予定はこちら

 

来月こそは、ぜひ、是非、ゼヒ

参加申し込みをお待ちします。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 21:18 | コメントは受け付けていません。

セイバーは難しい?

USオープンの男子シングルス決勝

超ハイテンポな打ち合いで

ジョコビッチが優勝した。

 

フェデラーのテニスがかなりテンポアップしたので

ジョコビッチも先手を取らざるを得なくなったようだ。

 

そのフェデラーの超ハイテンポ武器がセイバー

リターンをハーフボレーかと思うようなライジングで打ち込む。

 

このショットは

フェデラー以外にも

うまくいけば我々にもできるのか  ???

 

さて

セイバーの成立する条件だが

1、安定したバックハンドを持っていること

2、動きながらそれができること

 

つまり

打点の位置に動きながら入っていき

止まらずに前進しながら打てなくてはならない。

この

動きながら打つことにより

ボールへの位置取りが

完璧になるのだ。

 

ところで

もう一つ、重要な条件がある。

相手サーブの位置が予測できること。

 

そのためには

相手サーブが安定していなければならない。

 

このためには

相手サーブがセカンドで

しかも

一流のサーバーであることが条件になる。

 

チャンとバックに入れてくれないと困るのだ。

じゃないと、予想も何もあったもんじゃない。

 

 

さあ、あなたのバックハンド

技術は完璧としても

あなたの相手は ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 22:13 | 1件のコメント

視点を固定して集中

『まっつん』 さんからの3つ目の質問

以下がそのコメントの3番目部分です

 

カラオケ   ③視点の固定
ときおり、打ち方をわざと考えずにすっぽり忘れて、球の行き来だけ考えて打つようにしています。
そのときに、自分の位置からの打点の深さを一定にした位置(前ならえ!した位置・深さ)に、透明の壁を設定し、もぐらたたきの要領で打つ。

視点を固定することで、頭の忙しさが消える?
感覚があります。

ご教授お願いいたします。
m(__)m

まっつん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

いいんじゃないですか。

集中状態がその時はできているのではないでしょうか。

forswing140221

この打点か

もう少し先 (前ならえ!した位置・深さ) に

防御ライン

または攻撃ラインを設定して

そこに集中する。

1509nadafltb

ボールの行き来だけをイメージしつつ

無意識に

攻撃パターンを実行していく。

 

気がついたら

ウィナーを取っている。

nadal1509c

頭の中は表向き

忙しさがある時は

集中できていない状態。

 

考えるのはこの時

1509nadarukanngaeru

プレー中に、うまくいくときは

表の意識では

何も考えていないのだが

完全に

ボールの位置やタイミング、コースをつかみ

自然にポイントを取っている。

でも、頭の中は

全て、バックグランドで

情報処理がすさまじい周波数で動いている。

 

のではないでしょうか。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:50 | 1件のコメント

落下点の下に入る

『まっつん』 さんからの2つ目の質問

以下がそのコメントの2番目部分です

 

カラオケ    ②スマッシュについてです
よく、「落下点の下に入る」との指導を耳にします。

私の感覚を素直に言わせていただくと、下記の感覚なのではないかと。

・右手を上げた位置と、考えると、落下点から50cm左によける。
・さらに、打点の位置から考えると、放物線だから、奥行きがある。
背中の後ろに落下点がある。

この球筋の感覚、あっているでしょうか?

まっつん より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

落下点の定義ですが

私は

打点の高さでの位置と解釈しています。

地面の高さで考えるのが字義通りの解釈かもしれませんが

ロブの高さ深さにより

落ちてくる角度が違うので

地面の高さで話すと

何の話をしているのか

判らなくなってしまうと思います。

 

そんなわけで打点の高さで

 

位置でいうと

「落下点の下に入る」

で正しいと思います。

iwabuchsm1502

横方向ですが

右肩が上がるし

手首も伸びきらなければ

若干、左手側に曲がります。

だから

打点はほぼ頭の上

あまり右側にすると深さのコントロール感が

少し、なくなります。

 

上の写真は若干スライス気味スマッシュのようですね。

 

まあ、それと

私の感覚ですが

前後位置で頭の真上というよりは

「少し、後ろ」 という感じです

usirodaten1502

(これはサーブなので、前傾分を差し引いてみてください)

そうすると

内旋、回内をしっかり使って

sampuras1503

パワフルで

しかも、距離感のある打ち方ができます。

 

「落下点の下に入る」 で

ほぼあっているのではないでしょうか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:37 | 1件のコメント

スライス気味サーブ

『まっつん』 さん (Mさん) から質問をいただきました。

以下がそのコメントの、1つ目の質問です。

 

カラオケ  先日は思いがけずプライベートレッスンありがとうございました。
このような機会に引き合いに出して頂き恐縮です。
大分調子が上がってきました。

それぞれ習熟には少し時間がかかりそうですが、スイング前の形をそれぞれの種目でよく確認しておきます。
本当に、ありがとうございました。

さて、初質問でございます。

①サービスについてです。
スピン主体のスライス気味の確認です。

・コースを限定してかかるのですが、
回内を聞かせないでフィニッシュを左側に引っ張り込む

このラケットの軌道(腕の円、軌道?)が、まだいまいちイメージできていません。
試合では、どうしても単調になるので、もう一度ご教授願いたいと思います。
よろしくお願いいたします。

 

・・・・・・

 

まっつん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

うーん、難しい質問ですね。

というのは

手首を固定し (ちょっと伸ばし気味に)

腕をそのまま

(肘を途中で止めないで)

肘ごと

左下に振り切るだけだからです。

kc1509sl

この肘ごと、というのが理解できていれば

案外簡単に行くかもしれませんね。

 

そしてもう一つのコツ

ボールの右斜め上、スピンサーブ、1時30分ではなく

もう少し横

2時か、2時30分くらいのところを

薄めに当てて打つつもり。

Australian Open 2007 - Day 8

当然

手首の角度も伸び加減になります。

(この写真はあまり薄くないのでフラット気味ですが)

そうすれば

身体の左側へフィニッシュできると思います。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:01 | 1件のコメント

スマッシュは上から

ジュニアのレッスンをしていて気になった

構えた時の手の位置が低いので

砲丸投げのようになり

下から上に押し上げてしまう。

ラケットヘッドも前に出てこない。

 

スマッシュは上から下に

手を引っ張り下ろすような感覚が必要なのだ。

dunksm1502

もちろんこんなに高く飛ぶ必要はない。

飛べるわけもないが。

 

構えた時、右ひじは両肩の延長上

ohtani1502

そうすると、手の位置は

スマッシュなら、鼻の高さくらいだろうか。

 

その肘と両肩の関係を保って

1503srtarasi

振り出す。

投球もサーブも同じように考えればいい。

sampuras1503

ラケットヘッドが手を追い越し

ボールを上から下に叩き落とす。

iwabuchsm1502

スマッシュの構えは

手が鼻の高さくらいに。

 

上から下に打つつもりで。

 

ついでに言うと

ジャンピングスマッシュで

踏み切るときに

手がこの高さに来ていると、大抵うまくいく。    テニス

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 18:52 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾

先月19日の水曜日は

トミーインドアスクールでの、「松原コーチのテニス塾」

暑い日にもかかわらず、大勢が

と言いたいところだが

実は、Mさん、おひとり様のみ

3時間のプライベートレッスン。

CIMG0697

みっちり、堪能していただいた。

フォアハンドが中心だったが

写真はカメラマンの都合で

3時間目のサービスのみ。

先日も西岡サーブで書いた通り

ジャンプサーブ採用が安定とパワーの秘訣。

膝を曲げ

CIMG0700

それを伸ばして

飛び上がる時にラケットヘッドが垂れる

CIMG0702

 

膝も完全に伸びた、この、もうちょっと後が

一番、ラケットヘッドが垂れ下がったあたりになる。

 

1枚目の写真のように

身体が真っ直ぐになったところでインパクト。

 

その姿勢をキープ、ブロックして

CIMG0703

ラケットヘッドが振り出される。

 

見事に決まっている。

Mさんのサーブが強く安定したことは

言うまでもない。

 

さて

次回からのスケジュールが決まっている

HPのイベント案内を見てほしい。

要項はこちら

次回は、9月16日の水曜日。

2名以上の参加者を期待している。

ぜひ、ぜひ、ぜひ、お申し込みください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, サービス | 投稿者松原コーチ 20:33 | 2件のコメント

ジャンプサーブ

寝不足が続いている

錦織に続いて

西岡もフルセット。

3セット目の途中まで見て

いったん寝に行ったのだが

目がさえてしまい

強めの麦ジュースを飲みながら

もう一度観戦。

またまた3時40分くらい

デモ、勝ったから良しとしよう。

 

 

ここでちょっと技術ネタを

 

競ってくると

西岡のサーブは見ていて怖い

解説のM氏が話す

予選でのダブルフォールトの話

時々、吹っ飛ばす実際のショット。

 

どうやら、積極的に打っているときはいいようだ

きっちり跳んでいい姿勢になる。

消極的に飛ばない時の方がダメ。

supinmosita1409c

腕を強く振るためにも

安定して振るためにも

プロはジャンプしてサーブする。

 

結論を先に言うと

腕の振りは身体の動きが終わってから

膝が曲がり

raf1503sr1

膝が伸びて、身体がまっすぐに立ったところが

CIMG5460

ラケットヘッドが垂れたところ。

 

ジャンプすればこのいい姿勢が自然にできちゃうし

運動連鎖のタイミングもばっちり。

 

ラケットが振りあげられるのはこの後

CIMG3784

そのリズムでうまくいくと

いい姿勢でヒットできる。

TOMLJANOVI1412sr

そしてフィニッシュ。

kc141226

インパクト前後では

腕以外はほとんど動かない。

だから安定する。

ラケットヘッドが腕を追い越すわけだから

スピードもあるということ。

 

この使い方が

パワーにも安定度にも効く。

どちらかを選ぶのではない。

どちらも取るか、どちらも捨てるかだ。

 

だからほとんどのプロはジャンプしてサーブする。

 

いや、ジャンプし終わってから腕を振る。

 

膝が、身体が伸びながらボールをとらえると

上空にボールを押し上げてしまい

ふかしてしまうことが多くなる。

 

ジャンプは、スピンサーブだとわかりやすいのだが

左利きゆえ

スライス系の使い方なので

伸びきることが感じづらいのかもしれない。

 

サーブでは、大胆にジャンプしてくれることを願う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:35 | コメントは受け付けていません。

相手本位のテニスは

USオープンが

まだ終わったわけではない

他の日本人選手が何人もいるし

誰が勝つにせよ

これからの試合はすべて、見るに値する。

 

デモ

錦織は負けてしまって

もう出てこない。

いやー、参った。

 

出だしをちょっと見て

楽に第1セットを取ったら

落ち着いて、寝るつもりで、テレビをつけた。

1セット目を落とす

2セット目は取ったが

3セット目も落ち着かない

デモ、セット 2-1 でリード

やはり4位だもんなと思ったら

4セット目でもブレークが取れず

5セット目は先にブレークされる。

どこまで行っても気になって

結局、3時半まで見てしまった。

 

解説のM氏は

無理して打ったら、自ら墓穴を掘る。

昔はそうだったが

最近は我慢ができるようになって

このランクまで来た。

ラリーが続けば調子が出てくるから

という意見のよう。

 

そうかなと思いつつ ・・・

いつまで行っても相手はつぶれない

サーブの調子はますます冴え

両手バックに回り込んでのハードヒットを打ちまくる。

確かにフォアは少しエラーが増えたが ・・・

 

やはり先手先手で

打っていかなくてはいけないのでは?

 

ジョコビッチやフェデラーなら

先に打たせて様子を見ていても

自分はサーブゲームを落とさないから

何とかなる。

それこそ横綱相撲のよう。

 

1セットに1回くらいはサーブを落とす

大関、錦織としては

そこまでの余裕は ・・・

 

そういえば一番近いタイプの横綱

アンドレ・アガシ

agasi1509fh

どんどん打っていたように思う。

そして

1セットに2ブレークぐらいして

自分も1ダウン

だけど、勝つ。

nissinn-aga-nishi

単なる、面白い怪人ではない。

 

この大会に出ているような男子プロは

調子が出たら

どんな相手にも勝つ

ぶち抜くショットを持っている。

 

様子を見るなんてありえないのではないだろうか。

自分本位のテニスで

まずは一気に行くべきだろうと思う。

 

事情をよくは知らないと年寄りは考えるのだった。  テニス

 

まあ、責任がないのだから、何とでも言えるのだが ・・・

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:23 | コメントは受け付けていません。