さあ、またサーブに戻ろう。
外旋して前から上げる
だから内旋に結びつくというお話し。
先日、内旋が一番重要な動き
力の源であることを説明した。
内旋が有効であるためには
肘が直角の上体で動くことが重要。
だから
スジガネ君の肘は90度で固定してあるのだ。
現実の人間サーブでは
インパクトで高い位置が必要なこともあり
この辺りでは腕が伸びていく。
さて
この、肘の90度を保つためには
腕を上体の前から
外旋しながら上げていくのが一番確実なやり方。
後ろから回しては
日の角度が90度になってもさらに進んで
鋭角になる可能性が高いからだ。
そうなるとパワーダウンするし
肘の障害も起こりやすい。
ではそこのところを、ラオニッチさんに教えてもらおう。
今日は、1秒に10コマで取った連続写真を
構えからすべて載せる。
形とともに
この打ち方がいかにインパクト前後を速くするかも感じてほしい。
ほぼ、90度。
ここで少しため、この形が重要
ここまで、0.8秒かかっている。
(スマッシュの構え、その形をこうなるように直したのを覚えているだろうか)
この後がうまくできれば
後ろから回して引いてもいいようなものだが
現代のプロはほぼやらない。
ラオニッチでもやらない、難しいことをする必要があるのだろうか?
肘、90度のまま、上体の後ろへ向かって、自然に落ちていく。
その延長がどこかで見たような次の形
ラケットを立て、ためたところから落ちきるのに、0.4秒。
スピンサーブの、ラケットヘッドが右に行き過ぎた形。
そこから振り子は戻って行き、0.1秒後に
振り切るのに、0.1秒。
肘が残っている。
腕の引っぱりが終わると一気にスウィングも止まる。
前から上げることの重要さ
時間経過により加速のものすごさ
その辺が感じ取れただろうか。