月別アーカイブ: 2016年3月

強力フラットに対してⅡ

強力なフラットや深く入ってきたスライスに対し

同じ球質で返球するのがいちばんやさしいが

自分の得意

特にトップスピンにあくまでもこだわる打ち方もある。

それがナダル打ち

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利き腕の逆サイド

低い位置に振り切る通常の打ち方に対し

利き腕側の方の上の方に引っ張って振り切る。

ナダルの大多数ショットの打ち方。

 

打点が遅れ気味になった時に

通常のフィニッシュ位置に持っていくと

情けない当たりになってしまう。

ならばいっそ

わざと打点を遅らせて

引き込む

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そこから手の位置を肘から上に引っ張り上げて

写真のような位置に持っていく。

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一見不安定そうな打ち方に思えるが

面を保ち、感じることにより

安定させ。

スウィングのうち、タテ成分が多いことにより

スピン量も自然に多くなる。

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こうしてみると

特殊な打ち方に思うかもしれないが

ヘビートップスピンの選手にしてみればごくふつうのこと

1603nisikorinf

それほど腕の負担も多くない

たいていの男子プロが使っている。

 

女子の場合は

低く滑ってくる打球の多い

卓球のカットボールに対してや

ウィンブルドンに強い人が多いのが

なるほどというところか。     テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:28 | コメントは受け付けていません。

強力フラットに対して

『たかちゃん』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの質問部分

 

カラオケ  ・・・

ストローク対ストロークで、上級者が打つようなフラット系ストロークが来たとき、ストロークで返すときのコツ、セオリーがあれば教えて頂けますでしょうか?

スピードあるフラット系に対してフラット(同じような球種)で返そうとしてネットか、スピンでこすり上げすぎてガシャル⁈ことが多いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

たかちゃん より

 

 

水瓶座   私の答えです

フラットに対してはフラット、トップスピンに対してはトップスピン

スライスで来たらスライス

という風に

同じ球質で打ち合うのが、エラーを少なくする方法です。

それが

ボールの飛んでくるコースやタイミングに

自然に合う方法です。

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特に速いボールやこちらの体制がととのわないときは

特にそうです。

 

もう一つの方法は

スライスで返球すること

スライスは用意するのに一番時間がかからない

基本的に後ろ気味の打点なので

時間のない場合にも何とかなりやすいのです。

nisikorifsu1510

逆にフラットやスライスに対しトップスピンで対抗するには

少しの時間的余裕が必要になります

それは

スウィングに時間がかかること

地面と平行に飛んでくるボールに対し

縦方向成分の多いのスウィングで

正確にインパクトさせる必要があるからです。

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さて

フラットの速いボールに対し、フラットで打ち返す場合ですが

速い相手ボールは重い

重いボールはこちらの面をぶれやすくする

だから

しっかりグリップを握り、面を保つこと

1601nisikoritsfr

保たせるためにインパクト後フィニッシュまで

面を保持するつもりで打つといいでしょう。

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それと

どうしても勢いが出ちゃう

肩の上まで振り切らないで

打球方向まで腕が出たら終わり

(ジョコビッチのバック写真のイメージで)

小さめのフィニッシュを心がけるといいでしょう。

 

バックハンドも考え方は一緒です。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:40 | 1件のコメント

ブロックのみボレー

ある程度スウィング可能であれば

そして

ボールより少し上から打ち出せるようであれば

フォアボレーはスライスがいい。

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ただし

先日お話ししたように

ダブルスで有効なフラットドライブの強打が来たら

こりゃあもう

ただ合すのみがやっと

ということもある。

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そんな時は本当に

ブロックのみのボレー

面を合わしただけでタッチ

勢いを殺してとにかく相手コートに入れる。

 

打球の先にラケット面を入れ

インパクトに合わせ軽く握る。

ボールが勝手に来た方向に戻る。

 

これが究極の安全策。

 

ただし

こればっかりになると

こちらから仕掛けられなくなるので

あくまでも基本は

スウィングするスライスボレーなのだ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:38 | 1件のコメント

治った? 壊れた?

私の相棒、シーマ君

カーナビの可動式ディスプレーが

希望どおり

出たまま引っ込まなくなって1か月ほど

せっかく、落ち着いた日々を過ごしていたのだが

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テニス塾に行く

トミーインドア手前のコンビニで

エンジンを止めたら

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降りちゃった

キーをON、OFFしてみると

ちゃんと動く。

しまった、治ってしまった。

 

トイレを借り、スポーツドリンクを買って帰り

キーを、ON

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またまた、壊れちゃった

悪い側で壊れちゃった

今度は、引っ込んだまま

何をしても出てこない。

 

結局

テニス塾を終わり

東戸塚に帰り

駐車場に落ち着くまで

何をしても出てこない。

ボタンを押しても引っ張っても

泣いても叫んでも

何をしても出てこない。

 

さあ、どうしよう ・・・   車 (RV)

 

 

 

カテゴリー: くるま, 日記 | 投稿者松原コーチ 22:01 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾

本日はトミーテニス塾の日

5人の皆さんが参加してくれた

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変な写真と思われるかもしれないが

トップスピンを転がしでかける

回転感覚のドリルなのだ。

 

1,2時間目はフォアハンド

飛んでくる相手ボールの線をイメージして

美しい自分が打ち返すイメージ造りから始め

弧を描くスウィングを前提に

面の作り方、構え、テイクバックをかなりみっちりやった。

 

そして3時間目はバックハンドとサーブ

clijsters1603imp

このイメージ

前腕2本とラケットで作る、Yの字

その各々の角度を固定して打つ。

 

片手打ちの人は

右前腕とラケットの角度を同じく保って。

 

これだけで皆さん安定したバックを打てるようになった。

 

そのための余計な練習

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何を持っているか? というと

ボールを集めるかご

これをバケツに見立て

水撒きの要領で

1直線にぶちまける。

正しいグリップは、なんて指導し

CIMG2317

まあ

しつこく言うと

1603djokyokoback

前腕とラケットの、Yの字を固定して打てば安定するのだ。

 

さて

その後はサーブ(最後の種目)

CIMG2324

内旋、外旋の往復運動

しかもゆっくり振るのが基本。

それにより

インパクト後にラケットヘッドが腕を追い越していく。

そして毎回、疲れても同じテンポが再現。

 

この後、スピンのかけ方を練習し

皆さん固定した手首でかなり安定してきた。  テニス

 

さて、次回は、4月13日(水)

今回の皆様も

初めての方も

生の松原さんに会えるチャンス

ぜひ参加してください。    テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:08 | コメントは受け付けていません。

ダブルスでのトップスピンは

ダブルスのフォアハンドで

フラットが有効という話をした。

 

じゃあ

トップスピンは不要かというと、そうゆうわけではない。

例えばベースライン内で

膝の高さくらいからの低い打点から打たねばならない時

ヘビートップスピンなら

フルスウィングで打てるチャンスボール

1603djokfimp

フラットだとただ返球するだけ。

大きな差がある。

 

次は浅く、鋭角に打つショット

浅く打てるヘビートップスピンなら

打てる角度が大きく広がる。

 

最後はロブ

相手ペアーにネットを取られたら

簡単にはパスできない

だが頭の上は大きく広がっている。

越さえすれば、即1点

トップスピンロブは大きな武器になるのだ。

 

そんなわけで

トップスピンはダブルスでも有効

基本的にはトップスピンで打ち

いざ、困ったときは居直りのフラットショット

その2つの組み合わせが

ベースライナーのたしなみなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:52 | コメントは受け付けていません。

ダブルスではフラットが

ダブルスでフラットというと

サービスかな、と思う人もいるだろうが

このフラットはフォアハンドの話。

 

フォアハンドを打つ場合

相手がネットにいるなら

なるべく低いところに打ちたい

だから、トップスピンと思いがち

 

だがトップスピンをいっぱいかけると

スピードが落ちる

相手が反応しやすい。

ATP Masters Series - Rome

フラットなら

スピードで相手の反応時間を削ることができるのだ。

 

トップスピンというのは

確かに落ちるだから低く行くと思いがち。

だが

それはベースラインを基準に考えた場合

ネット上で考えると

フラットの方が低く行きやすい

ネット上、20cmへ打ち込むのは

トップスピンでは難しいが

フラットならそれほどの課題ではない。

 

ネットマンの気持ちになってみよう

猛スピードのフラットショットがネットすれすれに向かってくる。

かなり困った状況なのだ。

 

一方

トップスピンの場合

確かに曲がりながら落下してくるボールはボレーしにくい

だが

トップスピンになれてしまえば

それはごく普通のボール

動きのいいボレーヤーから見れば

さらに詰める時間を作ってくれる

おいしい部分になってしまうかもしれない。

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ダブルスで困ったら

ドカンとフラット

もちろん

少しでも高く飛べば、即アウト

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でも3本に1本くらいOK

残り2点を取れるなら大儲けなのだ

 

今度、トップスピン屋の私もやってみよう。 テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:42 | コメントは受け付けていません。

ヘビートップスピンだ

スライスに対してトップスピンで攻撃

前回、相当なヘビートップスピンと書いたが

それは

相手スライスが低いバウンドだから

滑ってくるボールに対し

安心して打つにはかなりの回転量がほしいから。

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ところで

対スライスに限らず

どれくらい安定して打つ自信があるなら攻撃ができるのか?

 

大体だが

ハードコートでラリーとなれば

6本から10本といったところか?

仮に6本としても

6本ともすべて相手コートに入った場合にのみ

ポイントが取れるということ。

相手ボールの難易度を問わず

その間にエラーしたら、ポイントは相手に行く。

 

もしも

ジョコビッチさんに

「相手が攻撃してこないとしたら

何本続けて相手コートに入れることができますか?」

と聞いたら

「今日1日くらいなら、日暮れまでOKだよ」

と答えると思う。

1512nisikori finis

もしも相手が錦織レベルで

甘いボールは攻撃されることを前提に

同じ質問をしたら?

「そこまで厳しいなら、30本くらいかな?」

と答えると思う。

 

私が思うに

ジョコビッチさんは

自分がエラーするなんて、想定外、なのだ。

 

その秘訣は

ものすごいフットワークと

安定した姿勢

底知れぬスタミナ

世界1の負けず嫌いと

そして

ヘビートップスピンなのだ。

1601djokfimp

自分のショットは正確に飛ぶに決まっているし

もしも少しくらいくるっても

しっかりコート内に落ちる。

エラーなんか、するわけがない。

 

さあ

今日は何を言いたいのかというと

プロのような攻撃的なテニスをしたければ

トップスピンをヘビーにかけろということ。

生半可なスピン量で

手加減して打たなきゃいけないようじゃあ

フォアハンドでの

攻撃なんてできないということ。

 

もちろんここ1番のフラット気味ショットはありだが

プロ並みのテニスをしたければ

基本はかなりのヘビートップスピンだということ

強く打ちたければ、ヘビートップスピンなのだ。  テニス

 

追伸

もちろん

ジュニアや体育会の学生たち

それなりの競技テニスを目指していると公言している人たちへの話

普通のおじさんやお姉さま方は

そこまで無理しなくてもOKです。

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:43 | コメントは受け付けていません。

スライスでシコラレたら

『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチ

いつもお世話になります

ベテランシングルプレイヤーとシングルをすると
相手のバックにボールを集めると、低く滑るスライスを
センター深くに返球されます。

廻りこみフォアと相手のバックスライスのラリーになるの
ですが、結局、根負けしてミスしてしまいます。

または、相手のボールを持ち上げるのが辛くなり
ボールが浅くなってしまい、そこから相手に展開
されてしまいます。

相手のバックスライスを打ち抜くコツを伝授いただければ
と思います

ヒゲおやじ より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

「相手のバックスライスを打ち抜く」 ことが目的でしょうか?

それとも

「そんな相手に勝つ」 ことが目的でしょうか?

それにより、答えは二とおり出てきます。

 

まず

「相手のバックスライスを打ち抜く」 ことが目的なら

当初のプラン通り、フォアで粉砕しましょう

nadal1603fs

ナダルやジョコビッチのように

石川佳純さんや水谷隼さんのように

ki1603frf

ヘビートップスピンをかけてフルスウィング。

軽いトップスピンでは

何本か続くうちにどうしてもエラーが出ます

それでは相手の思うつぼ

だからヘビートップスピンです。

 

何で卓球選手が出てくるのかというと

卓球でカットされたら

カットで返すか

打つとしたら鬼のようなヘビートップスピン

私がスライスに対しイメージしているからです。

jm1602fr

何でサウスポーばかり?

たまたま、偶然

私の好きなプレーヤーがサウスポーだったんです。

 

さてさて

しかし、こちらの球質がヘビートップスピンじゃなかったら

即座に、トップスピン攻撃はキャンセル

「スライスの嵐作戦」 に変更です。

バックのスライスで相手が根負けするまで

つなぎ続けます。

告白しますと、実はこれ

40年くらい前までの松原さんの方法。

若いころは、これでコートを長時間、占拠したものです。

現在は、「ヘビートップスピンくらえ作戦」 です。

 

それと、フォアハンドでも

「スライスの嵐作戦」 はありです

フラットが一番難しい。

 

ちょっと考え方を変えます。

もしかして、ほんとは

「そんな相手に勝つ」 ことが目的なら

打球方向を変えましょう。

 

スライスバックとの対決を捨て

相手のフォアハンド側にボールを打つ。

その方が

スライスで来ない分、こちらが打ちやすくなる。

その後、チャンスが来たらバックに走らせて展開

決めるなり

アプローチなり

 

もちろん

「ヘビートップスピンくらえ作戦」 でこれを実行するもありです。

 

スライスバックが得意でしかもフォアが強い

そんな人

なかなかいないものですよ。

 

もしいたら?

もっといっぱい練習してください。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 16:47 | 1件のコメント

印西女子ダブルス初級編

昨日のうるう日、2月29日(月)

松原テニスクラブ印西では月例の女子ダブルス大会

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初級の部なのだが

なかなかレベルの高い試合ばかりだった。

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ポーチはバシバシ決まるし

見え見えのポーチを見破られ

ストレートに抜かれるのも何度も見た。

予選リーグの段階で

どのペアーが優勝してもおかしくないと思ったし

どのペアーも、次週3月7日(月)の中級大会に出場できる

いや、もしかしたら優勝できるかもしれないと

思った1日だった。

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だから、私としては

ダブルスの試合を理解していない人に対するアドバイスが

今回は通用しないほどと言ったらわかってもらえる鴨。

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さて、今回の参加は7ペアー

4ペアーと3ペアーの2グループでの総当たり予選リーグ

その成績でシードを決めての

全員での決勝トーナメントの構成だ。

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予選から大激戦が繰り広げられ

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午前の部が終了

決勝トーナメントの組み合わせが決まったところで

昼食

参加賞を配って、全員集合

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そして決勝トーナメントへ

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やはり大激戦

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そして接戦の駆け引き

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結局、決勝戦では

長島さん、高部さんのペアーが

ここまで無敗で勝ち上がってきた

岡田さん、土肥さんのペアーに勝って優勝した。

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今回は実力者が多かったが

大会出場未経験の方も充分参加できる

私としても

むしろそうゆう皆さんにこそ

いろいろとアドバイスもできる。

今回の私の話にビビることなく

安心してたくさんの皆さんに参加してほしい。

次回は、3月28日(月)の開催

負けてもともと

上級レベルの人たちでも初級の時があったし

最初から勝っているわけではない

最初の1歩を踏み出しましょう

たくさんの参加お待ちします。  テニス

 

そして

今回参加された皆さんぜひ

私が推薦します

来週の中級の部へおいでください  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:01 | コメントは受け付けていません。