これはフォアハンドの話
昨日の下川井テニスクラブでの練習会での出来事
やや薄いグリップで
滑かなフォアハンドを打つ、女性のIさん
時々、強打しようとするとふかす
薄めのグリップで
腕の動きを激しくすると
ラケットヘッドが遅れ
振り出しで
薄いグリップだと面が上向きになるからだ
薄めのグリップでの急加速はいけない
振り子に逆らわないで
常に滑かなスウィングを
意識して打ちましょう、とアドバイス
その時いただいた質問が
もっと小さなテイクバックにした方がいいのか?
というもの
「いやいや大きくて滑らかなスウィングの方が向いていますよ」
というのが私の答え
実はここで、とんでもない誤解が、我々2人を襲った
大きなテイクバックを
Iさんは
赤い線のように
身体の前から上げるサーキュラースウィングと
思っていたらしい
当然面が上を向き、打てなくなってしまった
だから再度アドバイス
「あくまで振り子を守って大きく、なめらかに」
黄色い線のように引くことが大切なので
上体の後ろでループスウィングになってもいいし
ホントに振り子の往復運動でもいいのだ
それならどんなに大きくてもいいし
むしろ大きい方がより滑らかになりやすい
かくして
Iさんのフォアハンドは滑らかに安定した
大きいテイクバックはこうだと誤解している人
ご注意を願います
頭の突込みもそうだけれど
語句の定義というもの、なかなかに難しいものだ。