月別アーカイブ: 2018年11月

フォアハンド波動砲

この原稿、どこへ行ったんでしょうね

コメントいただいているのに消えちゃった?

元のワード原稿も保存してないし

じゃあもう一度、書くか

 

『うどん県』 さんからの質問

 

カラオケ  松原コーチ

市民大会は3回戦敗退でした。
リターンはトップスピンやスライスロブで無難に返せました。
ハードリターンも1発決まりました。
ありがとうございました。

ところで、
フォアハンドの体の回転の仕方について質問です。
フォアを打つときに体の回転でスイングをリードしますが、
回転を途中で止めると腕とラケットヘッドがビシッと走ります。
ナダルを見ているとこの打ち方のような気がします。

ただ、このような打ち方の場合、
体の回転するタイミングが早すぎて、
体の回転とラケットの動きが連動していないと指摘されたことがあります。

松原コーチはどう思いますか?
よろしくお願いします。

うどん県 より

 

水瓶座  私の答えです

ハードリターンの実行、すごいですね

 

さて、フォアハンドの話

フォアハンドのパワー、物理的に言うと運動量ですが

上体の回転から腕のスウィングへと伝わります

この時の移動の仕方ですが

ムチの動きのごとく、波動です

手前の大きな部分が動き、止まろうとするときに

先端の軽いお部分に伝わります

だから腕の方が遅れるのが当たり前

tarofr1803

上体の動きを最後は腕が追い越して終わります

 

時間の動きに沿って見ていくと

CIMG3261-0.3

上体が前に向かって、回り始め

CIMG3263-0.1

腕の振りがちょっと遅れる

上体が完全に前向きになり、止まりかけて

CIMG3264+0

腕が追いつく

そして腕は追い越していく

CIMG3265+0.1

フィニッシュ

CIMG3268+0.4

こうしてフォアハンド波動砲が炸裂するのです

最初の腕の遅れですが

こいつをうまくやろうとしてわざと遅らせると

案外うまくいかないので要注意

実は遅らせないつもりで

ラケットの重みと、手首のしなりで遅れちゃった方が

うまく行くかも

特にクロスは遅らせない

逆クロスは大きめにしならせて遅らせるとうまく行く

そうそう

それで逆クロスにしか打てない人もいる

 

この部分は先日は書かなかったから

今日の書き直しはご利益もあって

良しとしよう。  テニス

 

こんな運動量移動知識も

上体の重さ×ゆっくりスピード=軽い腕の重さ×スウィングスピード ひよこ

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:10 | 1件のコメント

印西女子ダブルス初級

11月19日(月)は

松原テニスクラブ印西、月例の女子ダブルス初級編

たくさんの皆様に来ていただき

たかったのですが

キャンセルが続き、4ペアーの開催最低限数に

CIMG8592

4ペアーの総当たりで予選リーグ

1,2位で決勝戦

3,4位で3位戦 ということで行った

全員、4試合をノーアドのタイブレークセットマッチで

緊迫した試合が続き

CIMG8569

2試合づつ終わって振り返ってみると

平行陣を取るペアーが多いが

配給がなんとなくというか

思い付きでいろんなコースに打っている

CIMG8574

皆さんに雁行陣と同じようにまずはクロスに配給すること

それを深く打ち、相手を対し優位に立って

それからどうするとか

 

パートナーがネットへ出たら

先にいたネットマンは自分の頭の上を簡単には抜かせないとか

 

そんなアドバイスをして後半戦へ

その辺からストロークの打ち合いも活発さを増した

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結局

決勝戦で、名和さん、山田さんのペアーが

6-2で田中さん、島田さんのペアーを下して優勝した

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全員でパチリ

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次回は、12月17日(月)の開催

要項はこちら

ぜひたくさんの皆様に参加してほしい。 ひよこ  ペンギン

 

そうそう

12月3日(月)の2018冬季神奈川県テニスコーチ研修会

相模原インドアテニススクールで行いますが

まだまだ、空きがあります

ぜひこちらの方もメールで申し込んでください。 テニス

 

そういえば

ハードリターンにコメントいただいた、『うどん県』 さん

市民大会でハードリターンをいきなりぶちかますとのことでしたが

どうだったんでしょうね

あおった本人が言うのもなんですが

ちょっと、いきなり試合でというのは ・・・

ちょっと心配しています。 台風

 

 

カテゴリー: イベント, ダブルス | 投稿者松原コーチ 19:12 | 1件のコメント

ハードリターン

片手バックハンドのリターン

ちょっと過激な方法を披露する

片手バックと言ったが

フォアハンドでも、両手バックでも考え方は一緒

先生はこの人

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イチロー鈴木

この写真はヒット狙い

打ちながら、1塁めがけてまっしぐらの写真

この人、練習ではだれよりも

ホームランを確実に打つことで知られている

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じゃあ、試合でも毎打席ホームランでいいじゃん

と思いがちだが

それは違う

なぜ、練習ではコンスタントにさく越えができるのかというと

ピッチャーが協力してくれるから

打ちやすい真ん中高めに、140km/hの直球がくる

イチローはそれに合わせて

体重を後ろに残してフルスウィング

ジャストミートするだけ

 

この条件

いいサーバーのセカンドサーブで見かけないか

バックにそこそこの威力で安定して胸の高さに、140km/h

だから

そこをめがけ

大きく構え

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サーバーが打った、0.7秒後の会合点に合わせてフルスウィング

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相手側のコートにたたきつける

入るはずのスウィング

入るはずのラケット面

当然、当たるはずの場所を

ドンピシャ・タイミングでひっぱたく

エラーするわけがない    テニス

 

理屈はわかった

後はどうやって実現するか

それは素振り

相手サーブを想像し

それにジャストタイミングでフルスウィングをくらわす

できるようになれば本番で

 

もちろん考え方はフォアハンドでも

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両手バックでも同じ

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ファーストサーブが相手でも

タイミング、コースが読めるなら同じこと

ファアだったら、ぱっと動いて

バックだったら、 ・・・

どちらもあるということで

それも素振りしておく

 

問題はへぼなサーバー

フォークボールやチェンジアップ

突然の剛速球

落ちる場所も読めない

予定通り来てくれないと困るのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: ダブルス, バックハンド, リターン, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:31 | 1件のコメント

ダブルスのリターン

『うどん県』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ
いつも拝読させていただいています。
片手トップスピンバックハンドについて質問があります。
いつもはラケットを大きく引いて大きくスイングしています。
ふだんはこれでいい球が打てるのですが、速いサーブのレシーブを打つときにはそこまでの余裕がありません。
そこでスライスで返すことが多いのですが、ダブルスの試合では前衛のボレーの餌食になります。

そこで、以下のようなことを考えました。
①ポジションを下げてトップスピンで強く打つ。
②小さく引いてトップスピンを打つ。
③スライスロブで逃げる。

どれがよいか、あるいは他の方法があるか、松原コーチの考えをお聞かせください。
よろしくお願いします。

うどん県 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

松原テニスクラブ印西のツワモノ会員、Yさんがこう言っていました

スライスでレシーブしてくれたら

ダブルスコートどこでも取れますよね

松原さんは

私には無理ですと答えましたが

ネットでの動きが速く反応のいい人はそうなんでしょうね

そういえば、プロは普通のスライスリターンはしませんね

 

じゃあ、スライスでは絶対無理かというとそんなことはない

普通ではない、早いタイミングで返せばいい

具体的には

リターンダッシュです

20170505_henan_546

それとも

クロスのスライスロブです

③のスライスロブで逃げるですね

プロならぶんなぐられますが

スマッシュ力の弱いアマチュアなら執行猶予状態にできます

ストレートに上げるとやられるか、エラーの確率が増えます

 

さあ

①    ポジションを下げてトップスピンで強く打つ。 はどうでしょう

これはシングルスでは男子プロの試合で

特にクレーコートでよく見かけます

ダブルスでは

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プロ並みのスウィングスピードの人が

アマチュア相手にやるならOKでしょう

私が教えていたジュニアの子がやっているのを見ましたし

私も彼に抜かれたことを覚えています

 

プロがプロ相手にやったら

たぶんネットマンに殴られます

 

普通のアマチュアが、アマチュア相手にやったら

やっぱり、ネットマンに殴られます

 

②    小さく引いてトップスピンを打つ。 ですが

これはアリです

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構え遅れがなくなる

鈴木貴男がよくやっていました

彼は、鈴木・岩淵のコンビで

ジャパンオープンで優勝しています

ライジング気味に叩いてリターンダッシュ

という光景が目に浮かびます

実はこのプレー、プロでは得意な選手が多い

両手でも片手でも

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フォアよりもやりやすい

だからプロでは

ジュースコートを守るサウスポーが多いのだと思います。 テニス

 

さて、もう一つの大胆な提案があるのですが

ちょっと長くなったので次回に ・・・  ペンギン

 

 

カテゴリー: ダブルス, リターン | 投稿者松原コーチ 20:19 | 1件のコメント

ボールをどこまで見るのか

『うそほんと』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  お世話になっております。前にストロークにおいて同様の質問をさせて頂いたのですが、サーブスマッシュ・ボレーも調子の悪いときほどボールを良く見ようとしすぎてミスしている気がします。見るのをやめるタイミングはどう計れば良いでしょうか?よろしくお願い致します。

うそほんと

 

 

 

水瓶座  私の答えです

基本的に、流れとして

ボールはよく見なければいけないし

ボールそのものについては

そんなにしっかり見る必要はありません

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ボールのコース、飛んでくる軌跡、そのタイミング

それに乗れるのかどうか

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ボールの動きを予測でき

その予測されたコース上にラケットを出していくのです

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だから動きの中に入って行く

自分の動きでボールとの距離をしっかりと取る

ジャストタイミングでラケットを振り出す

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音楽で伴奏のリズムに乗るように歌いだす るんるん (音符)

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常にフィードフォア―ド、予測で動く

フィードバックはしない

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反省もいらない

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わかったようなわからないような ・・・

 

プロが自身の才能を信じてスムーズに打球に入って行く様を想像し

自分もそれになりきってみる

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ボールは見えるのであって

必死に見るものではないのです

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見えるボールに対して動きを合わせていく

自身を、できる子と信じてボールに合わせていく

動きを継続する

 

相手のボールのスピードもいろいろ

自分の動く距離や速さもいろいろ

どこまで見て、どこまで見てはいけないのか?

 

全部見るつもりでいればいいのではないですか

そのうちの前半は、ホントに目で見ている

どっかから後半は、心の目で想像している

切れ目はない、いや、わからない

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でも、全工程をしっかり目のレンズでとらえる必要はない

ということを認識して

いっぱい練習すればいいのではないでしょうか。  テニス

 

 

カテゴリー: 技術全般 | 投稿者松原コーチ 16:45 | 5件のコメント

ダブルスの基本

松原テニスクラブ横浜

昨日の月曜日

平日に来ている女性会員さんたちの企画している練習会だった

そこで、アドバイスした話

まずは、きっちりクロスに打って、試合を構成するというお話

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最初、クロスに打ち (ルールで決まっている)

それを前提のポジションにいるからだが

通常、クロスの打ち合いから始まる

そこからどう展開し

どう決めるか? どう守るのか?

というのが課題

ストローカーなら

クロスに打ち勝って

甘くなったボールをネットマンに決めさせる

甘いボールをストレートに抜く

ボレーヤーならネットへ出て平行陣

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もちろんボレーも基本はクロス

そこから

雁行でも並行でも、ポーチ

ATP Masters Series - Rome

クロス打ちからそんな意味のある展開へ

なんとなく気まぐれに意味のない展開をすると

こちらに空きができて破綻する

パートナーも自分もクロスラリーを前提の

ポジション取りをしているから

 

いろいろな展開

いろいろなウィナーが考えられるが

その前、始まりはいつもクロスなのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 18:31 | コメントは受け付けていません。

大きく引くと振り遅れる?

片手トップスピンバックハンド

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大きく引くと振り遅れてしまうと思っている人が多いと思う

それは誤解

ちょっと物理学

というか小学校5年生レベルの理科

振り子

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支点から重心までの距離が同じなら

A~Eまでの大きな振幅でも

B~Dまでの小さな振幅でも、振り子の周期は一緒

ということは

重力で振られる、振り子自体は

テイクバックの大きさによらず

Aまで引いても、Bまででも

テイクバックから最下点Cまでに要する時間は同じ

そこから打点Dまでは

勢いよく最下点Cを通過した大きなテイクバックの方が

早く打点に到達する

ゆえに

大きなテイクバックの方が振り遅れない

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えっ、という結論だが

これは

重力による振り子の動きを前提にしたからで

100%受動的スウィング

これに能動的な、腕力などの力を加えて考えなくてはならない

でも高いテイクバックは

重力に任せ、落っことすだけ

およそ大変じゃない

しかも、それに腕力を加えて構わない

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じゃあ

大きなテイクバックでも振り遅れずに行けるんじゃないかな

プロのテニスがそれを証明している

ティエムなら

thiem

この、高く大きく引き、大きく振れるということ

そのパワーが、片手バックハンドの存在理由

私がアドバイスした会員さんも、やってみてすぐに納得

 

小学生の理科、理解できたかな?

 

もちろん

上じゃなく、後ろへ大きく引いた人は振り遅れますよ。 テニス

 

そうそう

テイクバックが遅れたらどうにもならない

引き遅れと振り遅れ、混同してはいけないが

もちろん

大きなテイクバックの方が引き遅れ易い鴨。 ひよこ

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 17:45 | 2件のコメント

遠目にセット

松原テニスクラブ横浜

この土日に片手打ちの会員さんにしたアドバイスだ

 

片手トップスピンバックハンドで力強く打とうとすると

大きなテイクバックが必要になる

その時に誤解が生じる

大きいことが後ろ方向だと振り出しが勢い良くいかないのだ

大きなテイクバックといえばこの人、ガスケ

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後ろじゃなく上にひいているのが特徴

実はスウィング軌道はこうだから

vol07_04バックスウィング平面

テイクバックで手の位置は身体から離す

そして振り子で大胆に上下動

打点が前になれば、打点は自然にアッパースウィングで迎える

当たり前にトップスピンがかかる

そのためにも上下動が必要なのだ

この人、ワウリンカも

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だからこうゆう風に打てる

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身体に巻き付けるようなテイクバックの人は

振りにくいうえに

トップスピンもうまくかからない

ロジャーのように大胆に

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高く引けば

1709fedbk

どうだ、参ったか。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 16:39 | コメントは受け付けていません。