カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

フォアの面を安定させる

『おさむ』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  はじめまして、おさむともうします。
いつも松原さんのブログ記事「フォアハンドの構え方」興味深く拝見しております。
一つ質問させてください。
私はフォアハンドでフォワードスウィングの途中で面が一度上を向くことに悩んでいます。
きっと松原さんのおっしゃる、面がとっちらかる状態かなと思います。
松原さんは記事で筋力不足を示唆されていますが、どの筋力を鍛えれば面の安定につながるのでしょうか?

おさむ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

「フォアハンドでフォワードスウィングの途中で面が一度上を向く」 のは

もしも

しっかり下向きに引かなければ、自然なことです

ラケット面は前に振るにつれ

徐々に面が上を向いていきます

だから

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テイクバックは面を下向きか後ろ向きに引く

どれくらい下向きかというと

徐々に上向きになっていき

ちょうど

「インパクトで垂直が作れる向き」 になるくらいです

 

(後ろで下向きになっているか確かめてください)

hurikofor1409

インパクトで垂直の時の肩関節の向きを保って

凹型に弧を描いて引く

そうすれば

真後ろまで引いたところで

huriko-3tb

ラケット面は下向きというか後ろ向きというか ・・・

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こんな形から (インパクトに垂直を作る形)

黄色い線のように

「肩関節の向きを保って」

内旋も外旋もしないで引くということ

柔らかく言うと

肩関節をひねらないで引くこと

そうすれば

凹型に弧を描いてスウィングすることで

スインパクトの垂直面は

何もしなければ自然にできちゃう

だから

フォアハンド得意なプロはこんな構えから始める

kamae1607

この角度から始めれば

細工なしでインパクトは垂直なのです

 

逆に

下向きではなく垂直面で引き終わって

腕をひねらず

素直に

凹型に弧を描いてスウィングすれば

インパクトで面は上を向く

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それだけのことだと思います

なぜ引いたところで垂直または上向きになるのかというと

jituyou1411

赤色の線のように、腕を外旋させて

凹型ではなく凸型に引いて

面が垂直化上向きになる

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または

本人のやろうとしていること、持っているイメージが

最初から

引いた面が垂直面だったり (昔の打ち方)

しているのではないでしょうか

 

腕の力?

このことについては、関係ありません

面が自然に垂直になるのであって

力の大小ではありません

手首の角度を保つのに最小限以上の力がほしいとか

センターを外してもぶれないとか

力が大きいに越したことはありませんが

本質的な問題ではありません

小さな子でも女性でも

私の言っている引き方なら

力のない人でもうまくいっていますし

ちがう引き方だと

お相撲さんやプロレスラーでも難しいと思います。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:35 | 2件のコメント

腕は十分に振る

どんなふうに身体を使おうと

スウィングに長さがないとスピードが乗らない

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真後ろまで十分に引けている

ラケットは充分走って

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例の、つま先は前向き

肩の線は横向きから前向きに動いた見事なショットなのだが

必要なだけ、最小限だがしっかり身体をつかえている

でも

現場で、肉眼で見たときは

腕だけで打っているような感じ

 

下半身が最初から前向きなせいか

横向きを作ったことを感じさせないのだ

 

だがラケットは充分な距離を走っている

長さが効いている

だから素晴らしい打球が打てている

 

ラケットの動く距離を充分にとることが大切

 

そして、それは腕のスウィングで

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ボールのタイミングと合わせて

腕のスウィングに

しっかり時間をかけることが必要

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そしてその時

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身体を使う分は必要最小限にするのが

ミスする理由を少なくするのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:37 | コメントは受け付けていません。

まずは腕を振る

先日のコーチ研修会

まず強調したかったのは腕を振ること

いや、極端に言うと

腕だけで打つつもりで

 

フォアハンドでインパクトは前向きで

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だから

スウィングのスペースができて腕が振れる

スマッシュも

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インパクトが前向きなのは

腕が振りやすいから

 

うんとヒマがあれば

横向きから前向きの動きを使ってもいいが

ヒマがなければスウィングの間、ほぼ前向きのままでもいい

 

どちらも横向きになりすぎて

前向きになれず

大幅に、威力ダウンという人が多いのだ

 

ヒマがいっぱいありそうなサーブでも

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プロはけっこうシンプルだ

 

世の中のテニスコーチは

サービス精神が旺盛

お金をもらったからには

あれもこれもといっぱいオプションをつけてくれる

「しっかり横向きから」

「ロブを左手のさらに左に見て」

「膝を曲げて、全身パワーで」

「思い切って振り切りましょう」

「アウトを恐れずに」

「それだけ打てれば、いつかすばらしいテニスになりますよ」

 

いつかは200年後くらい鴨

 

そろそろテニスを簡単にしませんか。   テニス

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:30 | コメントは受け付けていません。

フォアの引きを小さく

フォアハンドの振りが実戦で間に合わない

だから

テイクバックを小さめにする、という人が結構いる

 

これは悪いことではないのだが

小さくする方法を勘違いしている方が多いようだ

 

小さくする、イコール、腕を縮めると考えると違ってしまう

基本的には大きなテイクバック

大きなスウィングと同じ形に引かなければ

スウィングの形がおかしくなり

エラーになってしまう

 

小さくするとはこうゆうこと

フォア引き方

緑色線からから黄色線へ

大きくスウィングするのを

赤い線でショートカットする

 

だから

勢いは減っても、形はキープ

ボールは正確に打てるのだ

 

これ、本当は大きなスウィングの動画を切り取ってみたもの

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リターンなどではホントにこうなる

 

世界一小さなテイクバックのプロは 伊達さん

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この後ろに大きなテクバックがあっても

つながる形

 

具体的なポイントだが

脇が開いているのがホント

脇が閉まった縮こまったテイクバックではないのだ

 

腕が縮こまり、脇が閉まるとインパクトまでに加速できない

それだと

何とか急いで加速するために

腕の外旋で肘から先だけを振るようにして

どんどん不安定になってしまう鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:49 | 1件のコメント

トミーでのフォアハンド

11月9日はトミーインドアでの

松原コーチのテニス塾

今回は3人の皆さんに参加いただいた

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写真にするとちょっと寂しい

その分一人分はうんと濃いのだが

 

さて先日のフォアハンドの踏み込み

つま先や膝の前向きはこのテニス塾を意識してのこと

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やはり効果はてきめん

インパクトで前を向くのがずいぶん簡単になった

もちろんスピードはアップするし

安定度も上がる

 

ところで前向きはもちろんだが

今回、最初にやったのは

大きく引くことと

スウィングのテンポをゆっくりすること

 

皆さん

テイクバックに入るのが遅いのでスウィングの時間が取れない

そこで振り遅れる

急ぐために、外旋して引く

実戦的を意識しすぎてテイクバックを小さめに

小さいのに遅れるという悪い連鎖に陥っている

そこで

先に、大きく引いて待ってもらい

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早目にスウィングを開始し

ゆっくりと振ることから始めた

ちなみに上の写真は

動画撮影の時は3~4mほど向こうでバウンドしたころのモノ

 

安定してしかも強力に打てることを認識してもらい

次へ

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これは上と同じ打球の一コマ

ボールがネットを越えてきたころのモノ

実際には

ここから 1秒くらい後が上の写真

 

レッスンでは

私が球出しして直後に構えはじめてもらい

大きく、大きく、テイクバック

(もちろん、つま先を前に向け)

大げさを意識してスウィングしてもらった

レッスン開始5分後には

素晴らしいボールの連発

 

フォーム直しなら

外旋して引いてしまうのを直すところからになるが

こうやって時間を作ってあげると

自然に外旋しないでも引けるようになっている

 

高いボールの処理他手首の使い方、使わない方法

コース取りなど

この後2時間みっちりフォアハンド

 

3時間目はスマッシュとサービス

CIMG3504

肘を90度に手の位置を顔から離して構え、打つ

 

スマッシュから初めたのだが

一番衝撃的だったのが

前向きで打つこと

ひまがなければ横を向かなくてもいいこと

それだけで全員の当たりがドカンと変化

 

特にジャンピングスマッシュが劇的にやさしくなった

飛び上がる時、踏切時にだが

上体がちょっと前向きになるように

手の位置を鼻の高さにするように

これができればジャンピングスマッシュなんて易しいモノ

 

どうやら

世の中には後退する時に

「左手のさらに左にロブのボールを見るように」

と教えるコーチが

まだまだたくさん生息しているらしい

16歳の少年なら何とかなるかもしれないが

 

ユウックリ・スウィングでスピードと距離感を作った後

スピンのかけ方など実用面を充実させて

本日のテニス塾は終了した。

 

さて

次回のテニス塾は、12月14日水曜日の開催

要項はこちら

トミーインドアまでお電話ください。  テニス

 

そうそう11月29日火曜日は

藤沢でのテニス事業協会主催

2016冬季神奈川県テニスコーチ研修会

こちらもまだまだ、募集中

ぜひ

たくさんの皆様に生の松原コーチを見にきてほしい。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: イベント, サービス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:13 | 1件のコメント

フォアハンドの一発大正解

このところ

ジュニアクラスでも一般クラスでも連発したアドバイスが

フォアハンドで

踏み込み足を前向きにすること

オープンなら

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右足のつま先がかなり前向きになっている

そして肩の線はしっかり横向き

クローズドでも

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つま先は写っていないが

膝を見ればわかるはず

だから上体のひねりが構えでできて

そこから強烈なひねり戻しで

インパクトはしっかり上体前向きで打てる

 

実はだいぶ前のブログでこんな写真を紹介した

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右足を前に踏み込んでいる

これスクール内イベントでの試合中の写真

この時は

東戸塚校のジュニア中級クラスだった彼女

現在はジュニアチームクラスに上がり

早いボールを打ちまくっている

 

この踏み込み方

オープンスタンスの導入にも使えるし

短いボールの処理にも

年配者の楽なボール処理にも

大活躍の

「フォアハンドの一発大正解」 なのだ。

 

そうそうこんな写真もその時のモノ

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この時も今も

まだ小学生だが

やはり現在は、東戸塚校のチームクラスで活躍中

見事なラケット面と、膝の向き、上体のひねりに注目

私も時々、ビッグフォアハンドのウィナーをもらっている仲だ。   テニス

 

この、足の向きの話

一昨日、トミーインドアでの 「松原コーチのテニス塾」 でも使った

フォアハンドの指導で霊験あらたかだったことは間違いない。  水瓶座

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:19 | コメントは受け付けていません。

手首を使ってもいいが

フォアハンドのテイクバック

私はなるべく手首を動かさないようにしている

アマチュアの皆さんにも

その方が安全ですよとアドバイスしている

それでもプロと同じようにしたい人も多いし

もっとパワーをと思う人もいるだろう

なので

使うときはこうというのを示しておこう

これは365ネット、レッスンページのフェデラーのフォア

動画と連続写真になっているので

インパクト前後での手首のしなりを見てほしい

というか

しなるのに、面がぶれないことに注目してほしい

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こうゆう面感覚があって

安定に気を使う人 (プロなら当たり前)

それをできる自信のある方なら

しかも

トップスピンをいっぱいかけて

大いにやったらいいだろう。  テニス

 

そうそう

連続写真上の解説は読まなくてもいいので念のため ・・・

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:47 | 1件のコメント

ギヤを上げるとき

シングルスのリターン

その前後位置について

先日の大学王座戦を見て考えた

大体がインカレレベルの選手

その中にうちの後輩、K君とI君とがいる

その二人のポジションが気になっている

今日はK君のほう

 

K君は大振りのハードヒッター

彼のスウィングスピードはインカレ選手たちの中でもトップクラスだろう

ベースライン後方からでも頻繁にフォアハンドのウィナーを放つ

 

彼のようなロングタイプは

基本、下がり気味のリターンポジションでもいい

クレー育ちのトッププロはたいていそう

1610djousiro

後ろからしっかりと安定したリターンをエネルギッシュに打つ

安定してしっかりたたくことが重要なのだ

5分の打ち合いに持ち込めばいい

そこからチャンスを見つけぶち抜く

もちろん最初からブレークのチャンスはあるので

そのまま、6-0 でとってもいい

ギヤを上げる必要はないかもしれない

 

もし

そこまで差がつかなければ

ギヤを上げる

サーブの球筋にあってきた、3-2 の第6ゲーム

セカンドサーブのコースを見極め

見極めれたなら、大振りトップ打ちでいい

というか

大振りじゃなきゃあいけない (ここが肝)

ポジションを前に

1610djokgup

 

ここでブレークしてセットの主導権を奪う

ファーストセット 6-3

この後、相手はセカンドを無理しなければならなくなる

相手のミスもあり

セカンドセット 6-1 で無難に ・・・

 

今回、こうゆうふうにやってなかったので

あえて

うるさい先輩の一言なのだが

今日のような戦術や戦略的な見方

それと自分の技術や、性格に合った戦法が取れれば

一気に大ブレークできるはずだ

なにせ、K君のフォアハンド

すごいスウィングスピードなのだ。  テニス

 

そうそう

今回の話

インカレレベルのサーブが前提

それ以下なら

はなから、ぶちまくればいい。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:33 | コメントは受け付けていません。

印西女子ダブルス

24日月曜日の松原テニスクラブ印西

月例の女子ダブルス、初級編

私が担当

CIMG3446

普段はスクールで使っているインドアでの試合

写真では暖かそうだが

私にはちょっと寒かった

このまま冬になってしまいそうな冷たい風が建屋外では感じられた

しかし

風の穏やかなテント内で、動いている選手にはちょうどよさそう

CIMG3448

さて

今回の参加は、6ペアー

少なかったので

ノーアド、6ゲーム先取で総当たりのリーグ戦

全員5試合づつのハードワーク

CIMG3447

午前中の前半3試合づつの熱戦が展開され

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試合はたんたんと進行していった

CIMG3464

 

とりあえず前半が終わったところで

全員集合

CIMG3467

このまま、あと2試合づつで終わるのだが

私としてはどうも2つのことが気になってしょうがない

1つ目はいつもの話だが、手首が柔らかすぎること

2つ目は、フォアハンドでの皆さんのしぐさから

振り切らないといけないと思っていること

ぐりぐりのトップスピン以外には

振り切らないことの方が多いのだ

 

ついつい出来心で、30分程度のミニレッスンを展開

デモをしながら、しっかりとそのことを説明し

皆さんにもすこしづつだが

その二つを意識しながら打ってもらった

繰り返すが手首を固め

そのままの形で前で止めること

サウスポーの方もいたので

バックも同じことを行った

 

皆さんには喜んでもらえたようだ

 

私も長迫コーチも出動中なので

写真はない

 

レッスン後15分間休憩し、軽く食べてもらった

後半の2セットづつが開始

CIMG3480

全勝で優勝したのは

うち、松原テニスクラブ印西のスクール生

鹿野さん、松尾さんのペアー

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2位は、同じく永野さん、四谷さんのペアー

DSCN0577

優勝ペアーは堅実なボレーでしっかりとつなぎ

安定したプレーが光っていた

さらに上を目指すためには

決定打が必要になってくる

あえて、そんなアドバイスもさせてもらった

是非、さらなるレベルアップを図り

この大会を卒業してほしい。

 

さて、次回は、11月21日、月曜日の開催

要項はこちら

たくさんの皆様の参加をお待ちします。   テニス

 

 

カテゴリー: イベント, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:47 | コメントは受け付けていません。

アマチュアのフォアは

『たなか』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ。
ずっとフォアで悩んでいます。
この「一般の愛好家がやるべきフォアハンド」、どこかに良い動画はありませんか?
プロの動画はどうしても真似できない、しない方が良いものも多いと思うのです。
参考になる動画と自分のとを比べて、どこが問題なのか知りたいと思っています。

たなか より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

男子プロのフォームは

ほとんどすべて

シンプルで洗練されています

 

ですがただ一つ

真似をしない方が安全な部分があるのです

それは手首の返し

それを使わないこと

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先日、手首の返しを使わないなら

赤い位置にテイクバックが来るはず

という説明を見てくれたと思います

 

ラケットヘッドを遅らせて引くと

振り出しの時

手首の返しの時に

腕の外旋により面が上を向いてしまうからです

 

男子プロは腕力、握力が、もちろんセンスもあるので

面をブラさずに振り出すのですが女子では

難しいのかあまりやりません

yankotb1309

日本人の普通のアマチュアもその方がいいと思います

特にグリップが薄い人はそう

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いい動画ですがあります

 

手首の返しはオプション

基本は、使わないこと、と考えているコーチのフォームはどうでしょうか

あの、松原コーチのフォアハンドです

あ、私のです

https://www.youtube.com/watch?v=W05qY6439cU

だいぶ前ですが

ためブロさんがユーチューブにアップしてくれた

コーチ研修会でのデモです

このころはアウトドアでやっていました

 

振り子

手首を固定

ちゃんと前向きでヒット

 

それなりの要素はすべてクリヤーしていると思います。  テニス

 

そうそう

コーチ研修会、ぜひ来てください

今のところガラガラです。  車 (RV)   電車

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 14:49 | 1件のコメント