カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

フォア、テイクバックの目安

フォアハンド

打つ形、垂直面

そのまま引き、そのまま打つ

そうしたらエラーしないはず

 

先日、『ジン』 さんから指摘のあった

若いコーチたちのテイクバック

振り子じゃない?

ちょっと引っかかっている

高い位置の凹型テイクバックだが

「そういえば、あの人たちエラー多かったかな」

やはり、ちがっている人もいたかも

 

まあ、コーチとはいえ

いろいろなレベルの人がいる

 

テイクバックの目安

1606oktb

後ろで後ろを向いていること

もう少し後ろへ引けるが

そこでラケット面がほぼ真後ろを向いていればいい

Kei Nishikori

「ね、真後ろ向いているでしょう」

そこから

腕をひねらないように振り出せば

インパクトで垂直面ができる

 

さて

先日のテニスコーチ研修会

若者たちのテイクバック、どうだったっけ?  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 14:54 | 1件のコメント

フォアへの回り込み

昨夜の東戸塚校でのジュニアチームレッスン

中学生とシングルスをしていて気が付いた

ラリーで振り回され

山なりの返球をややバックよりのセンターへ

それを彼はバックで打ってくる

そこそこのスピードなので

こちらに優位を取り戻す時間ができる

少なくとも返球は可能

 

相手がナダルだったら

フリーのボールを

フォアに回り込まれ

一巻の終わり

もちろん、私の場合

相手がナダルだったらバックでも取れないが

nadal1607fimp

ナダルはなぜに回り込むのかというと

「フリーのボールに対しては」

フォアハンドの方が強力だから

 

たまたまサウスポーだったこともあり

中学生君にもナダルスタイルをアドバイス

 

そもそも

特に両手バックの場合

カウンターには強く

小さめのスウィングでしっかりと打てる

だから

速いテンポの打ち合いなら

回り込まなくてもいい

むしろバックの方がいいボールが打てたりする

 

だが緩い死んだボールを

フリーに打てるなら

大きなスウィングで加速できる

フォアハンドの方が上

 

ナダルはサイドラインの外に出てまで回り込む

攻撃的なベースライナーになりたければ

この姿勢が大事

バックが苦手だから回り込むのではないのだ

フォアハンドがよりすごいから回り込む

federa1607fr

最高の片手打ちバックハンドを持つ

フェデラーでさえフォアへ回り込む

ただし

ライジングのリターンダッシュにはバック

 

プロのダブルスで

サウスポーがらみのペアー

レシーブで

2人ともバックサイドになることが多いのも

同じ理由かもしれない。           テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:28 | コメントは受け付けていません。

フォアの構えを見れば

相手ボールを待っているときの構えを見れば

その人のフォアがわかる

kamae1607

奈良くるみ さんの構え

サーブを待っているところ

ラケット面が下を向き

手首の形がインパクトのようになっている

 

これを見ただけで

フォアハンドに自信を持っていることがわかる

錦織ももちろん同じ

 

この形から

こう引いていけば

(先日の JIN さんご指摘の振り子型)

0003kamae

エラーするはずがないと

奈良さんも思っているはず

私もそう思っている

スウィングの形は振り子なら

hurikofor1607

ラケット面の向きは

腕をひねらないで引き

振り出せば

紺色の線のようになる

 

2枚目の私の写真は (文字通り2枚目という意味で)

打点が高いときのなので

手の位置が少し高めになっているが

共に振り子のスウィングだ

 

とにかく

最初の構えの形が始発駅

ここをきちっと抑えていない人が

予定した電車に乗れるはずがない

 

打ってもらうまでもない

最初の構えを見た瞬間に

入る人のフォアハンドはわかるのだ。  テニス

 

みんな

奈良さんのまねすればいいのにね テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:26 | コメントは受け付けていません。

研修会でのテイクバック

JIN さんから質問をいただきました

以下がそのコメントのおおむね全文です。

 

カラオケ  今日6月30日のコーチ研修会に参加しました。松原先生のお話を聞けて良かったです。
ところで、参加していたコーチ達はフォアハンドストロークで、松原先生の様な振り子ティクバックをせず、サーキュラースイングでティクバックしていまし た。確かにフェースはふせていますが振り子スイングではありません。わたしは松原先生の様な、ティクバックはショットの成功率を高めると以前から感じてい ましたが、テニススクールでは教わったことがない方法です。なぜ、松原先生のような振り子ティクバックが一般化しないとお考えですか?コーチ達 は松原先生の説に従わないのでしょうか?

JIN さん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

先日の研修会に参加していた、上手な若手コーチたちは

おおむね

(ちょっと不正確な人もいますが)

私の言っている

振り子ティクバックなのです

 

リターンの説明を覚えているでしょうか

男子プロのサーブは強力で高いところまで跳ねてくる

だから

高く構えて上から抑え込めるようにする

というものです

 

次の写真を見てください

1606ftb

もっと下で構えて引くのがわかりやすい振り子型ですが

そこまで下から引くと高いボールに対応しにくい

だから

高めに構え

黄色線のように

面を外に向けながら

高い位置で振り子型に引く

そうしたら

1606oktb

下から振り子で引いたのと同じ面ができる

だから現代のプロや

それを真似したり、目指している

若手選手や若手コーチたちは

高い位置で引くのです

 

面を上に向けてしまう

上に、凸型な引き方はいけませんが

1606ngtb

(今回、そんな人もいましたが ・・ )

高い位置での凹型引きは

私が言っている引き方と矛盾しません

むしろ

プロがやっている技術で

それこそ

私が取り入れている技術なのです  テニス

 

砂入り人工芝でプレーするアマチュア愛好家は

わかり易い、振り子型のテイクバックをすればいいと思いますし

上を目指す若手競技者は

ハードやレッドクレーにも対応できる

高め構えからの振り子型をすればいいのです。   テニス

 

なぜ一般化しないのか?

プロがそうなので

若者が真似をすることで

だんだんそうなってきつつあるとは思いますよ

その人たちが徐々にコーチになってきている

今回、若手コーチを参加させてくれた

いくつかのスクール運営者の皆さんも

その方向にもっていってくれようとしています

ただ

古典的な方法とごっちゃになっているコーチが多いこと

特に古くからの指導者やベテランコーチに ・・・

私の努力が足りないこと

14年にわたって雑誌の解説もしたのですが

ヨーロッパのような

体系的な指導法、指導システムが確立していないこと

それとも ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 16:43 | コメントは受け付けていません。

隣のコートが気になる続き

下川井TCでのレッスン中

今度はミックスダブルスが始まった

女性会員さんのフォアハンドがビシビシと決まる

たまたま見たら

男性の強力サーブを

リターンエラー

かなりアウトしている。

 

アッ、高い打点が苦手なのだ。

 

女性は特に脇が閉まる方が多い

腕の力が弱いこともあるし

女性同士だとバウンドが低いことも多いから

特にサーブはあまり弾んでこない。

だけど

男性のスピンサーブは高い打点で取らざるを得ない。

 

だから

高いところに正確な面を持ってくるために

脇を開けて腕を上げなくてはいけない。

agasi1604fr

もちろん

テイクバックも脇を開けて高くしなければいけない

roddickwaki

とにかく高いボールには高く合わせるしかない

shara1603nf

手の位置を上げ、脇を開ける

次に会った時にアドバイスしておこう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:17 | コメントは受け付けていません。

隣のコートがうまく打てないと

今日は日曜日

午前中は下川井テニスクラブでの一般クラスレッスン

実は

レッスン中、隣のコートでは会員さんたちが練習している

隣のコートでうまく打てていないと気になってしょうがない。

 

ワイパーショットをどう打つかの話が聞こえてくる。

振り切る方向の話みたいだ

rad1604ffnis

だけど

入り口があっての出口

身体の左に振り抜くためには

もっと右側から

アウトサイドインで入ってこなければ

1604nisikoriftb

それともう一つ

高い打点だと

ラケット面が上を向きやすい

それではアウトしてしまう

面が上向きにひっくりかえらぬよう

面をしっかりさせ (グリップをしっかりして)

1509nadafltb

打たなくてはならない

 

今度、レッスンと重ならない時にアドバイスしておこうと思う。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 16:34 | コメントは受け付けていません。

ウィンブルドンのフォアは

ウィンブルドンはすでに予選が始まっている

ここの特徴は

芝のコート

バウンドが低いが

コートに鋭角に入ると滑るように飛び

ウィナーも取りやすい

相手側にすれば

食い込まれることも多い

shara1606daten

そこからでも

攻めなければ、攻めかえされる

低い打点でもウィナーを狙う人が有利になる

先に打った方が勝ち

 

ラケットヘッドを下げられなければいけない

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サイドスピンも自在に打つ人が有利

もちろん遅れた打点でもウィナー狙い

そうすると

ナダル打ちが有効

syarapo

低い打点だから

こうする手もあるが

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

しゃがむ反動で

1発狙いしないと次が厳しい

ラドワンスカならそれもあり

この写真を見て

腰を落として安全にと考える人は

仲間に入れてもらえない

 

やはり一般的には

nadalff1606ff

ナダル打ちの思い切りの良さが

向いているような気がする。

 

でもシャラポワは ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:57 | コメントは受け付けていません。

フォアはインパクトで前向き

先日のトミーインドアでのテニス塾で

インパクトで前向きに対し

不安を持っている人が多いのに気が付いた。

1604nisikorifor

昔からの教え方の呪文が

あまりにも深く根付いているようだ。

「身体を開くと力が抜ける」

「開いたら不安定になるかも」

 

今の前向き理論が普通になってきても

インパクト前向きではなく

「フィニッシュで前向き」 と勘違いしている人も多い。

 

インパクトで前向きなのだ

federa1604fr

前向きにしただけで

テイクバックの時に横向きにならないでも

かなりバシット打てる。

 

なぜ、不安になるのかというと

昔風に、徐々に面を被せるやり方だと

上体が開いては

インパクトで面が上を向いてしまいやすいから。

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(この人は開きすぎると ・・・ )

ジミー・コナーズまでの選手が

昔風を引きずっていたと考えていいと思います。

 

上体が開かないことで

腕のスウィングが上体に邪魔されて

面が被せ方向に動くからなのだ。

そして上体が開くとアウトする。

この悪夢からなかなか抜けられない。

 

しかし

面を開かないよう変化しないように

凹型で伏せて引いたのであれば

スウィングが上体に邪魔される必要はない。

安心して前向きになってほしいのだ。

agasi1604fr

今の選手はほとんどみんな

インパクトで前向き

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インパクト少し前にほとんど前向き

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フィニッシュは前向きではないのだ

rad1604ffnis

写真を見たら

グリップの厚い錦織も

薄めのフェデラーも

女性のラドワンスカも

みーんな

インパクト前向きでしょう。

 

安心して前を向きましょう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:45 | コメントは受け付けていません。

壁打ち過多は

昨日

下川井テニスクラブでレッスンは雨で中止だったが

少し待っていたらやんだので

相手のいない会員さんと、ラリー

その後、ダブルスをした。

ラリー中、あとから来た会員さんの練習を見ていて

ふと思ったこと。

 

かなりの上級者が練習ボードでアップしている

フォアハンドで打っているのを見ていると

最初の構えはいいのだが

1606kamae

本来こう引くはずが

1606oktb

脇が閉まり

こんな風に、腕を外旋させて、引いている。

1606ngtb

こうなると面は上を向くので

打球は上に飛ぶ。

ウォームアップにはなるが

フォームは崩れてしまう。

 

いつも言っている話だが

下から弧を描いて

1606ftb

黄色線のようにテイクバックするのは

時間がかかる。

だが

壁打ちで打った途端に返ってくると

どうしても時間が不足する。

だから

とっさに手早く引くことができる

赤色線のような

外旋引きにならざるを得ない野鴨。

 

壁打ちが便利なことは間違いないが

スウィングに時間がかかる、フォアハンドなどには

目的をよく考えたうえで

うまく使うこと、やりすぎないことが大切だろう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 15:41 | コメントは受け付けていません。

回転量がすごい

とにかく

向こうのコートのライン内に

ボールを納め続けなくてはならない。

それは

初心者にとってもプロにとっても同じこと。

 

だからプロ

特に男子プロのフォアハンドは

トップスピンの回転量がすごい。

djok1604frsisei

もちろん

スウィングスピードも

とてつもなく速いので

回転量を減らしたら

アマチュア以上に遠くまで飛ぶことは間違いない。

それがベースラインより向こうでは

どうにもならない。

 

だから

 

ほぼ全員のプロが

ヘビートップスピンが中心

その中に時々

ウルトラヘビートップスピンが混ざっている

rfsimp1604

という風に考えるべきだと思う。

 

プロのトップスピン量は半端じゃない

真似をしたければ

アマチュアもジュニアも

スピン量をもっと増やすべきだ。

1603nisikori finis

そしてすごい勢いのフィニッシュ

 

相手を吹っ飛ばす猛烈スウィングで

スピンでロスしたスピードを補う。

 

足りない分はもっと練習やトレーニングで補う。

 

足りないエネルギーや筋肉は

いっぱい飯を食って補給しなければならないのだ。

 

フラットにすればスピードが出るのに

なんて言っている余裕はないのだ。    テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:29 | コメントは受け付けていません。