カテゴリー別アーカイブ: シングルス

トップスピン屋のボレー

『スピングリグリマン』 さんからの質問です

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  こんにちは!
いつも楽しく拝見させていただいてます。
私は体育会を経てテニスコーチをしながら草トーやたまにjopなどの試合に出たりなどしてテニスを楽しんでいるのですが、ストロークに打ち勝ってアプロー チをぶん殴って前に出るとき結構な頻度で抜かれてしまう、またはボレーが苦手なのもあり厳しいパスでミスをしてしまいます。
グリップもフルウエスタンでフォアハンド、バックハンド共に追い込まれてスピンが打てないとき以外基本的にスピンなのですが、やはりアプローチも含めて意図的にスライスを増やした方が良いのでしょうか。
私の中ではスライスは所詮スライスで攻めに使ってもよっぽど良いスライスではない限り叩かれてしまうと思うのですが…

是非ともご意見お願い致します!

スピングリグリマン より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「スライスは所詮スライスで」 というのは私も思っていること

やはり一番得意なショットで勝負するべきだと思います。

nadal1603fs

ボレーが苦手のストローカーであれば

自在に打ってくるパスとボレー勝負という図式は考えるべきではないと思います。

スライスアプローチだとそうなっちゃう。

takao1602tv

ヘビートップスピナーは

スピンが多すぎるために

ノータッチのウィナーが取れない

だから

プラス、簡単なボレーを添える、という心がけです。

takaosfv1602

自在にパスを打てない状況を作ってからネットへ

そんな状況を作れないならネットにはいかないのです。

 

そんな状況、その形

その組み合わせをしっかり作ることが重要です。

 

例えば

フォアの強力クロス + バック側へのボレーかドロップボレー

逆クロスハードヒット + フォア側へのボレーかドロップボレー

バックへのムーンボール  + フォア側へのドライブボレーかドロップボレー

1603djokfimp

相手の動きの逆を取るボレーなんて考えない。

誰もいないところに易しいボレーを入れてポイントです。

 

それと

上の例で、「ドロップボレー」 がやたら出てきますよね。

深く弾むトップスピンストローカーとドロップボレーは

とっても相性がいいのです

トップスピン屋にとってドロップボレーは必需品です。

ボレーはこれしかできないで

「お前なんかドロップボレーしかできないじゃないか」 と

他人様から馬鹿にされてもいいのです。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:27 | 3件のコメント

スライスでシコラレたら

『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチ

いつもお世話になります

ベテランシングルプレイヤーとシングルをすると
相手のバックにボールを集めると、低く滑るスライスを
センター深くに返球されます。

廻りこみフォアと相手のバックスライスのラリーになるの
ですが、結局、根負けしてミスしてしまいます。

または、相手のボールを持ち上げるのが辛くなり
ボールが浅くなってしまい、そこから相手に展開
されてしまいます。

相手のバックスライスを打ち抜くコツを伝授いただければ
と思います

ヒゲおやじ より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

「相手のバックスライスを打ち抜く」 ことが目的でしょうか?

それとも

「そんな相手に勝つ」 ことが目的でしょうか?

それにより、答えは二とおり出てきます。

 

まず

「相手のバックスライスを打ち抜く」 ことが目的なら

当初のプラン通り、フォアで粉砕しましょう

nadal1603fs

ナダルやジョコビッチのように

石川佳純さんや水谷隼さんのように

ki1603frf

ヘビートップスピンをかけてフルスウィング。

軽いトップスピンでは

何本か続くうちにどうしてもエラーが出ます

それでは相手の思うつぼ

だからヘビートップスピンです。

 

何で卓球選手が出てくるのかというと

卓球でカットされたら

カットで返すか

打つとしたら鬼のようなヘビートップスピン

私がスライスに対しイメージしているからです。

jm1602fr

何でサウスポーばかり?

たまたま、偶然

私の好きなプレーヤーがサウスポーだったんです。

 

さてさて

しかし、こちらの球質がヘビートップスピンじゃなかったら

即座に、トップスピン攻撃はキャンセル

「スライスの嵐作戦」 に変更です。

バックのスライスで相手が根負けするまで

つなぎ続けます。

告白しますと、実はこれ

40年くらい前までの松原さんの方法。

若いころは、これでコートを長時間、占拠したものです。

現在は、「ヘビートップスピンくらえ作戦」 です。

 

それと、フォアハンドでも

「スライスの嵐作戦」 はありです

フラットが一番難しい。

 

ちょっと考え方を変えます。

もしかして、ほんとは

「そんな相手に勝つ」 ことが目的なら

打球方向を変えましょう。

 

スライスバックとの対決を捨て

相手のフォアハンド側にボールを打つ。

その方が

スライスで来ない分、こちらが打ちやすくなる。

その後、チャンスが来たらバックに走らせて展開

決めるなり

アプローチなり

 

もちろん

「ヘビートップスピンくらえ作戦」 でこれを実行するもありです。

 

スライスバックが得意でしかもフォアが強い

そんな人

なかなかいないものですよ。

 

もしいたら?

もっといっぱい練習してください。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 16:47 | 1件のコメント

チャンスボールを決める

テニスの基本的な考え方の第3弾

打ち合って

チャンスが来たら

しっかりと決めきること。

 

ポイントの結末を

しっかりと語れるショットを持っていることが大切なのだ。

 

例えば

スマッシュ

soeda-sm

相手を追い込んでネットへ出る

ロブが来る

下がりざまにジャンプして

当たり前のように逆クロスへウィナー。

 

これで次に同じような時

相手はロブを上げられなくなる。

 

そして

例えば

フォアハンドのウィナー

nadal1505c

打ち合いで相手ボールが浅くなる

すかさず、前進し

クロスコートに

充分なトップスピンをかけて

安全にウィナー。

 

次から相手は浅いボールを打てなくなる。

 

シングルスのポイントはほとんどエラーで決まる

だからウィナーは要らない

という人もいる。

 

だが

それは素人の話

お互い、安全に打つつもりでも

ついエラーが出る。

 

プロなら

お互い、安全に打っているだけなら

1日かかっても1ゲーム目が終わらない。

 

相手のウィナーを避けるために

または

自分からウィナーを打つために

深く打たなければならない

角度をとらなくてはならない。

 

相手がネットへ出てきたら

抜かなければ決められる。

ロブが打てないならパスでぶち抜くしかない。

 

無理をした結果エラーが多くなる。

 

無理をしなければ実力者相手では

ネットを取られる

ウィナーを打たれる。

結局

必ず負けることになる。

勝ちたければ

少しだけは、無理をしなければならない。

federer1503bksagari

結局

シングルスのポイントは

素人もプロも

大半がエラーで決まる。

 

でもそれは

上級者やプロの場合

ウィナーが最後にあるからのエラーなのだ。

甘くなったら決められる。

 

上級者以上になりたければ

打ち合いのお尻

最後のウィナーをしっかりと

習得しておかなくてはならない。

 

そしたら

相手のエラーで勝てるようになる。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 16:15 | コメントは受け付けていません。

ドロップボレーのみも可

シングルスの試合を見ていると

ストロークで決めきれない

だから

なんとなく、ネットへ出てみる

ボレーを深く打ってアウト

アウトまでいかなくても

追いつかれてパスされる

そんな光景がよくある。

 

何のためにネットへ出るのかというと

楽に決めるため。

ベースラインからだと

猛烈なショットじゃないとウィナーになりにくい

ボレーなら

それほど頑張らなくても

相手の届かないところに打てる。

1512date

だからネットへ出たのに、うまく打てなくて ・・・

そうゆう人

実は

事前に打つコースが決まっていない人が多い。

 

ボールが来てしまってから

ええと、どっちだ?

結局

相手の取りやすいところに返してしまったり

(下の図の、×ターゲット)

焦ってエラーになったり。

 

ネットへ出てから慌てなくて済むよう

ボレーの強さやコースは事前に決めておこう。

決まりきったコースでも

1点取れればいいのだ。

 

これは深くオープンコートに打ってネットへの図

赤丸から相手が打ってくる

fvdownl

ボレーは緑ターゲットにドロップ

反対側なら

fvangl

やはり、緑ターゲットにアングルかドロップ。

そこが相手から一番遠い場所

×印のところではないのだ。

 

ここでの話

ネットでの困った人

ほぼ、100%がストローカー。

 

ストロークでやっつけたら

相手はベースライン後方

両サイドのどちらか

そこから一番遠いのは

上の絵のような

アングルかドロップ。

 

強いボール速いボールは必要ないのだ。

 

バックボレーの場合も

絵を左右逆にするだけ。

 

確信犯で

予定通り、ドロップボレーに行こう。

 

ストローカーにとって

「ドロップボレーしかやらない」 も可なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:32 | コメントは受け付けていません。

デッドゾーンにいると

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの1つ目部分です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。2つの質問をさせてください。

1つ目、デッドゾーンについて。うちのサークルの60歳超えの女性は、サーブをしてから、少しコート内に入り、そこでストロークで粘り、前に詰めていきます。ストロークはほとんどライジング、長い球はロングボレー。ボレーもスライスも上手なので、ミックスでもそれ
で通用してしますが、デットゾーンのような気がするのですが、これもありでしょうか?
エンドラインの後ろとネット前以外のポジションは全てデットゾーンという人もいますが。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「それで通用している」

それなら、それでいいのではないでしょうか。

ローボレー、ハーフボレーをうまくこなせれば

ドロップショットもロブも怖くない

最高のポジションじゃないでしょうか。

 

この人の考え方にも近いですよね

date1512

デッドゾーンというのは

初級者や中級者にとって難しいと考えられている

ローボレーやハーフボレーを使わなければならない場所

だから

初級者や中級者にとってのデッドゾーンなのです。

 

なので

デッドゾーンで打ったから減点

というルールが適用されるコートがもしもあれば

絶対にやってはいけません。

 

さて

このポジション

むかしから

ベテランのテクニシャンがよくいた場所です。

上級者の 「楽ちんゾーン」 です。

普通のやり方をする選手から見て

かなり厄介な相手です。

 

そして

遠目に鋭いパスが来て

予測もできない場所に来たら

「参った」 と言えばいいのです。

「参った」 が1ゲームに4本未満ならいい。

 

だから

そんなボールを平気で打てる

ジョコビッチやシャラポワには通用しないと思います。

(もっと後ろにいてもかないませんけど)

syarapo

でも

市民大会、50歳以上で優勝狙いなら

アリじゃないでしょうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, ダブルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:52 | 1件のコメント

シングルスの戦法

シングルスは単純なようで複雑

いろいろな得点パターンがあり

ダブルスの戦法はピンときても

シングルスはどうしていいかわからないという人も多い。

 

そんな中で

あえて、これが 「一番の基本」 というのを紹介する。

フォアハンドの逆クロスを主武器にしたパターンだ。

 

nisifh1506b

図にしてみると

fgc1

黒い点が攻撃側の自分

まずは

青い点から、緑の相手バック側に

茶色の線の沿って、緑の点に逆クロスを叩き込む。

相手がまいって、浅くなったところを

相手のフォア側、オープンコートへ

黄色線に沿って、赤い点に

ウィナーを決める、というパターンだ。

 

ポイントはとにかく逆クロスの角度と威力

最後のウィナーは付け足し。

ちゃんとスピンもかけて

安全にご馳走をいただくこと。

djok1502fhk

もしフォアハンドがしっかり打てるなら

フォアハンドの威力はバックハンドに優るはず。

だからストロークの強力な選手はこのパターンを

攻撃の基本にしていることが多い。

 

そして

ここから攻撃パターンのバリエーションを増やしていく。

 

逆クロスの後を

クロスに打たないで、もう一度逆クロス。

1412gcnisikori

ストレートのドロップショット、等々。

特にこのドロップショット

錦織圭がよくやるので最近はブームになっている。

nisikorifsu1504

これらのパターンを成立させるためにも

基本中の基本

逆クロス、クロスの決め方が

まずは

しっかりしている必要があるのだ。 テニス

 

さて

明日から、全国大学王座戦が有明で始まる

北海道から来ている、後輩たちは

今日の抽選結果、

1回戦で、東北大学と対戦することになった。

 

先日、定期戦で対戦したばかりの、一番のなじみ校

関東に来てまで、やらなくてもいいようなもんだが

しょうがない。

逆クロスを首尾よくぶち込んでくれるか?

勝って、第2シード慶応大学とやるためにも

期待を持って、応援に駆け付ける予定だ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 20:05 | コメントは受け付けていません。

相手本位のテニスは

USオープンが

まだ終わったわけではない

他の日本人選手が何人もいるし

誰が勝つにせよ

これからの試合はすべて、見るに値する。

 

デモ

錦織は負けてしまって

もう出てこない。

いやー、参った。

 

出だしをちょっと見て

楽に第1セットを取ったら

落ち着いて、寝るつもりで、テレビをつけた。

1セット目を落とす

2セット目は取ったが

3セット目も落ち着かない

デモ、セット 2-1 でリード

やはり4位だもんなと思ったら

4セット目でもブレークが取れず

5セット目は先にブレークされる。

どこまで行っても気になって

結局、3時半まで見てしまった。

 

解説のM氏は

無理して打ったら、自ら墓穴を掘る。

昔はそうだったが

最近は我慢ができるようになって

このランクまで来た。

ラリーが続けば調子が出てくるから

という意見のよう。

 

そうかなと思いつつ ・・・

いつまで行っても相手はつぶれない

サーブの調子はますます冴え

両手バックに回り込んでのハードヒットを打ちまくる。

確かにフォアは少しエラーが増えたが ・・・

 

やはり先手先手で

打っていかなくてはいけないのでは?

 

ジョコビッチやフェデラーなら

先に打たせて様子を見ていても

自分はサーブゲームを落とさないから

何とかなる。

それこそ横綱相撲のよう。

 

1セットに1回くらいはサーブを落とす

大関、錦織としては

そこまでの余裕は ・・・

 

そういえば一番近いタイプの横綱

アンドレ・アガシ

agasi1509fh

どんどん打っていたように思う。

そして

1セットに2ブレークぐらいして

自分も1ダウン

だけど、勝つ。

nissinn-aga-nishi

単なる、面白い怪人ではない。

 

この大会に出ているような男子プロは

調子が出たら

どんな相手にも勝つ

ぶち抜くショットを持っている。

 

様子を見るなんてありえないのではないだろうか。

自分本位のテニスで

まずは一気に行くべきだろうと思う。

 

事情をよくは知らないと年寄りは考えるのだった。  テニス

 

まあ、責任がないのだから、何とでも言えるのだが ・・・

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:23 | コメントは受け付けていません。

バックのかわし方

『レフティスタイル』 さんからの質問の続き

以下がコメントの2つ目質問部分です。

 

カラオケ    ・・・・・

さて、もう1つ、教えていただきたいことがあります。
私はハンドルネームのとおりレフティ(左利き)なんですが、ジュースコート側のクロスのストロークは、高い確率で、相手はフォア、自分は両手バックの打ち合いとなります。

やはり少し分が悪いというか、そこまで両手も上手くないというか、少しでもそうした打ち合いに負けないようにしたいのですが、何に気をつけて練習すればいいでしょうか。

できるなら、徹底的にバックで粘って、フォアで決めに行くというスタイルにしたいのですが。

教えていただきたいというより、無茶振りに近いのですが、どうか、よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ジュースコート側のクロスの打ち合い

「相手はフォア、自分は両手バック」

 

そりゃあそうです、クロスですから。

 

それで分が悪いなら、やり方を変える。

ストレートへ

相手バックへ打ったらどうですか。

 

それともう一つの提案ですが

スライスを使ったらどうでしょう。

 

相手の攻撃からこちらの攻撃へ

流れをこちらにもらうためには

相手以上のボールを打って、甘くさせるか

相手が打ちにくいボールを打つか。

 

この打ちにくい攻撃しにくいボールがスライスです。

nadal1508bs

相手は打点が低くなるので叩きにくくなる。

 

ストレートのスライスでもいいが

スライスをクロスに打って

相手がフォアでつないで来たら

フォアに回り込んで

主導権を奪うというやり方もアリです。

nadal1508c

今現在、バックが弱いなら

相手フォアをやっつけるほどの両手バックになるのは

頑張っても、そうとう先の話。

nadal1508bkb

でも

スライスではぐらかすのなら

割とすぐにできるのではないでしょうか。  テニス

 

 

ところで

錦織圭

今度こそ勝ってほしいですね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, スライス, バックハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:53 | 1件のコメント

クロスボレーのコースは

フォアボレーは

まずは、クロスに打てないと困る。

 

シングルスで相手ボールが

バックからダウンザラインに飛んできた場合

そのコースはここだ

fvangl

サービスボックスの角あたり

ベースラインのコーナーではない。

 

相手がパスを打った時の位置

そして次のショットのために

走りこまなければいけない場所との距離を比べてみれば

一目瞭然だろう。

 

もちろん

決まればどこでもいいわけで

相手のストロークが浮いてきて

強いボレーが打てるなら

ベースライン付近に入るボレーでもOK。

もちろんウィナーになる。

 

しかし

実戦では

浮いてくるかどうかは、なってみないとわからない

相手がまいっていても

たまたま、ネットすれすれに返ってくることもある。

 

その時に

昔ならとっさに、つなぎのボレーを深く打った。

ところが

トップスピン強力ストローク時代の今なら

次で抜かれてしまう可能性が大。

 

できれば1発で終わりにしたいのだ。

 

だから最初からアングルに打つつもりでいた方が

途中で作戦変更の必要がなく

決まりやすいし

エラーも少なくなる理屈だ。  テニス

 

さて

相手フォア側に打ってネットへ出た場合の

フォアボレーの模範解答はこれ。

fvdownl

理由は先ほどと同じ

相手の一番遠いところ

取りにくいところに打つということなのだ。

 

実戦では

素晴らしい当たりのボレーがえらいというわけではない。

 

楽に決めるため

ポイントを取るためにネットへ出るわけで

ベースラインからのウィナーのようなショットは必要ない。

 

ネットプレー、特にボレーでは

すごい当たりに酔わない方がいい。   テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, ボレー | 投稿者松原コーチ 17:52 | 1件のコメント

ブレークは1回まで

マドリードオープン

残念ながら

錦織圭は準決勝でマレーに敗れてしまった。

1セット目は3-3でブレークされ、3-6。

2セット目は1-1から

先にブレークしたが

すぐにブレークバックされ、2-2。

4-5になり

ブレークされ、4-6で負け。

 

このレベル

世界で5位以内の話は

勝つとすれば、ブレークは1回まで

できれば1度も無しで行きたい、ということ。

 

じゃあ、どんなサーブが必要なのか?

 

実は

厚めに持ち

(もちろんコンチネンタルの範囲だが)

どフラットサーブを打てば

ほとんどのプロは200km/hは出る。

しかしそれでは

入った時のポイント獲得率はいいが

ちょっと狂うと

まるで入らない時間帯ができてしまう。

その時に

1stとはまるで違う、スピンサーブで打つ

甘いコースの2ndを攻撃され

ブレークされてぼろぼろと ・・・

 

理想を言うと

安定して70%くらい入り

しかも

入った時のポイント獲得率が

80%くらいあればいい。

 

それってどんなサーブ?

 

こんなサーブ

CIMG5416b

スピンがしっかりかかる内向きのラケット面

(上の写真のはちょっと極端だけど、下の向きは普通の一流サーバー)

CIMG5457

スピンサーブの形だけれど

1stサーブでは

回内をしっかり効かせて

CIMG5460

バックに入れるときは

厚めに、フラット気味に当てる。

CIMG5461

フォアに入れるときはスライス気味のスピンサーブ。

基本的にスピンサーブなのだ。

 

こんな、1stが打てれば

2ndもほぼ同じ球質で打つことができる。

ほぼ同じ球質なら

大胆にコースを突くこともできる。

takao-sr1411

そうすれば

2ndのポイント獲得率も高くなり

ブレークされる確率がとても低くなるのだ。

 

サーブゲームが冒険にならずに

たんたんと、キープし続けることが

上位の試合では大切なことなのだ。

 

ここまでシビアーではないが

1st、2ndの位置付けについて

市民大会レベルでも考え方は一緒だと思う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, シングルス | 投稿者松原コーチ 18:37 | コメントは受け付けていません。