カテゴリー別アーカイブ: ジュニア

一部女子プロのテイクバック

一部と書いたが

かなり多く見られるテイクバック

脇を閉め

上腕を外旋して引く

jankovic1604ftk

ここで垂直面を作り

ost1706frtkb

内旋しながら

インパクトを迎える

shara1512

インパクトが垂直なのはどの引き方も同じ

そうじゃなければ入らない

面感覚としては

テイクバックからインパクトまで

ずうっと垂直面を保つ

ということで

古典的な打ち方と同じ

 

ラリーが続いている間は結構安定して打てる

欠点は

腕力が勝ると面が不安定になりやすいこと

高い打点で打ちにくいこと

1本目のリターンで特にその傾向が出てしまう

そのため

男子プロでは使いにくく、ほぼいない

長いラリーの多い女子プロにはかなりいる

 

脇を閉めろ

上からテイクバックしろ

垂直面を保て

と教えたコーチの存在ゆえかもしれない テニス

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:20 | コメントは受け付けていません。

男子プロのテイクバック

男子プロは

上腕をひねらずに引くのは

私のいつも言っている引き方と同じなのですが

ラケットヘッドを遅らせ

グリップ側から引いていきます

1509nadafltb

そして鞭をしならすように振り出し

勢いを追加したり

スピンを追加したりします

ただ

グリップが薄いほど

振り出しの時に

ラケット面が上を向いてしまい

面が不安定になります

イースタングリップなのに

面を保てるロジャーは本当に天才であり

握力も面を保てる強さを持っているのです

federa1607fr

私はコーチでもあり解説者でもあるので

対象には女子もいるし

ロジャーほど才能に恵まれていない人もいます

ですから女子プロのように

kerb120921

テイクバックします

ジュニアの男の子たちにもこれを見せるのですが

才能のある子は

勝手に男子プロのように引き始めます

男子プロのような引き方をする条件ですが

1,男の子 (女の子でも握力が50kgくらいあればOK)

2,テニスセンスに恵まれていること

3,週に5日以上練習すること

4、ヘビートップスピンをかけること

roddickwaki

以上でしょうか テニス

 

カテゴリー: ジュニア, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:52 | コメントは受け付けていません。

下向きのまま振り出す

東戸塚松原テニススクールのジュニアクラス

フォアハンドの厄介な癖を直すことに成功した

正しいこととして

面を下向きに構える(高ければ後ろ向き)

CIMG3261-0.3

そのまま振り出せば

CIMG3263-0.1

面は徐々に起きていき

インパクトで

CIMG3264+0

垂直面になるはず

だが

フォアに自信がないと

早めに垂直面を作っておきたいという心が

せっかくの下向き面を

「垂直に直してから」 振り出すそうとしてしまう

面はさらに、徐々に上向きになっていくので

当然インパクトで面が上を向き

hb05i

「アウト」

仕方がないので

面を被せながら打って

ネット

限りなく負の連鎖を繰り返すことになる

ミスしないように 「早く面を作っておきたい」

と いうのは心の問題なので

問題を指摘するのは簡単なのだが

よっぽっど本人が

松原コーチを信頼してくれないと

なおかつイメージをキープしながら振り出さねば難しい

今回

いつものジュニアクラスでの信頼を基に

手にベアで募集している

イベント 「球出しレッスン」に参加してもらい ひよこ

今回も松原コーチが後ろにつき

見本をやったりアドバイスしたり

90分間、徹底的にフォアばかり打った

滑らかに面を上向きにしていくことをイメージしてもらい

·0ç0ü0È03ÿ7ÿ

ゆっくり振ることで

ついに面の使い方を習得した

連続して、上手くできた時の本人の笑顔が

なんとも印象的だった。テニス

 

カテゴリー: イベント, ジュニア, フォアハンド, 新東戸塚松原TS | 投稿者松原コーチ 12:24 | コメントは受け付けていません。

サービスのアドバイス

東戸塚松原テニススクール

8月24日(土)中高生シングルス大会のイベント終了後

サービスの特別レッスンをした

みんなそれなりのレベルなので

ほとんどの子が強力なスピンサーブを打つ

ただいくつか共通な誤解が

打点が前すぎる

それに合わせ

面が厚く当たりやすい

そうするとスピンが少なくなりがちで

しかも面の微妙な調整が必要になる

みんな少しづつオーバーしていた

プロは

usirodaten1609

上体の軸より後ろで

しかも抱え込むようにとらえる

もちろん構えの面を薄くして

内向きにする

rao1801srtos

これがインパクトに出てくる

だから安定して

spindaten

ボールのココ

右上を捕らえられるのだ

みんな安定して

サービスライン内に打ち込めるようになった

後は繰り返し練習し

セカンドサーブもしっかり打ち込めるようになってほしい

 

もう一つはパワーの伝達

身体の運動量を腕に伝えること

CIMG3336

20㎝程ジャンプし

身体が伸びきって動きが終わり

いい姿勢でとらえる

CIMG3337

これがサービスの運動連鎖

パワーもコントロールも両方いただける方法なのだ

さっき言った

身体で包み込むようなインパクトも

この写真を見て感じてほしい

上手く打てたイメージを頭の中で繰り返すようにアドバイス

今晩夢で何回か反復することが大切

そのイメージの反復が

美しいフォームとして定着する

みんな上手くなって帰っていったので

私も満足な1日だった  テニス

 

カテゴリー: イベント, サービス, ジュニア, 新東戸塚松原TS | 投稿者松原コーチ 17:58 | コメントは受け付けていません。

負けを恐れないためには

『うどん県』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原さん、いつも拝読させていただいています。
自分の趣味の硬式テニスと、顧問をしている中学校ソフトテニス部の指導をするうえで参考にさせていただいています。
さて、先日の中学生のソフトテニスの試合ですが、格上の相手に対しては、真っ向勝負でいいプレーをして金星をあげたのに、格下の相手に対しては、負けを恐れたからかプレーが固くなって自分の球が打てなくなっていました。大事な試合になればなるほど、負けを恐れて自分のプレーができなくなるのをよく目にしますが、松原さんならどのようにアドバイスをしますか。
ご教授いただけると幸いです。

うどん県 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

うどん県、というとあそこでしょうか

私もあそこの銘柄のうどんは大好きです

 

さて、うどんじゃなくてテニスの話

「格下の相手に対しては、負けを恐れ ・・・ 」

よくあるメンタル話ですが

そうだとするとメンタルを鍛える

座禅でもしましょうか

20年くらい修行すれば

人間ができてきて何とかなるかもしれません

でも中学生の間には間に合わない

 

ところでなんでビビるのでしょうか

ビビっちゃいけないと思っても駄目ですよね

考え方を逆にしたらどうでしょうか

そうゆう試合でどうするかを決める

決めたとおりにやる

170928sugifrhikui

いがいに、何をするか決めていない子が多い

いや、大人も多い

最初のサーブをどこにどう入れる (決めてあります?)

リターンはどうやる

ストロークはどれぐらいの強さでどこへ打つ

前衛はいつポーチに出る

ATP Masters Series - Rome

スマッシュはどこまでのロブを打つのか

段取りを決めてそれを実行する

できない部分は練習しておく

何をするか決めておき

予行演習をしておけば

案外できてしまうのではないでしょうか

nadal160104gats

試合の仕方を教えないのに

試合をうまくできない子を叱っているコーチや親御さん

「なんで練習と同じショットができないんだ」

よくいますよね

私もちょっと、反省しています

 

打球練習のショットと試合の形でのショット

試合のショットは常に1本目ということもあり

違いますよね

そりゃあ

練習したことのないことをやるのは怖いですよね

試合の予行演習してみたらどうでしょう

 

メンタル?

そりゃあ、強いに越したことはないけど

関係ないかもしれませんよ。  テニス

 

 

カテゴリー: ジュニア, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:14 | 2件のコメント

ジュニア用ボールはなぜ?

初心者がテニスを始めるのに

こんな打点からできるだろうか?

syara1606hf

無理に決まっている

もちろんシャラポワくらいのプロなら

むしろ攻撃のために

わざと高い打点にするかもしれないが。

 

実は小学1年生の子に

テニスボールを送ってやるとこのくらい弾んでしまう

 

もちろん

力は入らないから当てるだけだったりして

およそ面白くないし

活発な動きで

運動神経が鍛えられるということもない

 

だから、ジュニア用のボール

jrball1606

特に左端のスポンジボールや

2番目のレッドボールなら

高く弾まないので打点が楽なところになる

スピードも遅いので

合わせやすい

 

この辺のボールをコントロールできるようになって

動きも出てくると

もう少し飛びのいいオレンジボール

さらにフルコートで使うグリーンボールへ

このくらいになると

試合で

フルスウィングも見かけられるようになる

 

そうなると

次は通常の黄色いボールでフルスウィングへ

 

黄色のボールでしっかり打つのが目標

という基準だと

最初から黄色のボールで始めるより

圧倒的に早くできるようになる

 

ジュニアのご両親

特にお父さんは

普通の黄色ボールでレッスンすることを

要望することが多いようだ

marraybk1606

急がば回れ

この辺を理解して

是非、ぜひ、ゼヒ、ジュニア用のボールで

急速に上達する方を選んでほしいものだ。  テニス

 

 

カテゴリー: ジュニア | 投稿者松原コーチ 19:45 | コメントは受け付けていません。

むかしむかし北国では

若いころ

といっても石器時代ほどではない

ラケットはすでに木の時代になっていた。

その頃

遠い蝦夷地に住んでいた私には

一流選手のプレーを見るチャンスがめったになかった。

federa1604fr

このころ楽しみにしていたのは

国体への出場

 

高校生で参加しても

一般の試合を見ることができる。

当時の北海道は

弱い地域だったので

高校生の自分の試合は

早めに終わってしまう。

 

その後は他の試合の観戦になる。

国体には、関東や関西の県から

日本のトップクラスがたくさん出場している。

もちろんジュニアではなく

一般のトップクラス

これを

残りの日程中、見つめ続ける。

 

この後、地元に帰るのだが

帰ってからのプレーが素晴らしい。

aerkei1506

なんせ

なりきっている

自分が一流なのだ。

 

残念ながら

当時、国体は秋の終わりごろ

この後

蝦夷地は雪に覆われる。  雪

 

春の雪解け後

半年前に、一流になりきっていた私は

どこかに行ってしまったようだ。  スキー

 

 

さて

昔話はともかく

この、なりきることはとても重要

特にボールの飛んでくる感じとか

打球する臨場感とか

そして

身のこなし。

 

テレビでは難しい

有明コロシアムでも

A席、B席ではちょっと心もとない。

なるべく

選手のすぐそばで

選手と同じ方向を見て

すぐ後ろで感じ取りたいのだ。

 

そして

イメージが薄れないうちに

しっかり練習するしかない。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:00 | コメントは受け付けていません。

ジュニアの先生はこの人

『TM』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、いつもブログを楽しく拝見しています。
一つ質問させてください。
8歳の息子がテニスを習い始めて1年半くらいになります。(グリーンボールで練習しています。)
レッスンの中でゲーム形式の練習をするのですが、サービスがうまく入らず苦労しています。素人目に見るとトスを上げる時、静止状態から始めず体の左の方から左手を持ってくる形でトスを上げ始めていて、それが原因でトスが左右にブレて打点が安定しないように見えるのですが、これを含めジュニアがサービスを改善する何か良いアドバイスはありますか?素人はあまり技術的なことは口出さない方が良いと思いつつも、子供がサービスが入らず悔しがっているのを見ると何とかしてやりたいとも思い、質問する次第です。
よろしくお願いいたします。

TM より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

いい先生を探すのが何よりです

コーチがどう教えているのかわかりませんが

もしかしたら

トスのことは何にも教えていないかもしれませんが

コーチと違うことを言うのももんだいですしね

 

そこで自分の代わりに教えてくれる

完璧な、いい先生探しです。

 

私のおすすめは

Djokovic1604sr

や、この人など

federsupin1604

サウスポーならこんな憧れの人もいい

nadal0604sr

トッププロのビデオを見て

真似させたらどうでしょう

 

コーチが口でどう教えても

所詮、子供たちは

特に男の子は

目に入る、イメージのようにやる傾向が強い

 

自然に

あこがれのプロやコーチのまねをする

 

策略としては

お父さんがプロのサーブを見て

ため息を漏らす

うまいと感動の声を出す。

 

トスを上げる前の静止状態で

「かっこいいな」

 

トスが上がったところで

「トスの上げ方が美しい」

なんて、声を ・・・    テニス

 

 

カテゴリー: サービス, ジュニア, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 16:34 | 1件のコメント

これフットフォールト

先日

プロのダブルス

テレビ観戦だが、こんな事態に遭遇

ジュースコート、サーブの構えで

ff2

右足のかかとが

センターマークの延長線上にかかっている。

 

これは、「フットフォールト」

打球の瞬間にラインズマンからコールがかかる。

 

こんな場所からのサーブは

アマチュアのダブルスではまずないが

プロで最近多用される

Iフォーメーションでよく登場するようだ。

 

フットフォールトの定義は

サーブで構えた瞬間から、打球がラケット面を離れるまでの間

ベースライン上より前

サイドラインとセンターマークの仮想延長線上の外側

そこを踏むこと。

または、助走付きで打った場合。

 

ちなみに

サイドラインの仮想延長線はラインの外側

センターマークの仮想延長線は内側なので

構えで

ff2

は、×

 

サイドラインだと

ff1

右足の位置

青はいいけど、赤だと×

なのだ。

 

アマチュアはシングルスで気を付けよう。

先日、うちのジュニアの子がやっていた。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, ジュニア, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:05 | コメントは受け付けていません。

プレイ&ステイの誤解

ジュニアのレッスンをしていると

いろいろな誤解を受ける。

 

一番多いのがプレイ&ステイへの誤解   天秤座

 

たいていの親御さんは特にお父さんは

普通のボールを使って

大人用のラケットで打つことを望むようだ。

そうすれば本格的な気がする。

 

だからレッドボールなんか使って

ボチボチやっていると

イライラするお父さんも出てくる。

 

デモ、ちょっと聞いてほしい

われわれコーチやスクールの

とりあえずの目標は

普通のボールを使い

振り抜いたフォアハンドをコントロールしてラリーできること。

これをどうやって達成するか、なのだ。

 

この目標を達成するのに必要な要素は

相手ボールのコースをイメージできること

ボールの打点に入ること

打点にラケット面を持って行けること

ラケット面の向きを感じ取れること

勢いよくラケットを振ること

 

これらのことが並行してできなくてはならないのだ。

djok1509frsisei

ところが

テニスは小さい子にとっては至難の業

ボールが飛んでくるところへ行くことさえ難しい。

ましてそれを打つなんて ・・・

 

だからすべての要素を簡単にしたのがプレイ&ステイ

動く範囲も狭くて済むし

当てることと振ること、狙うことが

同時に行え、進歩できる。

 

いいフォームさえ身に付ければ打てる

という考えは大外れなのだ。

そこにボールがなければ、それはただの空振り。

 

確かに

当てるだけで、ラリーすることまでなら

最初から固い普通のボールを使ってでもできる。

 

しかしここからが長くなる。

下手をするといつまでも当てるだけということになりかねない

そのうちに面白くなくなって

やめてしまう。

 

仮に強く打てるようになっても

当てるだけのテクニックがはびこり

しかもその世界では

攻撃的なプレーは日の目を見ない。

 

だからそこまで行く前に

グリーンボールやオレンジボールでも攻撃できるようにしたいのだ

いや、レッドボールでもアリだろう。

 

攻撃もできるようになりながら

より固いボールに上がっていく。

 

 

才能のある子は

柔らかボールを早く卒業すればいい。

ずうっと、プレイ&ステイじゃなくていいのだ

デモ、そのためにプレイ&ステイを使うのだ。

jrball1211

レッドを軽くコントロールできるなら

さっさと、オレンジに上がるべきだし

オレンジが楽ならグリーンへ

そして通常のイエローボールへ

どんどん上へ、さっさと上がるべきだし

われわれコーチも

それを認識すべきなのだ。

 

何度も繰り返すが

攻撃的なプレーを

黄色いボールで

早くできるようになるために

プレイ&ステイのボールを使うのだ。

 

それには、プレイ&ステイの方がはるかに早い。

4908055662005-1

コーチの皆さん

どんどんステップアップして

上のレベルにあげましょう。

 

ご両親の皆様

ジュニアのラケットは安いので

どんどん新しいのに、長いのに

買い替えてあげてくださいね。     テニス

 

 

 

水瓶座  スクール経営者としての本音

 

うちはスポンジボールも含め、5種類もボールを使っている

 

「よっぽどのご利益がなければ

あんなにお金をかけて、ボールを何種類も用意しないよな」  満月

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, ラケット、用具他, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:28 | 1件のコメント