カテゴリー別アーカイブ: ダブルス

ダブルスでのトップスピンは

ダブルスのフォアハンドで

フラットが有効という話をした。

 

じゃあ

トップスピンは不要かというと、そうゆうわけではない。

例えばベースライン内で

膝の高さくらいからの低い打点から打たねばならない時

ヘビートップスピンなら

フルスウィングで打てるチャンスボール

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フラットだとただ返球するだけ。

大きな差がある。

 

次は浅く、鋭角に打つショット

浅く打てるヘビートップスピンなら

打てる角度が大きく広がる。

 

最後はロブ

相手ペアーにネットを取られたら

簡単にはパスできない

だが頭の上は大きく広がっている。

越さえすれば、即1点

トップスピンロブは大きな武器になるのだ。

 

そんなわけで

トップスピンはダブルスでも有効

基本的にはトップスピンで打ち

いざ、困ったときは居直りのフラットショット

その2つの組み合わせが

ベースライナーのたしなみなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:52 | コメントは受け付けていません。

ダブルスではフラットが

ダブルスでフラットというと

サービスかな、と思う人もいるだろうが

このフラットはフォアハンドの話。

 

フォアハンドを打つ場合

相手がネットにいるなら

なるべく低いところに打ちたい

だから、トップスピンと思いがち

 

だがトップスピンをいっぱいかけると

スピードが落ちる

相手が反応しやすい。

ATP Masters Series - Rome

フラットなら

スピードで相手の反応時間を削ることができるのだ。

 

トップスピンというのは

確かに落ちるだから低く行くと思いがち。

だが

それはベースラインを基準に考えた場合

ネット上で考えると

フラットの方が低く行きやすい

ネット上、20cmへ打ち込むのは

トップスピンでは難しいが

フラットならそれほどの課題ではない。

 

ネットマンの気持ちになってみよう

猛スピードのフラットショットがネットすれすれに向かってくる。

かなり困った状況なのだ。

 

一方

トップスピンの場合

確かに曲がりながら落下してくるボールはボレーしにくい

だが

トップスピンになれてしまえば

それはごく普通のボール

動きのいいボレーヤーから見れば

さらに詰める時間を作ってくれる

おいしい部分になってしまうかもしれない。

takaosfv1602

ダブルスで困ったら

ドカンとフラット

もちろん

少しでも高く飛べば、即アウト

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でも3本に1本くらいOK

残り2点を取れるなら大儲けなのだ

 

今度、トップスピン屋の私もやってみよう。 テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:42 | コメントは受け付けていません。

ネットマンは動いてもいい?

『レフティースタイル』 さんから質問をいただきました。

 

サーバーのパートナーはサーブの前に動いてもいいのか?

というものです。

そのコメントはこちら

ちょっと長いのでコピーはしません。

 

 

水瓶座  私の答えです。

プロのダブルスを見たことがありますか?

普通、動きませんよね

うろちょろしたらみっともないから?

あなたもプロみたいに見られるためには動かない方がいい

では、答えになりませんね。

 

実は、「妨害」 という項目がルールにあり

「インプレー中、相手が故意にそのプレーを邪魔した場合は

相手の失点になる」

というのがあります。

 

それと、もう一つ

サーバーとレシーバーのパートナーはどこに立っていたらいいのか?

ということですが

「ネットの自分側であればコートの内外に関係なく

どこに立ってもいい」

「しかし、もしプレーヤーの動きが相手のプレーの邪魔をした場合は

妨害の規則を適用する」

ということになっています。

 

そんなわけで

サーブの前に動くことは

相手のプレーをかく乱する以外に目的は考えられませんので

妨害になり、失点すると思います。

 

その後はいくら動いてもいい

ATP Masters Series - Rome

ところで

どこまで、何cm動いたらという規定はありませんので

現実には

審判が実情を見て判断ということだと思います

セルフジャッジの場合は

フットフォールトと同じ

ネットの向こう側を判定する権利はありませんので

本人が自己申告しなければ妨害にはなりません

それともアンパイヤを呼んでみてもらうか

ですね

 

どっちにしても

あんまり見てくれのいいものではありませんので

サーブの前は泰然自若

しっかり止まっている方がいいと思います。   テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 16:49 | 1件のコメント

デッドゾーンにいると

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの1つ目部分です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。2つの質問をさせてください。

1つ目、デッドゾーンについて。うちのサークルの60歳超えの女性は、サーブをしてから、少しコート内に入り、そこでストロークで粘り、前に詰めていきます。ストロークはほとんどライジング、長い球はロングボレー。ボレーもスライスも上手なので、ミックスでもそれ
で通用してしますが、デットゾーンのような気がするのですが、これもありでしょうか?
エンドラインの後ろとネット前以外のポジションは全てデットゾーンという人もいますが。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「それで通用している」

それなら、それでいいのではないでしょうか。

ローボレー、ハーフボレーをうまくこなせれば

ドロップショットもロブも怖くない

最高のポジションじゃないでしょうか。

 

この人の考え方にも近いですよね

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デッドゾーンというのは

初級者や中級者にとって難しいと考えられている

ローボレーやハーフボレーを使わなければならない場所

だから

初級者や中級者にとってのデッドゾーンなのです。

 

なので

デッドゾーンで打ったから減点

というルールが適用されるコートがもしもあれば

絶対にやってはいけません。

 

さて

このポジション

むかしから

ベテランのテクニシャンがよくいた場所です。

上級者の 「楽ちんゾーン」 です。

普通のやり方をする選手から見て

かなり厄介な相手です。

 

そして

遠目に鋭いパスが来て

予測もできない場所に来たら

「参った」 と言えばいいのです。

「参った」 が1ゲームに4本未満ならいい。

 

だから

そんなボールを平気で打てる

ジョコビッチやシャラポワには通用しないと思います。

(もっと後ろにいてもかないませんけど)

syarapo

でも

市民大会、50歳以上で優勝狙いなら

アリじゃないでしょうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, ダブルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:52 | 1件のコメント

ダブルスのリターン

スライスでポーチされないためには

攻撃的に行くしかない

ベースライン後方から

はるばるとスライスリターンを打ったら

獰猛なネットプレーヤーのポーチが来る。

 

だから攻撃的に

 

具体的に言うと

ライジングで取ってリターンダッシュ。

 

チップ・アンド・チャージ、というやつ

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スライスだと

ポーチに捕まりやすいので

両手打ちでのパンチとか

片手のトップスピンで

と考えがちだが

 

特に片手トップスピンはハードルが高い

構えが少し遅れただけで

打てなくなるし

タイミングがちょっと狂っただけで ・・・

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サーブに対してここまで間に合すのは

相当ハードルが高い。

その辺は

両手打ちの方が

はるかにハードルは低い。

 

スライスでライジング

リターンダッシュというと

とても難しそうに思う人もいるかもしれないが

さにあらず

打球方向に前傾し、右肩を下げて

テイクバックしながら迫り

切り下してぶつけるだけ。

 

構えに時間のかからない

ライジングスライスに間に合わないようなら

片手バックハンドトップスピンの構えなど

間に合うわけもない。

 

両手打ちにしても

当てただけなら、一番のポーチ鴨

 

アマチュアの

現実的なポーチ対策としては

スライスのリターンダッシュか

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両手打ちの、フラット体当たりのどちらかかだろう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, リターン | 投稿者松原コーチ 20:08 | 1件のコメント

ロブはクロスに

ダブルスで打てなくなり、苦しくなったらロブ

先日そんなことを書いた。

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じゃあどこへ上げる?

 

平行陣で試合をしていて

打ち合いの中

ロブを使うのはストレート

正面のプレーヤーの上を狙うことが多い。

 

これは正面のプレーヤーの方が

ネットに近づいていることが多いからだ。

 

だからその上を通して

もう一人の

クロス側にいるプレーヤーを走らせる。

 

雁行陣であれば当然そうなのだが

平行陣であっても

始まりはサーブかリターン

当然

ポイント最初は必ず雁行の形から始まるのだ。

 

だから

エース狙いなら、ストレートロブ。

 

ところが

こちらは、打てないから上げるので

精神的なものも含めて

積極的に行くわけではない場合

ロブを使うのは

バレバレ

という状態だったらどうだろう。

 

ストレートのロブは

短ければスマッシュの

長すぎればベースラインの餌食になりやすい。

 

だからクロスへのロブ。

 

どうせばれているなら

次の返球にも対処しやすいし

距離のOKスペースも大きい。

ATP Masters Series - Rome

それと

特に、リターンに使う場合だが

同じクロスどうしなら

通常の低いクロスリターンに比べ

ロブだとポーチされにくい。

 

プラス

前進して打つスマッシュは

後退して打つのに比べて

エラーしやすく

コントロールが難しい。

 

だから、ビビりロブはクロス。

nishi1506bs

もちろん

相手ネットマンが

こんなケースでもロブを気にしない

無神経プレーヤーだったり。

クロスのプレーヤーに比べて

格段に技量が落ちる場合は別の考え方もあるが。

 

通常、安全なのは

ドラマが起こりにくいのはクロスなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:09 | 1件のコメント

そりゃあロブでしょう

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
今回は、試合中のメンタルについて、質問させていただきます。
先日、クラブ対抗で3セットのダブルスをしていました。

1セット前、サーブ、ストロークとも好調で6-0で先取。
ところが2セット目に入り、相手のサーブの調子が上がってきたこともあるものの、リターンの凡ミスを重ねる。こうなると途端にリターンに自信がなくなってきて、緩い球にも振り切れなくなるなど、普通の状態で打てなくなる。

影響はサーブにも出て、パートナーのミス、ダブルフォールトもあり、ダウン。
最後には2セット目を6-4で取ったものの、甚だ後味の悪い試合になってしまいました。

試合には必ず流れがあるとはいうものの、こうしたことは前にもあって、好調でも最後まで勝ちきれない。特にリターンをどう打ったらいいのか分からなくなると、深刻な状態になります。

こうした精神状態に陥った時は、どうしたら良いでしょうか?
アドバイスいただければと思います。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

でも、勝ち切ったんですよね。

6-0  6-4

それはそれで良しですよね。

 bryan1506

どうやったんでしょうね?

ビビりながらも、どうにかつなげていたら

相手エラーでどうにかなったということでしょうか。

スコアーによらず

しっかり打ち切るリターンが打てればいい。

練習しましょう。

そんなこと言ったって

誰でも、よれよれになることもある。

だからよれよれを反省することはない。

試合は始まっちゃっているんで

持っている武器も急には補給できないことが前提。

じゃあ、よれよれ対策を決めておきましょう。

ペースが変わり

流れが相手ペースになって、はまりつつある。

ペースを変えるしかない。

速くするか?  遅くするか?

こんな状態で早くはできませんよね。

じゃあ、遅くしましょう。

ロブです。

リターンから

ロブを上げて相手ペースを乱す。

少なくとも、ポーチ対策にはなる。

これで勝手にこけてくれれば

そのまま、つなげていればいい。

勝手にこけないまでも

スマッシュできずに

つないでくるようなら

短くなったところを逆襲して

センターやサイドを抜いたり

ネットへ出て圧力をかける。

 bry1506b

試合中、相手だって考えるし

調子が変わることもある。

当然、変わるもんだと思っておくべきです。

だからロブです。

えっ、スマッシュ、全部きめられた

そりゃあ

そんな相手と当ったあなたが悪い。  テニス

カテゴリー: ダブルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 15:19 | 1件のコメント

強く打つフォアボレー

ダブルスのボレーは強く打つことが多い。

ダブルスコートは人口密度が高い

一人当たり、反面のコート幅を守ればいいわけだから

置いてくるだけのボレーでウィナーというのは難しい。

bry1504

それでも

昔のマッケンローなどは

それほどハードヒットしないでも詰めを良くしたり

角度を取ったりと

強さよりキレで勝負と言うような決め方をしていたと思う。

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とはいいつつも

ダブルスはシングルスに比べれば

しっかりヒットするボレーが必要。

 

そんなわけで

今日はフォアで強く打つボレーのコツを紹介しよう。

 

バックについては引き起こしがそのコツなので

4月1日のブログに書いたばかりなので

そちらを参考にしてほしい。

 

さてフォアの強いボレー

ATP Masters Series - Rome

基本的にスライスボレーの技術

それを強めに振るということ。

ラケットヘッドは引かないで

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

手首を固定し

腕全体でスウィング

上体の回転はなるべくしない。 (開かない)

インパクト後

面を決めたまま強く止めるようにするといいだろう。

と言ってもこれくらいは行く。

takaofvhit

ブライアン兄弟

特にサウスポーのボブはほとんどフラットボレー

もしかしたらトップスピンも少しかかる

しかしスライスボレーの

回転の少なめの物と思って打つといいだろう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, ボレー | 投稿者松原コーチ 22:37 | 1件のコメント

勝ちにこだわる人

『オレンジ』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチこんにちは。

練習の取り組み方についてコーチの意見を伺いたいので質問させてください。

私の知り合いで練習熱心なのですが、とても勝負にこだわりの強い人がいます。

例えばダブルスの練習試合をするときは必ず自分が勝てるようにペアを組みたがります。

ミックスダブルスでは徹底的に女性を狙いまくっています。

本番の試合ならともかく練習のときに目先の勝ちにこだわってそういうことをやっていては

結果的に自分の上達を遅らせていると思うのですが……

でも練習と試合は同じという言葉があります。練習でやってないことを試合ではやってはいけない

ともよく言われますが、その人を見ているとある意味言葉どおりだなとおもいます。

つまらない質問かもしれませんがちょっと気になったのでコメントよろしくお願いします。

オレンジ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

皆さんで、ルールを作っちゃえばいいのでは

例えば、 「ペアーはじゃんけんで決める。」

そうゆうやり方がいやなら

やめてもらえばいいのです。

 

女性ばっかり狙う

弱点を突くのは試合での鉄則ですから

「女の子も強くなればいい。」

それでも女性側がいやなのならば

その女性は拒否権を発動して、その人とは試合しない。

「女性とできないのでさみしい」 のなら

考えを変えるか、やめるかすればいいのです。

けっこう、女性たちは強いと思いますけど。

 

「目先の勝ちにこだわる」 のは

強くなるためには必須です。

いいんじゃないでしょうか。

「結果的に自分の上達を遅らせている」  のは

その人の勝手ですから ・・・

 

また、皆から、特に女性から嫌われるのも

その人の自業自得です。

 

とにかく

いちいち注意するわけにもいかないでしょうから

みんなで

その人のいないところで談合して

共通ルールを作っちゃえばいいと思いますが ・・・     テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:15 | 1件のコメント

サーブアンドボレー

大学の秋合宿第3日

午後雨の予報がうまく外れて

一日中練習することができた。

 

今日はサーブからポイントを取る練習

ダブルスの場合は原則サーブアンドボレーだ。

うちの大学チームに限らず

たいていの人たちが

スプリットステップを前にしすぎて次を動けなくしている。

サーブが速ければ

レシーブするころに、サービスラインまで前進できるわけがない。

その半分くらいが普通

だからそこで一度止まる。

そしてそこからボールが飛んでいる間に

前進し、動きの中で

ボールとの距離を最適にしながらボレーする。

止まってボレーしていては

ポジションも打ちやすさの面でも損する。

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それで思い出したのが、自分が学生だったころ。

シングルスのサーブアンドボレーはうまいのに

ダブルスでは下手。

 

実はシングルスでは

つなぎのボレーをしていては勝てないので

動きながら、つめながらファーストボレーをして

最初からエース狙いだったのだ。

takao1409tv

ダブルスでは

ちゃんとサービスラインのところで止まって

つなぎのボレー

これがぎこちない。

足が止まって打つので腕前勝負になってしまう。

そしてついエラーが出る。

 

シングルスだと動きながらのボレーなので

エラーしない上にエースになる。

 

最近の自分のダブルスは

サーブ後がステイバック

ストローク命なので

サーブアンドボレーは頻度が非常に少ない。

しかし

やるときはシングルスのように動きながらボレーするので

自分では昔よりはるかにうまいと思っていいる。

 

そんなことを見本でやり、説明し

納得してもらえたと思うのだが

うまく伝わっているだろうか?

 

最終的には自分の中で納得し

ちゃんとしたイメージを持って

癖になるまで練習するしかない。

 

後輩たちのイメージが来年の雪解けまで続くことを願っている。

 

かなり手ごたえを感じた今日の練習だった。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, シングルス, ダブルス, ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:38 | 1件のコメント