カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

ワイパースウィングとは

『YS』 さんと、『hiyopapa』 さんから

ワイパースウィングの質問コメントをいただいています。

二つ並べてコピーしたらいっぱいになりましたので

ここにはコピーしません。

詳しく見たい方はこちらのリンクをクリックしてください。

 

 

水瓶座  私のワイパー説明話です。

百聞は一見にしかず

(普段は口先ばかりですが)

以前、ユーチューブにアップしてありました

私のワイパー動画がありますので

見てください。

これが正面から見た頭より高い打点のワイパー動画です。

 

そしてこれが、同じものを横から見た動画です。

 

アウトサイドインにならざるを得ませんよね。

 

これはクロスに打った動画なので

しっかり前向きで打てばクロスは簡単だということです。

横向きを残すと逆クロス以外には行きません。

 

そしてこれが普通の高さで打ったショット

 

身長にかかわらず ?

そんなに変わらないと思います。

 

すべてノーエラーで打ちまくったものですので

真似しても大丈夫です。

 

場所は昨日31歳の誕生日を迎えました

東戸塚松原テニススクールです。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:57 | 1件のコメント

ワイパーはアウトサイドイン

hiyopapa』 さんからの追加質問

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ  ワイパースイングも練習出来てないのでこちらも引き続き練習です。
ちなみに・・・ワイパースイングは振り子からの延長でやればよろしいのでしょうか?
高い打点だとどうなるのか、なかなかイメージが付かないもので。
そもそもワイパースイングは意識的にやるものなのか、振り子が出来れば自然と出来るものなのか、その辺も感覚がイマイチです。
自分で壁打ちしながら考えてみたのですが、フィニッシュが高すぎるような気がして・・・。

hiyopapa より

 

 

水瓶座  私の答えです。

横から見れば振り子ですが

後ろから打球方向へ見れば

要はアウトサイドイン。

打点の外側から

引っ張り込むように振れば

自然にワイパーになり左脇のフィニッシュになります。

1408gcnisikori

高い打点ならさらに、はっきりそうならなければ打てないはず

ワイパーで右から左に

サイドスピンをかけるように

言い方を変えれば

リバースサーブのように

シュート回転をかければいいのです。

打球は、ちがいました、右に曲がっていきます。  テニス

YSさん、ご指摘ありがとうございます。

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 23:21 | 2件のコメント

初心者のテイクバック

『hiyopapa』 さんから、フォアハンドの質問です。

(たぶんフォアでしょう、バックでも同じ答えですが)

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   小学校四年の長男は27インチのラケットを使用しております。
スクール入校に当たりスペックを変えていろいろ試打させ、最終的に本人が一番良かったと言うトップヘビーで280gほどのラケットです。
これが張り上げで格安処分で販売されていたもの、なんですが、どうにも球出しならば深い球が打てるのに、ラリーになるとサービスライン程度の浅い球になります。
単にフットワークが出来ていないだけ・・・と思うのですが、これを道具でフォローすべきか、まだ始めて4ヶ月、ラケットを変えて1ヶ月ならばフットワークを磨くことが先、かと悩んでおります。

いっそ例の鎌ヶ谷に連れて行ってみようか・・・とも考えております。

またも非常に長い質問で申し訳ありません、よろしくお願い致します。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

ラリーだと引き遅れ、振り遅れ

ということではないでしょうか。

その結果食い込まれて、打球が短くなる。

 

球出しで打つというのは

わざわざ、スピードボールを出さなければ

史上最速のボール

もちろん遅い方の。

 

それをバウンドに合わせてテイクバックを開始し

しっかり振ると

1、2、の3で見事に飛びます。

 

ラリーだと

これだと、間違いなく引き遅れる。

大人の男性だと

腕力で、急いで引いて、何とかする。

そんなことを繰り返すうちに

引くタイミングがわかってくるので

徐々にテイクバックも最適化していく。

 

しかし、女子供はそうはいかない

引き始めが遅れれば

即、引き遅れ、もちろん振り遅れ。

 

じゃあ、教え方

相手打球がサービスラインを超えるころ

テイクバックを開始させ

半分くらい引き終わったころにバウンド。

 

これをボールをイメージして素振り

しかる後、球出しでもやらせる

それからラリー。

Kei Nishikori

 

 

ラケットは関係ないと思います。

ちゃんと間に合えば

ラリーの方が、反発で飛びがむしろいいはず

 

「いっそ例の鎌ヶ谷」 もありですが

印西でのプライベートレッスンでもよろしければどうぞ。

 

でも

質問の変身までにかかった時間

その間の本人の適当な工夫で

すでに解決済みで手遅れ鴨。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 23:48 | 2件のコメント

フォア手首のしなり

楽天ジャパンオープン

先ほど、錦織圭の優勝で無事終了しました。

またまたの大活躍で

今週はハラハラドキドキ、興奮、そして感激しました。

躊躇なくオープンコートへ打ち込む

ハードヒットが印象的、魅力的な1週間でした。

 

さて、私と同じ日

木曜日に観戦していたという

「自己流プレーヤー」 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原校長おはようございます。
木曜日は私も息子と観戦しておりました。
練習コートでラオニッチのアドサイドからのサービスを見ていたのですが・・・身長164cmの私の頭上を余裕で越えるスピンサービスに、『やっぱりプロってすごいなぁ』と改めて思いました。

以下、質問です。

フォアハンドですが、プロやコーチの打ち方を見ていると、テイクバックからラケットダウンした時点で一瞬ラケットが止まるように見え、そこから腕が しなりながらグリップ先行で振り出されて、インパクト直前でラケットヘッドが一気に引き出されて最大加速を得ている・・・ように見えました。

フェデラーのフォアハンドをスロー再生して見てみてもやはりそんな感じでした。
あの打ち方、見る限りは全く力んでいる風が無いので楽に打っているように見えるのですが、私のようなアマチュアでも出来るものでしょうか?
また、あれを普通に出来ているプロのスイングスピードとは、だいたいどのくらいのスピードなのでしょうか?

ご教授よろしくお願い致します。

自己流プレーヤー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ラケットヘッドを加速させるための

スウィング方向のしなり

特に、トップスピンを多くかけるために

ラケットヘッドが下を通って

上下動を増すための技術でもあります。

monfi1408

ラケットヘッドが前に振り出す腕の動きに一瞬遅れ

そのスタートで遅れたラケットヘッドが

加速してインパクトで追いつく。

腕よりもラケットヘッドの動きの方が勝るという理屈です。

多かれ少なかれ

みんなやっているのではないでしょうか。

1409nisifshippari

適度に使えば非常に有益ですが

ちょっと間違うと

タイミングやラケット面の向きに悪影響を与える

もろ刃の剣でもあります。

ですから、やりすぎにはご用心。

 

積極的に使うというよりは

手首を固めていたのに

力に負けて、「しなってしまった」 というストーリーがおすすめ。

意識して積極的に使う人には

エラーが多いように思います。

プロの手首もかなり固いと思います。

 

一般にスピン量の多い人はたくさん使うし

フラット気味に打つ人はあまり使いません。

(というか、使えません)

ナダルはもちろんですが

ジョコビッチもフェデラーも、もちろん錦織も

われわれの感覚に比べると

メチャメチャ、トップスピン量の多い人たちです。

1409nisikoritsfr

ボールのスピードですが

昨日、テレビを見ていたら

錦織のフォアハンドウィナーが、たしか、153km/h

ベッカーが、157km/h と表示されていました。

 

ラケットのスウィングスピードですが

(データはありません、推測ですが)

120km/h 以上は軽くいくと思います。

このゾーンになると

ラケットやストリングの反発はほとんどなくなり

そのため

打点がよりスピードの速い、ラケットヘッド近くになります。

それほどの話なので

手首のブレの方に気を付けた方がいいと思います。

 

蛇足ですが

素人さんの場合

試合で強打できない人がほとんどですが

強打できないのではなく

強打すると入らないからではないでしょうか。

試合で強打できない理由を増やさない方が現実的では ・・・    テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:15 | 1件のコメント

フォアの垂直面

先日、フォアハンドでグリップを薄くする話

面を感じる、しっかり力む、を力説したのだが

ちょっと気になっていたことを追加する。

 

私は、レッスンで、デモのため

いろいろなグリップで打つことができる。

その時のコツが上の二つなのだが

もう一つイメージしていることがある。

 

それはインパクトのラケット面が垂直であるから

fede1409frg

腕を固めると同時に

この時の肩関節の向きも一定に固定するということ。

 

私はセミウェスタンなので

それよりも薄くするときは

前腕の向きだけ変更すればできる。

いつもより、前腕を8分の1ほど回内すれば

イースタングリップで

肩関節の向きまでは変えなくても打てる。

コンチネンタルでも

さらに、前腕を8分の1ほど回内すれば打てる。

 

しかしセミウェスタンより厚くするためには

前腕を回外させると不自然なため

上腕を少し外旋させた角度に変更する。

正直こちらの方が

腕のスウィング方向の感覚も変わるので難易度は高い。

この時

上腕の向きも変わるため

肩関節の向きを感じる必要が出てくるのだ。

 

セミウェスタンが基準になるのは

誰でもそうとは限らない。

同じセミウェスタンでも

人によって

手首の角度や肘の曲がり方などが変わってくるためだ。

 

ウェスタンとセミウェスタンなら

前腕の角度変更のみでもOKという人もいるかもしれない。

 

まあ、どっちにしても

どんなグリップを使うのでも

インパクトで垂直なラケット面は絶対的に大切なこと。

hurikofor1409

弧を描いたスウィングに対し

面の向きが一定の角度を保つこと。

それに対し

回内も回外も、内旋も外旋もしないで打つためには

0、インパクトでの垂直面が前提は当然として。

1、手首の形を決め

2、肘をひねらずに    (回内も回外もしないで腕を固め)

3、肩関節もひねらずに  (内旋も外旋もしないで肩の向きを感じ)

が、一番安定した打ち方なのだ。    テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:47 | コメントは受け付けていません。

フォアのグリップを薄く

『ボールボーイ』 さんからフォアハンドのグリップに関しての質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ こんにちは。いつも分かりやすい解説ありがとうございます。

松原コーチに相談です。
よろしければご意見をお願いします。
フォアのストロークのグリップについてです。私はヘビートップスピンを目指し松原コーチの理論を参考に練習しています。いつの間にかグリップがフルウエス タンになってしまい、トップスピンはかけやすいのですが、低い打点が難しいことや、リターンやライジングで合わせにいくときにラケット面を感じにくく、 合ってないのではないかと考えています。
そこで、セミウエスタンくらいまでグリップを薄くしたいと思っているのですが、グリップを変えるときに注意すべきことや練習方法など良い方法があれば教えていただけませんか。

ボールボーイ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ラケットをグリップエンドから引っ張り出して打つ。

しかも

腕を脱力して、肘から引っ張り出して打つと

トップスピンに特化したグリップ

超厚めのグリップになりやすいのです。

1409nisifshippari

小さな子で、力がないのにセンスがあると

極限のパワーで打つために

ここにたどり着くようです。

 

大人でも脱力しすぎるとなりやすいと思います。

肘が前から引っ張るようになるのです。

そして、インパクトでは

1409nisikoritsfr

 

肘はラケットより下に。

 

一方、薄めに持つと

インパクトのラケット面はほぼ垂直で変わらないはずですから

fede1409frg

肘はラケットの後ろかやや上側になります。

 

この形で打つために大切なことは、「腕力」 。

引っ張るだけなら

ラケットは勝手についてきますから

グリップが柔らかくても大丈夫

でも、後ろから支えながら打つためには

かなり腕の形を固め

グリップも、しっかり握る必要があるのです。

 

基本的に同じ球質のショットを打つなら

ラケットの動き方はほぼ同じはず。

ラケットから、どっちの方角に腕が生えているかが違うのです。

とりあえず、ラケットが主役で自分はそれに従うこと。

 

ですからグリップが薄くなっても

ラケット面を感じましょう。

下向き、または後ろ向きに引いたラケット面が

徐々に上を向いていき

インパクトで垂直になる。

それをしっかり感じること。

そして

その腕を、上体左横に引っ張り込む。

 

私は見本で自分のグリップより薄めで打つ場合

とにかく、腕に力を入れる

手首も必要以上に、できる限り固める

がっちり握ったまま打つのです。

面を感じながら、これをやるので

ほとんど失敗はしません。

 

ぜひ、しっかり力んでください。

 

コツは 「感じること」 そして 「力むこと」 です。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:17 | 2件のコメント

トミーテニス塾

水曜日はトミーインドアでのテニス塾
どうも、世間ではフォアハンドの需要が多いので
最初の二時間はフォアハンド
CIMG3656
今回はとくに
ラケット面を感じることを強調した。
フォームや腕の形などはもちろん大事なのだが
インパクトでボールをとらえる感触はさらに大事
極端なことをいうと
フォームはどうでも
フルスウィングでなければだが
面を感じることができていれば
それなりに、ボールをコントロールできる。
それプラス
腕や手首がちゃんとなっていれば
フルスウィングでも
バッチリ、OK、ということなのだ。

そして、三時間目はスマッシュとサービス
CIMG3663
スマッシュでスウィングのテンポを確認し
スピードを出し
そうそう
今回の皆さんは横向きが強かったので
早く前向きになるよう
なんなら、横向きにならないようにアドバイスした。

サービスでは
スピンのかけ方
面をはげしく、薄く入れるためのコツを強調した
CIMG3659
さっそく、ラオニッチの名前が皆さんから出てきた。
ということで探したが留守だったので
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ナダルさんにお願いした。

さて、次回のトミーテニス塾は10月15日の水曜日
ぜひ、たくさんの皆さんに参加してほしい。 テニス

カテゴリー: イベント, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:18 | 1件のコメント

フォアは何を固定するのか

フォアハンドが得意な人は

腕をひねらないよう面を下向きに引き

手首を原則、固定して打つ。

 

フォアハンドがまあまあの人は

面を下向きには引けないまでも

手首だけは割合しっかりした人が多い。

 

フォアハンドが苦手な人は

手首をとっても不安定にしてしまう人が多い。

 

先に、手首を原則、固定すると言ったが

それは固定する意思を持つということ

固定する意思、感覚、でいれば

外力を受けて、いったん形が崩れても

また、再び元の形が戻ってくるのだ。

 

それはサーブの構えで

utimuki1401

こうしろといった話と同じ。

構えでこの形を作って、意識しておけば

途中で崩されても

インパクトで再びこの角度が戻ってくるのだ。

 

フォアハンドの構えで

dtarokamae1409

インパクトを想定した

安定した手首の形を作り、イメージしておく。

 

テイクバックでラケットヘッドが遅れ

1409djokftb

手首の形が少しくらい変わっても

 

インパクトでは

1409djokmae

予定通りの手首角度を作って

安定したフォアハンドを打つことができる。

 

この手首の動きは

生身の身体であれば

多少の違いはあれ

誰でも少しはあるもの。

特に、トップスピンの多い人はこれも多い。

 

松原さんはなるべくやらないようにしていると言ってはいるが

当然、しなる程度には使っていると思う。

 

大切なのは

絶対使わないことではなく

手首を固定して打つ感覚を持つことなのだ。

 

 

実は、本当に手首を動かして

フォアハンドを苦手にしている人

位置の調整を手首でやっていることが多い。

フォアハンドを安定させるためには

手首だけではなく腕全体で一調整する必要がある。

 

腕全体を動かす以上

必ず脇が閉まっているというわけにもいかない。

脇は基本的に開けるもの

たまたま、うんと打点が低いときに

脇が閉まってしまうというだけで

むしろ、しまった時の方が例外的なのだ。

 

安定したフォアハンドを打ちたいのなら

「手首は原則として固定する」 のだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:25 | コメントは受け付けていません。

ショートラリーのやり方

『butchcoon』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの詳細です。

 

カラオケ  たびたび先生すみません、もうひとつ質問なのですがわたしのサークルでも(おそらくほかの皆 様のサークルなどでもでしょうが)練習開始時は最初ショートラリー(ミニテニスともいうのでしょうか)から始まります。ある程度の時間行なった後通常の距 離のラリー、およびボレー練習といった流れです。ショートラリーのときの打ち方とロングのときの打ち方にあまり差異が無いようにというようなことを指導さ れたりとかするのですが実際はやはり違う感覚で打ってしまいます。実際のゲームのなかでショートでの練習のような局面になることがあまり無いように感じる ことと、プロの練習風景にショートを取り入れているような動画などがまったく無いということもないですがかなり少ないことから、つねづね疑問に思っている ところです。先生はショートラリーの必要性、またはショートラリーを行なうにしてもどのような意識で取り組めばよいというお考えでしょうか?ご指導のほう よろしくお願いいたします。

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

まず、プロの話ですが

練習を始めるときはたいていショートラリーからです。

薄いグリップで軽く打ち

だんだん離れながら

厚めのストロークのグリップになったりします。

その辺は日本の選手の方が

最初からまじめにストロークのグリップだったりしていますね。

 

身体が温まっていない状態では

当然、軽い強度から始めるべきで

ショートテニスは必然だと思います。

ベースラインからのフルスウィングで

始めるわけはないのです。

 

動画サイトにないのは

ショートラリーを見ても面白くないからでは?

 

逆に、軽く打っている公開練習の動画を見て

フォームをうんぬんする人もいますが

試合とは状況が違い、スピードも遅く

見ても、あまり役には立たないかもしれませんね。

 

コーチの指導で

「ショートと普通のラリーで打ち方にあまり差異がないように」

という部分

ここですね、問題点は。

 

同じ打ち方だったら

同じように飛ぶわけで

本来、違わなければいけないはず。

どっかを変えているはずで

どっかがどこか?

そのどっかを間違わなければいいのです。

 

私はそのどっか

スウィング方向やフィニッシュの位置だと思います。

ここはフォアハンドの例ですが

短く打つのだから

アウトサイドインで

左下に引っ張り込み

1408gcnisikori

低いフィニッシュを取る。

1408nisikori finis

まあ、ゆるく打つ場合

途中失速して打球は短くなりますから

その分は変えなくてもいいのですが。

 

しかし実際の現場で見かけるのは

ショートで短くするために

面をかぶせること。

 

私が耳にタコができるほど言っている

「面をかぶせない打ち方」

これを崩しているのです。

 

なのに、何で大丈夫?

1本目じゃない

何本も、同じことをえんえんと繰り返すからです。

 

その後、ベースラインからラリーして

さらに後

試合の時にチャンスボールが来て気が付く。

「今日は、たまたま、かぶせ具合がうまくいかなかった」

そして明日も ・・・

 

(試合中にショートと同じ状況はここで出てくるのです)

 

ショートラリーで早いテンポで打ち合うと

テイクバックが大変

ラケット面を後ろに向けたりする暇がない場合が多いのです。

monfi1408

だから脇を締め

面を上に向けて外旋して引く方が早い

振り出す時に内旋してかぶせる。

自然にそうなっていきます。

 

だから、ショートラリーはやるべきだが

長くはやらないこと

ゆっくりやって、少し温まったら

どんどん下がる。

 

人間は最適化がうまい

特に男の子はそう。

だからショートラリーを長くやると

ショートラリーの練習をうまくこなす最適化に進みます。

それがさっきの引き方なのです。

 

ほかにもこんなこと、たくさんあるかもしれません。

練習をうまくこなすためのやり方ではなく

テニスが勝てるようになるための

練習でなくてはいけませんよね。

 

コーチとしても心しなくては。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:52 | 1件のコメント

フォアハンドの力方向

昨日の記事中、フォアハンドのスウィング方向

そして、力の入れる方向に対して

再度、『松研』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お答え、ありがとうございました。
片田舎のおじさんの質問に、真摯に
答えて下さり感謝です。m(__)m
ただ、屁理屈かもしれませんが、
答の中のナダルの手の赤い矢印が
どうしても腑に落ちません。
正しくは、一度上に上げて左脇に
引っ張りこむのではないのでしょうか?
そのまま左脇に引っ張りこんでは、
ラケットは上に上がらないで
グリップがおなかの前を通りボールを
上に上げることが不可能に思われます。
赤い矢印がどうにも解りません。
面倒と失礼を承知の上で生意気ですが、
再度プログ上で教えて頂けないでしょうか?どうしても納得で終わりたいです。
失礼の数々、お許し下さい。m(__)m

松研 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

いい質問です。

と、一度答えてみたかったんです。

そう、みなさんここが納得できなくて苦労するんです。

特に、机の上で納得できる人は

物理学者や人工衛星打ち上げの技術屋さん。

タービンブレードの設計屋さんなど

ぐるぐる回るものをいつもいじっている人くらい。

 

現場主義で納得する人は

アメリカ西部のカウボーイ

cowboy

それともこの人

kmhammar1408

円運動の場合

力を入れる方角は

円周方向の推進力? 回転力? っていうのかな?

と、遠心力に逆らう求心力の合成になります。

 

だから

「正しくは、一度上に上げて左脇に引っ張りこむ」

は全く正しいのですが

力を入れる方向と動きの方向はずれますし

時間的には

力の入れる方向が常に先

ラケットは後で遅れてついてきます。

手はすでに斜め下に向かうのに

ラケットヘッドは加速しながら上昇過程にあるのです。

 

力の方向としては

もう少し、常に円運動の中心方向にずれます。

 

人間の感覚は面白いですね

このためだと思いますが

ラケットヘッドに最高スピードを与えるためのアドバイス

「インパクト後に手を加速させるようにしろ」

と、松原さんはしょっちゅう言っているし

実際、自分でもそうしているのです。

 

そうすると

下に引っ張る手

回転半径を小さくする方向の力が

とてつもないトップスピン加速を生むようです。

 

昨日の絵では

赤矢印が1つだけだったので誤解されたかもしれません。

ずうっとあの方向に力を入れるわけではないんです。

手の位置が、あの場所、あの写真の時点では

あの矢印だということです。

 

もう少し矢印を加えます。

nadalsf130730d

ちょっと汚くなっちゃいましたが

どうでしょう。

 

円運動では

こうやって、内側に向かって力を入れないと

人工衛星も宇宙に消えて行ってしまうし

テニスではボールがベースラインはるかに

消えて行ってしまうのです。  テニス

 

 

そういえばカウボーイの写真を見ていて気づいたこと

丸くした輪の途中を持っている

western_cowboy

これが遠心力で

飛んでいく途中で輪を膨らませるコツなのかもしれない

昔、うまくできなかったのはきっとこれ

もう一度こどもに戻れれば

ヒーローになれるのだが。  ウマ

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:18 | 3件のコメント