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左肩の上まで振り切るべきか?

フォアの教え方、フィニッシュについて

『hiyopapa』 さんからの追加質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  ご回答ありがとうございます。
身長とはあまり関係無いのですね。
やはり初心者に下から上へのスイングを身に付けさせるために、最初は肩の上へ、と教えているのでしょうか。

下から上へ、外から内へ、前へ、とスイングするのがスイングスピードを上げて、回転の掛かった質の良い球を打つコツ・・・と考えれば良いでしょうか?

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座   私の考えです。

なぜそう教えるのかというと

コーチがそう信じているからです。

なぜでしょう?

軟式の(ウェスタングリップ)イメージが強いのでしょうか?

一流は振り切ると思い込んでいるのでしょうか。

単なる思い込みじゃあ ・・・

 

私の考えている段取りですが

丸っきりの初心者でしたら

手首の形を保ったまま  (にしたいので)

手が左肩の高さくらいで止めさせます

次にトップスピンをかけて同じようなフィニッシュ。

Bill_Tilden

テニス史上、最高、球聖といわれる、ビル・チルデンです。

現代テニスではここで止めませんが

バックハンドならこんなブロックもありで

shara1411bkf

この絵から右腕を抜いてみると

チルデンそっくりでしょう。

 

さて、それができるようになったら

ワイパーを高い打点で教え

次が低い打点の、アウトサイドイン

最後の二つのフィニッシュは上体の左横です。

 

なぜ、こんな段取りかというと

最初からワイパーとかアウトサイドインとかにすると

手首ぐにゃぐにゃ

とっ散らかってしまうので

インパクトの前後、特に後まで

面を保つことを知ってほしいからです。

 

なんでか?

世間では振り切るというと

コーチも素人さんも右肩の上

腕を首に巻き付けようとするみたいです。

shara1411skr

もちろんトップスピンで

ゆるく打つときはここへ来ることもありますが

現実に試合で使うにはとても怖い

しかも深さのバリエーションが作れない。

 

それと

振り切るというのがなんかえらいようなとらえ方。

フラットでもトップスピンでも

時にはスライスでさえ振り切ろうとする

そんなの、試合ではとてもできない。

 

古典的な技術、古典的な教え方なのに

その延長上に現代テニスがあると勘違いしているのかも

 

試合で安心してフォアを打てるには

振り切ったテニスがしたければ

しかもいろいろな深さ、浅さに打ち分けられるためには

アウトサイドイン

上体横にフィニッシュする

ヘビートップスピンしかないと思いますが。

 

左肩の上のフィニッシュでは

いつも

「惜しかったね」 と言われちゃう ・・・   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:36 | 3件のコメント