『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの質問部分です。
・・・ この前、スクールのコーチに、「ダダだ~ッと動きながらボレーしない。打つ瞬間には足を合わせる。そのためには瞬間止まる必要がある。ストロークでもそうでしょう?」と言われました。これは正しいのでしょうか?また、お時間がある時にでも解説い ただければと思います。よろしくお願いします。
レフティスタイル より
私の答えです。
止まって打つ方が動きながら打つよりやさしいはず。
いかにも正しい理屈のようです。
動きの要素を排除した方が
難しい話が減るということなんでしょうね。
ところが現実は
足が止まれば
位置の調節は腕や手でやるしかない。
だから打点が動いて、近くで取ったり、遠かったり。
それでは安定したスウィングなんかしている暇はない。
しかも
足が止まれば
それ以上のいい位置にまではいけないのです。
だからプロは足を動かして、動きの中で
そしてできるだけ有利な位置でボールを取ろうとします。
止まっちゃうのは
これ以上行けばタッチネットというときのみ。
競技レベルのテニスでは
動いて打つ方が簡単だし
戦術的にも使い勝手がいい。
ただ
机の上でしかテニスをしない人とか
初心者は
止まってボレーした方が易しいと思います。
もちろんコーチがそこへ正確に球を出すのです。
初心者は止まってボレーを覚え
次に動きながらという風に上達すべきでしょうね。
そのクラス、初心者クラスだったのでしょう。
もしあなたが初心者なら
「足を止めて腕のふりのみに集中する」 という
コーチの適切な指導をしっかり聞いてくださいね。
「 ・・・ ストロークでもそうでしょう?」
という部分。
いま、オーストラリアンオープンをやっています。
ハードコートなので
ストロークを打つのに
足をコートに付けて打つ確率が高いようですが
エラーが多いのは案外止まって打つとき。
ちょっと外に振られ
ステップしながら打つときなどは
姿勢が決まって
プロはエラーが少ないようですよ。
ちょっと、そうゆう目で観察してみてください。
それ以上言うのはちょっと遠慮しておきます。
アッ、初心者はもちろん止まって打ちましょうね。