先日もお話ししたが
ボレーの打点は上体から離してとる。
これは離れた方が見やすいため
こんなものを見たことがあるだろう
バスの横についているやつ。
(これは車内のモノのようだが)
お互いに止まっているときは
近くのほうが見やすいのは当たり前。
だけど
動いているときはちょっと違う
すぐ横をバスが通り過ぎるとき
バスの経路図は
ぼやけて全然わからない。
近いとゆっくり近づいて来たものが
突然、加速しながら反対方向へ過ぎ去るのだ。
目からの距離も
自分から対象への角度も。
少し離れたところを通過するバスなら
変化が緩やかでついていける。
ボレーのボール像も同じ。
近い方が見えやすいはずと思うのは
止まっている像を
しかも
机の上で考えているから。
現場では当然
目から、上体から、離してとるのだ。
プロで近くで窮屈そうに取るなんて、見たことない。
プロはこうすれば簡単だからやっている。
自分のセンスを誇るためにやっているのではないのだ。