カテゴリー別アーカイブ: ボレー

近すぎボレーは見えない

先日もお話ししたが

ボレーの打点は上体から離してとる。

 

これは離れた方が見やすいため

こんなものを見たことがあるだろう

バスの表示板

バスの横についているやつ。

(これは車内のモノのようだが)

お互いに止まっているときは

近くのほうが見やすいのは当たり前。

 

だけど

動いているときはちょっと違う

すぐ横をバスが通り過ぎるとき

バスの経路図は

ぼやけて全然わからない。

 

近いとゆっくり近づいて来たものが

突然、加速しながら反対方向へ過ぎ去るのだ。

目からの距離も

自分から対象への角度も。

 

少し離れたところを通過するバスなら

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変化が緩やかでついていける。

 

ボレーのボール像も同じ。

近い方が見えやすいはずと思うのは

止まっている像を

しかも

机の上で考えているから。

 

現場では当然

takaofv1501tb

 

目から、上体から、離してとるのだ。

プロで近くで窮屈そうに取るなんて、見たことない。  テニス

プロはこうすれば簡単だからやっている。

自分のセンスを誇るためにやっているのではないのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 22:38 | コメントは受け付けていません。

ボレーは楽な姿勢で

ボレーで多くの人たちが信じている3大迷信

1、ボレーはしっかり横向きになって打つ。

2、ラケットヘッドをしっかり上げる。

3、打点を近くした方が当てやすい。

 

こうすると

とっても窮屈になってしまう。

 

きょうは、1と3の話。

 

ホントは

フォアボレーの打点はこんな感じ。

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ラケットヘッドを120度くらいかな

少し上げて打つ。

 

そしたら

打点を近くにして打てるかどうか

感じてほしい。

 

できないでしょう。

 

そして

横向きになりすぎないから

こんな風にも打てる

cimg5469

せいぜい

上体が打点の方向を向くくらい

 

実際、プロ選手も

clijsters1508fv

こんな楽な感じ

 

ボールが遠ければ

その方向に向かって行くので

takao1508tv

自然に

かなり横向きになる。

 

窮屈にすることに何の意味もない。

 

基本的には、横を向かない方がいい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 17:29 | コメントは受け付けていません。

ラケットヘッドを上げてボレー

ボレーで多くの人たちが信じている3大迷信

1、ボレーはしっかり横向きになって打つ。

2、ラケットヘッドをしっかり上げる。

3、打点は身体の近くで取る。。

 

こうすると

とっても窮屈になって

イッショウケンメイやってるモード満載になる。

 

そして、コントロール不能になりやすい。

 

今日はこの中で

ラケットをしっかり上げて打つことの話。

 

ホントは

フォアボレーの打点はこんな感じ。

cimg5471

ラケットヘッドを120度くらいかな

少し上げて打つ。

プロも

ATP Masters Series - Rome

 

この 「少し上げて」 が

10人以上の伝言ゲームを経て伝わったのが

「ラケットヘッドを手よりも高く保って」

ということだと、私は解釈している。

 

ホントはこれでいい

cimg5469

手首から先を相変わらず、120度位上げて打つ。

 

ラケットヘッドの絶対的な高さは

手よりも低くていい。

 

スライスボレーを打つために

回転をかけるために

コントロールするために

手首の角度が必要なのであって

 

絶対的なラケットヘッドの高さが重要なのではないのだ。

 

もちろん

腰が落ちていることが重要なわけでもない。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 17:22 | コメントは受け付けていません。

スライスからフラットへ

バックボレーと比べて

フォアボレーの苦手な人が多い。

 

理由は簡単で

バックボレーはスライスで打つが

フォアボレーはフラットで打つという事。

 

だが

フォアボレーがうまい人の中にも

フラットボレーの人がいる。

どうゆう事だろうか?

takaosfv1506

実は

フラットボレーというものの

特に感覚における違いの幅が大きい。

 

結論を言うと

スライス感覚のフラットならOK だが

トップスピン感覚だと難しいという事。

 

ストロークの場合

通常がトップスピンで打っていると

上体が前向きに開き

ラケットヘッドが下からボールに向かっていく。

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このショットの

振り出しをラケットヘッドを下げないで

上からボールにぶつけていくようにすると

フラットのストロークになる。

 

フォアハンドスライスの場合だが

通常は

上体の開きを抑え、上体が前向きに回転しないようにし

ボールの後ろ上方から切り下していく。

1508vswing

打点の後ろから振り出して

この切り下し分を少なくすれば

やはりフラット気味のショットになる。

takaofvhit1508

そしてフォローを大きすぎないよう

止めるようにする。

これが安定して打てるフラットボレー。

 

つまりスライス感覚のない人のフラットボレーは難しいという事。

必要に応じて

しっかりアンダースピンをかけられるようにしておくと

つなぎのボレーや

アングル、ドロップなど

臨機応変に対応ができる。

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

実は、松原さん自身も

昔、フラットにしか打てなかった時には

大のフォアボレー嫌いだったのだが

スライスボレーにしてからめきめきと上達し

最近では

気が付くとフラット気味にパンチしていることも

ますます上達しているのだ。

 

スライスボレーを

まずは、やってみることを推奨する。

そして

ATP Masters Series - Rome

明日は天気が良ければ

久しぶり、日曜日の松原テニスクラブ印西

会員さんたちの目の前で

美しいフォアボレーを決める姿が目に浮かぶようだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:05 | コメントは受け付けていません。

ぶつけられたら

『チョコビッチ』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   前衛アタックを打たれた時にボールが浮いたりアウトします。面を垂直に保つ為にどうすればよろしいでしょうか?

チョコビッチ より

 

 

水瓶座  私の答えです。

典型的なブロックボレーの出番ですね。

 

ラケット面はもちろん

手首ももちろん

背筋、腹筋ももちろん

 

インパクトに合わせ

「ギャッ」 と

全身を固め

身体中を面にしてしまうのです。

 

ラケット面だけじゃなく

全身でブロックです。

 

いい加減な答えですが

何とかなるもんですよ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:49 | コメントは受け付けていません。

なぜ横向きにこだわらない?

ボレーというと

横向きをしっかり作ろうとする人が多い。

自分で窮屈にして、エラーの原因になることも多い。

 

基本的に

「ボレーでは横向きになる必要はない」 ということを知ってほしい。

 

なぜなら

ボレーではそれほど大きな力は要らない。

だから

上体を回転させて、パワーを与える必要がない。

 

むしろ

時間がないから

いい姿勢で打てないことも多いので

上体が垂直でいられないことの方が多い。

djoko1508bv

また、それ以上に

打点を前にしたり、遠くにしたりするため

積極的に上体を打点の方に傾けることも多い。

takao1508tv

つまり

上体が垂直じゃないということは

上体の回転を伴えば

打球方向が定まらないということ。

だから

上体はなるべく回さないほうがいい。

takaofv1508tb

左半身でブロックなのだ。

 

そんなわけで

上体を横向きにする必要はない。

どの向きになってもいいから

そこから動かさないで打てばいいのだ。

 

ボールが来たらそっちへ行く。

だから

上体は打点の方に向く。

遠くに来れば

踏み込むことで自然に横向きだし

ATP Masters Series - Rome

近くに来れば

clijsters1508fv

上体がよけるように前向きのままでもいいのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:35 | 2件のコメント

ボレーを浮かせない

フォアボレーが浮いちゃうという人が多い。

浮く理由は

面が上を向くから

スウィングが ・・・

じゃあ

浮かせないためには?

 

そう

面を上を向けないように

スウィングがしっかり上から出るようにすればいい。

 

ラケット面も上向きに引かないことだ。

 

こんなところから

vkamae1508

ここへvdatenn1508

 

ラケット面の動きとしては

1508vswing

弧を描いて、凹型に振るわけで

面は徐々に上を向いていく

だから

大きく引いた場合は

面が少し下向きになるくらいでいいのだ。

 

こんなに大きく振って大丈夫?

バックなら不思議に思わない大きさ。

ボールより上からで当たる?

バックでは普通にやっている。

上下に動きがあるからこそ

真ん中に持ってくる調整もできるのだ。

 

一度だまされた思ってやってみるといい。

大きく振った方が簡単。

 

上体の向きも参考にしてほしい。

打点の方向に向けば十分。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 20:04 | コメントは受け付けていません。

フォアボレーはフラット?

『kazu』 さんからボレーの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも参考にさせていただいてます。
私はボレーが比較的苦手でして、特にフォアボレーで球が浮く事が多いのです。
フェデラーのボレー動画を見ていて気付いたのですが、バックボレーは切り下ろしているのに対し、フォアボレーはスイングが小さく少し押し出す様に打っています。
自分で腕を振ってみた所、フォアは肘の進路上に体がある為、無理に回転をかけようとすると肘より先が上向いてしまいます。
フォアボレーでは回転量を落とし押し出してコントロールするのが正解なのでしょうか?

kazu より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

スライスで弧を描いて振れば

フォアでのバックでも面は徐々に上向きになっていきます。

clijsters1508fv

スウィングするにしても

ストロークと違い

特にフォロースルーが小さく

それほど大規模な振りではありませんので

進路上の身体が邪魔というのは

よほどクローズドに構えなければ

問題にならないと思います。

 

実は

よほどクローズドの人も、よく見かけます

横を向きすぎるのです。

ホントに真横向きじゃダメ

上体の向きは打点の方向に向くくらいで充分です。

takaofv1508tb

男子プロでは

バックは、はっきりスライスが全員

フォアでは、はっきりスライスという人もいるし

フォアはフラット、という人もいるのですが

ATP Masters Series - Rome

フラットでコントロールするのはけっこう難しい。

当てるだけの消極ボレーになりやすい。

 

だから

まずは、しっかり回転をかけたスライスボレーをすすめます。

そして

自信がでてきたら

回転を減らして少しだけぶんなぐる。

takaofvhit1508

このフラット気味に打つときのコツが

ラケットヘッドを振り回すのではなく

「フォアボレーでは回転量を落とし押し出して」

いくことなのです。

 

鈴木貴男は低いボレーではしっかりアンダースピンをかけます。

 

それと

takao1508tv

スライスボレーが打てないと

こんな遠くのボレーを

鋭く打つことができないのです。

 

ですから

打点より高めにセットして、まずはスライス。    テニス

 

アッ、そうそう

高めにセットしないから

打点の高さにセットするから浮くんですよ。

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:24 | 1件のコメント

フォアボレーの叩き方

『松研』 さんからフォアボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  いつも拝読させて頂いていますm(__)m。
又々、ボレーについて質問させて頂きます。すみません。
今、すごい当たりのボレーとありますが
逆にいい当たりのフォアボレーは、
前に逆ハンドハイボレーの面の引き起こしで
説明して頂いた内容と一致するのでしょうか?と言うことです。内旋から回内を
使いインパクト前か同時に面動を止め
凹型にスライスして面が斜め上に
向いている状態で終らせる。ということでしょうか?
強いボレーはそれほど必要ではないかも
ですが、お暇ができた時に宜しくお願い
致します。
何度もお世話になっております。m(__)m

松研より

水瓶座  私の答えです。

バックのハイバックでやるような

引き起こしを使ったハードヒットフォアボレー

見たことありますか?

上級者がやるのを見たこともない

プロでも見かけないとすると

そんな打ち方をする人は

少なくとも

試合で勝っている人の中にはいないということです。

試合で勝っている人のハイボレーは

2とおりです。

1つ目は

スライスボレーで手首を固定して

斜め上から、切り下すように強く打つ。

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面は徐々に上を向いていく。

2つ目は

フラットボレーにして垂直面を保つようにして叩く。

古典的なフォアハンドストロークのような打ち方です。

やはり手首は固定する。

 bry1506b

左利きのボブはけっこうこんな感じ。

ラケットヘッドもスライスボレーほどは立てない。

もちろん

スライスボレーでも

人間の腕ですから

ハガネのようにとはいかない

振り出す時にラケットヘッドが遅れて面が少し上を向く

若干、その後で引き起こしのように面が戻ってくる

その程度の動きはあります。

 takaofvhit1506

ただし、本人の意識としては

面を保っているだけ

と、いうときにインパクトでしっかりと面が戻ってきて

しっかり決まるのです。

ATP Masters Series - Rome

マイクはフラットに近いスライスボレーでパンチ。

スライスボレーは

ラケットヘッドを少し立て、ちょっと上向きの面で終わるのが特徴。  テニス

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:48 | 1件のコメント

クロスボレーのコースは

フォアボレーは

まずは、クロスに打てないと困る。

 

シングルスで相手ボールが

バックからダウンザラインに飛んできた場合

そのコースはここだ

fvangl

サービスボックスの角あたり

ベースラインのコーナーではない。

 

相手がパスを打った時の位置

そして次のショットのために

走りこまなければいけない場所との距離を比べてみれば

一目瞭然だろう。

 

もちろん

決まればどこでもいいわけで

相手のストロークが浮いてきて

強いボレーが打てるなら

ベースライン付近に入るボレーでもOK。

もちろんウィナーになる。

 

しかし

実戦では

浮いてくるかどうかは、なってみないとわからない

相手がまいっていても

たまたま、ネットすれすれに返ってくることもある。

 

その時に

昔ならとっさに、つなぎのボレーを深く打った。

ところが

トップスピン強力ストローク時代の今なら

次で抜かれてしまう可能性が大。

 

できれば1発で終わりにしたいのだ。

 

だから最初からアングルに打つつもりでいた方が

途中で作戦変更の必要がなく

決まりやすいし

エラーも少なくなる理屈だ。  テニス

 

さて

相手フォア側に打ってネットへ出た場合の

フォアボレーの模範解答はこれ。

fvdownl

理由は先ほどと同じ

相手の一番遠いところ

取りにくいところに打つということなのだ。

 

実戦では

素晴らしい当たりのボレーがえらいというわけではない。

 

楽に決めるため

ポイントを取るためにネットへ出るわけで

ベースラインからのウィナーのようなショットは必要ない。

 

ネットプレー、特にボレーでは

すごい当たりに酔わない方がいい。   テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, ボレー | 投稿者松原コーチ 17:52 | 1件のコメント