カテゴリー別アーカイブ: 試合

トップスピン屋のボレー

『スピングリグリマン』 さんからの質問です

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  こんにちは!
いつも楽しく拝見させていただいてます。
私は体育会を経てテニスコーチをしながら草トーやたまにjopなどの試合に出たりなどしてテニスを楽しんでいるのですが、ストロークに打ち勝ってアプロー チをぶん殴って前に出るとき結構な頻度で抜かれてしまう、またはボレーが苦手なのもあり厳しいパスでミスをしてしまいます。
グリップもフルウエスタンでフォアハンド、バックハンド共に追い込まれてスピンが打てないとき以外基本的にスピンなのですが、やはりアプローチも含めて意図的にスライスを増やした方が良いのでしょうか。
私の中ではスライスは所詮スライスで攻めに使ってもよっぽど良いスライスではない限り叩かれてしまうと思うのですが…

是非ともご意見お願い致します!

スピングリグリマン より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「スライスは所詮スライスで」 というのは私も思っていること

やはり一番得意なショットで勝負するべきだと思います。

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ボレーが苦手のストローカーであれば

自在に打ってくるパスとボレー勝負という図式は考えるべきではないと思います。

スライスアプローチだとそうなっちゃう。

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ヘビートップスピナーは

スピンが多すぎるために

ノータッチのウィナーが取れない

だから

プラス、簡単なボレーを添える、という心がけです。

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自在にパスを打てない状況を作ってからネットへ

そんな状況を作れないならネットにはいかないのです。

 

そんな状況、その形

その組み合わせをしっかり作ることが重要です。

 

例えば

フォアの強力クロス + バック側へのボレーかドロップボレー

逆クロスハードヒット + フォア側へのボレーかドロップボレー

バックへのムーンボール  + フォア側へのドライブボレーかドロップボレー

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相手の動きの逆を取るボレーなんて考えない。

誰もいないところに易しいボレーを入れてポイントです。

 

それと

上の例で、「ドロップボレー」 がやたら出てきますよね。

深く弾むトップスピンストローカーとドロップボレーは

とっても相性がいいのです

トップスピン屋にとってドロップボレーは必需品です。

ボレーはこれしかできないで

「お前なんかドロップボレーしかできないじゃないか」 と

他人様から馬鹿にされてもいいのです。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:27 | 3件のコメント

やるべきことをイメージして

松原さんのフォアハンド

28歳まではイースタングリップで

フラット

どフラットといってもいい。

バックはスライスのみ。

 

その歳でテニスコーチになり

最新型を教えられるようになるため

テニス、ほぼすべてを

当時の世界標準に変えた。

 

トップスピンのテニスだ。

 

フォアハンドをセミウェスタングリップで

ヘビートップスピンに

バックもトップスピンに。

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(これはずうっと後、スピン量もずいぶん減ったころ)

 

2年たって

トップスピンもなじんできたころ

友人にダブルスの試合に誘われ

帰省を兼ねて出た北海道の試合。

ダブルスは早々に負け

ついでに出たシングルス

2回戦で当たったのは

関東から成績稼ぎに来ていたインカレ選手。

順調に打ち勝ち

ファーストセット、最初に来たセットポイント。

 

ところが

若いころから

セットポイントやマッチポイント

1回で取れたことがない。

何度も何度も

そこからが大変という苦労のテニススタイル。

 

そこで、試してみた

ここでミスっても、いつもと同じこと

最初のポイントが取れないだけ

別に困らない。

 

心の中のもう一人の自分がささやく

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

いきなりリターンエースを決め、6-4

 

そして、そして

ついに来たマッチポイント

心に何を思うかをもう一度試してみることに

 

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

クロスコートにウィナーを打ち込み、6-3

30秒後には

しっかりと、自分をほめていた。

 

勝因は

フォアハンドをぐりぐりのヘビートップスピンにしていたことと

心に何を思うか

身体は何をすべきかを明確に意識して

単純に実行したこと。

 

心と身体が何をすべきか

明確につかむことができた記念すべき試合だった。

 

 

試合で、大事なポイントで固くなるような人は

とはいっても

むしろそんな人が普通の人

だから

フォアハンドのトップスピンは

鬼のようにぐりぐりかけること。

 

マイナス思考の、ミスラナイではなく

肯定的な

具体的に何をするかを明確に意識すること。

 

それが無意識にできればゾーンにも入れるのだろうが。

そしてプロにも ・・・

 

とにかく、グリグリだ。

 

余裕のある状態になったら

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フラット気味にぶったたくもアリだが

この写真のようなショットが打てるようになるまでは

何年もかかっている。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

チャンスボールを決める

テニスの基本的な考え方の第3弾

打ち合って

チャンスが来たら

しっかりと決めきること。

 

ポイントの結末を

しっかりと語れるショットを持っていることが大切なのだ。

 

例えば

スマッシュ

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相手を追い込んでネットへ出る

ロブが来る

下がりざまにジャンプして

当たり前のように逆クロスへウィナー。

 

これで次に同じような時

相手はロブを上げられなくなる。

 

そして

例えば

フォアハンドのウィナー

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打ち合いで相手ボールが浅くなる

すかさず、前進し

クロスコートに

充分なトップスピンをかけて

安全にウィナー。

 

次から相手は浅いボールを打てなくなる。

 

シングルスのポイントはほとんどエラーで決まる

だからウィナーは要らない

という人もいる。

 

だが

それは素人の話

お互い、安全に打つつもりでも

ついエラーが出る。

 

プロなら

お互い、安全に打っているだけなら

1日かかっても1ゲーム目が終わらない。

 

相手のウィナーを避けるために

または

自分からウィナーを打つために

深く打たなければならない

角度をとらなくてはならない。

 

相手がネットへ出てきたら

抜かなければ決められる。

ロブが打てないならパスでぶち抜くしかない。

 

無理をした結果エラーが多くなる。

 

無理をしなければ実力者相手では

ネットを取られる

ウィナーを打たれる。

結局

必ず負けることになる。

勝ちたければ

少しだけは、無理をしなければならない。

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結局

シングルスのポイントは

素人もプロも

大半がエラーで決まる。

 

でもそれは

上級者やプロの場合

ウィナーが最後にあるからのエラーなのだ。

甘くなったら決められる。

 

上級者以上になりたければ

打ち合いのお尻

最後のウィナーをしっかりと

習得しておかなくてはならない。

 

そしたら

相手のエラーで勝てるようになる。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 16:15 | コメントは受け付けていません。

デッドゾーンにいると

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの1つ目部分です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。2つの質問をさせてください。

1つ目、デッドゾーンについて。うちのサークルの60歳超えの女性は、サーブをしてから、少しコート内に入り、そこでストロークで粘り、前に詰めていきます。ストロークはほとんどライジング、長い球はロングボレー。ボレーもスライスも上手なので、ミックスでもそれ
で通用してしますが、デットゾーンのような気がするのですが、これもありでしょうか?
エンドラインの後ろとネット前以外のポジションは全てデットゾーンという人もいますが。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「それで通用している」

それなら、それでいいのではないでしょうか。

ローボレー、ハーフボレーをうまくこなせれば

ドロップショットもロブも怖くない

最高のポジションじゃないでしょうか。

 

この人の考え方にも近いですよね

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デッドゾーンというのは

初級者や中級者にとって難しいと考えられている

ローボレーやハーフボレーを使わなければならない場所

だから

初級者や中級者にとってのデッドゾーンなのです。

 

なので

デッドゾーンで打ったから減点

というルールが適用されるコートがもしもあれば

絶対にやってはいけません。

 

さて

このポジション

むかしから

ベテランのテクニシャンがよくいた場所です。

上級者の 「楽ちんゾーン」 です。

普通のやり方をする選手から見て

かなり厄介な相手です。

 

そして

遠目に鋭いパスが来て

予測もできない場所に来たら

「参った」 と言えばいいのです。

「参った」 が1ゲームに4本未満ならいい。

 

だから

そんなボールを平気で打てる

ジョコビッチやシャラポワには通用しないと思います。

(もっと後ろにいてもかないませんけど)

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でも

市民大会、50歳以上で優勝狙いなら

アリじゃないでしょうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, ダブルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:52 | 1件のコメント

シングルスの戦法

シングルスは単純なようで複雑

いろいろな得点パターンがあり

ダブルスの戦法はピンときても

シングルスはどうしていいかわからないという人も多い。

 

そんな中で

あえて、これが 「一番の基本」 というのを紹介する。

フォアハンドの逆クロスを主武器にしたパターンだ。

 

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図にしてみると

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黒い点が攻撃側の自分

まずは

青い点から、緑の相手バック側に

茶色の線の沿って、緑の点に逆クロスを叩き込む。

相手がまいって、浅くなったところを

相手のフォア側、オープンコートへ

黄色線に沿って、赤い点に

ウィナーを決める、というパターンだ。

 

ポイントはとにかく逆クロスの角度と威力

最後のウィナーは付け足し。

ちゃんとスピンもかけて

安全にご馳走をいただくこと。

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もしフォアハンドがしっかり打てるなら

フォアハンドの威力はバックハンドに優るはず。

だからストロークの強力な選手はこのパターンを

攻撃の基本にしていることが多い。

 

そして

ここから攻撃パターンのバリエーションを増やしていく。

 

逆クロスの後を

クロスに打たないで、もう一度逆クロス。

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ストレートのドロップショット、等々。

特にこのドロップショット

錦織圭がよくやるので最近はブームになっている。

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これらのパターンを成立させるためにも

基本中の基本

逆クロス、クロスの決め方が

まずは

しっかりしている必要があるのだ。 テニス

 

さて

明日から、全国大学王座戦が有明で始まる

北海道から来ている、後輩たちは

今日の抽選結果、

1回戦で、東北大学と対戦することになった。

 

先日、定期戦で対戦したばかりの、一番のなじみ校

関東に来てまで、やらなくてもいいようなもんだが

しょうがない。

逆クロスを首尾よくぶち込んでくれるか?

勝って、第2シード慶応大学とやるためにも

期待を持って、応援に駆け付ける予定だ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 20:05 | コメントは受け付けていません。

スライスリターンは

スライスリターンについて解説したが

実は

自分ではスライスリターンは好きじゃないし

なるべく避けるべきだと思っている。

 

プロレベルでは

スライスリターンは相手に主導権を渡しやすくなる。

特にフォアハンドの返球だけのリターンは

たとえ深く返ったにしても

次の相手ハードヒットの襲来は必至だ。

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そこからの逆転はなかなかに難しい。

だから

できるだけこちらが主導権を握れるよう

力強いリターンがほしいのだ。

 

だから

たまにはエラーが出ても

なるべく

攻撃的なトップスピンリターンがほしい。

 

トータルとしてどっちがポイントを取りやすいのか

どっちがブレークしやすいのか

という視点から見ないといけないのだ。

 

確実にリターンを返してもキープされるとしたら

3ゲームに1回でもいいから

うまくいったときにブレークできるように考えるべきと思う。

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だから打てそうなのに

スライスで確実にというのは

見ていて、イライラすることが多い。

 

だから

スライスリターン

特にフォアのスライスリターンは好みじゃないのだ。  テニス

 

でも

スライスしかできない時もあるので

そこまでは否定しないし

その時でも

ポイントをあきらめない技術を持つ必要はあるのだ。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:27 | 1件のコメント

相手本位のテニスは

USオープンが

まだ終わったわけではない

他の日本人選手が何人もいるし

誰が勝つにせよ

これからの試合はすべて、見るに値する。

 

デモ

錦織は負けてしまって

もう出てこない。

いやー、参った。

 

出だしをちょっと見て

楽に第1セットを取ったら

落ち着いて、寝るつもりで、テレビをつけた。

1セット目を落とす

2セット目は取ったが

3セット目も落ち着かない

デモ、セット 2-1 でリード

やはり4位だもんなと思ったら

4セット目でもブレークが取れず

5セット目は先にブレークされる。

どこまで行っても気になって

結局、3時半まで見てしまった。

 

解説のM氏は

無理して打ったら、自ら墓穴を掘る。

昔はそうだったが

最近は我慢ができるようになって

このランクまで来た。

ラリーが続けば調子が出てくるから

という意見のよう。

 

そうかなと思いつつ ・・・

いつまで行っても相手はつぶれない

サーブの調子はますます冴え

両手バックに回り込んでのハードヒットを打ちまくる。

確かにフォアは少しエラーが増えたが ・・・

 

やはり先手先手で

打っていかなくてはいけないのでは?

 

ジョコビッチやフェデラーなら

先に打たせて様子を見ていても

自分はサーブゲームを落とさないから

何とかなる。

それこそ横綱相撲のよう。

 

1セットに1回くらいはサーブを落とす

大関、錦織としては

そこまでの余裕は ・・・

 

そういえば一番近いタイプの横綱

アンドレ・アガシ

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どんどん打っていたように思う。

そして

1セットに2ブレークぐらいして

自分も1ダウン

だけど、勝つ。

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単なる、面白い怪人ではない。

 

この大会に出ているような男子プロは

調子が出たら

どんな相手にも勝つ

ぶち抜くショットを持っている。

 

様子を見るなんてありえないのではないだろうか。

自分本位のテニスで

まずは一気に行くべきだろうと思う。

 

事情をよくは知らないと年寄りは考えるのだった。  テニス

 

まあ、責任がないのだから、何とでも言えるのだが ・・・

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:23 | コメントは受け付けていません。

バックのかわし方

『レフティスタイル』 さんからの質問の続き

以下がコメントの2つ目質問部分です。

 

カラオケ    ・・・・・

さて、もう1つ、教えていただきたいことがあります。
私はハンドルネームのとおりレフティ(左利き)なんですが、ジュースコート側のクロスのストロークは、高い確率で、相手はフォア、自分は両手バックの打ち合いとなります。

やはり少し分が悪いというか、そこまで両手も上手くないというか、少しでもそうした打ち合いに負けないようにしたいのですが、何に気をつけて練習すればいいでしょうか。

できるなら、徹底的にバックで粘って、フォアで決めに行くというスタイルにしたいのですが。

教えていただきたいというより、無茶振りに近いのですが、どうか、よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ジュースコート側のクロスの打ち合い

「相手はフォア、自分は両手バック」

 

そりゃあそうです、クロスですから。

 

それで分が悪いなら、やり方を変える。

ストレートへ

相手バックへ打ったらどうですか。

 

それともう一つの提案ですが

スライスを使ったらどうでしょう。

 

相手の攻撃からこちらの攻撃へ

流れをこちらにもらうためには

相手以上のボールを打って、甘くさせるか

相手が打ちにくいボールを打つか。

 

この打ちにくい攻撃しにくいボールがスライスです。

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相手は打点が低くなるので叩きにくくなる。

 

ストレートのスライスでもいいが

スライスをクロスに打って

相手がフォアでつないで来たら

フォアに回り込んで

主導権を奪うというやり方もアリです。

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今現在、バックが弱いなら

相手フォアをやっつけるほどの両手バックになるのは

頑張っても、そうとう先の話。

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でも

スライスではぐらかすのなら

割とすぐにできるのではないでしょうか。  テニス

 

 

ところで

錦織圭

今度こそ勝ってほしいですね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, スライス, バックハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:53 | 1件のコメント

ロブはクロスに

ダブルスで打てなくなり、苦しくなったらロブ

先日そんなことを書いた。

nisikorifsu1506

じゃあどこへ上げる?

 

平行陣で試合をしていて

打ち合いの中

ロブを使うのはストレート

正面のプレーヤーの上を狙うことが多い。

 

これは正面のプレーヤーの方が

ネットに近づいていることが多いからだ。

 

だからその上を通して

もう一人の

クロス側にいるプレーヤーを走らせる。

 

雁行陣であれば当然そうなのだが

平行陣であっても

始まりはサーブかリターン

当然

ポイント最初は必ず雁行の形から始まるのだ。

 

だから

エース狙いなら、ストレートロブ。

 

ところが

こちらは、打てないから上げるので

精神的なものも含めて

積極的に行くわけではない場合

ロブを使うのは

バレバレ

という状態だったらどうだろう。

 

ストレートのロブは

短ければスマッシュの

長すぎればベースラインの餌食になりやすい。

 

だからクロスへのロブ。

 

どうせばれているなら

次の返球にも対処しやすいし

距離のOKスペースも大きい。

ATP Masters Series - Rome

それと

特に、リターンに使う場合だが

同じクロスどうしなら

通常の低いクロスリターンに比べ

ロブだとポーチされにくい。

 

プラス

前進して打つスマッシュは

後退して打つのに比べて

エラーしやすく

コントロールが難しい。

 

だから、ビビりロブはクロス。

nishi1506bs

もちろん

相手ネットマンが

こんなケースでもロブを気にしない

無神経プレーヤーだったり。

クロスのプレーヤーに比べて

格段に技量が落ちる場合は別の考え方もあるが。

 

通常、安全なのは

ドラマが起こりにくいのはクロスなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:09 | 1件のコメント

そりゃあロブでしょう

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
今回は、試合中のメンタルについて、質問させていただきます。
先日、クラブ対抗で3セットのダブルスをしていました。

1セット前、サーブ、ストロークとも好調で6-0で先取。
ところが2セット目に入り、相手のサーブの調子が上がってきたこともあるものの、リターンの凡ミスを重ねる。こうなると途端にリターンに自信がなくなってきて、緩い球にも振り切れなくなるなど、普通の状態で打てなくなる。

影響はサーブにも出て、パートナーのミス、ダブルフォールトもあり、ダウン。
最後には2セット目を6-4で取ったものの、甚だ後味の悪い試合になってしまいました。

試合には必ず流れがあるとはいうものの、こうしたことは前にもあって、好調でも最後まで勝ちきれない。特にリターンをどう打ったらいいのか分からなくなると、深刻な状態になります。

こうした精神状態に陥った時は、どうしたら良いでしょうか?
アドバイスいただければと思います。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

でも、勝ち切ったんですよね。

6-0  6-4

それはそれで良しですよね。

 bryan1506

どうやったんでしょうね?

ビビりながらも、どうにかつなげていたら

相手エラーでどうにかなったということでしょうか。

スコアーによらず

しっかり打ち切るリターンが打てればいい。

練習しましょう。

そんなこと言ったって

誰でも、よれよれになることもある。

だからよれよれを反省することはない。

試合は始まっちゃっているんで

持っている武器も急には補給できないことが前提。

じゃあ、よれよれ対策を決めておきましょう。

ペースが変わり

流れが相手ペースになって、はまりつつある。

ペースを変えるしかない。

速くするか?  遅くするか?

こんな状態で早くはできませんよね。

じゃあ、遅くしましょう。

ロブです。

リターンから

ロブを上げて相手ペースを乱す。

少なくとも、ポーチ対策にはなる。

これで勝手にこけてくれれば

そのまま、つなげていればいい。

勝手にこけないまでも

スマッシュできずに

つないでくるようなら

短くなったところを逆襲して

センターやサイドを抜いたり

ネットへ出て圧力をかける。

 bry1506b

試合中、相手だって考えるし

調子が変わることもある。

当然、変わるもんだと思っておくべきです。

だからロブです。

えっ、スマッシュ、全部きめられた

そりゃあ

そんな相手と当ったあなたが悪い。  テニス

カテゴリー: ダブルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 15:19 | 1件のコメント