「への3号チンタラ」に対処?

『makotasu』 さんから、「への3号チンタラ作戦」への質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  ああ、この作戦、意図せず自分でやったことも逆にやられたことも両方ありますね。。。野球の野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」を思い出しました。

今度からやる時は意図してやりたいと思います。が、逆にやられた場合、コーチはどうされてますか?具体的には、叩きにくいスピードのラリーとチンタラロブへの対処法なのですが、、、

makotasu

 

 

 

水瓶座  「逆にやられた場合」、私の答えです。

実は、こんな風にはぐらかしてくる人

しこって、こちらのミス待ちに来る人

私の大好物です。

 

こちらがストローク力に勝っている場合

ある程度、序盤の打ち合いに勝ってしまうと

いや、もしかしたらウォームアップしただけで

必ず相手はペースを変えてきます。

 

ペースを変えるには

早くするか?

遅くするか?

はぐらかすか?

です。

 

だからまずは

サーブアンドボレーや速めのネットへの仕掛けに警戒します。

リターンをどうするか

パスは?  ロブは?

アプローチがフォアに来たら

バックに来たら

余裕が無かったらなど

いくつかのケースを想定し

対処法を決めておきます。

想定外だったら、こちらが「への3号」に移行するか

いさぎよく、にっこり笑って握手か?

 

そして、この、速めペースもこちらのものなら

相手は、「への3号」作戦に移行してきます。

 

ところで

どうして速めのネット作戦のほうに優先して備えるのかというと

チンタラ来るなら、あわてて対処する必要は無いからです。

元々、打ち込もうとしている相手ボールが遅いだけのこと

予想外にネットへ出てこられたときのダメージとは

クラベモノになりません。

 

さて本論にはいります。

ゆるいボールでこられたら?

コレでミスする人は

足が止まり、結局、位置が悪いのに打ってしまう人です。

しっかり打球寸前まで足を動かして

打球直前に一瞬、踏ん張るために足を止めて

nisifh1403

飛び上がるように打てば

しかもワイパースウィングの左横フィニッシュなら

当然のように、攻撃ボールを打つことができます。

 

何でテンポを変えられたのに対処できるのかというと

こちらのテニスを変えたわけではないから。

いつでも、ゆっくりでも

先ほどの足の動かし方をしていればいいのです。

そして私はそうなのです。

 

ゆるいボールには脚を止め

遠いボールには足を動かして対応というストロークでは

実戦的に対応ができません。

ゆるいボールに対してでも

足を動かして対応するのです。

 

もう1つ

試合の流れは

こちらがリードすれば、色々やった挙句

必ず、相手の「への3号チンタラ作戦」に行き着きます。

だから、しこられるのは、当然、想定内の出来事なのです。

想定内の出来事は当然、練習しておけばいいだけのこと 

せっかく打たしてくれるのだから

遠慮しないで、ありがたく頂戴しましょう。  テニス

 

できなければ?

相手よりもしこって、夕暮れを待ちましょう。  眠い (睡眠)

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 19:41 | 1件のコメント

フォアのフィニッシュ位置

『龍之介』さんから、フォアハンドのフィニッシュについての質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
いつも参考にさせていただいております。
フォアハンドで質問なのですが、
フィニッシュは、肩のところでなく、腰にくるのが好ましいと言われてると思います。
ただ、プロでも、ベルディヒなどは、ほぼ肩の上に来てるのですが、これはスピン量が少ないんでしょうか。自分的にも、どちらかというと肩のほうがしっくりいくのですが。

龍之介 より

 

 

 

私の答えです。

アウトサイドインの引っ張り込むスウィングをする

ヘビートップスピンを基本ショットに持つ

大多数のというか、ほとんどの男子プロは

フォアハンドのフィニッシュは上体の左に持ってきます。

いわゆる、ワイパースウィングです。

その高さも

打点の高さや打ち出す高さによって変わってきます。

スピン量によっても変わります。

berdi1403

実は、スピードを控えめに、スピン量も少なめに打つと

私の場合もフィニッシュは左肩の上に来ます。

「ベルディヒなどは、ほぼ肩の上に来てる」

というのもそうでしょうね。

しかし、それも上体左側フィニッシュのバリエーションの1つだと思います。

 

じゃあ、左肩の上でいいのかというと

そのスウィングだけでは

1種類の打ち方しかできなくなり

スウィング方向やスピン量、スピンの方角が一定になってしまい

狙いが定まらなくなるのです。

いや、定まってしまうというのが正しいのでしょうか?

 

ベースライン後方から相手ベースライン深くへなら

飛距離が長い

それしか打たないなら、そうゆうこともできますが

テニスでは色々な深さや向きに打てなくてはプロでは勝てない。

浅いところから打ったり

鋭角に打ったり

トップスピンロブだったり

色々なフォアハンドを打つには

色々な要素を変化させやすい

ワイパースウィングを使った

上体左横のフィニッシュが使いやすいのです。

 

というか

それ以外では成立しないと思います。

もちろん、ナダル打ちもありです。

 

最初に、アウトサイドインのスウィングで

ヘビートップスピンを基本に持つプロ

と書きましたが

アウトサイドインでなければ

プロのようなハードヒットは無理ですし

アウトサイドインで引っ張れば

プロにとって、左横のフィニッシュは必然なのです。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:48 | コメントは受け付けていません。

ライジングフォアのコツ

『makotasu』 さんから 「への2号電撃作戦」 への質問。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  なるほど、、、ライジングショットですか。なかなかハードル高いですね。。。

私はどちらかと言うとバックハンド(両手)のライジングはまあまあなのですが、フォアは全くダメです。フォアのライジングは、合わせるだけで終わるか、それよりも待ってしまうことが身に付いてしまっています。

フォアのライジングのコツなど、ありますでしょうか?

makotasu

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「バックハンド(両手)のライジングはまあまあ」

ということはライジングに対するタイミングや

身体が入っていくことに対しては

できるということですね。

つまり、同じことを反対側の片手でやればいいということ。

 

一番簡単なのは

フォア側を両手で持って打ってみる。

多分、すぐにできると思います。

そしたら、左手を離して実行です。

 

早めに横向きを作り

体当たりするようにライジングボールに向かっていく。

それで打てちゃうはず。

えっ、なのに片手に戻すとできない?

 

一番影響するのは、テイクバック。

両手だとシンプルに引く。

krais1403tb

余計な要素がないから

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なのに片手、特にフォアハンドは

追いついてから引き始め

しかも面が上向きになったりしている

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面を被せて振り出して

なんてやっていたら

ライジングどころじゃない。

 

 

結局、またまた

フォアハンド初級口座になっちゃうのですが

手首の形を作り

1403kamae

外旋しないように

面を下向きにテイクバックしながら、打点に迫り

1403oktb

  (追いついてから引くでは、ブッブー)

そのまま、体当たりしながら、スムーズに振る。

ということです。

 

そうすれば両手で打てる人なら

フォアの片手打ちのライジングも

できちゃうのではないでしょうか。

 

練習法としては

ボールを想像して、それにアタックをかける素振り。

素振りで上手くできるなら

後はバッチリ、簡単なはず。

 

 

もしかして、浅いところから打てないという理由だったら?

多分、ここ2,3回のうちにはやる予定の

「フォアのフィニッシュ」 の話を参考にしてください。   テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:18 | コメントは受け付けていません。

技術を覚える頭のだんどり

『ムーンキメラ』 さんから質問をいただきました。

スポーツを上手くなるための、一番の基本話しかもしれません。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  こんにちは。松原コーチの技術論、大変参考になります。

質問させていただきたいのですが、
技術を改善、習得するまでにはその動きや形を意識する事が大事だと思い常に何かを意識しています。
実際に早い展開のプレーでは細かいことを意識してプレーしているとうまくいかないので、意識していたことを無意識にする必要があると考えています。
この意識していたことが無意識にできるようになるにはやはり数を打って体に覚えさせるしかないのでしょうか。

ムーンキメラ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

練習の時に、「その動きや形を意識する事」

は、とても大切なことだと思います。

ただし、その形が文章であってはだめです。

あってほしいのはビジュアルなイメージや

テンポ感を表したリズムなのです。

 

われわれは技術を習得する時に練習をします。

何度もトライして

成功体験、失敗体験を繰り返し

上手くいくための動き方を身につけるのです。

 

そしてその動き方が

1つの回路というかプログラムというか?

頭の中に段取りとして焼き付けられるのです。

 

そのときに大切なのがイメージです

相手のボールにしても自分のフォームにしても

ボールを捉える感触までもが

ビジュアルな物であったり

リズムであったり

「グシャッ」 というような擬態語であったりします。

 

具体手的に言うと

フォアハンドでテイクバックの面を後へ向ける。

そのときのイメージは

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というビジュアルなイメージであって。

「手のひらが後ろを向く、その角度は90度」 というような

文章やデジタルの数値データではないのです。

動きじたいもそのときの手の位置感覚だったり

ラケットのオモリ感覚だったりします。

 

これらのイメージ感覚を

実際の打球の成功体験と重ね、修正することで

どんどん上達していきます。

だからイメージすることが一番大事。

 

実際の練習法としては

私の文章を参考に

動きや手の感覚をイメージ化し

心の中で打ってみる。

 

次に相手ボールを想像して

そのコースやタイミングを想像しながら

自分のスウィングもイメージしながら、素振りをしてみる。

 

最後に実際に打ってみる。

 

上手くいかなかったら

少しイメージを修正して素振り

そして実際に打つ。

 

何度も打って、時々イメージを修正し

と思う人が多いのでしょうが

イメージ作業と打つことが同じくらいあってもいい

もしかしたら、イメージ作業のほうが多いかも

実際には、打っているときにもイメージすることが大切なので

「イメージのほうが多い」 のが、あたりまえなのかもしれないが。

 

さて、われわれはボールの来る位置を想像し

その想像したボールを打ったら

現物と一致していた

というのが真の姿。

 

無意識に打てば上手くいくのが究極と考えるかもしれないが

本当は常にイメージがあり

黄金のイメージがダウンザライン方向にひらめいて

そのイメージに酔いながらウィナーを決める。

 

イメージがひらめくのは無意識なので

無意識に打つと思いがちだが

イメージも含めたら無意識は無いのかもしれない。

もちろんそのときに

文章やデジタル情報は無意識にしてもらいたい。

 

そうそう、超集中状態

ゾーンに入ってしまい

勝ったことにすら気付かなかった

本当の無意識状態というのもあるかもしれないが。

それは、技術をマスターした後のこと。  テニス

 

カテゴリー: 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 15:47 | 2件のコメント

ダブルスプレーヤー

まもなく、デビスカップ、対チェコ戦。

2日目のダブルスは重要

日本最強の、勝てるダブルスペアーは?

 

ダブルスプレーヤーとしての持つべき資質

シングルスと比較して、何が必要なのだろうか?

今日はダブルスに対する私流の理解を知ってもらいたいので

デビスカップチームの監督になったつもりで

選手を選んでみる。

はたして皆さんの予想と当たるでしょうか。

 

さて、ダブルスに必要と思われる要素ですが

ボレー

スマッシュ

コンビネーション

協調性

トリッキーな技

気合ダーっ

この辺が予想されるところでしょうか。

 

ここで、ちょっと見方を変えてみます。

試合として、勝つために、どうなればいいのか?

 

自分のサーブをキープする

パートナーのサーブをキープさせる

自分のリターンからポイントを取る

パートナーのリターンからポイントを取る。

 

そう、その通りでしょう、コレで4-0です。

だから、これに必要な能力が高ければ勝つ。

 

実は、ジュニアや学生のそれなりレベル以上、プロの試合もですが

特に男子なら、3本以内に決まることが圧倒的に多い。

3本とは

サービス、リターン、ボカン、の3本。

ボカンはスマッシュだったり

ポーチだったり

ファーストボレーのぶん殴りだったり。

 

1本目か3本目で決まるということは

サーブ側がポイントを挙げたということ。

 

リターン側がポイントを取るとすると

2本目のリターンでやっつけるか

4本目でポーチするか

そしてそれ以上に展開したら

後はドサクサ。

 

ポーチが決まると

コンビネーションがいいような気がするが

それは勘違い。

相手を圧倒するショット、プラス

ポーチをする人の個人技なのだ。

だから、ポーチが上手い人はダレとでも組める。

 

結論を言っちゃおう。

ダブルスに勝てる人は

サーブが強力でキープできる人

リターンが上手くて、サーバーをやっつけられる人

プロならポーチは当たり前だし

スマッシュも当然。

つまり、サーブとリターンだ。

 

日本チームでコレを全てできるのは、すごいのは?

伊藤竜馬、錦織圭、添田豪の3人。

特に伊藤竜馬のリターン力は素晴らしい。

itoubs1403

サーブも200km/hを超える

錦織圭、添田豪がシングルスなら

伊藤竜馬をダブルスからはずす理由はないと思うが

どうだろう。

 

初日のシングルスが終わって

錦織圭のスタミナが余っていたら

伊藤竜馬、錦織圭、のペアー。

錦織圭が疲れていたら

伊藤竜馬、添田豪、のペアー。

1403tatumafr

添田豪をイイカゲンに考えているように見えるかもしれないが

ちょっと違う

彼はいつでも、3日間でもいける人なのだ。

だから困ったときは、添田豪なのだ。

 

まあ、私としては責任も何もなし

選手の将来性やチームの都合も考えていない私の考え。

選手のコンディションなども把握している

上田監督と同じじゃないかもしれない。

 

私の、ちょっと偏っているかもしれない

松原コーチのダブルス論なのだ。

あなたの予想と同じだったろうか?   テニス

 

カテゴリー: ダブルス, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:42 | コメントは受け付けていません。

への3号、しんだふり作戦

1号正統派作戦では勝てない

2号電撃作戦も不発に終わった。

さあどうする?

 

ここはいよいよ、最後の、「への3号作戦」の発動だ。

 

1、とりあえず、ファーストサーブを入れておく

2、とりあえず、リターンも返しておく

3、とりあえず、フォアはやや緩めにトップスピンでつなぐ

    バックはスライスでもいい

    相手が叩きやすいほどのスピードは出さない。

4、追い込まれて苦しくなったらロブで返球

5、決め球を打たれたら、祈る (ミスレッ!!)

6、こちらのチンタラロブを打ちあぐね

    短く返してきたら、突然生き返って、決める。

 

一見、普通に打っているが、すこしゆるめに

やられそうになったら、うんと遅くして

相手の脚を止めて打たせ、エラーを誘うのが肝。

 

テニス、特にシングルスは

これでどうにかなってしまうこともあるからふしぎだ。

 

1から6までの前提となる雰囲気や顔つきだが

その人のキャラクターや演技力で変わってくる。

本当に、死んだふりをして、暗いテニスをやる手もあるが。

私としては見栄っ張りなので

あくまで元気そうに

そう、スポーツマンシップが大切なので

負けは覚悟しているが、最後まで試合だけは貫徹するという態度。

でも、冷静な頭の中身はあきらめている、という風を装うのが好きだ。

 

その実、たった5%の勝率でも、勝ちをあきらめていないのだが。

しかしここのところの演技力、文章で伝えるのは難しい鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 19:39 | 2件のコメント

トミーの水曜テニス塾

昨日は鎌ヶ谷市くぬぎ山の

トミーインドアスクールでの、「松原コーチのテニス塾」 だった。

 CIMG2821

1時間目のテーマはバックハンド

両手打ちに絞って力の入れ方、面の保ち方

リズムの大切さを説明し打ってもらった。

両手バックは腕や手首を固く使うことが重要で

スウィングが窮屈になりやすいため

小さくパンチすることが重要になる。

だから、リズムは、「ウー・ウッ」

ジャックナイフでのリターン練習もして

このリズムを覚えてもらった。

 

2時間目はフォアハンド

実はフォアハンドの需要が多く

いつもフォアハンドの参加者数が一番多くなるのだ。

実戦的、応用的なものを多くやろうと思うのだが

どうしてもテイクバックの面の甘さが気になってしまう。

もう少し下向きに

しっかり面が下向きになるように引いてほしいのだ。

先月、参加してくれた方も少し面が垂直側に戻っている。

何度も修正して何度も腕を固めて

皆さん、安定度を増していった。

CIMG2817

そして3時間目はサーブ

スウィングを力強く、いいリズムにしたいので

スマッシュ、ジャンピングスマッシュを先にやり

まず最初に、当りを引き出した。

次にベースラインから

頭の後ろにトスしてジャンピングスマッシュ

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サンプラスのように内旋、回内で

肩の高さに肘を残すスウィングを説明し、やってもらった。

これが大好評、大成功

皆さん、いい当りでねじ込みだした。

ついでに

力んで打ったこのほうが、変に力を抜くよりも

腕の負担も少ないことを実感してもらえた。

次はスピンのかけ方

左右のコース打ち分け方だが

先ほどのサンプラス打ちまで来れば後は一気。

最後のサーブアンドラリーまで

充実した練習ができて私もとても楽しい1日だった。

 

さて次回は4月9日水曜日

生の松原コーチの顔

生の見本とリズム

生の技術向上を味わいたい方は

すぐに、トミーインドアスクールまでお電話をしてください。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 21:12 | 1件のコメント

への2号電撃作戦

前回の、「への1号作戦」

ストローク力、特にフォアで打ち勝てるなら

何も考えずにこれ。

難しいことをして、自分勝手にこけたらあほです。

 

さて、問題はストローク力が互角か

相手のほうが上の場合。

相手が若者であれば、脚力は相手が上。

まともに打ち合えば

時間の問題で、確実に追い込まれる。

さあどうする?

 

そこで登場するのが

「への2号作戦」

電撃作戦と考えればいい。

止まって打ちまくるのではなく

ライジングやネットプレーを混ぜて

常に先手を取り、先に攻撃的なショットを打たせないのだ。

 

ポイントはライジングショット+ネットプレー。

1403gcnisikori

サーブゲームの場合

サーブアンドボレーは原則やらない

私のサーブだとリターンで ・・・

  (原則は無しだが、時折ゲリラ的にやる)

 

さあ、電撃作戦の内容は 

1、ファーストサーブをしっかりスピンで、なるべく力強く打ち込む。

2、返球をライジングで打ち込んで、ネットへ出る。

3、ボレーかスマッシュで終わらせる。

 

2番のライジングは

相手ボールが少しくらい深くても

無理シャリ、ライジングでヒットする。

アプローチというよりも決め球のつもりで。

ボレーはたまたま返ってきたらやる、というノリ。

 スマッシュも。

 

ファーストが入っていれば、けっこうキープできる。

次に、レシーブゲームの場合。

リターンダッシュがメイン。

セカンドサーブに対してはすべてリターンダッシュ。

ファーストがゆるければこれも。

相手ファーストが強力な場合は

1、リターンをなるべく強力に打つ。

2、帰ってきたボールをライジングで打ち込んで、ネットへ出る。

3、ボレーかスマッシュで終わらせる。

 

2番のライジングは

相手ボールが少しくらい深くても

無理シャリ、ライジングでヒットするのはサーブゲームと同じ。

強力リターンはスライスでもかまわない

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きつく打ってフォローを小さくブロック。

ギュウッと打つのだ。

 

相手のファーストが入らなくなればブレークできる。

 

無理して負けたらどうする?

無理しなければ、ほぼ確実に負ける。

大胆な電撃作戦で、30か40%勝てたら大もうけなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 18:20 | 1件のコメント

「への1号作戦」の肝

逆クロスのフォアハンドを軸にどう展開するのか?

実は単純明快に手立てを決めてある。

シングルスの場合

起こりうるケースは4つ。

おのおのに模範解答を作ってあるのです。

 

1、ジュースコートからのサーブ

    ジュースコートにサーブし  (そりゃあそうだ)

      (1ポイント目はバックにと決まっている)

    フォア側に返ってきたらクロスにボカン

    真ん中か、バック側に返ってくるまで続ける

    真ん中か、バック側に返ってきたら回り込んで逆クロス

    短くなるまで続ける

    短くなったらクロスにビシッ、終了。

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2、ジュースコートからのリターンも同じ

    ジュースコートにリターンをギュウっと

    後は上と同じ

 

3、アドコートのサーブ

    アドコート、バックにサーブを入れて

    逆クロス

    逆クロス

    短くなったらクロスにビシッ、終了。

 

4、アドコートのリターン

    アドコート、相手バックにリターンをギュウっと

      (もちろんできるだけフォアで)

    ここまでくれば、後はわかりますよね

 rodi1403

私のテニスはここまで単純

2ゲーム目を終わって

バックを1本も打っていない、なんてこともよくある。

たいてい、こうやるのだが

相手の得意技や風

時にひらめきでマイナーチェンジする。

 

時々、変えるとなんでもありに見えるらしく

けっこう何とかなるものなのだ。

もしかしたら、ばれているのかもしれないが

それならそれでいい。

自分が安心してプレーでき

安全に勝てればそれでいいのだから。   テニス

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:33 | コメントは受け付けていません。

フォアに回り込む

『makotasu』 さんから、再度コメントをいただきました。

一言で、バックですよと答えるつもりが

しっかりと逆クロス論を展開してしまいました。

への2号作戦へいく前にちょっとこちらへ。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ

早速、取り上げて頂いてありがとうございました。2号・3号作戦、楽しみにしております。

> シングルスを前提にお答えします。

言い忘れていました。シングルスでお願いします。

> バックでも、リスクを負ってでも打つ。

これは、リスクを背負ってでも回り込みフォアで打つと言うことでしょうか?

makotasu より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「バックでも、リスクを負ってでも打つ」 というのは

文字どおり、バックで打つということです。

私のバックはフォアハンドに比べると

威力も精度も劣ります。

ですからこれで勝負することは、できれば避けたい。

だけど、避けることができなければ

相手に主導権を渡さないために

見栄を張ってでも、バックで強く打つ、ということです。

クロスにしっかり打って

できれば次で、フォアに回り込む。

もう1つは

意表をついてダウンザラインにウィナーを狙う。

  (残念ながら、ガスケより少しだけ ・・・ )

gasuk1403bdl

もう1つ、最後の手、必殺のドロップショットです。

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さて、「回り込み、フォアで打つ」 というのは

ちっとも、リスクとは思っていません。

むしろそれが、私のテニスの根幹。

1403gcnisikori

フォアに回り込んで逆クロスを相手のサイドライン際に打てば

  (こちらのボールに威力があればですが)

相手にとって、そこからのダウンザラインは難しい。

そして、クロスに返球されることに対しては

ベストポジションに近いいい位置にいるからです。

 

もう1つ

回り込んで、ダウンザライン側、相手フォアに引っ張る場合ですが

確かに、自分のフォア側に大きな空きが出来ます。

だけど、このショットはウィナー狙い

最後の1発のつもりで打つショットなので

フォア側の空きはちょっとだけしか気にしていません。

  (もしも届かれた時に、とどめをさす必要があるかもしれませんので)

見事に追いつかれ、クリーンヒットされたら、拍手です。

 

フォアに回り込む作戦は

バックが苦手なアマチュアのやり方と思う人もいるかもしれません。

  (ただつなぐためだけに回り込むなら、確かにそう)

ですが、バックの得意なトッププロも積極的に使っています。

フェデラーやナダルの試合を見ると

頻繁に登場します。

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彼らのバックは超一流なのに?

でも、彼らの超一流フォアは

特に逆クロスは超一流バックよりも威力があるのです。

そのちょっとの差が

勝負に大きく影響するのです。

 

 

ちょっと長くなってしまいました。

この逆クロスをどう使うか

どんな戦術で点につなげるのかは

松原さんの「への1号作戦」の肝ですので。

次回、もう一度寄り道して、説明しましょう。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 22:29 | 1件のコメント