ダブルスの基本

松原テニスクラブ横浜

昨日の月曜日

平日に来ている女性会員さんたちの企画している練習会だった

そこで、アドバイスした話

まずは、きっちりクロスに打って、試合を構成するというお話

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最初、クロスに打ち (ルールで決まっている)

それを前提のポジションにいるからだが

通常、クロスの打ち合いから始まる

そこからどう展開し

どう決めるか? どう守るのか?

というのが課題

ストローカーなら

クロスに打ち勝って

甘くなったボールをネットマンに決めさせる

甘いボールをストレートに抜く

ボレーヤーならネットへ出て平行陣

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もちろんボレーも基本はクロス

そこから

雁行でも並行でも、ポーチ

ATP Masters Series - Rome

クロス打ちからそんな意味のある展開へ

なんとなく気まぐれに意味のない展開をすると

こちらに空きができて破綻する

パートナーも自分もクロスラリーを前提の

ポジション取りをしているから

 

いろいろな展開

いろいろなウィナーが考えられるが

その前、始まりはいつもクロスなのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 18:31 | コメントは受け付けていません。

大きく引くと振り遅れる?

片手トップスピンバックハンド

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大きく引くと振り遅れてしまうと思っている人が多いと思う

それは誤解

ちょっと物理学

というか小学校5年生レベルの理科

振り子

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支点から重心までの距離が同じなら

A~Eまでの大きな振幅でも

B~Dまでの小さな振幅でも、振り子の周期は一緒

ということは

重力で振られる、振り子自体は

テイクバックの大きさによらず

Aまで引いても、Bまででも

テイクバックから最下点Cまでに要する時間は同じ

そこから打点Dまでは

勢いよく最下点Cを通過した大きなテイクバックの方が

早く打点に到達する

ゆえに

大きなテイクバックの方が振り遅れない

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えっ、という結論だが

これは

重力による振り子の動きを前提にしたからで

100%受動的スウィング

これに能動的な、腕力などの力を加えて考えなくてはならない

でも高いテイクバックは

重力に任せ、落っことすだけ

およそ大変じゃない

しかも、それに腕力を加えて構わない

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じゃあ

大きなテイクバックでも振り遅れずに行けるんじゃないかな

プロのテニスがそれを証明している

ティエムなら

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この、高く大きく引き、大きく振れるということ

そのパワーが、片手バックハンドの存在理由

私がアドバイスした会員さんも、やってみてすぐに納得

 

小学生の理科、理解できたかな?

 

もちろん

上じゃなく、後ろへ大きく引いた人は振り遅れますよ。 テニス

 

そうそう

テイクバックが遅れたらどうにもならない

引き遅れと振り遅れ、混同してはいけないが

もちろん

大きなテイクバックの方が引き遅れ易い鴨。 ひよこ

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 17:45 | 2件のコメント

遠目にセット

松原テニスクラブ横浜

この土日に片手打ちの会員さんにしたアドバイスだ

 

片手トップスピンバックハンドで力強く打とうとすると

大きなテイクバックが必要になる

その時に誤解が生じる

大きいことが後ろ方向だと振り出しが勢い良くいかないのだ

大きなテイクバックといえばこの人、ガスケ

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後ろじゃなく上にひいているのが特徴

実はスウィング軌道はこうだから

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テイクバックで手の位置は身体から離す

そして振り子で大胆に上下動

打点が前になれば、打点は自然にアッパースウィングで迎える

当たり前にトップスピンがかかる

そのためにも上下動が必要なのだ

この人、ワウリンカも

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だからこうゆう風に打てる

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身体に巻き付けるようなテイクバックの人は

振りにくいうえに

トップスピンもうまくかからない

ロジャーのように大胆に

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高く引けば

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どうだ、参ったか。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 16:39 | コメントは受け付けていません。

印西女子ダブルス初級

10月29日(月) 松原テニスクラブ印西では

月例の女子ダブルス初級の戦い

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今回は10ペアーの参加

5ペアーづつに分かれて総当たりの予選リーグ

各リーグ1、2位による、4ペアーの決勝トーナメント

3~5位までの同順位どうしによる、順位戦と

各ペアー5、6試合をこなすタフなスケジュール

どの試合もノーアドの6ゲーム先取

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予選リーグが終わったところで

全員集合

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決勝トーナメントが始まる

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平行陣と雁行陣の

主導権をかけた戦いが多かったように思う

ストローカーには積極的に、もっとサイドを抜きに行った方がいい

というアドバイス

ボレーヤーに対しては

ネットプレーが優位なのだという意識を持つこと

というアドバイスをしたのが印象に残っている

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厳しい戦いが繰り広げられ

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日が西に傾くころ

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山田さん、田中さんのペアーが

桃谷さん、谷田さんのペアーに、6-4で勝利

優勝した

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6試合づつ戦った両ペアーとも、お疲れ様でした。 テニス

 

さて、次回は11月19日(月)の開催

是非たくさんの皆さんに参加してほしい

また、今回のベスト4のペアーは充分オープンクラスでもやれるはず

その試合は11月5日(月)の開催

上のレベルでやると自分たちに足りないところもよくわかる

こちらも是非参加してほしい。   テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:08 | コメントは受け付けていません。

アドコートと思い込む

スピンサーバーはアドコートが得意

ジュースコートでバックのコーナーに

つまりセンターにキックするサーブを打てない人が多い

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写真のように

これはスタンスが問題であることが多いのだが

(スタンスや体の向きがクローズド過ぎ)

結構気分的なこと

苦手思い込みの激しさもある

今日も松原テニスクラブ横浜では

会員のKさんからの質問かな? 諦めかな?

「松原さん、フォアサイドのバックに入れるスピンサーブって

バックサイドのバックより難しいんですよね」

そこでとっておきの練習法を披露

全てのスピンサーブをアドコートで打つ

もちろんルール上試合では無理

でも練習なら

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コートに赤い線を追加して

アドコート、バックサイドにしちゃう

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写真はほんとにアドコートだが

どっちみち構えたらもう足元は見ない

ジュースコートから打つ時は

赤いコートに対し、バックサイドのスタンスを決め

赤いコートのアドコート、バックの端っこへ

しっかりスピンサーブをねじ込むのだ

 

この練習

私が始めたやったのは高校2年のころ

アンツーカ―コートだったので

足で線を引いた

ハードやオムニでは引きにくいので

シングルススティックやほうきを大動員

要所の線だけは決めて実行すればよい

要所の線は自分の立つベースライン

サーバから見て右側のシングルスのサイドライン

赤いアドコートのサービスライン かな  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 練習法 | 投稿者松原コーチ 19:18 | コメントは受け付けていません。

イメージできるものには成れる

昨日、クラブの会員さんと話していて気付いた

皆さん、あまりにも常識にとらわれやすいこと

スマッシュを確実に決めることなど無理

フラットサーブをバックのコーナーに安定して叩き込むなど無理

フォアハンドを試合でぶんなぐるなど無理

そりゃあ練習しなければ無理に決まっているけど

できる人はいる

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デビスカップ大事な場面でのスマッシュ

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そりゃあ、背が高いからでしょう

でもこんな人も

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200km/hのサーブを確実に叩き込んで

キープし続けていたのを見たことがある

こんな怪人も

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この人は少しくらいいいサーブが来ても

リターンがウィナーになると信じている

 

最初から

そんなにはできないと思って練習していないか?

 

できるものだと思い、ちゃんとイメージができていれば

そして、出来ることを前提に練習すれば

たいていのことは

案外、できるものなんだけど。 テニス

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般, 松原TC横浜, 練習法 | 投稿者松原コーチ 11:18 | コメントは受け付けていません。

コーチ研修会のお知らせ

12月3日(月)は神奈川県テニス事業協会主催

「2018冬季神奈川県テニスコーチ研修会」 が開催されるのでご案内

要項はこちら

場所は相模原インドアテニススクール

9時30分から4時までびっちり

講師は私、松原コーチ

まずはテニス理論のお話し

なぜ、ショットは1本目から入らなければならないのか?

(今日の写真は1年前、2017冬季のもの)

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なぜプロの技術を基本にするのか

実戦的なショットとは ・・・・

等々 で 約1時間

午前中の残りはサービスをみっちり、基本から

午後はそのほかの技術

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フォアハンドでは振り子とワイパーと、手首の固定と

バックハンドでは手首とグリップの角度、スウィングの仕方等々

私の説明、デモの後、皆さんにも打ってもらいそれを矯正

今回は実戦的な要素から入って

基本を復習という流れにしたいと思っている

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手首を固定し、余計な動作をしない

そのエキスが、ジャックナイフ

優しい、易しいテニスを覚えてもらう

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要項はこちら

またまた熱い講習会にするのでコーチも一般の愛好者も

いっぱい参加してください。  テニス

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:22 | コメントは受け付けていません。

ギリギリに追いついても

プロはギリギリに追いついたショットが得意

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もちろんフォアも

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もしかしたらこんな時こそ

思いきりもよく

楽だと思っているのかも

 

なぜ楽なのかというと

苦しい体勢なので余計なことができない

だから

最低限の体幹の踏ん張りに腕力

ぶれる要素が少ない

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もちろん

これは追いついた時に構えができているから

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そして跳び込みざまに

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腕を振る

姿勢が決まって、面が決まって、タイミングばっちり

しかもコートの端っこから

ウィナーをいただける大大チャンスなのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, フットワーク | 投稿者松原コーチ 10:39 | コメントは受け付けていません。

構えて追いつく

松原テニスクラブ横浜

2人の上級者女性にアドバイスした

2人ともバックは安心感があるのだが

フォアハンドがちょっと苦手

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観察してみると構えが遅い

ボールに追いつき

スタンスを決めてから構えを作り始める

そうするとなんだか素人っぽい

逆に構え終わりながら追いつくようにすると

プロっぽくなる

上の写真はリターンだが

構えながら右足を踏み込もうとしている

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ここで腰は少しオープンなのがプロ

肩の線は横向きだから腰にひねりができ

上体をいつでも前向きにできる

振り出しながら

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跳び上がりながら

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前向き、垂直姿勢でヒット

このリターン

自分で撮影したので覚えているが

このままリターンエース

目を上げたらポイントは終わっていた

リターンが究極に忙しいフォアハンドなのだ

これができれば、ふつうのフォアには余裕が

 

構えてから、いや、構えながら追いつく

そのまま踏ん張って

いい姿勢でヒット

 

それをできるゾーンを

自分に妥協しないで広げる

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ジョコビッチになるのだ

フォアハンド、もちろんバックもだが

構えて追いつく、構えながら追いつく。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, フットワーク, リターン | 投稿者松原コーチ 18:21 | コメントは受け付けていません。

サーブのジャンプ方向

『うそほんと』 さんからサーブの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お世話になっております。
サーブの質問です。
ジャンプする方向ですが体の軸の方向で良いのでしょうか?
当然軸の方にしか強くジャンプ出来ないと思っていたのでそういう意識で打ってきたように思います。
もう少し後ろ(打点方向?)にジャンプする意識の方が腕が走る様な気がしました。
よろしくお願い致します。

うそほんと より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

「当然軸の方にしか強くジャンプ出来ない」 ですよね

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軸に対して打点をどこに取るかということで

当然軸よりも少し後ろが打点です

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サーブ後、ベースラインにいるなら

若干前傾して打ちますから

軸は少し前に傾きその方向に跳びます

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もしもサーブアンドボレーなら

打点を前にして

軸はさらに前傾し

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ネットダッシュしやすくするわけです

 

もちろんリターンで足元をつかれたくなければ

打点をうんと後ろにして

ジャンピングサーブのように後ろにジャンプして打つかもしれませんが

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プロがやっているのは見たことがありませんね。 テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:13 | 1件のコメント