ジュニアの練習を見ていると
強いサーブに負ける子は
大抵アウト
ネットへかけることは
当たり損ね以外には少ない
どうしてかというと
強いサーブ
特に男の子のスピンサーブは高く来るから
普通の構えで
思ったより高く来るボールに対して打つと
アッパースウィングになり
アウトしやすくなるのだ
じゃあどうする?
もちろん、高く構えればいい
そうすれば
多い打点が打てる
錦織がカルロビッチのサーブを待つ時
肩より上に構えているのを見たことがある。
リターンの構え方は
私の場合
脚は前後に開くが
この後2歩前進して左右に足を開く
右手はフォアハンド、インパクトの手首の形
フォアだと思った瞬間にこのまま引く
面が外向きになるように
左手は片手バックの左手支えの形
バック、と思った瞬間にバックのテイクバックに移るのだ
この辺はラリーでもほぼ変わらない
普通のおじさん相手ならこの高さに構えるのだが
強力スピンサーブのお兄さん相手の時はもっと高くする
もちろん高く弾んで打点が高くなるからだ
その時
ラケットヘッドだけではなく
腕全体を高くするのが協力安定リターンのコツ。
日曜日の東戸塚松原テニススクール
上級者の方が体験レッスンに来た
すごくうまいし若い
でも
なぜかフォアハンドが苦手
本人もそういっている
打点で面の向きがばらついている
構えを見ると
ラケットが立っている
上から引いているので
面が上向きになる
このままではアウト
そこでアドバイス
ラケットヘッドを下げて構え
こう引いてもらった (下の青線のように)
面が後ろを向いて
1分でバシバシと入るようになった。
日曜日の巡回中
中級レッスンのSさんのバックがやや鈍い当たりなのにアウトしている
見るとフォアハンドのようにしっかり前向きに身体を回している
両手バックのテンポ感は
フォアハンドよりも忙し気味がその固有テンポ
だからインパクトは前向きまでいかない方がいい
フィニッシュも少し窮屈目が似合う
そうアドバイスしたとたん
鋭い打球がピシっと相手コートに突き刺さった。
この形でサーブを打つと肩を痛めやすい
小学生女子のサーブでふれたが
とても大事な話なのでさらに念を入れておく
首と肩の間が狭くなり無理がかかる
しかもスピードも出にくくなり
余計頑張るのでさらに壊れやすくなる
いい形は
上腕と首の間が空いているところに注目してほしい
ただし
この姿勢は幼児や一般女性、年配者にはつらい
だから
ここ
肘が両肩の延長線上にあり力も入りやすいし
肩にも優しい
プロのスライスサーブ
うちのスジガネ君もスピンサーブで
上腕は首から離すこと
これで毎日3人くらいは女性や年配者を救出している
肩の持ちが30年以上違う鴨
小学生グリーンボール大会のサーブの続き
サーブの肘の位置だが
すごいサーバー場合
両肩を結んだ線の延長上
ここから打てば
内旋パワー全開
ひじの負担も少なく
打点は頭の上だが
そのためには両肩の線がほとんど垂直状態に
この姿勢は筋力がないとつらい
もちろん柔軟性も必要
子供や年寄りにはつらい
だから
小学生女子に少し右側に上げるようにアドバイス
ボールに勢いがついた
「パワーがついたら少しづつ頭の上にね」
と付け加えておいた
昨日の東戸塚松原テニススクール
グリーンボールの小学生大会
表彰式までの短い時間だが
参加選手全員にサーブのレッスンをした
テーマは2つ
1つ目がトスの高さ
サーブのスウィングは上側の振り子
このメトロノームのように長さによる固有のテンポがある
だから
その時間を作るためにトスには最低限の高さが必要になる
最高点のころラケットは後ろにダウン中
上の2枚の差は1mくらいかな
力の十分にある男子プロでこんなもの
小学生女子が低いトスを腕力で補うことは
そりゃあ無理かも
スウィングを小さく端折るしかない
一方充分に高く上げれば
サーブのスウィングがそのテンポに乗って
小さな女の子でも
充分勢いのあるサーブが打てるし
手首に余計なストレスがかからないため
いつも同じ角度で面が出て
コントロールも安定する
今回のレッスンでは
小柄な女の子が2名ともトスが低めで苦労していた
「20cm高めに上げてみて」
二人とも楽にボールが飛ぶようになった
もちろん飛距離も安定した
ここのところ
東戸塚松原テニススクールで大当たりのアドバイス
サーブのインパクトで
ボールを内側に抱きかかえるイメージ
打点が体軸よりも後方という指導法は以前からしていたが
イメージとして
全身で包み込むような感じを持ってもらうことにより
9才の女の子のフラットサーブも
男性の力自慢スピンサーバーも
一気に安定度がアップした
もちろん構えから
フィニッシュまで包み込んでいる
もしかしたら
名人級のフォアはんだーも
そうかもしれない
昨日のレッスン巡回中
数人の方にフォアハンドをアドバイスした
インパクト直前から
ラケットヘッドを先行させようとする人が多い
当たりが不安定になり
面も狂いやすくなって
当然不安定になる
松原さんのアドバイスは
手首の角度を保ったままのインパクト
インパクト後まで、腕を引き続け、加速すること
引き続けることにより
ラケットが安定した状態をたもち続けるのだ
結果
一見手首をいっぱい使ってそうなこの人でさえそうなのだ