ボレー用のラケットは

スライスボレーは

ラケットヘッドを振り回さない

itakao06

腕とラケットの角度を一定にしたまま

つまり

手首を動かさないで

腕全体で打つ

 

こんな形で引いて

kamae1703

その形のまま

腕全体で振り出す

1703swing

そうしないとラケット面が変化したり

勢いがつきすぎたりで

コントロール不能になりやすい

 

そんなスウィングに適したラケットは

ラケットのスロート部分が重い

相対的に言えば

トップライトなもの

 

一般に軽量なラケットはトップヘビー

ラケット面の周りに最低限の重さがないと

相手ボールに負けてしまうからだ

 

だから

グリップ側が軽くなっている

 

ラケットヘッドを振り回すにはいいのだが

ラケットの手前や中央を振り出したいボレーには

ちょっと

 

私の仲間のコーチにも

それを解消するため

グリップレザーの中や

オープンスロートの内側などに

鉛のテープを張っている人が結構いる

 

そんなラケットは

相対的にはトップライトだが

かなり重めのラケットであることが多いようだ

 

こんなスウィングのためには

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(ラケットヘッドは振れていない)

トップヘビーは使いにくいだろう。   テニス

 

 

カテゴリー: ボレー, ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 18:21 | 1件のコメント

ボレーのラケットは

『momotaro』 さんからの質問の続き

以下がそのコメントです

 

カラオケ  ラケットについてコーチの考え方を聞かせて下さい。現在私は66歳(♂)、100インチ~2、300gのラケット(Mantis300)を使っています。先日、軽量デカラケ(トアルソンOVER117)を試打してみたところ、ボレーがとてもやりやすかったです。取り回しの楽な軽量デカラケで練習して、脳にボレーの良いイメージを記憶させて、それを上達に繋げるという考え方は間違っているでしょうか。それとも、やはり軽量デカラケは、初・中級者向けで、上級者の重い、威力のある球には打ち負けてしまうでしょうか。どれくらいの重さですと、打ち負けないでしょうか。
よろしくお願いします。               momotaro より

 

 

 

水瓶座 私の答えです

どちらのラケットも、私は打ったことがないので

一般論しか申し上げられません

そのつもりで読んでください

 

100平方インチ、300gのラケットは

男性のクラブプレーヤでは

ストロークもそれなりに打つ人として

標準的だと思います

 

ちなみに

ストローカーに偏った、あの松原コーチは

98平方インチ、305gのラケットです

CIMG3501

右側が現在のモノ  (どちらも同スペックです)

さて

117という超デカラケで

ボレーがやりやすかったのは

たぶん面が大きくて

当たりやすく

面のぶれも少ないからでしょう

 

軽量 (250gくらい、バランス360、のようですね)

というのは関係あるかどうかわかりません

360のトップヘビーは

スライスのスウィングをしにくいとは思いますが

 

もう一つ重要なのは

面が大きいと (面が手前に広がり)

スウィートスポットが手前になること

手に近くなるのです

(だから、0.5インチ 1.25cm長く作ってあるが・・・)

 

擬似的に、短いラケットのようになります

 

だから使いやすいというのもあるかもしれません

 

ボレー上達への進歩に関しては

打点も違ってくるので

何とも言えません

 

自分が

「ボレーは得意だ」 と信じる効果は確かにありそうですが

デカラケのタッチだけに頼りすぎて

超トップヘビーもあり

スウィングしなくなるかもしれません

(面を小さくしたときに飛ばなくなる)

 

もしも

そのラケットが使いやすく

ストロークで困らないなら

全部それにしちゃうという手もありますよね

 

テニスは1本のラケットで

サーブからドロップショットまで

ストロークからスマッシュまで

すべてこなさなければいけないので

 

自分にとって

オールマイティーな1本

または

こだわりのあるショットに対しての1本

 

それを見つけ出す必要がありますね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー, ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 13:03 | コメントは受け付けていません。

サーブの肘も伸ばさない

バックハンドスライスで

腕を伸ばしきらないことが重要という話をした

実は

サービスも同様

曲げすぎた肘を

インパクトで目一杯伸ばすと

肘を痛めるので、要注意だ

だから曲げすぎないよう

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手と顔の位置を離し気味にする

次に

90度くらいに曲げていた肘は伸びながら

そして腕は内旋しながら

インパクトに向かって伸びていく

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インパクトで腕はかなり伸ばすが

肘はちょっとだけ曲がっている

tssr5b

それにより、肘に衝撃が来ない

その後、というかインパクト前からだが

内旋、回内しながら

腕を引っ張りこんで打てるので

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こんなフィニッシュになる

パワー、コントロール、障害防止

全てにご利益がある技術だから

採用をお勧めする

 

一度、インパクトで伸びきっちゃうと

フィニッシュまで伸びたまま

ということになってしまうから

自分で診断するには、フィニッシュを見てみるといい鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 傷害、治療 | 投稿者松原コーチ 20:25 | コメントは受け付けていません。

伸ばし切ると肘が

バックのスライスについては誤解が多いようだ

弧を描いて凹型に振るわけだが

腕の使い方で

「曲げた腕を伸ばしていくイメージ」

を持っている人が多い

 

そして

伸びきった瞬間に衝撃が肘を襲う

 

昔からある典型的なテニスエルボー

 

実は

nisifs1702bstb

プロのスライスは

大きく構えたときでも、肘はそれほど曲げない

肩を中心の大きなスウィングなのだ

 

そして伸びきったように見えるインパクトでも

「肘を伸ばし切らない」 のが

コントロールにも

強さ加減にも

肘の障害に対しても

有効な処方なのだ  病院

nishi1702bs

そうそう

アウトサイドインの引き込むようなスウィング

それが

切れのいいスライスのコツなのだが

かなり曲げた腕を伸ばして打つと

手前から向こうへの

インサイドアウトになりやすく

そのためにも

テイクバックで曲げすぎないことが重要なのだ

そして

伸ばしきらないこと。    テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド, 傷害、治療 | 投稿者松原コーチ 21:39 | コメントは受け付けていません。

バックでの対処

『momotaro』 さんからの質問の続き

相手の深いスライスへの対処法です

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ、アドバイスありがとうございました。
フォアハンドの時は分かりましたが、バックハンドではどうなるでしょうか。アウトサイドインのサイドスピンでは、遠目の球は難しそうです。

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

バックでサイドスピンは無理です

インサイドアウトに振るのですが

その経路に自分の足があるから

 

一番有効なのが

スライスに対するスライス

auwabbs1

ただし低く重いボールに対してですので

それに負けぬよう

面を作って、凹型に引き (面を狂わせない)

nisifs1702bstb

しっかりたたき

インパクトでブロック

nishi1702bs

これは打点が低くありませんが

インパクト後も面が保っていることに注目

そして小さなフォローというか小さくブロック

 

重いボールに対して

しっかりしなくてはいけないのは

リターンと同じ

nishikori1702bsbrk

しっかり引いて、小さくブロック (顔に面のしっかり感が出ている)

 

フラットでの対処ですが

両手ならいける

やはり

リターンと同じように

面を固定してしっかりブロック

kei1607bk

片手でも同じですね

小さなテイクバックで面を固定し、ぶつける、止める

waw1511bkmen

フラットはハーフボレー感覚です

 

写真はなかなか打点の低いのがないのですが

面の保ち感

全身のしっかりブロック感を感じてください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:05 | コメントは受け付けていません。

印西女子ダブルス

27日月曜日は

松原テニスクラブ印西、月例の女子初級ダブルス

まだ試合出場経験の少ない方たちに

いっぱい試合経験を積んで

ダブルスの試合を知ってもらおうというイベント

 

試合をし、問題点があれば練習という考え方

テニスは試合なのだ

練習してうまくなったら試合、という流れではない

 

さて

今回は7ペアーの参加

前半4ペアーと3ペアーに分かれて予選リーグ

4ペアーは、4ゲーム先取を、3試合ずつ

3ペアーの方は、6ゲーム先取で2試合ずつ、というやり方

CIMG4066

今回はなかなかレベルが高めで拮抗している

随所に好プレーが展開され

CIMG4068

予選が終了したところで

集合し、参加賞をお渡しし、記念撮影

CIMG4096

その後が本番

予選の成績をもとに組み合わせを決め

7ペアー全部で、決勝トーナメントの始まり

CIMG4097

今回は、相手がいいストロークを打っても

何とか返球し

ボレーで勝負というパターンが多かった

CIMG4107

これは準決勝

CIMG4098

森山さん、大岡さんのペアーが準決勝で

うちのクラブ所属

桃谷さん、谷田さんのペアーに、6-5で

CIMG4105

決勝でもうちのクラブ会員

鈴木さん、沼口さんペアーに、6-5 と

勝負強さを見せて優勝した

CIMG4122

ネットでの処理が一番うまかったペアーだ

 

 

終了後

サーブのトスが皆さん前すぎで

深さのコントロールで困っていたので

ついつい、ちょっとだけレッスンを

美しいデモと、口先で

ついつい、サーブを上達させてしまった

 

さて

次回は、3月27日の開催、要項はこちら

暖かくなってくるので

是非、ぜひ、ゼヒ

たくさんの皆さんに参加してうまくなってほしい

テニスは試合です

昨日、アドバイスしてところ

気が付いたところは

是非、練習しといてくださいね。  ひよこ

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 16:56 | コメントは受け付けていません。

サイドスピンのイメージ

低い打点で打つためのサイドスピン

真っ直ぐ腕を下に垂らし

弧を描いてスウィングし

ボールの右側を押し出すようにして

ボールにサイドスピンをかけるイメージ

そう

bowrinng1702.jpeg

ボウリングのフックボール

左に曲がっていく

回転ボールを打つイメージなのだ

無回転の直球を投げるなら

投球方向を向くはずの身体が

少し右に向いてボールをリリースする

その時にボールのやや右側に手のひらを添える

h

手首は固定し、手の平をこねない

そして

右上にフィニッシュ

h

見事に

フックボールが左に曲がりながら飛んでいくのだ。  野球

 

そうそう

ラケットを垂らしてもコートにぶつけないためには

腰を落としてはいけない

ここだけはボウリングと違う鴨。   ひよこ

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:44 | 1件のコメント

サイドスピンを使う

『momotaro』 さんから質問をいただきました

以下がその前半、1件目

 

カラオケ  いつも参考にさせていただいています。伸びて滑ってくるスライスの対処法を教えて下さい。
腰を落としてなんとか打とうと試みているのですが、トップスピンで打とうとすると力のない球が浅く行ってしまったり、スライスあるいはフラット気味に打とうとするとバカッとふかしてしまいます。
まぁ、当方のレベルが低すぎると言えばそれまでなのですが、なんとかうまく返球する方法はありませんでしょうか。

 

 

 

水瓶座  私の答えです

昨日、若者に質問されたばかりです

その若者も腰を落とそうとしたのだけれど

うまくいかなかったようです

 

トップスピンって

ボールの下から振り上げるんですよね

うんと低い打球でやるには

コートに穴を掘るしかないですね

 

現実には無理ですから他の答えを探します

トップスピン系の人へのアドバイスです

 

腰を落としてだめなら、腰を高く保ちます

そして

ラケットヘッドを下げ

手前から向こうへ

サイドスピンをかける

 

私の動画から切り取った写真を載せます

位置は浅い場所ですが

ベースライン後ろでも打ち方は一緒

h

面が上向きにならないよう、凹型に引いていきます

h

腰は高い方が打ちやすい

h

徐々にラケットを後ろ(この絵では左方向)へ

h

上体は横向きを残して (スウィング方向の関係で)

h

ラケットのサイド、エッジ方向から

h

手前から外へ (インサイドアウト)

h

ラケットは垂直近く下げてインパクト

h

そのまま、外へ振り出す

h

手前から向こうへ、上へ

h

頭の右へ

h

低い打点のナダル打ちですね

 

身体の左に振り抜こうとすると

面がかぶるので

ナダルフィニッシュの方がやりやすい

 

写真で見ると

前に打つ力の一部をサイドスピンに振ったように見えますが

打っている本人は

前に飛ばすつもりではなく

サイドスピンのみに心も力も集中

ついでに前にもという感じです。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:21 | コメントは受け付けていません。

ラケットが追いつく

最近

レッスンでよく触れるテーマ

ギリギリ取れるかどうかのボールを返球する方法

中級者以下の方は

特に苦手なショットで

足は追いついてラケットに当てる距離まで行ったのに ・・・

そんな人はラケットが

もう一言迫ると

テイクバックが追いついていない

例えばフォアが得意なら

kk1505fk

こうゆう状態で追いつく

足とラケットが同時に

ギリギリで追いつくのだ

kimrsf1505

でもバックが苦手だと

追いついてから構える

ギリギリに足が追いついた時は

絶対に返球不能なのだ

djok1610

正解は

こうゆう状態で追いつき

追いつきざまに

1606keibka

そうすれば

ギリギリのボールは

必ずヒットできる

 

もちろんそのボールが入るか、エラーなのかは

打ち方や身のこなしの良しあしによるが

少なくとも

ボールをヒットし

飛ばすところまでは必ず行く

 

ギリギリボールのどさくさを

打ち方のせいにしていないだろうか

 

もし近くに来たボールをちゃんと打てるなら

構えを追いつくまでに

ギリギリちょい前でいいからする

それだけで

苦手な側も

得意ショットにできる鴨。  ペンギン

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 20:20 | 1件のコメント

フォアハンドの肝は

フォアの肝は

腕をひねらないで引くこと

インパクトと同じ手首の形のまま

赤い線のように

腕を外旋しないように引く

hurikofor1409

外旋しないようにとは

面が上向き方向に

変化させないようにすること

こんなこと

私のブログを見てくれている人なら

耳にタコの話と思っていた

 

だが

先日、うちのクラブ

松原テニスクラブ印西の会員さんだが

話していたら

肘を脇につけ

外旋しながら引き

素早く内旋して面を戻しているそう

1411ngtb2

これを正確に素早くやるコツを

私に質問してきた

 

どうやら

この引き方は

松原さんの理論以前の

彼の中では常識の部分

これをやったうえで

私の理屈で

さらなる上積みを果たしたいようだ

 

脇を閉めることが常識で前提なら

当然そうゆう結論になるのかもしれない

 

腕を外旋させず

振り子で

凹型に引くことが大前提なのだが

トミーのテニス塾参加者でも

100%できている人はまずいない

 

これが最も重要な

フォアハンドの肝

だから

ここでラケット面が後ろを向き

huriko-3tb

 

インパクトで

huriko-1i

こうしないで成功することはプロでも無理

 

 

耳にタコでもダメなら

今後

毎週1回は

繰り返し登場させる鴨。 ひよこ

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:49 | コメントは受け付けていません。