カテゴリー別アーカイブ: テニス技術

レオの非常識テニス(意外なスマッシュ上達法)

自分のブログで書きながら、最近「レオの綺麗なテニスで勝つ」と「レオの非常識テニス」の違いがよく分からなくなりましたが、今回は、非常識テニスでいきたいと思います。

私は、サーブと同様、子供時代に野球等をやっていなかったので、肩がまわりずらく、スマッシュもあまり得意な方ではありませんでした。

私含めて、スマッシュが上手く打てない人の特徴は、

・打つまで、体がネットと正対している。つまり、体が横向きにならず、バンザイしながら、打ちに行きます。

・伸びた状態で打ちに行く。体がネットに正対しているからか、タメがなく、伸びたまま(突っ立ったまま)打ちに行き、ラケットとボールが当たっても、威力がなく、さらには、タイミングが取れないため、フレームショットが多くなります。

そういうスマッシュに長らく悩んでいましたが、ある時、グランドスマッシュ(高いロブなので、一度、コートに落とし、高くバウンドしたボールをスマッシュする)の場合、上手く打てていることに気づきました。

グランドスマッシュは上手く打てるのに、普通のスマッシュが打てない?

この違いは何だろうと分析した結果、グランドスマッシュの場合、

・ボールがバウンドした(コートに落ちた)時点で、体を横向きにして、しっかり構えている。

・コートに落ちてバウンドしたボールが頂点に達した時点で、体をやや反り、タメを作っている。

つまり、グランドスマッシュでは、スマッシュのポイントが出来ている。ここを意識して、横向き+タメを忘れずに打つようにしたところ、スマッシュの威力と確率が倍増しました。

ただ、スマッシュを打つ機会は、かなり少ないので、たまに忘れてしまう(つまり完全に自分のものにしていないレベルですね)ことがあります。

そこで、高いロブが上がった場合、高いロブはスマッシュが難しいこともあり、スマッシュの練習も兼ね、あえてグランドスマッシュで打つようにしています。

グランドスマッシュのミスは少ないので、無謀なわけではなく、しかも時間があるので、ポイントを忘れずに打つことができます。そして、スマッシュへの意識にもつながり、一石二鳥です。

スマッシュが苦手な方、一度、グランドスマッシュがしっかり打てるようにしてみると、回り道のようで、上達の早道かと思います。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:18 | コメントは受け付けていません。

より勝ち切るために!

先日のタイブレークまでもつれて、10-8と4回目のマッチポイントで勝ち切った女子ダブルスの試合。応援していたペアの諦めず、粘り強いテニスは、素晴らしかったのですが、試合中気になっていたことがあります。

個個のショットは、ナイスボールもミスショットもありましたが、2人とも自分らしいテニスをしていました。気になったのは、配球です。

相手ペアは、なかなかの実力者で、女子ダブルスながら、2人ともネットに詰めてくる(いわゆる平行陣)タイプでした。

それに対して、わが方(応援しているペア)は、相手がネットに詰めてきた最初のボールから、ロブを上げ、スマッシュを打たれ、失点していました。(結構な頻度で)

ネットの相手にロブを打つのは、あり得る選択で、私もよく使いますが、よほど追い込まれていない限り、ネットへ詰めてきた初球では、ロブは打ちません。

ネットに詰めてきた相手は、だいたい、サービスライン位にいます。この位置は、よほど良いロブを上げない限り、後ろへ抜くのは、難しくなります。しかし、ボレーを打たれても、ネットから離れているので、エースは取られにくい位置でもあります。

そこで、初球は、まず、ボレーをさせます。そうすると、相手は、必ずボレー後に、1~2歩前へ詰めます。(スクールでは、そう習うはずです。)かつ、ボレーを打って前へ詰めるので、やや前傾姿勢になります。

ネットに近く、前傾姿勢であれば、今度は、ロブの出番で、こちらは、ロブで決めやすくなります。逆に、ここで、相手にボレーを打たすと、決められてしまうリスクが高くなります。

試合中、気になったのですが、応援しても、アドバイスはマズイと思い、また、負けているわけではなく、競っていましたので、当日は、言うのを控えました。

競り勝つのは、素晴らしいことでしたが、もしかしたら、あそこまで大接戦にならずに、勝てたかなとも思い、記載しました。

(和製)チャンコーチの独り言として!

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 23:11 | コメントは受け付けていません。

レオの綺麗なテニスで勝つ!予測しよう!

私、テニス仲間から、たまに言われることがあります。

「ボールを打つとそこに、(私)がいる」、「決めたはずのボールが返ってくる」と。

これは、「ボールを打つとそこに(私)がいる」は、相手のボールのコースを予測して、その場所に行っているので、結果、そうなります。

「決めたはずのボールが返ってくる」は、特に、ボレーで決める際、だいたい大振りで、空きスペースを狙ってくるので、その場所を予測して、カウンターで逆エースをとります。

また、先日のスクールのゲーム練習でも、予測が2回当たりました。

最初は、コーチが相手の前衛にいて、私がベースラインにいました。何回かのラリーのあと、コーチにボディアタック(いわゆるストレートうち)をし、当然、これは難なく返されます。

その返ってきたボールは、一番オーソドックスなのは、クロス打ちで、原則です。次が、ロブ、そして、確率は少なくなりますが、もう1回のボディアタックです。

ここでは、コーチは原則通りかと予測し、一番確率が低い、再度のボディアタックをしたところ、コーチは、クロスコースへポーチに動き、ストレートはがら空きで、ノータッチエースを取りました。

次が、平行陣で、ペアがネットとサービスラインの間、私がサービスラインにいました。そして、ペアの頭上に絶妙なロブがあがり、スマッシュできるか?と思い、カバーに入りました。

結果、予測どおり?ペアのスマッシュは、空振りとなり、ボールが落ちてきましたが、コートに落ちる前に、打ち返し(つまりボレーしました)、相手は、予想外(空振りスマッシュの背後からボレーが来ましたので)で、ネットミスしてくれました。

で、予測方法ですが、以上のケース、ボールを打つ際に、考えている時間はありません。

予測と失敗を繰り返し、段々と精度があがり、考えなくとも、感覚で、予測が出来るようになります。

それでも、当たる確率は50%位かもしれません。ただ、何もしなくても、エースを取られるボールを、逆にエースとなりますので、デメリットは少ないと思っています。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 08:26 | コメントは受け付けていません。

レオの綺麗なテニスで勝つ!ミスを50%減らす!

テニスのポイントは、相手のエースで決まるか、自分のミスで決まるかですが、自分のミスで決まる場合が圧倒的だと思います。

アマチュアなので、統計はわかりませんが、プロでもミスの方が多いので、それ以上だと思います。

で、ミスは、さらに2つに分類されます。

アウトとネットです。当たり前のようですが、この2つしかミスがない(厳密には、タッチネット、フットフォールトもありますが、無視して)のです。

つまり、どちらかのミスを無くせば、50%ミスを減らすことが出来、試合に勝つ可能性も上がるわけです。

今年4月に平日に会社が特別休日になり、女性メンバーだけが集まり、レオのテニスレッスン(別名チャンコーチレッスン)を行った際、絶対ミスをしないレベルの範囲でラリーをするという練習をしました。思いっきり打つのではなく、ネットの高いところを、70%程度の力で打つというものです。

これは、GSSパンサーテニスクラブ時代に行っていた、100球ラリー(相手が100球打ったら、101球打ち返して勝つ)の簡略版です。

私が相手となり、実践しましたが、どなたも20回はラリーが続き、多い方は、30回を超えました。このとき、オーバー気味のボールは打ち返しましたが、残念ながら、ネットすると当然、返すことはできません。参加された皆さんも、この時は、ネットミスを意識してくれたと思います。(たぶん、もう忘れていると思いますが)

で、試合のミスに戻りますが、ネットさえしなければ、確率的に、ミスは50%減です。さらに、アウトボールは、相手が触ってくれること、際どいボールはミスジャッジでインとなることもあります。(これは綺麗ではないですが)

イメーシとしては、ネット上30~50センチ位を狙って、まずはネットしないという意識で打っています。そうすると、下にずれたらネットギリギリ、上にずれても深いボールが行くという、一石二鳥の効果があります。

なお、私はフォアがフラット(ネット上50センチ位を狙い)、バックがスライス(ネット上30センチ位を狙い)なので、スピンの方は多少、狙う高さが変わりますが、

まずは、ネットしないを意識して、綺麗なテニスを実践していきましょう!

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 23:39 | コメントは受け付けていません。

レオの綺麗なテニスで勝つ!その3

今回は、サーブについて書こうと思いますが、正直、私、サーブは得意とは言えません。

私、ほとんどの男児が小学校~中学校で経験する、野球をやっていませんでした。そのため、キャッチボール等、肩を回して、ボールを投げることをしてきませんでした。

さらに、高校時代の軟式テニスも(今は知りませんが、当時は完全分業で)、前衛だったため、サーブを打ったことがなく、硬式に転向して、軟式のクセは(もともと経験がないから)ないのですが、なかなか、肩が回らず、いいサーブ(確率がよく、威力がある)が打てませんでした。

サーブも基本どおり、1、2、3のリズム(1でラケットを前から下へ回していき、2でテイクバック、3でインパクトからフォロースルー)で打っていましたが、威力がなく、リターンをいいように打たれる、サーブキープなど夢物語という状態でした。

そこで、10年近い試行錯誤の上、出した結論が、クイックサーブです。

綺麗なテニスかは少々?ですが(きたなくはないと思いますが)、1、2のリズム(1でテイクバック、2でインパクト)で、コンパクトなスィングで打ちます。

威力が増したかは別にして、いくつか効果がありました。

1.レシーバがタイミングを取りにくい。早いタイミングでボールが来るので、慣れないと、タイミングを取りにくいようで、結構、リターンミスしてくれます。さらに、慣れてしまった人には、早いタイミングで、緩いサーブを打ちます。フォームから受けるイメージと実際のボールの感覚が異なり、ここでもミスを誘えます。要は、バックストークと同じく、自分のテニスを貫きながら、いかに相手が打ちにくいボールを打つかです。

2.その他、クィックサーブは、トスが低い(ボールが頂点に達する前に打つ)ので、屋外の場合、風や太陽の影響が少ないというメリットがありました。実際、私は、トスの上げ直しが、1日1回あるか否かという程度です。

普通のサーブの人に、クイックサーブを勧めると、フォームをいじることになるので、あまり勧められません。ただ、サーブは自分が打つこと(ダブルフォールトをしないようにとか)しか考えない傾向にありますが、いかにしたら、相手(レシーバ)が打ちにくいかを考えていくことが、自分のミスを減らし、相手のミスを増やす効果があると思います。

*余談ですが、小学校~中学校時代に経験がない野球以外にも、高校時代は超ボーリングブーム(授業が終わると、同級生は皆ボーリング場へ)でしたが、行ったことがありません。さらに、社会人経験も40年近くなりますが、ゴルフをしたこともありません。(誘惑、脅しに近い勧誘はありましたが)

周りのブームに乗ることがない性格、一所懸命(スポーツはテニスだけ)の精神の影響でしょうか。それとも変わり者でしょうか。テニスのグリップもバックグリップで全ショットを打つ変わり者ですし。

 

 

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 21:03 | コメントは受け付けていません。

レオの綺麗なテニスで勝つ!その2

綺麗なテニスをしているのに、試合に勝てない悩みへの私の取り組んできた方策の第2回目です。

前回の(その1)では、綺麗なテニスをする人は、相手に打ちやすいボールを打ってしまっているので、その対策を書きましたが、

さらに、綺麗なフォームの人は、綺麗なボールを打つことが多く、相手に打ちやすいボール打つという以前に、ミスをしてしまうことがあります。

例えば、リターンです。相手のサーブを綺麗なフォームでリターンします。ある程度威力のある、弾道もいいボールがいきますが、意外とネットします。

それも、ネットの上部辺りに、惜しいというリターンミスです。

直線的な綺麗な弾道なので、少しのコントロールミスが即ミスとなってしまいます。

私が心がけているのは、フォームは変えませんが、とにかく、リターンはどんなボールでもネットしないで返すです。もちろん、ネットすることもありますが、その時は、心の中で、バカと叫んでいます。(たまに声を出してしまうこともありますが。)

自分のフォームは維持しつつも、ネットの上の安全な高さにまずは返球します。基本的にサーバが優位ですから、レシーバはまず、どんな形でもリターンを返して、互角に持ち込むと。

シングルスであれば、まず返球すれば、互角に持ち込めます。ダブルスでは、前衛につかまるリスクはあるのですが、自分のペアがフォローしてくれると信じで、まずは、ネットミスだけはしないようにしています。

ネットさえ越せば、相手がアウトボールを打ってくれたり、ミスしてくれることもありますので。

フォームは変えるとリズムが壊れますから、綺麗なフォームは維持しつつも、気持ちでは、どんな形でもネツトをせずに打つことを心がけています。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 09:17 | コメントは受け付けていません。

レオの綺麗なテニスで勝つ!その1

自分で言うのはおこがましいですが、平均的なテニスプレイヤーのなかでは、少しは、綺麗なテニス(フォーム、ボールの軌道)の方かなと思います。

しかし、私含めて、私の周りにもいますが、綺麗なテニスの人って、意外と試合に勝てないんですよね。

練習では上手く、いいボールを打っているにも関わらず、試合になると、負けてしまう。しかも、同じく綺麗なテニスで自分より上手と思われる相手に負けるなら、納得するも、御世辞にも綺麗と言えないテニス、変な軌道のボールを打つような相手に負けると、かなり落ち込みます。

テニス歴40年超ですが、テニスを始めて10年以上、そういう悔しい思いをずっと続けていました。高校の軟式から、大学で硬式に転向するにあたり、まずは、テニススクールへ入り、硬式に変え、ある意味、綺麗なテニスが出来ましたが、試合に勝てない期間が10代後半~20代後半と続きました。

しかし、30歳前後から膝故障までの10年間は、綺麗なテニスで、試合にも勝てるようになり、以下のトロフィー、楯は、すべて、その10年間で獲得したものです(自慢ではなく、実績として。7~8割がシングルスですが)。その自分の勝手な経験値から、何回か記載していきたいと思います。

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まず、綺麗なテニスで、いいボールを打つというのは、対戦相手にとってみると、打ちやすいボールが来ることにもなります。

以前、テニススクールの1つ下のクラスに振替で入り、ボレー対ストロークを行ったときです。私がボレーで、ラケット面をやや上にして、フラットなスィングで玉出しから行い、ボレーも同様に行いました。ストローク側は女性でしたが、何回もラリーが続き、終了後、その女性から、コーチとテニスをしているようで、とても打ちやすかったですと、言われました。(嬉しいことなのですが)

次に、私の後にボレーをした男性は、面をかぶせ、上から打ったため、女性はミスを連発して、申し訳なさそうでした。

綺麗なテニスの弱点の1つが、これなんですよね。相手に打ちやすいボールが行ってしまう。綺麗なフォームなので、予測もされやすく、ボールの軌道も素直で、打ちやすいボールになる。それに対し、相手は、きたない(失礼!)フォームで、予測しにくく、無茶苦茶な軌道で、打ちにくいボールを打つ、結果、負けてしまいます!

そこで、まず、私がとった対策は、綺麗なテニスを捨てるのは、自分のリズムを壊すので、逆効果で駄目です。綺麗なテニスを維持しつつ、工夫をして、相手の打ちにくいボールを打つようにする、これが、対策その1でした。

一例が、バックのストロークです。普通に、スライスで打っても、結構、打ちやすいボールになります。そこで、スライスの回転量を変えています。普通の(どこまでが普通か?ですが、私が普通に打つ)スライス、そして、それより回転がかなり多いスライスです。普通と思っていた相手に、回転量の多いスライスを打つと、ボールがバウンド後、低く、かつクィと伸び、相手は、くい込まれて、ミスしてくれます。

さらに、バックスライスの進化系で、アプローチとドロップショットを交えます。つまり、ほぼ同じフォームから、4つの別のショットが打てるようになりました。

シングルスの常道は、相手のバックを攻めるですが、私は、フォアよりバックが得意で、しかも、球種を4つ持ったことで、勝率がぐんと上がりました。

以上が、「綺麗なテニスで勝つ」の対策、その1です。(少しでも、ご参考になれば)

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:16 | コメントは受け付けていません。

レオの非常識テニス⑦続・サーブは打ち下ろす!

前回のレオの非常識テニス⑥では、「サーブは打ち上げる」立場の理論は記載しました(次の図)が、

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私の持論の「サーブは打ち下げる」立場の根拠は、感覚ベースでした。

その後、たまたま(自分が気になると、意外と情報が入るもので)、私の持論の根拠となりそうなことを見つけました。

それは、どんな人でも、立って、ラケットを上げれば、必ず、ネットの高さ(91.4センチ)よりは、かなり高い。

私であれば、身長165センチ+手を上げた高さ+ラケットのグリップからスィートスポットの長さ=約245センチ。

この高さ(私であれば、245センチ)から、平行にボールを打てば、91.4センチのネットのかなり上を通過して、サービスラインをオーバーします。

従い、サーブは打ち下ろしで打ったないと、サービスライン内に収まらないと。

もう1つ、私の感触ですが、ストロークでも同じことが言えます。コートでバンウドしたボールを打つ高さ(いわゆる打点)は、たぶん半分以上は、ネットよりも低いと思います。

スピン推奨派は、下から上へのスィングでボールを打てば、ネットの高いところを超え、回転で落ちて、ベースラインに収まると。これは、そのとおり打てれば、確かにミスはせず、威力あるボールが打てます。

しかし、スピンで打つのが意外と難しく、かかり過ぎるとネットし、すっぽ抜けるとアウトします。

フラットやスライスは、ネットより低いところが打点となることが多いですが、意外と打ち方は難しくなく、威力は別にして、ミスは少なくなると感じています。

以上の理論と感触が、「サーブは打ち下ろす」の根拠ですが、やはり、少数派と思います。

しかし、まあ、私は、1グリップで全てのショットを打つ等の非常識テニスですので、この少数派をきわめていきたいと思います。

 

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:06 | コメントは受け付けていません。

プレッシャーの中でのテニス(錦織VSジョコを見て)

マスターズの錦織対ジョコの決勝を振り返り、(錦織に限らず)なぜ、自分より上位と当たると、普段のテニスが出来なくなるかと思います。

ストロークなどは、相手のボールを打ちますから、相手のボールが良ければ、ミスが出るのも仕方ありません。

ただ、サーブは自分から打ちますから、本来、相手が誰であろうと、関係ないはずですが、それが影響するんですよね。

どう見ても、モンフィスやキリオスとの試合での錦織のサーブと、ジョコの試合でのサーブは、あきらかに違っていたように思えます。リターンの上手さやそれからの展開の上手さが、サーバの意識に微妙に影響するのか?まあ、それがジョコの強さでもあるかもしれません。

さて、自分に振り返ってみても、プレッシャーをあまり受けないレベルの相手に対しては、自然にボールを打て、結果、それなりに威力も出ます。しかし、相手がかなり上手く、プレッシャーを受けると、それが出来ないんですよね。全てのショットに言えますが、特に、サーブに顕著に現れます。

いかに、プレッシャーを受けたなかで、いつもどおりのテニスが出来るか、打ち方、動き等の個個の技術を超えたところでの課題です。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 19:38 | コメントは受け付けていません。

続(和製)チャンコーチのコーチ論

(和製)チャンコーチの特別レッスン(両手に花レッスン)で組もうと思っている、上達を考えるヒントになる練習メニューの紹介です。

時間が2時間なので、前半が練習、後半がゲームと想定し、その前半部分用の5メニューです。(自分のメモ用に、きたない手書きメニューも作りました)

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1.ミニラリー(コース限定)

ボールになれるウォームアップを兼ねますが、さらに、コントロール(どういう打点、フォームで打てば、狙ったところへ打てるかを考える)を鍛えます。

私側はランダムにボールを打ちますが、相手側は、私側のフォア、バックに交互に打ちます。私側は、フォアに来るべきボールがバックに来たら、止め、やり直します。時間交代で、A⇒B⇒Cと移動していきます。

2.ボレーボレー(コース限定)

趣旨はミニラリーと同じですが、難易度は上がります。私側はランダムにボレーしますが、相手側は、私側のフォア、バックに交互にボレーします。1と同じく、私側は、フォアに来るべきボールがバックに来たら、止め、やり直します。時間交代で、A⇒B⇒Cと移動していきます。

3.クロスラリー(最低5往復厳守)

コート半面を区切り、クロスでのストロークラリーです。私の相手は、ミス(ネット、コート半面のオーバー)をせず、最低5往復続けなくてはいけません。いかに、ミスをせず、ストロークを打つかです。(ネットの上、50センチ~1メートルの間を、自分の最高スピードの7割程度で打つイメージです。)

もう一方のクロスラリーは、普通に打ちあいます。プレッシャーがないラリーとミスしてはいけないラリーの違いを体感しながら、練習します。

4.サーブ、リターン(連続フォールトで、サーバーとレシーバー交代)

普段のサーブ練習は、プレッシャーなく、ファーストを打つことが多いと思います。これは、セカンドサーブだけを打ち、リターンから、ラリーします。ただし、サーブを連続フォールトしたら、サーバーとレシーバーの役割を交代します。極端な話し、最初から2球連続フォールトしたら、サーブできません。逆に、連続フォールトしない限り、サーブを打ち続けます。(時間制限設けますが)

5.ドロップショット

私は、ドロップショットを使う方だと思います。2ゲームに1回位の割合では、使っています。特に、ミックスで女性側に使うと、まず、拾えず、ノータッチエース(剛速球でなくても、触らなければ、ノータッチエースですよね?)になります。

女性は、左右の動きよりも、前後の動きが遅いように感じ、対男性に使うよりも効果的です。しかし、女性ダブルスを見ていると、ほとんどドロップショットは使われません。(ロブ合戦はよく目にしますが)これを覚えて、効果的に使えれば、ゲームでかなり有利になると思います。

そこで、①サーバーはセカンドサーブを打つ(また、確実なセカンドサーブの練習を兼ねて)

②レシーバーは、それをドロップショットでリターンする(サーブは、打たれる範囲が決まっているので打ちやすい)

③サーバーは、その短いボールを拾う(短いボールの処理練習、女性はドタバタと短いボールに突っ込んできて、ミスするケースが多いので)

④レシーバーは、サーバーが、短いボールを処理して返球したボールを、ロブで返す(サーバーの頭の上を抜き、ノータッチエース!)

まあ、どこまで出来るか難しいですが、楽しく練習出来ればと思っています!

 

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 17:52 | コメントは受け付けていません。