今年もあと残りわずかとなり、二週間後には元旦です。
しかし、毎年々ほんとにどんどんこの新年がやってくる速度が速まっていくように感じられます。
もっとこのサイクルが長く感じていた頃は年の瀬とか正月はものすごく特別なものという観念がありましたが、これほど速くやってきたり過ぎ去ってしまうともはや一々そんな感慨に耽ることもなくなります。
それに子供の頃は正月と言えば休み、お節料理にご馳走、お年玉、親戚やお客さんがたくさん来て賑やかで楽しい、凧揚げ、福笑い等といろんな出来事が目白押しで一年のウチで最も華やかでワクワクするものでした。
それが大人になることと、最近はあまり親戚やお客さんが大勢くることもなくお年玉をあげることはあっても貰うことは絶対にないのですからあまり楽しいという感じはかなり薄れてしまいました。
街も昔みたいに正月三が日はひっそりと静まりかえっているわけではなく、買い物はどこに行ったってほぼいつも通りに出来るし何も常と変わらないようになったことも特別な日という感覚を失わせてしまったのでしょうね。
それでもやはり大みそかと元日だけはやはり特別な日として何とかその威厳は保てているかなと思います。
昔、お世話になった大先輩のコーチがそんな大みそかから元旦にかけてテニス合宿をされていると知った時は驚きました。
そんな特別な日にもテニスレッスンを休まず続けられていらしたコーチはいった何時に休みを取っているのかなと心配になりましたが、今もまだそんな年末年始の合宿をおやりになっているのでしょうか?
それだけ熱心に歳の瀬と年初もテニスに打ち込んでいらしたそのコーチのレッスン生の皆さんはトーナメントで上位入賞の常連ばかりで、やはり休まずに続けることの大切さをつくづく思い知りました。
それを見習ってある年に僕も元旦からおこなわれるトーナメントにエントリーをしたのですが、新年を迎えた当日にはすっかりその試合のことを忘れお節を食べながら祝い酒をしこたま呑んでしまい開始直前に思い出して家内に運転してもらって会場まで飛んでいきました。
でも間に合わずデフォ負けとなり、まったく試合会場となっていた縁もゆかりもないテニスクラブにお年玉を差し上げてしまいました