月別アーカイブ: 2015年9月

無欲の勝利が真理だろうか

中学校に入学して初めてテニスを習い始めたという生徒と小学校4年頃からスタートした経験者の生徒では、当然その後者の方が上手くボールを打つことが出来ます。

レッスンでそうした生徒同士が4月からの新しいクラスでは一緒に練習するということがあって、その差はかなり開いておりビギナーの生徒は打ち合いどころかラケットにボールを当てることすら難しいという状況です。

ところが、それから半年くらい経つとこの子は「空振り大魔王か?」って思わされていた初心者がいつの間にかすごく良いボールを打てるようになって来ます。

それでも未だに10球中に1~2回は空振りしたりして(悪いとは思いつつ)笑わせてくれるのですが、実は空振りするほど思い切りラケットをしっかり振り抜こうとしているからこそ当たればものすごいボールが飛ぶというわけなんです。

そして当初はポイントをかけた打ち合い練習をこの両者にさせると、経験者の生徒が延々と勝ち続けていたのに「空振り小魔王」くらいになった脱ビギナー君が時々ものすごいショットを突然に炸裂させて勝ってしまったりするのでした。

通常の長い試合になったら間違いなく経験者の生徒が勝つのですが、1ポイントとか2ポイントのゲームだと空振り小魔王が「失うモノは何もない一発屋の怖さ」を見せつけるわけですね。

これを世界レベルのトーナメントに喩えるのはかなり乱暴過ぎるかも知れませんが、試合経験豊富な世界ランクトップ選手が時々かなり格下の新人プレイヤーにあっさり負けてしまったりするアレも、こんな感じの「一発屋の脅威」にやられてしまうのかな?

まぁテニスに限らずいろんなジャンルでも彗星のごとく頭角を現す者は、この「当たって砕けて一発に懸ける!」という勢いを持つ者がのし上がっていくのだと思えます。

経験者には「失うモノが山ほどあり、使える武器も100発くらいある」ので、未対戦のどんな相手かわからないと「気持ちは守りに入り、たくさん有り過ぎてどの武器を使うかの選択に迷う」からなのかも知れません。

たった一つだけの、しかし超強力な武器を持ち「これさえあれば絶対に誰にでも勝てる!」と自信を持って「たとえ勝てなくともそれで困ることなど何もない!」と挑む!

人生を切り開くにはそんな感じで当たって砕けろが大切なのではないでしょうか?

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 11:31 | コメントをどうぞ

ブログ荒らしには困ったものです

このテニス365のブログランキングというのが出ていますが、このところ純粋にこのテニスに特化したブログ記事とはかけ離れた内容のものがランキング上位に入ったりしていて、なんかそういうことがあると書く気がとても削がれます。

気ままに勝手なことをつらつらと書き殴っているだけの自分のブログが、時たまランキングの上位に表示されることは何か申し訳ないなと思いつつやはり書くことの励みにはなります。

それだけ読んでくれている方々がいらっしゃることでこれからもちょっとは面白いこととかテニスの役に立つようなことを書こうかなというモチベーションを高めてくれるわけです。

それが全く何だかワケのわからない「ルイ・ビトンやエルメスを安く買うには?」なんていうタイトルや、文字の羅列されただけのものなどがランキング上位に現れているとやる気が失せます。

商業目的で何かをたくさん売るための策略として無作為にあらゆるブログに入り込んでくるのでしょうが、どうにか排除することは出来ないものなのか?

以前にもこうした問題が起きてブログシステムが刷新され、その後しばらくはこうした不愉快な現象は陰を潜めていたのですがまたしても起こりはじめてしまったということですね。

まぁとにかくそういうのは一切まったく気にしないでこれからも「勝手に気ままなブログライター」として淡々と書き続けるのが得策なのかも知れません :11 ナイス!:

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 16:34 | コメントをどうぞ

さらば、かんしゃく持ち!

「精神的に未熟というか安定していない者が神の手を持つ男に勝つなんて100年早いぜ」と思われたフェデラーファンの方は溜飲を下げたことでしょう。

全米オープン選手権いよいよクライマックスの男子シングルス決勝は、ウィンブルドンに続きフェデラー対ジョコビッチという再び頂上対決となりました。

心、技、体とすべてにおいて優れた資質を持つこの真の王者二人による渾身のパフォーマンスを観られるなんて、本当に素晴らしいことです。

今回は錦織選手がいなくなってしまい実はあまりこれまでのラウンドをどれもほとんど観ていません。

しかし、やはりこの尊敬できるテニス界が誇る至宝とも言える二人の天才が雌雄を決する今年の最後となったグランドスラム大会だけは、絶対にどんなに長くなっても見届けたいと考えています。

それにしてもこの全米でのフェデラーの蘇ったような最高のパフォーマンスは、ほんのわずかのシーンを観ただけでも凄さが伝わってきます。

こんな素晴らしいロジャー・フェデラーをここまでしっかりと観てこなかったことが今さらながら悔やまれますが、明日は画面にかじりついてしっかりと目に焼き付けておきます!

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 15:36 | コメントをどうぞ

ホイールチェアのテニス王

全米オープンテニス選手権が佳境を迎えていますが、今回は錦織選手が早々と姿を消してしまったので今ひとつ観戦モチベーションが上がらないというのが本音です。

しかし、錦織がいなくなってしまっても我らがテニス王がもう一人いたことを忘れてはいけませんでした。

国枝慎吾選手です!

今大会でも彼は盤石な戦いで勝ち上がりついに準決勝へ進出しました、そして二連覇という偉業を達成する道筋がくっきりと鮮明に見えてきています。

車椅子を自分の脚のように自在に操作しながら華麗なテニスをプレーする彼の姿を見ていると、我々、健常者が自らの脚で走りながらテニスするよりも遙かに高度な身体能力が必要なのではないかと思えます。

そんな超人的なパフォーマンスを世界で最も優れて披瀝する国枝選手の活躍に、今日の晴れ渡った青空を見るような少し眩しささえ感じます。

テニス王、国枝慎吾選手の全米二連覇の凱旋帰国の日にもこんな秋晴れの素晴らしい空で迎えたい気持ちで一杯です!

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:43 | コメントをどうぞ

素晴らしい仲間の集まりに心から酔いしれた

昨日は目黒テニススクールのスタッフと新しく入った仲間の歓迎会に僕も参加しました。

スクール近くの焼き肉屋さんの二階座敷をおよそ20名くらいが集まり、僕はスクールのこうした会に実に久しぶりに出たことを思い出しました。

歳をとると以前ほど大勢でワイワイ騒いで楽しむということが出来にくくなるし、メンバーもだんだん若いスタッフが増えて世代ギャップを感じてあまり共通の話題もなくつい物静かになったりするようになりがちなんです。

でも昨晩はそんなことを感じることなく、メチャクチャ旨い焼き肉料理と生ビールに舌鼓を打ちつつスクールのみんなとホントに心おきなく楽しく過ごせました。

やはり年齢や立場が違ってもコーチ同士やテニススクールで働く仲間とはシンパシー、つまり共感を強く感じるものだなとあらためて思いました。

テニスコーチという仕事は決してお金に恵まれたり、またそれを多く求めて従事することはきわめて稀で、どちらかというとレッスンにいらっしゃるお客様のテニス上達と健康になるための手助けをさせて頂くことに使命感を持ちそれを最大の喜びとするものです。

言ってみればもしもっとお金を稼ぎたいとか効率よく疲れない仕事を望む人には、全く不向きな職業かも知れません。

そんなちょっと物好きの集まりみたいな所がテニススクールで、でも僕はそんなお金を稼ぐことや組織内や社会的地位を高めることに無頓着な文字通り汗まみれになって働く同士たちに誇りにも似た思いを感じます。

いわば人のために骨身を惜しまず肉体を酷使して奉仕するお人好し集団と呼んだら言い過ぎでしょうが、だけどそんな「気のいい奴ら」だけが集まってたまにこうして共に食べて飲んで大いに笑って語り合う会が無性に心地よいのだと思います。

実際の社会にはもっと金銭欲、出世欲、そして支配欲が異常に強くてその実現の為ならば欺瞞にあふれた所業と暴力的な威圧を行使することに抵抗のない野心家がいるものです。

我々のテニススクールはそんな人々とは無縁の世界でそれが僕はなによりも素晴らしいことだと信じています。

これからもこの素晴らしいテニススクールで「気のいい仲間たち」と少しでも長くテニスの仕事を続けていけたらと心底ねがっています!

テニススクールのスタッフとご利用いただいている会員の皆様に心から感謝します、本当にありがとうございます!そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 12:41 | コメントをどうぞ

怒れる王者はやがて滅びる

いまこのテニス365のトップページにワウリンカが試合中に叩き壊してしまったラケットを観客に投げている写真があり、最初はそれをラケットをコートに叩きつけて破壊しただけで足りずに観客席に投げつけてしまったのかと勘違いして驚きました。

観客にラケットをぶつけて怪我させたりしたら、もはや選手生命を断たれる前代未聞の大失態ですがどうやら試合が終わってから記念品として渡してあげたということのようでした。

そのメチャクチャに折れ曲がってしまつたラケットを観るとたとえその怒りの矛先がハードコートのサーフェースであったとしても、あんな行為が許されていて良いのかと疑問に思います。

本来はコートにラケットを叩きつけることはルール上で禁止されていて、3回以上それをやると失格ともなる厳格な規定があるはずです。

一回目は警告されることになっていますが最近は実際にこうした行為でバイオレーションを取られることが少なくなっています。

もうああいうラケットに八つ当たりして怒りを発散するというのが当たり前になってしまい、だいたいが大目に見られてしまうからだと思います。

しかし、テニス選手というのは腹が立ったらラケットをコートに壊れるほど叩きつけて発散するものだ、などという全く不名誉で愚かしい行為をする者として認知されてしまうのは極めて心外です。

身体能力とテクニックは世界最高レベルなのに精神構造が怒りをコントロール出来ない幼児並みの未熟者であるなんて可笑しいというか、テニスを天職としている身には甚だ恥ずかしいことです。

今後はぜひとも相手がたとえモノを言わぬコートサーフェースであっても、テニスプレーヤーの魂であるラケットでそれを傷つける愚行蛮行を犯す者には厳しい処罰をくだして正していくべきだと強く思います。

考えてみると本当にトップに登り詰めてその座に君臨できるような偉大な選手は、かつてはそんな傍若無人なラケット叩きつけ事件を犯していても、やがてそんなことを絶対にしないいつも沈着冷静で平常心を失わない安定した人だけが成れるものです。

そう考えると我らが錦織選手はその境地にとても近いプレーヤーですから、やはりこの先に真のトッププレーヤーの座に君臨する日が必ずやって来るのではないでしょうか!

我々の上に立つテニス界の頂点を極める人には、怒りをコントロール出来ずにラケットを叩きつけるようなテニスプレーヤーとしても人間としても全く未熟で精神未発達な者には絶対になって欲しくありません!

 

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 14:53 | コメントをどうぞ

夏の思いでは忘れて秋の空に期待しよう

全米オープンは錦織選手が早々と敗退してしまったのでとても残念ですが、覚悟していた寝不足の日々からは逃れられました。

なんか錦織選手が出ないのかと思うとイマイチ今年のUSオープンは観る気が起きないという状態になつてしまって、まったく観ていないわけではありませんが深夜おそくまで眠いのを堪えて見続けるモチベーションを失ってしまいました。

まぁこれからラウンドが進んでいくととてつもない好カードが登場してくるので、その時には夢中で観ると思いますがそんな時にもふと(あぁ、ここに錦織圭が出ていたらどんなに素晴らしかっただろうか・・・)なんて考えても仕方ないことを思ってしまいそうです。

今年の日本の夏は中途半端な淋しい終わり方でしたが、それに加えて我々テニスファンにとっては全米オープンでの「錦織ロス」という痛手も負ってしまいました。

秋には天候も爽やかな日本晴れに成り、その青空の下で錦織選手にはジャパンオープンで今回の鬱屈を存分に晴らしてもらいたいものです!

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 14:43 | コメントをどうぞ

夏の終わりが無いところに住みたい

昨日はまた夏が戻ってきたと少し嬉しくなったのですが、今日も引き続き蒸し暑さだけは残暑という感じですが空模様がまたまた冴えないことこの上ない。

多摩川の河川敷をランニングしてみても7月末頃の猛暑から較べたらもはや秋の気配そのもので、橋の下にさしかかる度にその日陰のありがたさに身を委ねていたのが嘘のようです。

たったの一月ばかりのあいだにこれほど変化してしまうなんて改めて日本の気候風土の移り変わりの大きさに驚きます。

もしかしたらこんなに一年のあいだに寒かったり暑かったり、そして涼しくて気持ちよいと感じるときと暖かくて幸せだと思う季節が目まぐるしく移ろう国に暮らしている状況と、日本人は他国の人々から見るといつも忙しくして落ち着きがない民族と思われてしまうことは関係しているかも知れませんね。

確かにあまり一年のあいだの気温変化や天候が変わりなければ衣服の用意も少なくて済むし、寒さに備える準備行動や暑さ対策を講じる作業などの諸々の雑用もこなす必要がないのでノンビリと暮らしていけるわけです。

たとえばハワイみたいに一年中ずっと暖かくアロハシャツと短パンがあれば衣服は事足りるし、厚い布団も暖房器具もいっさい不要ということを考えるとその余裕のある時間に波乗りして遊んでいても大丈夫だということです。

でも一年中ずっと暖かい所はそんな夢の楽園ですが、逆に年間ほとんど寒いエリアとなるとどうなのか!

雪かきしないといけないとか暖かくするためにしなくてはならないことは、やはり南国のお気楽さに比したらちょつと大変なのではないかと想像できますね。

そうなるとやはり面倒の少ない南の島で暮らすのが、少なくともノンビリ派には向いているということです。

日本がもっと熱帯化して一年中ずっとハワイみたいになってくれないものでしょうか? :24 ワハハ:

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 15:58 | コメントをどうぞ