月別アーカイブ: 2015年1月

フォアハンドの秘密

昨日は錦織選手の試合を夕方のレッスン前に観ていました。

その中で錦織選手のフォアハンドストロークでダウンザラインにノータッチエースを取った時の打球フォームをスローモーションで再現した場面がありました。

そこであらためて完全なフルウエスタングリップの様子と打球コンタクトに向けてのラケットの動きが手に取るようにわかりました。

それでなぜあの厚い握りから超高速ショットが生まれるのかという謎がひとつ溶けたのではないかと思います。

以前にも書いたかも知れませんが、要するに今やフォアハンドストロークもサービスのようなスピードを上げるためのラケットワークになって来たということです。

サービスで打つ直前まで空気抵抗が最もすくないフレームのエッジ部分で振りだしていき、ボールコンタクトで急速にラケット打球面にいわばリストの返しを利かせて当てていく動き、錦織選手のフォアハンドもほぼそれに近い動きをすることでサービスのようなスピードパフォーマンスが可能になっているというわけです。

そんなものを見てしまったのでその後のレッスンではそれを試してみたくなるのは人情というものです。

しかし、元々はどちらかというとイースタングリップの薄めで握っていた僕がそんなフルウエスタンでしかも今までにないラケットの動きを真似できるのか?

ミニラリーでは何度かミスしながらも少し形になったかと思います。

それではロングラリーではどうなのか?

「オッ?!意外に出来るじゃないか!!」って我ながら少し感激しました。

今までフルウエスタンで打つとグリグリのトップスピンがかかった大きなループ飛球線を描くボールしか出来なかったのが、その物真似?打法にしたら弾道が低く抑えられてスピードも格段に速くなるのです!

「これは良いモノを授かった!!」とちょっと喜んでいますが、見た目はともかく実際にボールは低くスピードを得て飛んでいるのですからそれなりに効果は確かにあったなと言えます。

錦織選手のおかげでまた一つテニスの楽しみが増えました、昨日は残念でしたがほんとに良いモノを観させてもらってありがたく感謝いたします! :03 にっこり:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 11:25 | コメントをどうぞ

健康のためには走るのか、走らないのか?

昨年の夏から毎週かならず一日だけですが10キロのランニングをしています。

最初は6キロ辺りを過ぎると左足の膝がものすごく痛み出して困っていたのですが、シューズを変えてしばらく我慢して走っていたら全くその後は痛みが出なくなって安心していました。

ところが、昨年の秋頃から今度は右足の膝がちょっと走っただけで痛くなるようになってしまいそれは未だに続いています。

それでも姿勢を変えてみたり途中で休んだり歩いたりしながらどうにか最後まで走っていますが、右足の時よりも痛みが長引いていてなかなか良くなりません。

どうやら腰の痛いところを抑えながら走ると膝の痛みも治まるのでそれが原因なのかなと思います。

昨日は雨だったのでジムのトレッドミルで走りましたが、やはり5~6キロ辺りから痛み出してきました。

しかし、トレッドミルは衝撃が少なく足腰にやさしいので外で走るよりは幾分は楽でした。

それで8キロを過ぎたところから最後の2キロは12km/1hのハイペースで走ってみたら、ランナーズハイと呼ばれる脳内麻薬が分泌していたのか痛みが消えてそのままゴール10キロまで走り切れてしまいました。

その最後の追い込みを無理しちゃった影響で今日はちょっと悲惨な歩き方をしています :13 困った:

もう脳内麻薬が切れてしまったら膝の痛みがモロに出てくるわけで、腰まで痛くなっているので右足を引きずり腰をさすりながら歩行している状態です :36 冷や汗:

タバコのパッケージみたいにトレッドミルのデイスプレーに「健康のため、走りすぎに注意しましょう!!」と表示してくれると良いのでは?!なんて考えてしまいました。

まぁ、自分のテニスのレッスンでは「健康のため、もっとたくさん走りましょう!」がモットーなんですけどね :24 ワハハ:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 11:42 | コメントをどうぞ

応援も度が過ぎると重圧になるのか?

全豪オープン2回戦男子シングルス、錦織選手は勝ちましたが相手の速いサービスに苦戦している様子は昨年の全米でのラオニッチ戦を思い出させるもので少し心配させられました。

結果としてはセットカウント3対1で悪くはないのですが、さすがトップ5の実力と思わせる場面と(あれっ、ちょっとメンタルかフィジカルに今日は問題ありか?)と危惧させられるところが混在していた試合でした。

とても暑いなかでの大舞台、そして日本中がとても期待しているこのトーナメントで危なげなく自信たっぷりに勝てという我々の目に見えないプレッシャーがそうさせているのかも知れません。

どうか次の3回戦ではもっとリラックスして試合を楽しんで、我々の過大な期待に悩まされることなくノビノビとプレーしてくれることを心から願っています。

頑張って、でも気負いすぎずに自分のペースで出来るだけこの大舞台での勝負を堪能してください!って思います :01 スマイル:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:19 | コメントをどうぞ

運動不足も人それぞれ

年末年始と少しだけいつもと違う生活を送っただけで、もう運動不足が引き起こす腰痛に見舞われてしまいました。

でも、休みの間もまったく運動ゼロだったわけではなくランニングもテニスもほとんど休むことなく続けていたのです。

年末も筋トレしてランニングは6キロくらいして、元旦には膝が痛いながら10キロを走りました。

そして正月の2日からテニスして4日からはもう仕事に戻ったので、そんな程度で運動不足に陥るものなのか?と思います。

しかし、通常の運動量からするとやはり少なくて腰を支える筋肉が早くも衰えてしまって腰痛が発生するのかも知れません。

事実、腰が痛いのを我慢してもしかしたら筋トレで少し良くなるかもと何も根拠なくトライしてみたら、ほんとに少し改善してしまったことからすると、やはり筋トレとか運動が足りなかったのか?と思えます。

脊椎分離症というのが僕の腰にある障害なのですが、これは要するに普通の人の脊椎を保持する役目の軟骨で作られた支えが外れてしまっていてその機能を失っているのでその部分の脊椎に負担がかかりやすく痛みも生じるというものです。

だからその軟骨で形成された支えの代わりに脊椎を周りの筋肉でガッチリとサポートしていれば障害が悪化することはないわけで、逆に言えばその筋肉サポートが落ちてくれば痛みが発生するということらしいです。

今はまだそんな支えの為の背筋のトレーニングを入念にこなせますが、これがもっと年とってしまい出来なくなったら・・・

そう考えるとずっと元気に筋トレが出来るようにしておかないとダメだということです。

まぁ100歳で現役コーチを目指し、100歳で60キロくらいのベンチプレスは楽にこなせるようにと言うのが将来の目標ですから、還暦前にだんだんあげられる重量が減るのは絶対に避けたいところです :36 冷や汗:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 00:21 | コメントをどうぞ

一般向きテニスチーム構想

テニスコーチという仕事をしていますから、時々こういう質問を受けることがあります。

それは「どうしたらもっと上手に成れますか?」というものです。

とても素朴ながら切実な願いから生じた疑問で、出来れば「それならばこうして、ああして○○すればバッチリですよ!」と明解なお答えを差し上げたいところです。

しかし、もしもそんな言葉で簡潔に説明できるような何かノウハウがホントに存在したならば、僕のレッスンを受けている皆さんは全員が達人になられていらっしゃることでしょう。

そりゃ、中にはそのレベルまでいかれる方が皆無ではありません。

でもそういう方は何か特別な僕のアドバイスとか方法によってそうなったわけではなく、ご自分の努力の賜であることは間違いありません。

つまり、一言や二言、もしくはもう少し言葉を費やしたとしても、それによって上達の速度が速くなるとか短縮できるわけではないのです。

ではどうしたら上達するのか?

それは練習したりトレーニングを地道にこなす以外には絶対に実現不可能です。

そういう説明をすると、先の質問者の方は「いや、ですからその練習方法とかトレーニングについて上達するための秘訣とかコツを聴きたいんです!」と来ます。

それで「詳しくなんか話す時間がありませんから、じゃあ簡単に言いますよ、打って、走って、筋トレする!」と言ってあげます。

熱心なのか天然なのか、そこまで言葉でスポーツ上達を図るのは無意味と暗に伝えているつもりなのに「どういう風に打って、どのくらいどうやって走って、どこの筋肉をどうすれば良いのですか?」と食い下がられてしまいます。

確かに本来はテニススクールでそれらの事柄ついても提供するプログラムがあるべきで、それが無いからこそそういう質問をされる本気のプレーヤーを満足させられないのかも知れません。

さらには栄養指導とか試合参戦のスケジュールとかチョイスするアドバイスなんかも出来たら良いですね。

そうなると一人のテニスコーチだけで何とか出来る領域を超えていますから、トレーナー、管理栄養士、トーナメント参戦コーディネーターなんて人たちが必要になる。

まるで一流トーナメントプロ選手のテニスチーム並みですが、そんなサービスが一般向けにあっても良いのではないかなと思います。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 17:19 | コメントをどうぞ

人間は見た目が9割!らしい?

先日に買ったばかりのサザンオールスターズのCDアルバムを出勤途上の車のなかで聴こう思い、机の上にあったそれを手にとってテニスバッグに入れて出かけました。

最初の大きな交差点の信号待ちでそのCDをバッグから取り出して車のCDプレーヤーに挿入して、曲がかかる前に信号が青に変わりスタート。

サザンの軽快なミュージックがなかなか出てこないなと不思議に思っていたら、ようやく流れ出した音楽は何故かR・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の荘厳なメロディ?!

信じられないことに僕は机の上にサザンのCDが置いてあると思いこみ、実際には別のクラシックの名曲集だったのにそれを手にしたときにも気がつかずバッグに入れて出してプレーヤーに挿入するときにもわからなかったようです。

こういう人間は催眠術とかマジックのトリックに簡単に引っかかるタイプなんだろうなと我ながら呆れてしまいました。

たぶんこういう思いこみはテニスの試合でも起こることで、実際に相手がとても強いと勘違いしてしまうとホントは実力が自分の方が上なのに負けてしまったり、またその逆もあり得ます。

それを防いだり上手く利用するためには、相手がものすごく良いボールを打ってきても(こんなショットが続くわけがない)と高をくくり、逆に相手に自分の最も得意な技を見せつけて過大評価を煽る。

大きな長丁場の公式戦では通用しにくいですが、草トーレベルや1Dayトーナメントではこの騙しのテクニックはけっこう使えると思います。

とりあえずカッコから入るというのはこの詐欺士戦略に欠かせないもので、相手から(この人はプロ選手か?)と見間違えられるような全身統一の一流ブランドウェアにシューズ、「どこかへご旅行ですか?」と思わず訊ねたくなるほどの無駄にデカくて派手なトーナメントバッグ、そして歴戦の勇者を物語るように手足にテーピングやサポーターはマストアイテム。

そんな出で立ちでクールに落ち着き払った表情でストレッチしながら、(あんな色のドリンクはいったいどこで売っているんだよ?)と思わせる独特なカラーの特性飲料を一口飲んでラケットバッグからビニールにくるまれたラケットを二~三本ほど取り出してテンションを試してから選んで立ち上がる。

もうこれで対戦者の気持ちはかなり萎えていることは必至で、(なんで第一試合からこんなプロ選手に当たるんだよ、ドローのミスなんじゃないか?)と逃げ出したい気分に追い込んでいることでしょう。

あとはアップ練習中にせっかくの騙し作戦を水の泡にしないように、くれぐれも苦手な素人まる出しスタイルなショットは絶対に打たないように注意することです。

ただし、フォアハンドとサービスだけは打たないわけにはいかないのでこの二つだけは「見せかけフェデラー」か「ジョコビッチモドキ」くらいのフォームで打てるようにしておきましょう。

とても古い話ですが、ちなみに僕はずっと昔に「ナリキリマッケンロー野郎」の騙し技にやられて大敗を喫してしまい、あとでそのナリキリ氏はバックハンドストロークがかなり苦手だったとわかってとても口惜しい思いをしたことがありました :09 カンタン:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 12:26 | コメントをどうぞ

祝!1000勝、祝!表紙登場

フェデラー使用のニューモデルラケットがなかなか手に入らず困っている話をこないだ書きましたが、そのフェデラーがオーストラリアでおこなわれたブリスベン国際トーナメントで何と史上3人目のツアー通算1000勝を達成しました!

このフェデラー復活の快進撃の立役者がそのニューモデルラケットであることは間違いないと誰しもわかることなので、これはますます新しいラケットが品薄になってしまうかも知れません。

そんな再び降臨した神の手を持つ男が1000勝目を飾った対戦者は、準決勝で我らが錦織選手がまたしても惜敗を喫したラオニッチ選手でした。

昨年来のニュージェネレーション躍進に王者フェデラーが「待った!」をかけてきたという感じですが、ニューボール世代がその壁を乗り越えていくこれからの活躍が楽しみです。

楽しみと言えば、錦織選手があの世界的に有名な雑誌「TIME」の表紙を飾るということと、スポーツ雑誌の王道とも言える「Number」の表紙に登場する供に特集記事「錦織のすべて」が組まれていることです。

ナンバーには長いことテニスの男子選手が大々的に扱われることはなく、元々は好きな雑誌だったのですがいつもプロ野球かサーカーばかりでテニスがまったく無視されているような気がして最近は全く手に取ることもありませんでした。

その「Number」に錦織圭が大きく扱われているなんて、これもまた感慨が深く長い雌伏の時を経てようやくテニスの記事をこの雑誌で読める喜びを感じます!

今年は正月からテニスの明るいニュースが多くて、この一年がとても期待できそうですね :01 スマイル:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 11:00 | コメントをどうぞ

フェデラーモデル入手困難、っていうか電話も繋がらず・・・

昨年の秋に発売されたフェデラー使用の新しいラケットを、お客さんから注文を受けているのですが未だに入手できていません。

年明けには何とかなると聞いていたのでメーカーに連絡しようとしたら、昨日まではラケット事業部が研修中で対応できませんとのことで(えっ、誰ひとりラケットの話が出来る人がいないのか?!)と驚きましたが仕方ないので今日また電話してみました。

すると午前中は「ただいま電話がたいへん混み合っております、しばらくしてもう一度おかけ直しください」とアナウンスされました。

そして12時半頃にもう一度かけ直してみると、「午前11時45分から午後12時45分までは昼休憩ですので、後ほどおかけ直しください」とまたアナウンス録音の声。

それで45分を過ぎるのを待ちかまえてすぐにかけたら・・・

「ただいま電話がたいへん混み合っております、しばらくしてもう一度おかけ直し・・・」とまたしても繋がらず。

以前にこのメーカーの営業の方と話したときに「ほんとスミマセンが、うちの会社は外資系なので日本のビジネス慣習とかまったく無視しているところがあって、電話の対応時間とか午後5時を過ぎたらプッツリ繋がりませんのでよろしくお願いします」と聞いたことがありました。

それはもう15年近く昔のことだったのですが、その伝統?は頑なに守り続けられていました。

いやー、そんなことはどうでも良いからもう3ヶ月も待っているお客様にフェデラーモデルをお渡ししたい!どうにかしてください!!って言うか電話対応くらいもう少し柔軟かつきめ細かにやって欲しいものです :13 困った:

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:05 | コメントをどうぞ

正月の特別意識は低下傾向

今年の正月もあっと言う間に過ぎ去りつつありますが、その特別な日という感覚も子供の頃に較べたらかなり減ってしまいました。

子供の頃の正月が何故そんな特別な日だったのか?

まず日常との違いは猛烈サラリーマンでまず滅多にお目にかかることがなかった父が家にいて、しかも3日間もずっと一緒にいるというのが大きかったです。

そしてその父の元に集まってくる年始客や親戚で大賑わいの家の中が実に楽しく大好きでした。

お節料理も珍しいものばかりだし、その頃は正月にしか食べられなかった餅や冬の海産物のご馳走を味わえる醍醐味。

家族や従兄弟たちとカルタやボードゲームして大騒ぎしても多めに見てもらえる唯一の至福の時もお正月ならではでした。

そんな特別な楽しみが満載の正月も今や通常とあまり変わりなくなってしまい、ちょっと淋しいものです。

でも考えてみれば、昔はそんな特別な正月以外にはあまり大きな楽しみなども少なかったからこそ元旦から三が日というものが貴重だったのでしょう。

今は正月以外にも楽しみや素敵なことがたくさんあればこそ、何も歳の初めだけが特別でワクワクするというわけではなくなったと考えれば淋しいことも無いのかも知れません。

でもやはり正月は少しいつもより輝いて心がときめくような時として、いつまでもそうあって欲しいなとも思いますね :03 にっこり:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 21:59 | コメントをどうぞ

暦の記憶

新年、あけましておめでとうございます、本年もどうぞよろしくお願い申しあげます!

2015年と書いてみると、なんだかあっと言う間に2000年から15年も経ってしまったのかと思います。

同じように平成27年と書くと、こちらはもっと「えぇー、平成ってもう27年になってしまったのか?!」と驚きます。

面白いことにこの平成の始まり、つまり元年は私の二男が生まれた年なので彼の年齢はそこから一つ引けばすぐにわかる仕組みで、西暦の方は1999年に長女が生まれたので彼女の場合は西暦の下二桁と同じに年齢を重ねていくというわかりやすいものになっています。

では長男はと言うと彼は暦とはリンクしていませんが、私の父が亡くなった年に生まれたのでどちらも生涯にわたり絶対に忘れない記憶でそれが二つ合わさっているのでまず失念することはあり得ません。

何か特別な出来事と暦というものが密接に関係して長く記憶に留まるということは少なくありません。

2015年の今年もそんな風に何かものすごく印象深い忘れがたく素晴らしい出来事が起こる年になるのでは、そんな予感が何の根拠もありませんが強く感じています。

きっとその出来事についてこのブログで皆様にお伝えできることを楽しみにしています!

皆様の2015年にもそんなとてつもなく素敵な出来事が待っていることを心から祈念させていただきます!

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:05 | コメントをどうぞ