目黒テニススクールのインドアコートはサーフェースがカーペットで、ここで専用のカーペット用シューズでプレーします。
カーペット用テニスシューズのソールというのは見たことのない方も多いと思いますが、わかりやすく言うと柔らかい消しゴムみたいなもので出来ています。
クレー用やオールコート用のソールには細かいパターンが刻まれていますが、カーペット用のそれには数本の切れ込みがあるだけでほぼツルツルとしているのです。
タイヤにたとえると通常のものが雨水を捌けるようにやはり細かいパターンが刻まれているのに対して、レース用のタイヤはスリックタイヤという何もパターンのないツルツルの消しゴムみたいなゴムで作られているのに似ています。
だから新しいカーペット用のテニスシューズはF1カーがコーナーリングでしっかりと路面にタイヤが吸い付いてグリップするように、コートに足がしつかりと密着して全く滑らないように出来ているわけです。
こんなことを今さら私が興味を憶えて書いているのは、最近になって自分のカーペットシューズがいつの間にか磨り減ってしまい滑ってはいけない足下がズルズルとスライディングしていることに気がついたからなんです。
少しずつ変わっていると人間はそれに慣れてしまって気がつかないものなんだなとあらためて思いましたが、練習相手に最近ようやく恵まれてそんな滑る状態ではとてもまともにプレーできない状況に陥ってやっと新しいカーペットシューズに換えました。
その止まり具合と言ったら感動するほどで、「オー、ちゃんとしたシューズってこんなにグリップするものだったのか?」と驚いてしまいました。
いや、カーペットコートでのレッスンは週にたった1日だけだったしインドアなのでほとんど汚れずソール以外は劣化していなかったのでこんなになるまで使い込んでしまったわけです。
アウトドア用のシューズはそんなことはしていません、ほぼ4シーズンでそれぞれ1足ずつチェンジしていますから常にソールはきちんと機能しています。
まぁその履いている人間がちゃんと機能してプレー出来ているのかは・・・どうなのでしょうね