ラケットをグラファイト93から最新モデルのビースト100に変えて約2ヶ月くらいが経ちました。
まだレッスン以外での打ち合い練習をそれほどこなしていないので、新ラケットへの慣れ親しみ度合いは50%程度でしょうか。
それと40年近くもグリップサイズは3だったものを2に変更したことへのアジャストレベルは10段階評価で6くらいです。
特にフォアハンドストロークを打つと、未だに細すぎて手のなかで廻ってしまう感じが否めません。
バックハンドもラケットフェースの安定度を担う、握っている指や手のひらから得られるはずのグリップ状態の認識があやふやで正しいラケット面を作ることが難しく感じます。
しかし、その代わりにボレーやサービスは今までよりも逆に薄い握りが指や手のひらにフィットしていて実際に精度が高まっている気がします。
いちばん如実にグリップを細くして良くなったと感じるのはスライスサービスです。
いままでグリップが太かったことできちんとバックハンドイースタンで握っていても、スライス系のリストワークが完全には出来ず回転力が弱かった傾向がありました。
それがグリップ2にしていわゆる包丁握りが完璧な形で実現できたことで、スライスでのよりシャープなラケットワークが可能になり打った自分が驚くようなキレのあるスライスサービスが出来たのではないかと思います。
それはスライス系のみならずスピンサービスでも同様で、アドバンテージサイドから相手のサービスエリア右サイドラインに狙ったややツイスト気味のスピンサービスがラインの真ん中より少しネット寄りに落ちて入るということもあります。
もちろんこれらの事は単にグリップが細くなっただけではなく、ラケットウェィトが以前より4~50グラムも軽くなったこととテキストリームという画期的な素材が影響していることは間違いないでしょう。
これまではラケットについては保守的な考えで、出来るだけシンプルな自分の意のままにボールを飛ばしてくれるモノがベストだと思っていました。
でももはやその自分の意のままだけでは如何せんパワーも技能も低下傾向にあることを認知して、これからはそうしたものをカバー、サポートしてくれるラケットが必要だなと悟りました。
まぁ自分の身体機能向上とかスキルアップを完全に諦めたわけではありませんが、道具によるそれらの補いを導入すべきだなという気持ちが大きくなってきた、そんな今日この頃です。