テニスコーチの資格にはいくつか種類があって、我々のようなテニススクールに所属しているコーチは日本スポーツ協会、日本テニス協会、そして日本プロテニス協会のそれぞれが認定している資格のどれか、もしくは複数を持っています。
以前はこれらに加えて外国のテニス団体が認定する資格などもあって、テニスコーチ資格が乱立していましたが最近は先ほどの3団体資格に集約しつつあるようです。
私が認定登録している資格はこの中の日本スポーツ協会認定プロテニス上級教師と日本プロテニス協会認定プロフェッショナル2というものです。
元々は日本プロテニス協会認定の資格だけを持っていたのですが、それに加えてかつての文部省認定テニス教師という資格が創設されてプロコーチ資格を持つ者は数回の講習を受けて同資格を取得することが奨励され、私もその「テニス教師」資格を併せ持つようになりました。
これらの資格を得るためにそうした事前に講習を受ける必要があって、最初の日本プロテニス協会資格を受験するために軽井沢のゆうすげ温泉という所で2泊3日の合宿に参加してプロテニスコーチの心得や知識を学び、コート上でプロコーチとして身につけるべき体を合理的に使っての打球方法を実践練習しました。
そのときに我々をご指導くださったのはテニス専門誌「テニスジャーナル」誌上で「テニスの王道」シリーズを執筆なさっていた故平野三樹先生でした。
平野プロが講習のなかで見せてくださったコンチネンタルからフルウエスタングリップそれぞれで打つ、フラット、スライス、トップスピンの各ショットの見事な打ち分けには参加していたプロコーチの卵たちだった我々は思わず歓声を上げたものでした。
日本プロテニス協会のいわば技術顧問であった平野先生には、その後のアップテストでも、さらにテニス教師資格認定の技術講習会でもお世話になりました。
こんなことを言うと甚だ失礼だとの誹りを覚悟して書きますが、やや小柄な体躯の平野先生がまるで魔法のような鮮やかさでテニスボールを打ち出す様子は、どこかあの「スターウォーズのヨーダ」を思い浮かべてしまいました。
そんなプロテニス協会のジェダイマスター、平野三樹先生は一昨年に他界されてしまいました。
その「故平野三樹先生を偲ぶ会」を先生ととても親しくなさっており、また私も先ほど書いた軽井沢合宿やアップテストでお世話になったプロテニスコーチの大先輩でいらっしゃる澤田誠さんがお世話役をかってくださり6月に執り行うこととなりました。
期日は6月16日の日曜日、午後6時からで場所は品川駅付近のレストランにて立食形式で会費はおよそ5~7千円くらいを予定しているとのことです。
詳細については参加を申し込まれた方に後日おしらせとなります。
参加して頂ける方は下記リンク先にて登録をお願いします。