失われた年の瀬気分

今年もいよいよ残りわずかとなっていますが、まったく年の瀬に感じる独特な気配というものが今年は欠落しています。

何故なのか?

まず1つは以前からほとんど視聴しなくなりつつあったテレビの一般地上波放送をこのところはさらに目にする事がなくなったこと。

テレビ番組で年末恒例とかなんだかんだとその雰囲気を盛りたてるプログラムによってだいぶ歳末気分が高められていたということなのでしょうね。

そしてこの年末シーズンと言えばイコール、クリスマスというわけですがそちらについてもテレビでの煽り攻撃を受けていないことと、ツリーを飾れとかプレゼントは何が欲しいとか喧しい末の娘がもはや父など眼中にない歳頃に成長してくれたことが大きい。

そうしたものがないのでクリスマス気分はテニススクールでこの頃にやたら流れるBGMのクリスマスソングを聴いたときくらいなものです。

あと最も影響が大きいのはやはり忘年会が皆無という異例の事態でしょう。

通常ならば12月に入った直後かくらいから週に一度、多い時は週に三度ほど忘年会があってその飲み会波状攻撃が年を越えて新年会ラッシュとへと突入するはずでした。

その宴会バブルに沸き立つ心が今年はまったくありません。しかし、それは私にとってとても都合が良いことなのです。

何故ならば、今年の三月頃から私は完全に断酒しているから。どうして突然にアルコール飲料の摂取を完璧にやめたのか?

きっかけはコロナ渦の自粛中で家に引きこもっているあいだに運動不足による健康状態の悪化を懸念したことによるもので、こんな何もせずに家にいるだけなのに酒なんか飲んでいたら身体も精神も完全に堕落してしまうと考えたから。

それと塾の講師をはじめたことで数十年ぶりの英語や現代文の再学習が必要となり、その勉強をするためには酒を飲むと出来なくなるので控えようということでした。

まぁ元々それほどたくさん飲んでいたわけではないけれど、どちらかといえば酒好きな部類ではあったと思います。夕食では必ずビール350ミリリットル、ワインをグラス2杯ほどは欠かさず、冬場はこれに芋焼酎のお湯割りを二杯ほどさらに寝る前にクリスマスツリーを眺めながらスコッチのソーダ割を飲むのが日課でした。

いや、たいして飲まないと書きましたが訂正します、けっこう飲んでいましたね。でも今年はそんな酒浸りなDecemberとは無縁です。

気持ちだけでなくアルコール摂取をゼロにしてみて他に何が変わったかというと、体脂肪率7%くらいだったのが5%台にさらに落ちたこと。

それと顔に湿疹がよく出来て困っていたのがほぼ完治したことや、以前は腸の具合が安定していなくて突然にとても痛くなったりとあまり良好とは思えない状態だったのが今やお腹の具合がなんというか穏やかで落ち着いているという感じになりました。

アルコールはどんなに微量でも身体に必ず有害であるという研究データが近年に発表された話しも影響していて、こうしてみるとそれは甚だ信憑性のあることなのではないかと如実に感じています。

皆様もどうぞこの年の瀬に飲み過ぎにくれぐれもご注意ください。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:51 | コメントをどうぞ

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