一般向きテニスチーム構想

テニスコーチという仕事をしていますから、時々こういう質問を受けることがあります。

それは「どうしたらもっと上手に成れますか?」というものです。

とても素朴ながら切実な願いから生じた疑問で、出来れば「それならばこうして、ああして○○すればバッチリですよ!」と明解なお答えを差し上げたいところです。

しかし、もしもそんな言葉で簡潔に説明できるような何かノウハウがホントに存在したならば、僕のレッスンを受けている皆さんは全員が達人になられていらっしゃることでしょう。

そりゃ、中にはそのレベルまでいかれる方が皆無ではありません。

でもそういう方は何か特別な僕のアドバイスとか方法によってそうなったわけではなく、ご自分の努力の賜であることは間違いありません。

つまり、一言や二言、もしくはもう少し言葉を費やしたとしても、それによって上達の速度が速くなるとか短縮できるわけではないのです。

ではどうしたら上達するのか?

それは練習したりトレーニングを地道にこなす以外には絶対に実現不可能です。

そういう説明をすると、先の質問者の方は「いや、ですからその練習方法とかトレーニングについて上達するための秘訣とかコツを聴きたいんです!」と来ます。

それで「詳しくなんか話す時間がありませんから、じゃあ簡単に言いますよ、打って、走って、筋トレする!」と言ってあげます。

熱心なのか天然なのか、そこまで言葉でスポーツ上達を図るのは無意味と暗に伝えているつもりなのに「どういう風に打って、どのくらいどうやって走って、どこの筋肉をどうすれば良いのですか?」と食い下がられてしまいます。

確かに本来はテニススクールでそれらの事柄ついても提供するプログラムがあるべきで、それが無いからこそそういう質問をされる本気のプレーヤーを満足させられないのかも知れません。

さらには栄養指導とか試合参戦のスケジュールとかチョイスするアドバイスなんかも出来たら良いですね。

そうなると一人のテニスコーチだけで何とか出来る領域を超えていますから、トレーナー、管理栄養士、トーナメント参戦コーディネーターなんて人たちが必要になる。

まるで一流トーナメントプロ選手のテニスチーム並みですが、そんなサービスが一般向けにあっても良いのではないかなと思います。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 17:19 | コメントをどうぞ

人間は見た目が9割!らしい?

先日に買ったばかりのサザンオールスターズのCDアルバムを出勤途上の車のなかで聴こう思い、机の上にあったそれを手にとってテニスバッグに入れて出かけました。

最初の大きな交差点の信号待ちでそのCDをバッグから取り出して車のCDプレーヤーに挿入して、曲がかかる前に信号が青に変わりスタート。

サザンの軽快なミュージックがなかなか出てこないなと不思議に思っていたら、ようやく流れ出した音楽は何故かR・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の荘厳なメロディ?!

信じられないことに僕は机の上にサザンのCDが置いてあると思いこみ、実際には別のクラシックの名曲集だったのにそれを手にしたときにも気がつかずバッグに入れて出してプレーヤーに挿入するときにもわからなかったようです。

こういう人間は催眠術とかマジックのトリックに簡単に引っかかるタイプなんだろうなと我ながら呆れてしまいました。

たぶんこういう思いこみはテニスの試合でも起こることで、実際に相手がとても強いと勘違いしてしまうとホントは実力が自分の方が上なのに負けてしまったり、またその逆もあり得ます。

それを防いだり上手く利用するためには、相手がものすごく良いボールを打ってきても(こんなショットが続くわけがない)と高をくくり、逆に相手に自分の最も得意な技を見せつけて過大評価を煽る。

大きな長丁場の公式戦では通用しにくいですが、草トーレベルや1Dayトーナメントではこの騙しのテクニックはけっこう使えると思います。

とりあえずカッコから入るというのはこの詐欺士戦略に欠かせないもので、相手から(この人はプロ選手か?)と見間違えられるような全身統一の一流ブランドウェアにシューズ、「どこかへご旅行ですか?」と思わず訊ねたくなるほどの無駄にデカくて派手なトーナメントバッグ、そして歴戦の勇者を物語るように手足にテーピングやサポーターはマストアイテム。

そんな出で立ちでクールに落ち着き払った表情でストレッチしながら、(あんな色のドリンクはいったいどこで売っているんだよ?)と思わせる独特なカラーの特性飲料を一口飲んでラケットバッグからビニールにくるまれたラケットを二~三本ほど取り出してテンションを試してから選んで立ち上がる。

もうこれで対戦者の気持ちはかなり萎えていることは必至で、(なんで第一試合からこんなプロ選手に当たるんだよ、ドローのミスなんじゃないか?)と逃げ出したい気分に追い込んでいることでしょう。

あとはアップ練習中にせっかくの騙し作戦を水の泡にしないように、くれぐれも苦手な素人まる出しスタイルなショットは絶対に打たないように注意することです。

ただし、フォアハンドとサービスだけは打たないわけにはいかないのでこの二つだけは「見せかけフェデラー」か「ジョコビッチモドキ」くらいのフォームで打てるようにしておきましょう。

とても古い話ですが、ちなみに僕はずっと昔に「ナリキリマッケンロー野郎」の騙し技にやられて大敗を喫してしまい、あとでそのナリキリ氏はバックハンドストロークがかなり苦手だったとわかってとても口惜しい思いをしたことがありました :09 カンタン:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 12:26 | コメントをどうぞ

祝!1000勝、祝!表紙登場

フェデラー使用のニューモデルラケットがなかなか手に入らず困っている話をこないだ書きましたが、そのフェデラーがオーストラリアでおこなわれたブリスベン国際トーナメントで何と史上3人目のツアー通算1000勝を達成しました!

このフェデラー復活の快進撃の立役者がそのニューモデルラケットであることは間違いないと誰しもわかることなので、これはますます新しいラケットが品薄になってしまうかも知れません。

そんな再び降臨した神の手を持つ男が1000勝目を飾った対戦者は、準決勝で我らが錦織選手がまたしても惜敗を喫したラオニッチ選手でした。

昨年来のニュージェネレーション躍進に王者フェデラーが「待った!」をかけてきたという感じですが、ニューボール世代がその壁を乗り越えていくこれからの活躍が楽しみです。

楽しみと言えば、錦織選手があの世界的に有名な雑誌「TIME」の表紙を飾るということと、スポーツ雑誌の王道とも言える「Number」の表紙に登場する供に特集記事「錦織のすべて」が組まれていることです。

ナンバーには長いことテニスの男子選手が大々的に扱われることはなく、元々は好きな雑誌だったのですがいつもプロ野球かサーカーばかりでテニスがまったく無視されているような気がして最近は全く手に取ることもありませんでした。

その「Number」に錦織圭が大きく扱われているなんて、これもまた感慨が深く長い雌伏の時を経てようやくテニスの記事をこの雑誌で読める喜びを感じます!

今年は正月からテニスの明るいニュースが多くて、この一年がとても期待できそうですね :01 スマイル:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 11:00 | コメントをどうぞ

フェデラーモデル入手困難、っていうか電話も繋がらず・・・

昨年の秋に発売されたフェデラー使用の新しいラケットを、お客さんから注文を受けているのですが未だに入手できていません。

年明けには何とかなると聞いていたのでメーカーに連絡しようとしたら、昨日まではラケット事業部が研修中で対応できませんとのことで(えっ、誰ひとりラケットの話が出来る人がいないのか?!)と驚きましたが仕方ないので今日また電話してみました。

すると午前中は「ただいま電話がたいへん混み合っております、しばらくしてもう一度おかけ直しください」とアナウンスされました。

そして12時半頃にもう一度かけ直してみると、「午前11時45分から午後12時45分までは昼休憩ですので、後ほどおかけ直しください」とまたアナウンス録音の声。

それで45分を過ぎるのを待ちかまえてすぐにかけたら・・・

「ただいま電話がたいへん混み合っております、しばらくしてもう一度おかけ直し・・・」とまたしても繋がらず。

以前にこのメーカーの営業の方と話したときに「ほんとスミマセンが、うちの会社は外資系なので日本のビジネス慣習とかまったく無視しているところがあって、電話の対応時間とか午後5時を過ぎたらプッツリ繋がりませんのでよろしくお願いします」と聞いたことがありました。

それはもう15年近く昔のことだったのですが、その伝統?は頑なに守り続けられていました。

いやー、そんなことはどうでも良いからもう3ヶ月も待っているお客様にフェデラーモデルをお渡ししたい!どうにかしてください!!って言うか電話対応くらいもう少し柔軟かつきめ細かにやって欲しいものです :13 困った:

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:05 | コメントをどうぞ

正月の特別意識は低下傾向

今年の正月もあっと言う間に過ぎ去りつつありますが、その特別な日という感覚も子供の頃に較べたらかなり減ってしまいました。

子供の頃の正月が何故そんな特別な日だったのか?

まず日常との違いは猛烈サラリーマンでまず滅多にお目にかかることがなかった父が家にいて、しかも3日間もずっと一緒にいるというのが大きかったです。

そしてその父の元に集まってくる年始客や親戚で大賑わいの家の中が実に楽しく大好きでした。

お節料理も珍しいものばかりだし、その頃は正月にしか食べられなかった餅や冬の海産物のご馳走を味わえる醍醐味。

家族や従兄弟たちとカルタやボードゲームして大騒ぎしても多めに見てもらえる唯一の至福の時もお正月ならではでした。

そんな特別な楽しみが満載の正月も今や通常とあまり変わりなくなってしまい、ちょっと淋しいものです。

でも考えてみれば、昔はそんな特別な正月以外にはあまり大きな楽しみなども少なかったからこそ元旦から三が日というものが貴重だったのでしょう。

今は正月以外にも楽しみや素敵なことがたくさんあればこそ、何も歳の初めだけが特別でワクワクするというわけではなくなったと考えれば淋しいことも無いのかも知れません。

でもやはり正月は少しいつもより輝いて心がときめくような時として、いつまでもそうあって欲しいなとも思いますね :03 にっこり:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 21:59 | コメントをどうぞ

暦の記憶

新年、あけましておめでとうございます、本年もどうぞよろしくお願い申しあげます!

2015年と書いてみると、なんだかあっと言う間に2000年から15年も経ってしまったのかと思います。

同じように平成27年と書くと、こちらはもっと「えぇー、平成ってもう27年になってしまったのか?!」と驚きます。

面白いことにこの平成の始まり、つまり元年は私の二男が生まれた年なので彼の年齢はそこから一つ引けばすぐにわかる仕組みで、西暦の方は1999年に長女が生まれたので彼女の場合は西暦の下二桁と同じに年齢を重ねていくというわかりやすいものになっています。

では長男はと言うと彼は暦とはリンクしていませんが、私の父が亡くなった年に生まれたのでどちらも生涯にわたり絶対に忘れない記憶でそれが二つ合わさっているのでまず失念することはあり得ません。

何か特別な出来事と暦というものが密接に関係して長く記憶に留まるということは少なくありません。

2015年の今年もそんな風に何かものすごく印象深い忘れがたく素晴らしい出来事が起こる年になるのでは、そんな予感が何の根拠もありませんが強く感じています。

きっとその出来事についてこのブログで皆様にお伝えできることを楽しみにしています!

皆様の2015年にもそんなとてつもなく素敵な出来事が待っていることを心から祈念させていただきます!

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:05 | コメントをどうぞ

今年の最終営業

最近すっかりブログの更新を怠っていますが、元々はテニスショップの宣伝広告の為にと始めたものなのでその肝心の店の運営が停滞しているので自ずとこちらも滞るのは必然ですね。

まぁジッと椅子に座ったり室内にこもりきりの仕事は嫌なのでテニスコーチをやり続けてきた身としては、多少の落ち着きを得てきたかなと言う程度ではまだまだ黙々とストリンギングをこなすというのは難しいのでした。

それで何だかんだと外に出かける口実を見つけては店のシャッターを下ろしたまま何日もそのまま・・・

それがテニスのレッスンのためだけならば良いのですが、近頃は仕事はまったく無関係なオートバイのライディングスキルの向上を目指したセルフコーチングばかりです :36 冷や汗:

その甲斐あって?最初はおっかなビックリで乗っていたハーレーをかなり余裕をもって乗りこなしているかなと自負しております。

暇さえあればそんな鉄馬の乗りこなしに余念がない状態は年が明けてもしばらくは続くことと思います。

せっかく来店されたのにシャッターが閉まっていた、電話してもさっぱり出ないことが間々ありますがどうかお許しください。

そんなわけでホントに「自由気まま」というより「勝手気まま」なテニスショップですが、どうか見捨てずに来年もよろしくお願いいたします!

それでは皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ!!

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 12:07 | コメントをどうぞ

ショップの仕事納め

明日でいよいよ今年の仕事納めとなりますが、自分の店の大掃除は未だ済んでいませんのでそれを30日にやる予定です。

大掃除と言っても狭い店を掃除するのにどんなに時間がかかっても2~3時間あればまず事足ります。

なのでもしもストリングの張り替えをその日に希望されるお客様がいらしたら、今年の仕事納めとして有り難くお引き受けいたしますので宜しかったらどうぞお越し下さい。

ちなみにその30日以前は明日から6日間の冬季休暇(いつもですが :36 冷や汗: )に入りますので休業させて頂きます。

新年に向けてストリングを張り替えて新しい気持ちでテニスをなさりたい方はどうぞ30日にご来店ください。

突発的に行かれなくなることが間々ありますが、今のところは「絶対に行く!」と珍しく意気込んでいますのでどうぞよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 22:53 | コメントをどうぞ

ひび割れた性格

今年の冬はここ最近の暖かい傾向とはうって変わってものすごく寒い気がします。

午前中に河原をジョギングしていると水たまりに薄い氷りが張っているのを見つけることが出来て、それがこの冬の冷え込みの強さを物語っています。

そして気温が下がるから乾燥するのか、乾燥しているから寒さがひどくなるのかよくわかりませんが空気がカラッカラに乾いてしまっています。

もう早くからテニスグローブをはめていたのにも関わらず、今年は指先のひび割れが既に数カ所も出来てしまいました。

このひび割れは一度できてしまうと乾燥の時期が終わるまで完治しにくいもので、たかがほんの小さなひび割れなのですが水に濡らすととても沁みるし、何かに当たると猛烈に痛むのでとても厄介なのです。

対処法はなるべく水仕事はせずに出来るだけクリームなどで保湿することですが、手が乾燥してひび割れてしまうような者はそういうカサカサの状態がレギュラーなので何かで手が少し潤っているとベタついた感じがして気持ち悪いものです。

だから常に手指がパサパサするくらいの状態でないと落ち着かないので、空気が乾燥しているような時にはすぐにひび割れが生じるわけです。

仕方ないので寝る前に保湿薬用クリームを気持ち悪いくらいに塗りたくって綿の薄い手袋をしてから、眠ることにしています。

これで翌朝に起きてみると手指がしっとりとしてひび割れも改善されていますが、コートに出てボールやラケットグリップを握りしめていると再びひび割れが出来てしまいます。

起きている間にもクリームを塗っていられたらオッケーなのでしょうが、どうしても手指がヌルヌルしていると気持ち悪くていられません。

しかし、若い頃より確実に潤いは失われていてそれがひび割れの悪化に拍車をかけてしまうのでもう昼間でも我慢して保湿クリームをしっかり塗って保護しないとダメなのかも知れませんね :13 困った:

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 00:01 | コメントをどうぞ

プロの味

僕の親世代までは兄弟が5人とか6人ほどはいるのが普通で、そのメンバーが正月ともなると祖父母の家に集まるというのが子供の頃のしきたりでした。

そこでものすごい数の正月料理、特にお節は欠かせないものの一つでそうした習慣は親世代がいなくなり、もはや正月は自分の家族だけとしか祝うことがなくなりつつある今も続いています。

しかし、食べるだけの僕にはいつまでもそうしたお節料理は必ず準備してもらいたいと思うのですが、用意しなくてはならない妻の身からすると「また今年も作るのは面倒だわ・・・」と言うことのようです。

それで数年前から全部ではありませんが、一部を出来合いのお節などを買ってくるようになりました。

そして来年はついにそのすべてが外部委託?となることが決定されてしまいました。

まぁ、家で手作りか誰か料理人が作ったかの違いで食べてしまえば何も変わらない、もしくは妻に言わせればプロの板前さんが作ったお節の方が絶対に美味しいからということなんでしょう。

プロと聞くと自分も一応はプロテニスコーチという肩書きを持つ身として反応してしまい、(そりゃそうだ、確かにプロが作ったものの方が良いだろう)と思い直しました。

プロの板前氏が作ってくれたお節が妻のものより果たしてどのくらい旨いのか?

それを確かめながら、自分のプロとしてのテニスレッスンの来年の味付けについてしっかり考察していこうと思います :01 スマイル:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 15:31 | コメントをどうぞ