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今夜行われる予定だった全仏オープン男子シングルス３回戦、錦織圭選手はベンジャミン・ベッカーと対戦する予定だったけど、昨日の時点ですでにベッカーが右肩の怪我を理由に棄権を申し入れたために、錦織選手は不戦勝で４回戦進出となりました。
もちろんこれはラッキーと受け止めたいわよね。でも２０１２年のＵＳオープンで、その時世界ランク１位で優勝候補だったロジャー・フェデラーが４回戦で対戦予定だったマディ・フィッシュが今回のベッカーのように棄権して、次の準々決勝でフェデラーは精彩を欠いてトマス・ベルディヒに負けちゃったの。
しっかり休養が取れるように思えるけど、錦織選手も２回戦が２７日に行われて次の４回戦は３１日に予定されているから、３日間もただ練習して待つだけの日々を送らなければならないから、調子が狂ってしまう可能性もあり得るのよね。
不安要素を探せばきりがないから、ここはしっかりポジティブに受け止めて、全仏オープン初のベスト８入りを狙ってもらいましょう！今はマイケル・チャンもコーチとして付いてることだし、その辺の調整はしっかりやってくれるはずよね。
そして昨日行われた女子ダブルス１回戦に登場した青山修子選手だけど、悔しい敗退となってしまいましたね。
出だしから２度のブレークを奪って一気に４ー０とリードするさい先の良いスタートを切ったものの徐々に流れが相手ペアーへ傾いて、第１セットこそタイブレークで先取したけど、第２セット、第３セットと流れを引き戻す事は出来ませんでした。
パートナーのレナタ・ボラチョーバとは実はこのところあまり成績を出せずにいたの。今季開幕戦のニュージーランドはオークランド大会でいきなり準優勝を飾ったものの、その後はボラチョーバとのペアーで３大会連続の初戦敗退。全仏オープン直前のローマでのプレミア大会でやっと初戦突破したものの２回戦敗退と、ここまでの４大会で１勝４敗の成績だったの。
実は青山選手、今季はここまでシングルスでも９連敗中で、まだ勝利を上げられていないの。今は気持ちを切り替えて、これまで成績の良かったウィンブルドンへ向けて調整してもらいましょう。
そして元チャンピオン対決もあって大接戦でした。２００９年の今大会を制したスベトラーナ・クズネツォワと２０１０年大会の覇者のフランチェスカ・スキアボーネが２回戦で顔を合わせてしまったの。
試合は３時間４９分のマラソン・マッチとなり、スキアボーネに軍配が上がりました。勝った瞬間は飛び上がって喜びを表してましたね。
それから、タナシ・コキナキスとバーナード・トミックのオーストラリア若手対決も、大逆転劇となりました。
トミックが第１、第２セットを取って勝利にリーチをかけたけど、そこからコキナキスが２セットを奪い返して勝敗の行方はファイナルセットへ。その第５セットも両者譲らず接戦となって、最後はコキナキスが８ー６で先輩を下しました。
グランドスラムは、特に男子は通常のツアーと違って５セットマッチだから、例え２セットを連取してもまだ分からないのよね。１９歳のコキナキス、今後も楽しみね！
