月別アーカイブ: 2023年5月


アルカラスを敗る波乱の立役者は?!

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5月12日のブログで、現在イタリアはローマで行われているBNLイタリア国際では、女子に序盤から上位シードが敗退する波乱が起きていることをお伝えしたけど、男子でも驚きの展開が。

今大会第2シードで、初戦の2回戦を勝利したことで、大会明けに更新される世界ランキングで、現在1位のノヴァーク・ジョコビッチを抜いて1位への返り咲きを決めているカルロス・アルカラスが3回戦で予選を勝ち上がった世界ランク135位のファビアン・マロジャンにストレートで敗れる波乱に見舞われたの。

マロジャンは23歳でハンガリー出身の選手。これでは今年の3月に記録した128位が自己最高位だったんだけど、この勝利で大会明けのランキングでは、それを更新することになるわ。

月曜日に行われたアルカラスとの試合の後の会見では、「まずは初めに、自分の名前はファビアン・マロジャン。」って自己紹介からスタートさせるユーモアも見せていたわ。

そして、「今日は、自分に取って全てが完璧だった。でもこれ以上今日の試合について語りたくはない。だって、自分はただ自分のテニスをしただけだから。今日起きた全てのことは最高だった。」って喜びを表していたわ。

そしてこの勝利で何か変わるかと問われると「そんなことはない。だってもう1試合に勝っただけだから。自分は同じ人間さ。」って謙虚な姿勢も見せていたの。

5歳でテニスを始めて、元選手だったわけじゃないけどお父さんに指導を受けていたマロジャン。

「まだ携帯は見ていない。マッサージを受けたりジムでクールダウンしたりしていたから。この会見が終わったらお父さんへ電話をしてみるつもり。お父さんはいつも近くにいてくれたから、大きな感謝の気持ちを伝えたい。電話をしてありがとうと言って、この瞬間を一緒に楽しみたい。」

って、まだ不慣れな会見でお父さんへの思いを伝えていたわ。

マロジャンはベスト8進出をかけて、3回戦では第15シードのボルナ・チョリッチと対戦するわ。この快進撃はどこまで続くのかしらね。

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批判されたマドリッド大会からの謝罪

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5月8日のブログでもお伝えしたけど、先週まで行われていたスペインはマドリッド大会の女子ダブルス決勝戦で、優勝ペアも準優勝ペアもスピーチをす機会が与えられず(男子ダブルスの決勝戦後には準優勝ペアも優勝ペアもスピーチがあった)批難の声が上がっていたの。

それに対して、準優勝してその場にいたジェシカ・ペグラが今週のローマ大会前の会見でそのことを痛烈に批判していたの。

「私達にスピーチの機会が与えられないなど思っていたかって?思ってもいなかった。そんなことはこれまでの人生で一度もなかった。たとえ10,000ドルのサーキット大会の決勝戦でさえある。そんな決断が最高でそのようにするし、それに対して何も反発もないだろうなどと言う会話や決断がなされたのなら、それは一体どの時代に生きているの人達なの。正直、特にトロフィーの授賞式でスピーチする機会が与えられないと言われて、それが実際起きた時には私達は動揺していた。」

「色んなことの積み重ねだったんだと思う。あなた方も見たように、おかしなツイートなどたくさんの問題があり、どんどん悪化して行った感じ。」

「1つのことが理由なのかは分からないけど、今回の決断を導いたことはたくさんのことの積み重ねなんだと思う。そしてとても残念。大会側はもっと大人でプロフェッショナルな対応をしてくれていたらと思う。」

「大会中にあった様々なことから、私達の最終目標は解決策を見つけ出すこと。私達サイドからは何か提案したり。そうするべきだと誰もが私に言っているし、それが実際起きている。」

「大会前に何度かミーティングを持った。ATP選手協会と、自分はWTAの選手協会の一員として大会主催者とミーティングをした。良い話し合いができていた。上手く進んだし、彼等も認識していたと思う。来年は前もってしっかり準備ができたらと願っている。」

「時にはその場になって問題が生じることもある。既に大会が始まってしまい、修復するには手遅れなときもあったりする。選手協会の一員として、来年へ向けて何を変えなければならないかなどの提案などをしながら、大会関係者やスタッフと多くのことを我々はしはければならない。必ずや彼等と会話を持たなければならない。」

大会中の問題の1つは、大会期間中に誕生日を迎えたカルロス・アルカラスとアリーナ・サバレンカ(二人とも5月5日が誕生日)が大会から祝福されたんだけど、渡されたバースデー・ケーキの大きさが全く違ったり(アルカラスのケーキの方が圧倒的に大きかった)して、男女差別なのではって批判されていたりしたのよね。

他にも色々あったみたいなの。

そしてその後にマドリッド大会側からも声明が出されたわ。日曜日の女子ダブルスの決勝戦から4日経ち、ペグラなどからの批判の声を受けてだと思うんだけどね。

マドリッド大会CEOのヘラルド・ツォバニアン会長がこうコメントしていたの。

「私達は、マドリッド大会がもっと良いものであるべきだと期待していた選手達やファンの方々へ心より深くお詫び申し上げます。女子ダブルスの決勝戦の後で決勝で戦った選手達へスピーチの機会を与えなかったことは、全く受け入れがたく許されないことだった。」

そしてツォバニアン会長は4人の選手個人個人へ謝罪をし、「WTAと共に我々の決定を見直すために真摯に向き合いたい。間違いを犯してしまったし、このようなことは二度と起こることはない。」って語ったんだって。

これでしっかり解決へ向かうと良いんだけど。

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女子は波乱&ナダルに黄信号?!

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昨日のブログでお伝えした女子世界ランク1位の座争いだけど、思わぬ展開に。

今季ここまで絶好調と言って過言ではなく、イガ・シュフィオンテクの1位の座へ向かって突撃していたアリーナ・サバレンカが、今週イタリアはローマで行われているWTA1000大会の初戦となる2回戦で姿を消す波乱に見舞われたの。

今季最初のグランドスラムである全豪オープンを制したサバレンカは、ここまでの今季獲得ポイント・レースでは1位にいて、先週まで行われていたスペインはマドリッドのWTA1000大会でも決勝戦でシュフィオンテクを下して優勝していたの。

そのサバレンカを下したのが、2020年の全豪オープン覇者で、同じ年の全仏オープンでも準優勝を飾って自己最高位の世界ランク4位を記録したソフィア・ケニン。

ケニンは現在世界ランク134位で、先週まで行われていたマドリッド大会では1回戦で世界ランク75位のマリーナ・ザネヴスカに0ー6、3ー6と完敗していたのよね。

今大会は1回戦で世界ランク66位のクリスティーナ・ブスカをフルセットで退けての2回戦だったの。

「もちろん、スーパー・ハッピー。本当にタフな試合だった。彼女は今、素晴らしいテニスをしているから、本当に本当に自分自身を誇りに思っている。勝つためには自分のベストのテニスをしなければならなかった。サーブも良かったし、リターンも良かったと思った。良いテニスができた。だから勝てたんだと思う。」

ケニンは自身の勝利に喜びを隠せずにいたわ。

そして昨日は、世界ランク3位で第3シードのジェシカ・ペグラも親交のあるテイラー・タウンゼンドの前に敗退しちゃったの。

タウンゼンドは出産のためにツアーから離れていて復帰してきたのよね。ダブルスでは既に結果を残していたけど、こうしてシングルスでも復調して来たみたい。

「最後にジェシカと対戦したのはサウスカロライナの25,000ドルのサーキット大会だった。彼女とダブルスにも出場した。彼女のことが大好きになった。そして彼女に“あなたは自分がこれまで出会った中で最も素敵な裕福な人。”って言ったの。すると彼女は“だから自分もあなたが好きになったんだと思う”って。そうやって彼女との関係が始まったの。」

タウンゼンドが言っていたのは、2017年のアメリカはサウスカロライナでの大会のことで、その大会でタウンゼンドは、シングルスでもダブルスでも優勝していたの。

記録ではタウンゼンドは、その後の2020年の全豪オープンでもペグラと対戦していて、その時もタウンゼンドが勝っていたわ。

第2シードと第3シードが既に敗退してしまった女子。シュフィオンテクが優勝候補筆頭になるかもね!

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そしてかなり心配な情報が。今年の全豪オープンでは2回戦敗退を喫し、その時痛めた左股関節の怪我のためにそれ以降公式戦の舞台に立っていないラファエル・ナダル。

彼が最も得意とする全仏オープンへ向けて復帰の調整中だと伝えられているんだけど、そこに暗雲が。

水曜日に故郷のスペインはマヨルカ島で練習していた時、ナダルは痛みから苦悩の顔を見せて練習を早目に取り止めてしまったの。

そこにはコーチのカルロス・モヤとマルク・ロペスもいたんだけど、ランニング中に痛みを感じてしまったみたい。

5月28日から始まる今季2度目のグランドスラムである全仏オープンへの出場を目据えているナダルだけど、現時点でも痛みがあるとしたら、それにはかなり黄信号なのでは。

ナダルは18歳だった2005年大会(大会期間中に19歳になったわ)から、これまで1度も欠場していない大会で、これまで18年連続出場中で、実に14回の優勝とわずか3度の敗戦(不戦敗が1度)と言う圧倒的な勝率を誇っているの。

ここへ来てもまだ万全な状態に近付いていないのなら、全仏オープンへの出場は厳しいかも知れないわ!

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世界一を目指すサバレンカ

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現在女子世界ランク2位にいるアリーナ・サバレンカは、子供の頃からの夢だったグランドスラム・チャンピオンには今年の全豪オープンの優勝で、その夢が叶ったわ。

そしてもう1つの夢が現在世界ランク1位にいるイガ・シュフィオンテクを抜いて1位になること。その夢の実現へ向けてサバレンカはこんなコメントをしていたの。

「1位にいるシュフィオンテクに近づくためではなく、自分の夢へ近づくためにできることは全てやっている。とても激しくトレーニングしている。どの試合もどの大会も、しっかり集中して臨むように努めている。それが今本当にやりたいこと。」

「目標があるときや、大きなモチベーションがもしあれば、簡単ではないが、厳しい練習の先にゴールがある。その方がやり続けやすくなる。辛く感じる時でも、なぜそれをやっているのかと言う理由が自分自身の頭によぎる。」

「簡単じゃないけど、強い気持ちで居続けたり限界まで自分自身を追い込み続けたり、自分自身を向上させ続けたりすることに本当に手助けになる。」

現在世界ランク1位にいるシュフィオンテクだけど、彼女は今週のローマ大会とその後の全仏オープンは去年は優勝しているから、その成績を守らなければポイントが下がってしまうの。つまりたとえ優勝しても現在のポイントとは変わらないと言うこと。

一方のサバレンカは、去年ローマ大会ではベスト4、全仏オープンでは3回戦敗退だったから、それ以上の成績でポイントが加算されるわ。

現時点でシュフィオンテクは9,625ポイント、サバレンカが7,881ポイントで、その差は1,744ポイント。

もしシュフィオンテクが早期敗退でもしてしまったら、これからの2大会でサバレンカが初の世界一になる可能性だってあり得るってこと。

女子世界ランク1位争いも面白くなって来たわ!

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1日遅れの、、、毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、フランスの125K大会では、ノルウェー人と組んで第1シードの穂積選手が準優勝でした。

スペインの125K大会では、内島萌夏選手が1回戦敗退でした。

アメリカの100,000ドルのサーキット大会では、第1シードの日比野奈緒選手が2回戦敗退でした。

国内は岐阜で行われた80,000ドル大会では、第4シードの細木咲良選手、岡村恭香選手、小堀桃子選手、予選を勝ち上がった永田杏里選手、荒川晴菜選手、鮎川真奈選手、主催者推薦の池戸悠希子選手、川口夏実選手が1回戦で、清水綾乃選手、予選を勝ち上がった倉持美穂選手、山口芽生選手、主催者推薦の伊藤あおい選手が2回戦敗退でした。第5シードの本玉真唯選手、西郷里奈選手、加治遥選手、主催者推薦の齋藤咲良選手がベスト8、第7シードの坂詰姫乃選手が優勝しました。ダブルスでは、本玉&岡村ペアーがベスト4でした。

キプロスの25,000ドル大会では、予選を勝ち上がった柴原瑛菜選手が2回戦敗退でした。イタリアの25,000ドル大会では、山崎郁美選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、エジプト人と組んで第4シードの山崎選手がベスト4でした。

男子では、イタリアの200,000ユーロのチャレンジャー大会では、第1シードの西岡良仁選手、綿貫陽介選手が2回戦敗退でした。ダニエル太郎選手がベスト8でした。

韓国の80,000ドル大会では、清水悠太選手、内田海智選手、島袋将選手が1回戦敗退でした。

チリの40,000ドル大会では、中川直樹選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、ドミニカ共和国人と組んだ中川選手がベスト4でした。

イギリスの25,000ドルのフューチャーズ大会では、高橋悠介選手がベスト4でした。

アメリカの15,000ドル大会では、坂本玲選手が2回戦敗退でした。

チュニジアの15,000ドル大会では、磯村志選手、千頭昇平選手、乾祐一郎選手、予選を勝ち上がった末岡大和選手が1回戦敗退でした。第5シードの松田龍樹選手、白石光選手がベスト8でした。ダブルスでは、第2シード磯村&末岡ペアーが準優勝でした。

クロアチアの15,000ドル大会では、松岡隼選手が2回戦敗退でした。

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アルカラスとシュトルフのコメント

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昨日のブログでは、先週まで行われていた男女共同開催のムチュア・マドリッド・オープンの女子決勝戦を戦った二人の声をお伝えしたけど、今日は男子の声を。

ATPマスターズ1000大会だった男子大会の決勝戦は、トップハーフからは第1シードのカルロス・アルカラスが順当に勝ち上がったけど、ボトムハーフは予選決勝で敗れつつも欠場者が出てラッキールーザーとして本戦入りしたヤン=レナルド・シュトルフが勝ち進んだの。

マスターズ大会でラッキールーザーが決勝進出したのは、これが初めてのことだったんだって。

アルカラスはシュトルフをフルセットで退け大会2連覇を達成。試合後にシュトルフへ労いの言葉をかけていたわ。

「ヤン、そして君のチームへおめでとう。色々な困難や怪我に対処して来たのは知っている。何シーズンもプレーできなかった。チームと共に素晴らしい成績を出したし、最高のプレーを見せた。凄いことだし、こうして帰って来れたことを嬉しく思っている。これからも君やチームに幸運がもたらされることを祈っている。」

そしてこらから参戦するローマでのマスターズ大会と全仏オープンについても意気込みを語っていたの。

「ローマでは初めてプレーする。ローマの大会で本当にプレーしたいと思っている。去年は出場できなかった。子供の頃から出たいと思っていた大会にやっと出られる。」

「全仏オープンでは、チチパスやジョコビッチがいる。もしラフぉ(ナダル)が出るなら、あそこは常に彼の大会。自分自身も優勝候補のリストの上位近辺にいる。なぜなら、良いレベルでプレーできているし、良い結果も出しているから。」

そして準優勝に終わったシュトルフは、決勝戦を振り返ってこう語っていたの。

「カルロスは良いプレーをした。またトロフィーを獲得し、最高の勝利を得た。君と君のチームを祝福したい。これからも幸運を祈っている。自分に取っては信じられない道のりだった。ラッキールーザーとしてだったから。こうして再びチャンスがもらえたことだけでさえ驚ろきだった。」

「彼は勢いがあり、それを止めることは出来なかった。最終的には彼は良過ぎた。第1セットはチャンスがあった。そして第3セットの序盤でもあったけど、取りきれなかった。」

そう語るシュトルフは、2020年にアメリカはシンシナティのマスターズ大会で、マスターズ初のベスト8入りをして、自己最高位の世界ランク29位を記録したけど、今回の勝ち上がりでそれを更新する28位へと浮上して、全仏オープンではしっかりシード選手として出場することになりそうね。

そして今週発表の最新の世界ランキングでは、1位のノヴァーク・ジョコビッチとアルカラスとのポイント差はわずか5ポイント。

次のローマ大会は、ジョコビッチは前年度チャンピオンとして出場。アルカラスは去年は出場していないの。つまり、ジョコビッチはたとえ優勝してもポイントは変わらずだけど、アルカラスは1つでも勝つと大会明のランキングでジョコビッチを抜いて再び1位へ返り咲く計算に。

どんな展開が待ち受けているかしらね!?

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サバレンカが優勝&女子複表彰式に批難の声

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先週まで行われていたWTA1000大会のムチュア・マドリッド・オープン女子、シングルス決勝戦では世界ランク2位で第2シードのアリーナ・サバレンカが世界ランク1位で第1シードのイガ・シュフィオンテクをフルセットで下して今季3度目の優勝を果たしたわ。

サバレンカはシュフィオンテクとの試合についてこう語っていたの。

「いつも彼女とは互いに取ってタフな戦いになる。自分の限界まで引き上げてくれる。これからのシーズンでも、もっとたくさん戦い続けられたらと願っている。」

「特にイガ相手にクレーコートでの勝利は本当に嬉しい。特別なもの。これからももっと決勝戦で戦いたい。そうなるために、出来る限りの努力をしたい。第1シードと第2シードが決勝戦で対戦するのは素晴らしいこと。」

「彼女のことはとても尊敬している。素晴らしい選手だし、彼女の去年の活躍や、彼女が続けていることは、自分ももっと上達しようとか、もっと激しく練習しようとか、戦い続けようとかと言うモチベーションになっている。彼女とはいつも激しい戦いになるのは分かっている。」

そして、シュフィオンテクとのライバル関係についても、「それはとても素晴らしいことだと思っている。今の女子テニス界では、世界ランク1位と世界ランク2位が決勝戦で対戦すると言う安定感が必要だと思う。」と語っていたわ。

この決勝戦でサバレンカは、今年の全豪オープンの決勝戦でエレナ・ルバキナとの試合を思い出させたんだって。どちらの試合も約2時間20分かかり、サバレンカは勝利まで4度のマッチポイントを要するなど、とても似ていたの。

「最後のゲームでリードされた場面で、あの試合を思い出していた。そして“全豪オープンでもこんな試合をやった。だからまたここでも勝てるはず!”って自分自身に言っていた。この試合は、確実に全豪オープンの決勝戦を思い出させたものだった。」

そしてシュフィオンテクもサバレンカとの試合が終わってこう語ったの。

「アリーナ、おめでとう。あなたはいつも今日のような激しいテニスをする。勝者に値するテニスだった。これからも、もっと決勝戦で対戦できることを願っている。」

「敗戦の原因など、ここで語るべきではないと思う。なぜなら、彼女がとても良いテニスをしたから。自分の負けを、今日の状況や他の言い訳などにはしたくない。彼女が勝って、自分はそれに敬意を払っているし、彼女の好プレーを奪いたくない。」

「きっと、所々でもっと積極的にならなけらばいけなかったのかも知れないけど、正直お互いとても良いテニスをしていた。後悔などはない。」

そして世界ランク1位に居続けることについても自身の見解を述べていたわ。

「みんな世界一になるのは難しいと言うけど、そこに居続けることの方が難しいのかも。それが本当かどうか分かるほどまだ十分には生きてはいないけど。自分としては世界一に上り詰めることの方がより難しいと感じていた。そこに居続けることは難しいけど、今の自分は十分にやれていると思う。」

そう語るシュフィオンテクだけど、昨シーズンは向かうところ敵なしだった時期があったけど、今シーズンは、今回のサバレンカやルバキナに負けてしまうこともしばしば。

その証拠に、今季ここまでの獲得ポイントのポイント・レースでは、1位がサバレンカ、2位がルバキナ、そしてシュフィオンテクはそれに続く3位に位置しているの。

今週から始まるイタリアでのWTA1000大会も、その後の全仏オープンも、前年度チャンピオンとして臨むシュフィオンテク。そこでも結果次第では、サバレンカなどに1位の座を明け渡してしまいかねないわ。女子世界ランク1位の座の争いも加熱しそうね!

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そして最終日に行われた女子ダブルス決勝戦のあとの表彰式のことで、大会や大会主催者のフェリアーノ・ロペスに批難の声が上がっているの。

それは、決勝戦が終わりヴィクトリア・アザレンカとベアトリツ・ハダド=マイアのペアが第1シードのココ・ガウフとジェシカ・ペグラのペアをストレートで下して優勝したあとの表彰式でのこと。

準優勝ペアにトロフィーが渡されると、続いて優勝ペアにも優勝トロフィーが。すると、そのまま4人は表彰台に上がらされて記念写真。

実は、準優勝ペアも優勝ペアも、マイクを渡されることはなく、何もスピーチする機会を与えられなかったの。

その前日に行われた男子ダブルス決勝戦では、準優勝ペアも優勝ペアもそれぞれスピーチをして、お互いを称えあったり、大会やファンやスポンサー、そしてそれぞれのチームなどに感謝の言葉を述べていたの。

そんな状況だったために、ガウフが自身のSNSで対戦ペアへ称えるコメントやチームやファンへの感謝のコメントを掲載。

その出だしでは、「今日の決勝戦のあとでスピーチするチャンスを与えられなかった」とコメントしていたの。

それには多くの返事がコメントされていて、ガウフなどを労うものも多かったけど、大会や主催者のロペスに対して、スペイン人がいなかったからなのか?とか、女性差別なのでは?などと批難のコメントが多数寄せられていたの。

現在女子世界ランク7位のオンス・ジャバーも「スピーチのチャンスを与えられないなんて、なんと不運なこと!これは悲しいことだし、受け入れられない。」と痛烈に批判していたの。

そのことに対して、大会側やロペスからはコメントなどは出されていないみたいだけど、ちょっとこれは良くないわね!

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ザンの快進撃を止めたのは?

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このところお伝えしていた、スペインはマドリッドで行われているATPマスターズ1000大会でのザン・ジゼンの快進撃は、準々決勝で止められてしまったわ。

これまで2回戦でトップ30、3回戦でトップ20、4回戦ではトップ10選手から勝利を飾り、中国人男子として初めてマスターズ大会のベスト8進出を果たしたザン。

でも、それを止めたのが予選から勝ち上がった世界ランク121位のアスラン・カラツェフだったの。

今回の結果を見ると、やっぱりランキングは関係ないって言うことよね。

そのザンの快進撃を止めたカラツェフは遅咲きの選手で、2021年の全豪オープンで予選から勝ち上がってベスト4入りを果たして、27歳にして世界に認知されたの。

そのシーズンはそれから2度のツアー優勝を飾り、翌年の2月に自己最高位の世界ランク14位を記録したの。でも2年目のジンクスに苦しんだカラツェフは、2022年は17勝29敗の成績でランキングを落として行ったわ。

そして今シーズンは、開幕戦のインドはプーネ大会でベスト4を記録したものの、その後は本戦1回戦敗退がチャレンジャー大会1大会含め6大会連続で、ランキングも129位にまで下げていたのよね。

そんな彼はここへ来てかつてのプレーを取り戻したかのように、4回戦では世界ランク3位で第2シードのダニイル・メドベーデフをストレートで下して準々決勝へ進んでいたの。

そしてそのカラツェフが準決勝で対戦するのが、ラッキールーザーながら勝ち上がっているヤン=レナルド・シュトルフ。

実はこの二人、予選の決勝でも対戦していてカラツェフが勝利していたの。その後に本戦で欠場者が出たために、予選第1シードのシュトルフがラッキールーザーとして本戦入りしていたのよね。

そのシュトルフも準々決勝では世界ランク5位で第4シードのステファノス・チチパスをフルセットで下してのベスト4入り。

予選決勝で対戦した二人が本戦でも対戦することはたまに見られるけど、それがマスターズ大会の準決勝って言うのはかなりマレなことだわ。

そのシュトルフは、ここ数年は安定してトップ100にいたけど、昨シーズン中盤から成績が出ず、ランキングも167位まで落としていたの。でも今年はチャレンジャー大会で結果が出始めて、4月に行われたモンテカルロのマスターズ大会でも予選を勝ち上がってベスト8入りを果たしていたのよね。

今回の準決勝では勝った方が自身初めてのマスターズ大会決勝進出。どちらに軍配が上がるかしらね。

そしてトップハーフの準決勝は、第1シードのカルロス・アルカラスと第17シードのボルナ・チョリッチと言うシード選手の対戦。

やっぱり注目は第1シードのアルカラスかしらね。

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ラドゥカニュが手術

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2021年のUSオープンを、予選から勝ち上がって見事タイトルを獲得して、一躍女子テニス界のニュー・ヒロインとなったのがエマ・ラドゥカニュ、現在20時歳。

彼女はUSオープン優勝の翌年の7月に世界ランク10位の自己最高位を記録したけど、2022年のUSオープンでは、前年度チャンピオンとして臨むも1回戦敗退。

世界ランクも一気に80位代へと後退しちゃったのよね。

それでもその高いポテンシャルから、好成績を期待するプレッシャーを受けながらもツアーを転戦していたけど、まだ10代だった彼女の体は悲鳴を上げてしまったの。

そんな彼女は、自身のSNSで簡単な手術(恐らく内視鏡による手術だと思われます)を手に受けたことを報告していて、足首にもこれから受けることを伝えていたの。

「両手の骨に起きた怪我に対処していたことから、この10ヶ月は難しいものだったと言うのは過言ではない。何とか痛みに対処して、今年のほとんどと去年の終盤はそんな中でもプレーを続けていた。練習量を劇的に減らしたり、トレーニングも何週間も止めたり、治療のために昨シーズンは通常より早めに切り上げたりもしていた。残念ながらそれだけでは足りなかった。」

「問題を解決するために両手の骨に小さな手術を受けている。これからの数ヶ月はツアーから離れなければならなちことをお伝えするのは残念でならない。そしてその期間で足首にも同じような手術を受けるつもり。」

「夏の大会を欠場するのは辛いし、問題を軽く見ようとしていたことも痛手になっている。この事実を知らないながらも自分をずつと応援してくれた全てのファンの方々にありがとうと言いたい。またコートに戻って皆さんに会えることを楽しみしている。」

若くして偉業を達成すると、周囲からこれまでとは全く違った注目も集めるし、期待も高まるわ。そんな中、ちょっと無理をし過ぎてしまったのかも知れないわね。

今はしっかり怪我を治して、また元気な姿でコートへ戻って来てくれることを願うわ!

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中国人男子の歴史を刻む

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昨日のブログでお伝えした、中国人選手のザン・ジゼン。そして行われた4回戦では、世界ランク10位のテイラー・フリッツを、またしてもファイナルセットのタイブレークを制して勝利したの。

これで中国人男子選手として初めてマスターズ1000大会でのベスト8進出を果たしたわ。

その試合は、第1セットは6ー3でフリッツが先取。でも第2、第3セットともいずれもタイブレークでザンが制したんだけど、それもかなりの接戦。

第2セットのタイブレークは7ー5で、第3セットのタイブレークも10ー8でザンが勝ち取ったの。しかも、第3セットのタイブレークでは、フリッツに3本のマッチポイントを握られてからの逆転勝利だったのよね。

試合後にザンはこう語っていたわ。

「ランキングのことは本当に考えていなかった。なぜなら、ただベストを尽くして全てを出しきる必要があるだけだから。彼はとてもタフな選手だし、弱点などない。だから、自分ができることをただ探すだけ。第1セットを落とした時は、もうちょっと競った試合にしなきゃって考えていた。そしたら、最終的に勝ってしまった。本当に驚いている。」

そして準々決勝では、予選から勝ち上がって、4回戦では第2シードのダニイル・メドベーデフをストレートで退けたアスラン・カラツェフと対戦。

カラツェフについて問われたザンは、カラツェフのテニスについては知っているって答えて、その理由をこう述べていたの。

「なぜかって。その秘密を教えてあげよう。一緒に練習をしたんだ。そしてカラツェフに0ー6で負けたんだ。だから、またベストを尽くすまで。ここにいる全ての選手は素晴らしい選手だし、大きい選手ばかりで、みんな良い結果を出している。だから、自分ができることを出しきるだけ。」

フリッツとの試合は、そのスタッツを見るとザンがどうやって勝ってのか分からないものばかり。

ウィナーもザンよりフリッツが多く、イージーミスはザンの方が多くて、ファーストサーブの入りもフリッツの方が良くて、そのポイント獲得率もフリッツが上。セカンドサーブのポイント獲得率もフリッツが勝っていて、ブレークの数もフリッツが上で、トータル獲得ポイントもフリッツが上回っていたの。

つまり、本当に本当にわずかな差が勝敗を分けたって言うこと。ここまでの勝ち上がりでも、2回戦のデニス・シャポバロフも、3回戦のキャメロン・ノーリーとの試合も、4回戦のフリッツとの試合も、全てファイナルセットのタイブレークを制すると言う粘り強さを発揮しているザン。

次のカラツェフにもしっかり勝ちきることができるかしらね?!

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毎週恒例の、日本人選手のツアー下部大会での活躍です。

女子では、アメリカの60,000ドルのサーキット大会では、第2シードの日比野奈緒選手、予選を勝ち上がった内藤祐希選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、ハンガリー人と組んだ日比野選手が準優勝でした。

ポルトガルの60,000ドル大会では、予選を勝ち上がった穂積絵莉選手が1回戦敗退でした。ダブルスでは、ノルウェー人と組んで第1シードの穂積選手がベスト4でした。

フランスの40,000ドル大会では、ラッキールーザーの鮎川真奈選手が2回戦敗退でした。

イタリアの25,000ドルのサーキット大会では、山崎郁美選手が1回戦敗退でした。

エクアドルの25,000ドル大会では、予選を勝ち上がった小池愛菜選手が1回戦敗退でした。

国内は福井で行われた15,000ドル大会では、第5シードの澤柳璃子選手、秋田史帆選手、予選を勝ち上がった金巻知里選手、重田夢亜選手、虫賀愛央選手、主催者推薦の虫賀心央選手が2回戦敗退でした。第4シードの伊藤あおい選手、小林ほの香選手、松田鈴子選手、リュー理沙マリー選手がベスト8、第6シードの佐藤久真莉選手、予選を勝ち上がった奥脇莉音選手がベスト4でした。第8シードの倉持美穂選手が優勝しました。ダブルスでは、第1シードの川口&上田ペアー、虫賀姉妹がベスト4、決勝戦では台湾人と組んで第2シードの奥脇選手が林&吉田ペアーを下して優勝しました。

男子では、韓国の160,000ドルのチャレンジャー大会では、島袋将選手、清水悠太選手、予選を勝ち上がった伊藤竜馬選手が1回戦敗退でした。予選を勝ち上がった内山靖崇選手がベスト4でした。ダブルスでは、松井&上杉ペアーがベスト4、決勝戦ではオーストラリア人と組んだ内山選手が韓国人と組んだ清水選手を下して優勝しました。

チェコ共和国の73,000ユーロ大会では、望月慎太郎選手がベスト4でした。

イギリスの25,000ドルのフューチャーズ大会では、高橋悠介選手が2回戦敗退でした。

インドネシアの25,000ドル大会では、西脇一樹選手、予選を勝ち上がった正林知大選手が1回戦で、市川泰誠選手、松田康希選手、徳田廉大選手が2回戦敗退でした。第6シードの越智真選手がベスト8でした。

チュニジアの15,000ドル大会では、第5シードの松田龍樹選手、磯村志選手、予選を勝ち上がった楠原悠介選手、中川瞬祐選手、末岡大和選手が1回戦で、千頭昇平選手、予選を勝ち上がった白石光選手が2回戦敗退でした。ダブルスでは、第4シードの末岡&松田ペアーがベスト4でした。

トリニダードトバゴの15,000ドル大会では、第7シードの小倉孝介選手が1回戦で、予選を勝ち上がったヴィトゥンティエン・レオ選手が2回戦敗退でした。

キプロスの15,000ドル大会では、予選を勝ち上がった平松晋之祐選手が1回戦で、予選を勝ち上がった脇田俊輔選手が2回戦敗退でした。

トルコの15,000ドル大会では、熊坂拓哉選手が1回戦敗退でした。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 20:06 | コメントをどうぞ
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ザン、2度のトップ30選手から勝利

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このブログでも特に今年になってから中国人男子選手の活躍を紹介してきたわ。2月7日、2月14日のブログで取り上げていたの。

現在、スペインはマドリッドで行われているATPマスターズ1000大会で、日本時間の今朝行われた試合では、中国のザン・ジゼンが世界ランク13位のキャメロン・ノーリーをフルセットのタイブレークを制して勝利。

中国人男子として初めてマスターズ大会のベスト16入りを果たしたの。

この日彼は、第1セットを2ー6で落としたものの、続く第2、第3セットはいずれもタイブレークを制して勝利を物にしたの。

試合後のインタビューで気持ちを語ったザン。

「この試合の前、マドリッドで2週目に残れるなんて思ってもいなかった。それを達成できた。今日は月曜日で、今は次の水曜日に試合がある。驚いている。これは大きな勝利。タイブレークを2度勝った。いつもなら、タイブレークは勝つより負けることの方が多い。」

そして次に対戦するテイラー・フリッツについては、「もちろん彼はトップ選手。タフな試合になるだろう。自分のベストのプレーができるようにしたい。自分ができることをやって戦いたい。」って意気込みを語っていたわ。

大会明けのランキングではキャリアハイを更新する可能性もあるけど、先週の時点で敗退した選手の多くが今週行われるチャレンジャー大会に出場しているから、ザンのキャリアハイ更新は今後の彼の結果と他の選手の成績次第だわ。

今回のノーリーの前の2回戦でも第21シードのデニス・シャポバロフを下していたザン。今大会は二人のトップ30選手に勝利して、次は世界ランク10位で第8シードのフリッツ。

好調を維持して、次はトップ10選手からの勝利となるか、楽しみね。

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アメリカの現在のバイデン&ハリス政権が、ワクチン未接種の外国人渡航者の入国を認めることが正式に発表されたの。

それによると、5月11日をもってこれまで実施してきた、ワクチン未接種の外国人渡航者の入国禁止が解除されるんだって。

テニス界で有名なのは、男子世界ランク1位のノヴァーク・ジョコビッチがそれに該当していることから、去年はアメリカの大会には全く出場できずにいたのよね。

つまりは、今シーズンはそれが解禁となって、ジョコビッチも夏の北米のハードコート・シリーズには元気な限りフル参戦できるって言うことになったってこと。

日本でも新型コロナウイルスも5類へと移行が決まり、そろそろ以前のコロナ前に戻って行ってるって感じね。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者ピンキー 09:06 | コメントをどうぞ
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