金曜日
食卓の上には真っ白ならっきょが置かれていた。あーちゃんが旅立つ前の日、近くのスーパーでらっきょうがあつたよと聞いたので、その足で出かけてらっきょう2キロとらっきょう酢を買って帰る。そしてその夜手分けしてつけてしまった。
昨年、テニス仲間かららっきょうをもらい、おいしくいただいた。今年はぜひ自分で漬けようとさんざんしていると、家庭菜園している仲間が自分で植えたらいいよ、どこでも育つよいう。ダイの店で買い付け、ねこの額の庭に足の踏み場もないくらいに、とりあえず植え付けた。それが育ち細いねぎのような葉を出している。それが枯れると収穫時期だとあった。
もうしばらくすると自分が育てたらっきょうを漬けることができる、楽しみだ。白いあったかいご飯と、味噌汁とらっきょがあれば、とりあえずぼくは十分だ。
マドリード・オープンのベスト8決めで、錦織は危なげなくバウティスタ(27、スペイン)を6363でしりぞけた。圭がいままで対戦してきたアンドゥハル、ゴファンそしてバウティスタは同じタイプの選手にぼくは見えていた。ビッグサービスやショットは目立つほどでなく、粘り強さ根気強さが持ち味の選手に感じている。錦織はそういうものをそれ以上に持ち合わせているから、余裕が見られる。耐えに耐えてここぞという場面でギアチェンジをして相手を追いつめ勝利をもぎ取る、もぎ取っていた。
クオータファイナルベスト4決めではフェレールと対戦する。3月、アカプルコ(メキシコ)の大会での決勝戦でフェレールにまさかのストレートで敗退している。今度はふんどしを引き締め、1000大会への優勝をめざすことだろう。