木曜日
終日家で過ごす。
イタリア国際、昨夜中に放映あり、初めて見たベセリは強かった。後継の若手の一人という。左利きの2メータ近い身長から繰り出すサービスはラオニチとはまた違う、キレのあるスピンのきいたサービス。
ファースト圭は本調子でない相手からいきなりブレーク、この調子で行くのかと思いきやすぐにブレークを返され、そしてまたブレークされる。そして終盤45で相手のサービス、まさに赤信号、しかし相手は意識したのかセットポイント取りながら圭の粘り押し切られて55、互いにキープして66とタイブレークに突入した。圭は73でものにしてファースト76(4)とようやく取ることができた。ベセリが取ってもおかしくなかった。
セカンドは互角の戦いで55までサービスキープで進み、又もタイブレークかと思ったが、ここにきて圭のサービス、ショットがさえて75で逃げ切った。危なげな試合であったがよく勝ったと思った。最後は圭の貫録勝ちであった。
1シードのジョコビッチも初戦でアルマグロに大苦戦していた。ファーストは簡単に取ったのでジョコビッチの楽勝とセカンドは見るのをやめていたら、ファイナルまで行ったと知って録画を見直した。
セカンドのアルマグロはサービス、ショットに威力が増してミスもほとんどなかった。押されながらもジョコビッチは何とかタイブレークまで持ち込んだが、アルマグロの追撃は衰えずセカンドをもぎ取っていた。
ファイナルは33までまさに互角でアルマグロがわずかに押しているかに見えたが、ここでボールを深追いして足を痛めたかに見えた。ベンチに戻ったアルマグロにジョコビッチは近づいて、大丈夫大丈夫と言わんばかりに、アルマグロの腰を軽くラケットでたたいた。アルマグロはそのままコートに戻り試合を続けたが、そこから流れは変わっていった。ジョコビッチキープして43、ブレークして53 、そして63と苦しみながら錦織と同じく勝利していた。