土曜日
武蔵塚駅前10時52分のバスで街へ、上通り入口二三歩踏み入れた所で甲玉堂を見つけた。最上階にギャラリーがあり、受付におばさん二人、あとはぼく一人だった。淡彩画というらしいが、絵の具とは違うのであろうか、仲間の作品が多く目にとびこんできた。このビルで絵画用具が全て調達でできそうなことを知った。
イタリヤ国際、準々決勝錦織vsジョコビッチ戦、圭はファースト36で落とすもセカンドは63で取り返して勝敗は最終セットに持ち越された。
セット12で圭がサービスを落とし13としたときのジョコビッチのドキモを抜く口が張り裂けんばかりの雄叫びに一瞬驚いた。
あとのない苦しい戦いに、全米での負け戦がよぎったに違いない。ジョコビッチの表情は尋常ではなかった。
12から圭のサービスをブレークしたジョコビッチ、長く暗いトンネルの行く先に光明を見だした歓喜だった。
かって経験したことのないジョコビッチの雄叫びを耳にした圭はどんな心境だったのか、その雄叫びに呑みこまれるかのようにコントロールに苦しみ凡ミスと思えるショットが目立ち始めた。
ぎらぎらと前面に闘志をむき出しのジョコビッチに、負けじと踏ん張ろうとしたが、どうすることも出来ずに16
で終わっていた。
体力の差が出たと言えばそれまでだが、全仏まで体を癒してリベンジしてほしい。もう、全てが手の届くところまできている。