土曜日
朝一番の試合とかってに思いこんでいた。送ってきていた書類の中にドローとは別の日程表に初日と二日目の時間が記入されていたのに、OPがでるのを待っていた。
NB13時だった。10時過ぎのバスにのる。窓の外は春の嵐がしつように降ったり止んだりしていた。
ぼくはカンペキな冬支度、腹ごしらえ身支度して9番コートへおりて行った。このコートで夏は何度泣かされたことだろう。端っこで風防林のように木立が周りに囲んでいるため、風が吹かない蒸し風呂の真夏のコート、だが今日は風を防いでくれる9番コートを分った時から運を感じていた。
コートの成り行きを見ていると、地元の長老がやっ来ていうには、ぼくの相手はぼくの地元くまたかから早稲田のテニス部と言うのだ。
彼のことは少しは知っていた。福岡に木陽会というベテランの集いがあり、おじゃました時ダブルスで遊んだ記憶がかすかにあった。紳士然としてオーソドックスなテニスだった。その経歴を聞かされうーんと黙るしかなかった。
上空には風が舞いとつじょ冷たい雨が落ちてくるかとおもえば止み、やれやれすると大粒のアラレ。空模様にかまっちゃいられない。相手のサービスから試合開始、相手のサービスそんなに厳しくはなかった、いきなりブレークすると30となりいけるかも、するとブレークされて3132。
相手もぼくのテニスになれてきたのか、ヤバイと感じていた。33と並ぶ、バックを攻めるとダウンダラインに一発でやられ、甘いボールはフォワーに回り込まれてギャクロスにと、ほんとうにヤバイ。何でぼくが勝ったのだろうと思う。勝利の女神はぼくに居て相手にいなかった。
6362で勝っていたが、スコア以上にて接戦だったと思う。戦い終わってふところが深いと言われたが、ひらいまくって返球するボールが上手く決まったりすることが多々あった。
心配していた肩や足に違和感はなく、サービスもほどほど打てたとおもう。
明日は1シードとセンターコート、OPを確認して今しがたわかった。センターコート、これで三度目となる。何千人もの席があるスタンドには誰一人と居ない、ボールの打球音だけがむなしく響き渡る。そんな場所だ。
相手が1シードだからセンターコートに振り分けられたのだ。楽しんで頑張るぞ!
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