日曜日
NB11:30、大会事務局すぐ近くのドアからセンターコートに顔を出すと、そこでは前の試合がセカンドに入っていた。
三度目のセンターコート試合前の写真撮影を1回目と今回ぼくがお願いし、二回目は相手がお願いしてた。そんなセレモニーをしたくなる場所。
相手はぼくの天敵だった仲間の天敵と思えしM氏、ランキング3位ぼくは60位台、今大会の1シードの選手だが初めての対戦だった。同じ選手に何回も対戦するかと思えば見知ってから対戦しない選手があまたいる。
彼はあちこちの大会に出場していて好成績を収めているのはパソコン上で見ていた。毎年成績が上向いていると自分から言ったくらいだから自信の表れで今は3位となっている。彼の最高ランクだと思う。
独特なスライス系のサービス、ラケットを短く握ってのフォアは彼の得意ショットで仲間との対戦で見させてもらっていた。
ファーストは体が重くてギクシャク、百戦錬磨の彼はそれを見逃さず得意のフォアでガンガン決めてきた。防戦一方でどうすること出来なかった。見るとやるのとは大違い、これで優勝をかっさらっていっているのだと思ったりしていた。05セカンドで頑張ってみようとシャツ一枚と短パンになり15としたが16でファーストを落していた。
自分のテニスをやるしかないとセカンドは思い切って行った。ぼくのショットも捨てたもんじゃないんだと思わせる相手もミスが出始め53リードしていたのだ。このサービスとればファイナルで頑張れると頭に雑念がよぎりだし、取れそうで取れず54、55強い選手はこうやって勝っていくのかと思ったが、気を取り直すと簡単にキープ、相手の弱点が分かって来ていた。そしてブレークして75でセカンド取っていた。もしかしたらと思ったりした。相手の弱点を徹底的に攻めればチャンスはある。
ファイナルの最初のサービスも難なくキープして10 11サービスをようようキープしておかしいと気づいた。ラケット握っている薬指小指がケイレンしている、もみほぐしていたが初めてのことだった。21。
ベンチに戻り左ふくらはぎにテープをギリギリと巻いて漢方薬を飲んだ。相手はどうもそれを観察していたようだ。コートチェンジして2ゲーム落して23。ベンチで固く巻直してみたがキープされ24、動きが鈍くなり左足の脛が痛くなり始めた。サービスを落して25、ベンチへようやくたどり着くといっきに痛みがこみ上げてきて両手で足首を体に引き寄せて痛みに耐えていた。
ロービングアンパイアを呼んで止めることを告げた。トレーナを呼びましょうかという、大丈夫と言ったものの、直ぐには痛みが引かず、呼んでください、他に行っていますので少し待って下さい。
そんなやり取りをしていると痛みがすっと無くなっていた。立てそうもないと思っていたが、痛みが止むとすくっと立つことが出来て、普通に歩くことが出来ほっとした。
スロージョギングを続けて足を鍛えていたつもりだったが、維持するのが精一杯だったのかと思ったりした。
これが今のぼくの実力、セカンドを良く取ったと思う。セカンドを63位で取れていればファイナルは、もっと楽しめたかもしれない。たら、ればで慰めるしかない。
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