土曜日
因縁というかライバルというか錦織vs.ちリッチ戦、錦織を追ってきたぼくはずっとずっと見続けていた。真夏の炎天下の全米で5セットを戦っていたのが記憶にある。
そしてハイライトは全米での決勝戦。ジョコビッチを破り決勝戦の舞台に立った錦織、かたやフェデラーを倒したチリッチ。4、5年前だったか二十代半ばの二人には勢いがあった。その当時錦織はチリッチに強かったので、優勝するに違いないと期待していた。
しかし結果ストレート負けの完敗、サービスからショットにつけ入る隙はなかった。四大大会で優勝した選手とそうでない選手の差は、いつのまにか大きく開いていた。ランキング4位まで這い上がっていた錦織は手首の故障で戦列を離れ、その間チリッチは3位まで駆け上っていた。
二人の対戦はどう見てもチリッチ優位と思えた。錦織はいっぱいいっぱい戦ってきており、かたやシード選手で2回戦からおまけにラオニッチがデフォーで1回しか戦っていないのだ。
手首の治療から復帰して初めての1000の大会だと思う。圭にはいろいろと去来するものがあったに違いない。
ライバル同士の戦いは元のさやに戻って互角の戦いを繰り広げ意地を見せたけいがファースト64で取る。
セカンドはほしかった。ワンブレークして54、圭のサービス、4015とツーマッチポイント取り、これで決まったかとまわりの者は安堵していたに違いない。ところがダブルフォールト犯して4030、4040から落して55 66そしてタイブレークを17でおとしてファイナルとなった。こわいと思った、やばいと思った。
しかしファイナルは圭が33からブレークして43 53 63と今度はしくじらず逃げ切った。
ほぼ3時間の壮烈なライバル同士の戦いを見ていた。
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