全日本テニス選手権 本玉真唯(20)初優勝

土曜日晴れ

朝焼けの空を仰ぐと、飛行機雲大きく残してジェット機東の空高くへ飛び去って行った。

そして夕焼けもきれいだった。

BSの番組表見ていると全日本テニス選手権大会の女子が行われることがわかり、視聴予約する。

本玉真唯(20)vs秋田史汎(29)

秋田選手には見覚えがあった。二年前の決勝で敗れると解説があったので思い出す。女性には失礼かな、精悍な顔つきで鍛えられた筋肉が目についた通りに、ショットも力強かった。ファースト、出だしに秋田選手はブレークを許して、ひ弱に見えた本玉選手はのび盛りの強い選手なのかなと思ったりしていた。だが秋田選手はすぐに追いつき終盤にはブレークして64で取っていた。力強いショットとサービスでミスも少なく、秋田選手は二回目にして優勝できるのかなと思っていた。力ずよいサービスも要所要所で決めていた。

29歳の秋田、今回逃せばもう優勝することは大変だろうと、どうしても彼女を応援していた。二十歳の本田はまだあどけなさを残して、粘りのストロークで互角に戦っていたが、パワーは秋田がまさり、セカンドもこのペースで行けばと思っていた。しかしセカンドに入るとミスが多くなり、サービスも何故かいまいちになり、本玉は走り回ってボールを繋ぎ、甘いボールには積極的に対応していた。ひろいまくる相手に強打で打ち取ろうとする秋田、最後にはポイントを奪われ16で落す。

ファイナル、23になるサービスゲームを長い長いジュースで落として14となると秋田は瀬戸際に立たされていた。秋田は最後の力を絞って食いつこうとしていたが、しぶとく返球してくる本玉にお手上げの状況、ポイントは相手に集まり16で敗れていた。64 16 16で秋田は念願の優勝を逸していた。

20191102hontama

勝利が決まると本玉は両手で顔を覆い泣きそうになり、そして両手を突き上げて喜びを表した。秋田は憮然とした表情で握手をしていた。表彰式でマイクを渡されて、話そうとして声が詰まって涙、2年前の決勝戦を思い出したのかもしれない。

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カテゴリー: 日記 | 投稿者ていちゃん 22:37 | コメントをどうぞ

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