現在愛用しているHDアスタポリ、僕の感想としては
スピードとスピンが飛躍的に向上!!
今年の市民大会で初めての本戦1勝に導いた超兵器!!!
って感じなのですが、メーカーの謳い文句は「スタンダード」。
何故だ・・・!?
自分のイメージとメーカーの意図がとにかく合わない。
こう見えても少しはテニスを嗜んだつもりの人間、自分の感じた事との思わぬ剥離にもやもやしている内に、ふと疑問が浮かんできたのです。
そもそもこのポリ全盛の時代に今更スタンダードと銘打ったモデルを出す必要があるのか?
数多のメーカーがひしめくテニス業界、特にストリングとなると種類が多過ぎてどの店も仕入れるストリングを絞るもの。
そんな中で、はたしてスタンダードを売りにしたモデルが新発売となって、それを壁一面に広がるガットコーナーに入れて売りたがるのでしょうか。
ストリングのスタンダードと言えばミクロスーパー、これは超ロングセラーの王道故にどの店にも置いてあると思います。
ではポリだって20年近く経過し種類も溢れかえっているのですから、まさかポリのミクロスーパーとも言えるスタンダードな王道ストリングが無いはずがなさそうですが、さて、どうでしょうか。
先日にポリの有名どころとして5種絞りましたが、アルパワーとかオリジナルとか、ロングセラーではありますがスタンダードとは呼べないタイプ。
ブラストとプロハリツアーも人気こそあれど、第4世代なんて言葉がある今のご時勢、テンション維持があまり主張されないタイプは如何なものか・・・というか8角形が王道であってたまるか!
そして第四世代の4Gもやたら人気があるように見受けられますが値段高い。あと硬い。
あれをミクロスーパーのようなスタンダードと呼ぶには語弊があると思います。
ポリはプロ使用の有名なストリングこそありますが、意外とスタンダードと銘打ったタイプは少ないかもしれません。
もしやニュースタンダードなポリは需要が大きい?
いやしかし、このHDアスタポリは僕にとっては超兵器!
「基本」が似合うポリは他にあると思います。
ミクロスーパーのような扱い易さ、気軽に試せるコストパフォーマンス、今時のポリなのだからテンション維持性、そして多くの人の目に触れられる知名度を考慮して、誰にでも勧められるスタンダードそうなポリを上げてみようではありませんか。
・レッドコードWAX (2,400円)
2016年の最新作 。
レッドコードと言えばテンション維持ですが、WAXはメーカーの宣伝ではスナップバック推しのようでテンション維持の文字は軽く調べた限りでは見当たりませんでした。
WAXは打った事無いので全然知らないのですが、レッドコードより打球感優しくなっているそうなので印象としてはそこそこ裾野広そう。でも意外と高かった。
・ポリツアープロ (2,300円)
ヨネックスの選手は結構使っていて目立つので知名度はありそう。
柔らかいので比較的ナイロンから移行し易そうなのと、サーモプレストレッチでヨネックスはテンション維持にも自信あり。
でもスタンダードと言うには柔らか過ぎるような・・・。
・ハイペリオン (2,500円)
テンション維持と言えばシグナムプロ。
黒色だから色んなラケットに似合う。
でもこうして見ると思ったより高い・・・。
ここまで見てみると、何だか柔らかいポリばかり。
それら3本と比べるとHDアスタポリはハードでは無いものの硬めの方で、定価も2,200円で安い。
くっ、認めるしかないのか・・・!?
HDアスタポリがスタンダードだと言うことを・・・!!!
こうなったら最後の足掻き、同じメーカー内で、果たして本当にキャラ被りしていないのか確かめてやる・・・!
・HDアスタポリ(アスリート向け 耐久性と打球感)
・プロフォーカス(ピンポイントショット!)
・レイザー(レイザービーム!)
・ジョーカーコア(その攻撃力は、切り札となる。)
・デビルスピン(常識をくつがえす悪魔のスピン)
・・・めっちゃスタンダード。
ただ、気になるとしたらレンコンとの製品特性の差があまり無い点。
透明系と非透明系なので打球感こそ差は出ると思いますが、特性値上はテンション維持性がアスタポリの方が0.5上、なだけ。
しかもレンコンの説明文でのアピールが0.5低いテンション維持・・・値段も負けているレンコン、今後はどういう立ち位置になるのでしょうか。
来年からパッケージが刷新されて右上の方にアスリート向けとか書かれるそうなので、そこでどう区別されるのか気になるところです。
かくして、個性的なポリが多い中で柔らか過ぎない硬過ぎない打球感なところはHDアスタポリも案外スタンダード名乗れるのでは?と思えてきましたが、やはりストリングとは打って何ぼの物。
このストリングの戦国時代、良い物も言葉だけでは中々伝わりませんが1年後にはたして生き残れるのか!?