月別アーカイブ: 2017年10月

ウィニングショット タフドライ

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ウィニングショットのタフドライを初めて使ったのは大学生の時。

一年生の時にラケットを2本すっぽ抜けて折って以来、僕は二度と悲劇を起こさない最強のドライグリップを血眼になって探していました(笑)

が、何でしょうか、ドライ系の筆頭であるトーナグリップを意識したタイプ、それとは違った形のフィーリングのタイプ、色々とあるものの、自分がトーナ以上に気に入ったグリップは殆どありませんでした。

そんな中でタフドライはトーナの強化版と言っても差し支えない出来だと思います。

ドライとして有名なトーナグリップは高校生の頃から「青いグリップと赤いエンドテープは上級者の証」みたいな謳い文句で知ってはいましたが、大学でようやく初使用。

初めてのドライデビューがトーナグリップでしたが耐久性以外はすぐに気に入りました。

 

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肝心の耐久性は知っての通り最悪。

今は割り切ってガンガン巻き変えていますが、学生時代の自分はそれが許せずトーナ以上のグリップを探しました。

 

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トーナ以外で良いなと思ったのはヨネックスのドライスーパーグリップ。

ざらざらとした表面はトーナとはフィーリングが違いますが、手に引っ掛かるので安心して使えた思い出。

もっと言うとウォーターフィットグリップが更にザラザラ。ちょっと痛いぐらい。

僕の中ではドライ史上最強だと一時期確信していたのですが、トーナ以下の耐久性、1本入りしか無いというコスパの悪さから愛用は断念しました・・・。

画像は後輩のラケット。

一時期はトーナでしたが最近は専らドライスーパーを使っています。

自分は・・・ヨネックスのラケットじゃないのにヨネックスのグリップテープってどうなんだろうという謎の拘りでトーナへ。

でもウォーターフィットと共に結構長く使っていました。

 

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ドライスーパーはトーナと違ったタイプですが、パシフィックのXTRグリップは近くてより良い、タタフドライと同じくトーナの強化版と言えると思います。

フカフカしていて安心して握り込める。

人気があるのも納得の良さ。

先輩がどのラケットにも必ず巻いてます。

自分も良いとは思いましたがパシフィックのガットもラケットも使ってないのにパシフィックのグリ(略

 

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大学生以来久しぶりにタフドライをラケットに巻く。

トーナグリップはドライと言いながら何だかんだでウェット感みたいなのがあって手に吸い付くイメージがあります。

他のドライ系はドライ過ぎてトーナ好きのツボを通り過ぎている物が多い気がします。

ドライだからドライで正解なんですけどね。

タフドライはまさにトーナに近い感触で、ウェット感が手にしっかりフィットしてくれる。

それでいて汗をかいていてもグリップ力がある。

タフドライで一番の売りにしているのが耐久性、これはもうトーナとは比較にならないです。

ただ、グリップを長く使っているのは不衛生だって意見もありますが・・・。

僕はグリップエンドの鈴木貴男グリップの出っ張りのせいでトーナの寿命が更に削れていってます。

不経済な勢いでトーナを使い捨て過ぎてるなと思うので今だったらタフドライの方が良いかもですね。

それでも大学生の時はトーナの方を選んだのですが、決め手は・・・トーナのチープさですかね :23 イシシ:

タフドライの方が耐久性があり、厚みがあり、しっかり作られている。

が、あのトーナの薄っぺらさの方が妙に心地良い。

タフドライは性能を向上させ過ぎてあの安っぽさを再現できなかったとも言えるでしょう(暴論)

それ以外の点では上回っているのがタフドライ。

トーナと違って巻き始めに両面テープ付いてるし、全長長いから足りないどころかフレームまでテープ巻けるし・・・って、ここまでくるとトーナはよくもあれだけ不親切?な仕様で人気だなって感じですね。

両面テープ付いてないのってトーナだけでは?

トーナの耐久性の低さに耐えかねている人はタフドライにすると殆ど違和感なく移行できると思います。

カテゴリー: WINNING SHOT | 投稿者クレー 23:07 | 4,933件のコメント

ナチュラル→マルチ

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雨の日用のハイブリッドとして幾つかマルチフィラメントを買ったもののずっと手付かず。

 

ナチュラルとのハイブリッド→使いこなせなくて縦横ポリ→またハイブリッド挑戦なんて繰り返している内に、ナチュラルとマルチじゃ重さもフィーリングも違うし雨の日はナチュラルダメだしマルチでいいじゃん、と今に至り、少しずつ消化中。

耐久性がヤバいだろうけど全然ガット切れないし、切れたらすぐ張れるし。

むしろ今までラケット複数本持っていっても1度たりとも2本目を使った事が無いし、ようやく僕でも予備ラケットを有効活用できるチャンスですし。

 

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ガンマのSOLACEを横に、縦はアスタポリ。

パッケージの見た目からしてトアルソンのムゲン。

TNT加工してるって事はムゲンリミテッド?

ムゲンリミテッドはキラキラしていたけどソレースはラメ無し。

ちょっと手触りがしっとりしている。

同じガンマのTNT2タッチよりソレースの方がパワーは高い評価。

マルチでもナチュラルより軽い力でグッとホールドしてから飛んでくれる物も見受けられるのでそれが欲しい。

今月は天気が天気なのでまだ昨日1回打ったのみですが、来週は市民大会のダブルスがあるのでしばらく使わないだろうと思う。

ハイブリッドのスイースポットの狭さ、強打時の微妙にパワーが吸い込まれる感覚が1回使っただけでは馴染めなかったので即使用はパス。

でも今年はグラファイト&縦横アスタポリのコンビで散々パワーとスタミナ不足晒したのでハイブリッド使いこなせるようにしたいな。

それかオールポリによるコントロール性を重視し、エスマッハのフレーム厚の飛びを信じるか。

ハイブリッドの打球時のフィーリングがどうしても馴染めません。

アスタポリより飛びのあるポリ・・・メビウススピードがまさにそうだけど打球感はアスタポリの方が好き、そうだメビウススピードとメビウスをポリブリッドすると丁度良いんじゃないか!?って、物を選び出すとどんどん候補が増えていく(笑)

後はポリジナモスが気になっています。

テニスのゴンちゃんがメビウススピードと一緒に紹介していて、西脇プロもメインで使用。

テンション維持のメビウス、飛びのあるメビウススピード、スピン重視のボルトとあって選んでいるのがポリジナモス、このポリが選ばれる理由が気になる。

 

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張っていて何となく思った事。

ガンマのストリングの印字がやたらデカい。

あと表面がちょっとまだら模様になっているのが、何となくレクタングルZを思い出す。

レクタングルはもっとはっきりしてるか。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 17:55 | 240件のコメント

WINNIG SHOT

ウィニングショット

この度WINNING SHOTのテスター登録をして頂きました。

こんな形でテニスに携わる事ができるなんて、もうドキドキワクワクです。

憧れを抱きテニスショップとスクールのアルバイトした大学時代も今や昔の話。

またテニスに貢献できる日が来るなんて夢のようです。

「あなたの意見がウィニングショットの製品に反映される―――」

この言葉にグッと来る人は多いのではないでしょうか。

色んなストリングをハイブリッドして、色んなラケットに手を出して、オンリーワンの武器を探し求める中で、こんな言葉を聞いてしまえば胸が躍る訳です。

自分がテニスに携わったのは大学時代の4年、テニスを生業とするプロフェッショナルの方々と比較すると本当に僅かな時間の経験しか持ち合わせていませんが、無い頭振り絞ってお役に立てるレビューができるよう精進します。

 

ウィニングショットはテニスサポートセンター様の会社が立ち上げたブランドで、店舗またはネット通販で現在購入可能です。

テニス雑誌を買っている方は広告や製品カタログで見た事があるかと思います。

自分がウィニングショットの製品を初めて使ったのは大学生の時でグリップテープのタフドライ。

トーナを使っているとどうしても耐久性が気になってしまうので一時期ドライグリップを色々探し回っていましたが、他のどの大手メーカーと比べてもタフドライがかなりトーナに近い上に全体的に性能が上、肝心の耐久性も凄く良くて感嘆した記憶があります。

(手触りのチープ感(?)がなんとなく好きで結局今のところはトーナを使っていますが)

ウィニングショットはグリップテープ、ストリング共に全て日本製と言うのも好印象。

海外のOEMではなく日本で作るってなるとコストが高くなりそうですが「とことん、こだわる」というコンセプト通り、本気の一品達という事ですね。

更に日本国内に留まらず、今年からはアルマグロ選手がタフドライの使用契約を結んでおりブランドとしての勢いも増してきている様子。

日本人のプロでは秦野出身の榊原プロや、全日本に出た西脇プロ、本村剛一プロらが契約。

テスターの方も元日本ランカー、全日本出場経験者、マスターラケットテクニシャンと言ったまさにプロ中のプロ、錚々たるメンバーがズラリ・・・こ、この一員に入るの・・・!?ほんっと気合入れていきます!!

そんな本気の製品を並べるブランドであるウィニングショット、メビウスシリーズやタフドライの他にもスピン系ポリのボルトシリーズ、超の冠を付けたウェットタイプのグリップテープといった強力な個性の製品を売り出しています。

今月には中の繊維の数に拘ったマルチフィラメントストリング、ブラックスパイダーが発売。

更には現在新しいストリングを開発中との事ですが、普通はテニスのメーカーに依頼するであろうところを釣り糸のメーカーに製造してもらうという拘りぶり

(11/12訂正 ブラックスパイダーを釣り糸のメーカーに製造してもらっていると書いていましたが間違いでした。すみませんでした。)

これからどんな凄い発想の製品を世に送り出すのか、自分がどれだけ貢献できるのかとても楽しみです。

カテゴリー: WINNING SHOT | 投稿者クレー 23:28 | 990件のコメント

ウィニングショット メビウススピード

メビウススピード

 

特に大学生の頃はポリのテンション維持性がとにかく気になって仕方がなかった。

アルパワーやエッグパワーは(人気あるけど)すぐ緩むから敬遠し、スーパースマッシュの性能に惚れた事もあったものの、やはりテンション維持性が気になって定着する事は無かった。

遡れば高校生の頃だって選んでいたのはシグナムプロのポリプラズマ ヘキストリーム、テンション維持性には昔から定評のあるガット・・・って、たぶんこの頃の自分は色と八角形で選んでいてテンション維持性が良いのは知らなかったかも。

そうしてガット探しの旅をしていた頃に出てきたのが第四世代の4G、レーザーコードらテンション維持性の高いポリ。

しかし自分にとって4Gはまるで鉄板。

レーザーコードは弾きが早く、飛びも抑え目でフィットせず。

ERT300でも測って確かにテンション維持は今までのポリより断然良いものの、自分の武器になるようなアシストはあまり期待できないなと当時感じました。

 

さてさて前置きが長くなりましたが、トップの画像はテニスサポートセンターさんで展開されているブランド、ウイニングショットのポリエステルストリング、メビウススピード

この度モニターする機会を頂いた為、一月弱こちらを使用していました。

ウイニングショットでは元々メビウスというテンション維持性を特長としたポリを出していたのですが、使用者の意見を反映して反発力を加え、裾野を広げたのがメビウススピード。

メーカーページより引用すると「学生のようにガンガン打つというよりも、社会人がプレースタイルを重視して、ストリングのパワーアシストを借りながら、スピードボールで攻めたいタイプのプレースタイルの方にうってつけ。」との事。

4Gやレーザーコードを思うと、反発性能とテンション維持を両立したストリングともなれば扱い易くて長く使えて良い事尽くし。

最近はもうHDアスタポリに固定気味、ガット探しの旅は控えめになっていますが、このストリングはどれだけの性能を見せてくれるか。

ラケットはエスマッハツアー280、テンションは52lbsで使用しました。

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・反発力

まずは一押している性能から。

手触りは硬い印象ですが、ボールを打った時にストリングが撓み、撓んだ分だけ遠くに飛ばしてくれる。

力強い打球と言うよりはグーンとボールが伸びていくタイプ。

パワーアシストのあるストリングだと言えますが、アルパワーやエッグパワーのような飛び抜けた反発力とまでは行かないレベル。

でもこのポリの持つテンション維持性で反発力まで飛び抜けていたらいよいよ反則級かも。

十分にプレーヤーをアシストしてくれる嬉しい飛びです。

 

・テンション維持性

今回、メビウススピードのモニターをキッカケにストリングのテンションを計測し始めた。

と言ってもERT300を購入する勇気はそう簡単には沸かないので、スマホのアプリのRacquetTuneで計測しました。

張って初使用後から1週間で4lbs程の低下。

初日は打球時にボールを割と深く掴んでくれたものの、次の使用時にはちょっと鳴りを潜める。けど柔らかさ、撓みは持続。

それ以降2~4週目は時間経過ではあまり大きな低下は見られず。

打球感もあまり変化は無し。

この間は2時間テニスして1lbs下がるかどうかぐらいで、計測したテンションは殆ど安定していました。

ストリングのテンションを測るのはバイト時代に慣れ親しんだERT300以来。

この2つが出す数値にどれだけ差があるのかは分かりませんが、今回のメビウススピードのテンションの推移、約1ヶ月でおよそ6lbsの低下という結果はかなり良好だと思います。

 

・打球感

打球時に撓み、細いゲージで引っ掛かりが少しある。

ボールが当たった周辺が撓むイメージで、打ち出す時にはボールを弾く感がある。

ちょっと我侭を言うと、ストリングの動きがやや大きめで硬さの割に頼りないかな?と感じた。

でもそれだったらメビウスの方を使ってねってなるか。

メビウスとメビウススピード、キャラ分けはしっかりできている訳ですね。

ストリングの動きも表面に抵抗があるのか、ギシギシ音が鳴る。

表面の硬質感からかカッチリ弾くので撓みの割に打球感はそこまで柔らかくないものの、球が飛ぶので負担は少な目。

硬さ・柔らかさは両方の打球感の良いところをバランス良く持っている感じがします。

 

・スピン

ちょっと目ざといかもしれませんが、もしかしたら平均的、もしくはやや下かもしれない。

先述の通り、使っていく内にスナップバック時のギシギシ音が気になってくる。

ポリは滑るからスピンがかかるとよく言われていますが、ちょっと抵抗が重いかも。

少なくともアスタポリやプロフォーカスはスムーズにストリングが動く。

 

・総括

メビウススピードは高いテンション維持性と反発力を両立している。

打球感には硬さがあるものの飛びが良く弾く打球感。

硬くて飛ばない、テンション維持性が低い等、一般的に言われるポリの弱点をカバーしている扱い易いストリングだと思います。

ただし、1.25mmの細さと柔らかさがある分、弾きと飛び優先でインパクト時の安定感に不安を感じる人もいるかもしれません。

打ち応えを求める方にはメビウスが合っていると思われますが、個人的な我侭を言うとメビウスとスピードの中間があったら良いなと思ったり。

 

そして・・・

通販と海外輸入が大好きなホームストリンガーの方にとって値段の話は避けて通れないかと思います。

メビウススピードは希望価格が3200円。

ポリの3000円台となると4GやRPMブラストと同じ価格帯。

海外輸入品があるこれらのポリと比べると、メビウススピードを入手するにはどうしても値段がかかってしまう。

気になったけど値段で敬遠しているって方もいらっしゃるかもしれません。

あまりルキシロンやバボラのロールの価格は確認していませんが、パッと見た感じだとロールならメビウススピードも海外輸入品と同じかほんの少し高いぐらいの値段になるのかな。

単張りだとどうしても値段に差が・・・。

しかしフィーリングと反発力を長く維持してくれるこのポリ、少なくとも4Gよりは扱い易いし全体の性能がバランス良く高いので、同じ価格帯のポリ達と十分肩を並べられるストリングだと思います。

カテゴリー: WINNING SHOT, ストリング | 投稿者クレー 23:29 | 8,540件のコメント

全日本予選

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この天気だけど来ちゃいました!全日本テニス選手権!

台風が接近する中、早稲田や慶應のインドアコートに分散されて有明の試合はコロシアムのみ!

見れる選手が少なければこの天気だしきっと客足も少ない!

ならば最前列で鈴木貴男選手が見放題に違いない!!いやっほぅーい!

 

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そんなノリで久々の全日本。

僕にとって有明はジャパンオープンよりも全日本のイメージが強い。

僕のテニスは日本リーグと全日本によって大きな刺激を受けてきたのだ。

今日は本来の日程なら男子シングルスの本戦で慶應の上杉選手見たいなと思っていたものの雨によって予選第2Rに。

それでもこの客足は決して悪くはないと思う。

こんなに近くで一流を見れるんだから子供連れも多い。見ない手は無いもの。

 

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最近真後ろばっかから見ていたので横からも観戦。

南側を除けば有明コロシアムで最前列に座れるという贅沢。

楽天オープンは外れてしまったが最後の有明コロシアムに座れて良かった良かった。

 

今日見た試合は笹井選手VS白石選手、鈴木選手VS広川選手、竹島選手VS福田選手。

(上杉選手のお兄さんの試合は間に合わず・・・。)

白石光選手は高校2年生ながら全日本に出場。

3月の高校選抜はシングルス準優勝、彼の活躍ぶりは雑誌曰く白石マジックとの事。

かなりの戦術家という事でしょうか。本人はツイッターで「なにこれ」とか言ってましたが。

笹井選手は白石選手よりスピード、威力、スピン、どれをとっても質で上回るボールで強打。

(まだ高校生とはいえ)線の細い白石選手には厳しいかと思いきや、高速ラリーを色んな手で耐えて第1セットを6-3で先制。

フォアハンドでスライスを打ったりロブを打ったり、男子でこういう手を使う選手って珍しいなと思ったものの、高めで手伸ばして打たせるロブは予想以上に効いていた。、

サーブとストロークのパワーでは笹井選手が優位でしたが、第2セット5-7、第3セット6-2で白石選手が本戦へ。

 

鈴木貴男選手の相手の広川選手はフラットの強打が凄い威力。

強烈なファーストサーブは容易には返させず、お得意のボレーに出られたら強打で捻じ伏せる、思い切りの良いストローク。

強打にやられる様を見て鈴木貴男ももう厳しいのか・・・?と序盤こそ思ったものの6-4、6-2。

やっぱり鈴木貴男はサービスの次元が違う。

相手のファースト並の速度で回転のかかったサービスがガンガン決まっていくのだからたまったものじゃない。

白石選手でフォアのスライス珍しいと思ったけど、そもそも鈴木選手の方がスライスの割合が多かったなそう言えば。

相手からすれば他にする人がいないようなプレーでやり辛いだろうし、何よりプレッシャーが凄いに違いない。

今年で41歳だが一体いつまで戦うのだろうか。

 

そして最後に見た福田選手も41歳。

ベースラインでとにかく粘る、吼える、諦めずに走る。

年齢的に粘るプレーは厳しいのでは?とも思うが気迫溢れる粘りでメンタルの強さを感じさせる。

竹島選手はビシバシストロークで攻めるものの福田選手が喰らい付き、サイドギリギリのミスを引き出す。

最終的には竹島選手が攻め勝って6-4、6-2。

3試合と違ったタイプ同士のプレーが見られ大満足でした。

 

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帰りの有明。

一日中コートの照明が点いていましたが、いつもこうなんでしょうか。

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 23:05 | 5,226件のコメント

シングルス終了

今日は市民大会の予選。

一日中雨の予報だしコート来ても普通に降ってるし延期だろうと思っていたら普通に試合でした。

会場に来てない人多かったけど、そりゃ延期だと思うよね今日の天気・・・。

こんな雨だと練習するのも稀だけど試合は初めての経験。

本番は思い切っていけってよく言うけどもこれじゃあ恐る恐るになっちゃうね。

初戦は7-3ぐらいまでいった後に追いつかれてタイブレーク。

強打で振り払えないしコントロールで精一杯だし突破口作れずダメだと思ったけど最後の最後で何とかなった。

先月の市民大会でしんどくなって折れた反省から今日は何が何でも勝つ事を意識し続けましたが、いや、しんどいもんはしんどいね。凄く辛い。

今年一番の死闘でした。

雨の中の公式戦って滅多に無いだろうけど、こういう所で耐えて勝つ経験・メンタルを得られる機会ってそうそう無いでしょ。

間違いなく経験値としてデカい。

雨中の死闘なんて魂滾るシチュエーションは必要よね。

今年は臆病・及び腰というか、今まで散々力んで負けまくったのもあって、勝つってやる気よりボールを繋げる、どうにかして調子の悪さをやり過ごすって意識が強かった気がする。

何だかんだで今年は生まれて初めての優勝を小さな草大会でこんな僕でも2回も出来たけど、攻める度胸が無くてとにかく繋げるだけのテニスだった。

ちょっと試合に勝つ難しさというのを忘れてしまっていたというか、しんどい場面ですぐに気持ちが切れていた。

予選1回戦勝つのがこんなに大変なんだからねぇ。

次の試合は3-8で今大会は予選敗退。

まあ、辛い中でよく耐えられたと思う。

今日は自分も褒めていいと思う出来。3-8だけどね。

先月の海老名より調子上向いたはず。

エスマッハもよくやってくれた。

ただ今日のコンディションじゃ強打は無理、ボールは水しぶき舞ってたしもう少しラケットにアシストがあれば・・・。

水含んでたおかげで軽い集中力でひょいっとボールをコートに入れる事もできたけど。

しかしナチュラルとのハイブリッドのままだったら初っ端で終わってたのは間違いない。

やっぱダメねナチュラルは、雨に弱いから(理不尽)

今日ので今年のシングルスの大きな大会は終わり。

今年のシングルス戦績は49試合26勝23敗。

ギリギリだけど勝ち越したのは高校時代以来かも。

大学時代は言わずもがな。去年も一昨年も負けばっか。

最近はあんまり勝ってないけど続けてきてようやく良くなってきたというか。

しかし最近は後輩に差をつけられてきてるしな、どうにかして追随しないと。

そんでもって来月は海老名ダブルス。

先月は弟に大差をつけられてしまったしね、今日の経験も糧に今度こそ逆襲だ :107 炎:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 18:02 | 218件のコメント

父のラケットの話

自分と弟がそれぞれの学校でテニスをするようになってからはコートに立つ機会はめっきり無くなっていたが、最近父がテニス復帰に躍起になっている。

物心ついた時から父はずっとウィルソンのデカラケのハンマー3.2という恐らく90年代の?物を使っていたが、他のラケットを試しても全然気に入らないらしく2017年に至るまでずっとこのラケットで来てしまった。

スペックを調べてみると260g台の110インチ、長さは28インチでストリングパターンが18×20。

フレームは何だか空洞が多くて頼りない、現代のデカラケと比べるとまるでイメージが違う。

何でパワーアシストを求められる110インチのラケットでストリングの目を細かくするんだとか、面デカい上に28インチとか軽さだけで操作性フォローできるのかとか、現代の感覚で見るとツッコミ所ばかり。

まさに旧世代のラケット、そりゃ乗り換え先のラケットが見つからない訳である。

このラケットが出ていたと思われる90年代がデカラケブーム、長ラケブームと呼ぶのだろうか、今となってはツアー系のOSモデルはブレードぐらいだろうし、0.5インチロングも数少ないしでラケットチェンジにはフィーリングが大きく変わる事を受け入れなければならない。

そしてストリングもヨネックスのマルチを使っていた筈が、本当はシャープで弾く打球感の方が好きだと言う。

長年使ったマルチの特性と相反してるような・・・。

再起を目指す父のラケット選びは難航するかに思われたが、何故か父はエスマッハ300を気に入ってしまった。

弟のテスト用に一本入手したエスマッハ300は、まあフレームは厚いし重さも標準的、父の年齢でも許容できる範囲だろうし、フレックスもこのスペックながら硬すぎないだろうから結構いい線行くラケットだと思って自分も提案はしていた。

ただし張ってあるストリングは弟が大好きなデビルスピン。

高い耐久性と威力を引き換えに硬く重い打球感と衝撃を与えるポリエステルは、まあ基本的には若者向け、どこのお店もまず中高年に積極的に勧める事は無いってのが一般的な認識かと思っています。

が、父はポリの打球感を気に入ってしまわれた。

年齢やブランクを考えてXワンバイフェイズの1.18mmとか、シャープさやパワーアシストのあるストリングを色々勧めてはみたが、長年使っていたのはマルチなのに気に入るのはポリというまさかの修羅の道。

歳が歳なのにポリ・・・本当に大丈夫なのだろうか。

思えば、高校時代からの付き合いで60の部の大会で暴れ回っているSコーチも何故かポリを張っている。

つい最近まではマルチを選んでいたのにどこのタイミングでこうなってしまったのか、今のガットは事もあろうにプロハリケーン。

せめて柔らかいタイプ使えばいいのにまさかの第一世代。

硬いし飛ばないだろうし、しかもプレステージに張ってるし、歳を重ねていく中で何故かどんどんシビアになっていくセッティング。

確かに動きは若々しく、大会では一人だけなんか別の競技の動きをしている程に見えるのですが・・・腕の方は大丈夫なのだろうか。

(って、俺がプロハリ張っちゃったんでしたっけ・・・?)

あと、坂井プロもこの前のレッスンで使ってたのは遠目だとV3.0にプロハリケーンに見えたような・・・まあでもレジェンドじゃあ例外か。

シニアプレーヤーにポリって大丈夫なの?って認識が拭えない自分からすると父がポリを使うのはいくらなんでも不安である。

しかしマルチフィラメントのホールドしたりぼやけたりする打球感は気に入らない。

という点を踏まえると、テクニファイバーのXコードがフィットするんじゃないかと思ったらとうの昔に廃盤になっていた。

外側がポリエステルで中身がマルチフィラメント、弾く打球感と腕を守る衝撃吸収性を兼ね備えて一石二鳥、かと思ったのですが何時の間に・・・。

その他に挙がるポリとマルチの混合タイプ、イソスピードのアクソンマルチが思い浮かびますがアレは外側は硬質なのだろうか、実物を見たことが無いので分からない。

スノワートのサニーコアもどうだろうか。

あと思い浮かぶのはゴーセンのILDぐらい。

あのガットであれば材質は完全ポリだし相当柔らかい。

どうやらILDも廃盤っぽいけどポリロンプレミアムがそれっぽいしまだ調達できそう。

鳴り物入りの4Gが硬くてイマイチに感じた頃に、テンション維持を強く意識した上に反発力もかなりあるって触れ込みでILDがやってきたのでこれは流行るだろうと思ったものですが、予想は外れてしまった・・・。

でもILD張って今度はデビルスピンと比べてガットが動いてホールドし過ぎるって言われたらもはやとうとう難しくなってくる。

そのままポリで年齢の壁突破してもらうしか(笑)

でも60代がポリでキレッキレの球打ってるのを身近で見ていると、歴戦のファイターの技量にかかればポリへの適応など容易い事なのかもしれない・・・?

もしやベテランJOPの試合でもポリユーザーが多かったりするのだろうか。

 

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 17:02 | 551件のコメント

強い人とやって感じる事

フッキーさんがジョンソン選手と打つ動画。

なんだか悪い例みたいに取り上げてしまって大変申し訳ございませんって感じですが、パパッと動いて打つフッキーさんに対しジョンソン選手の動きはやけに少なく、あっさり。

こっちは一生懸命やってるのに相手はまるで温度差があるという違和感。

動画からレベルを下げて、今年の自分は某スクールのあのコーチやあのコーチらと戦う機会があったおかげで0-6沢山喰らってますが、レベルが違い過ぎるが故の違和感?に何度も直面するようになった。

ボールスピードじゃなくてボールに対する動きがもう。

本当にただ単に実力が違うだけなのか?

まるで別のスポーツをしている感覚。

テニスに対する認識が違うんじゃないかと。

強い人のボールが来てもスピードもスピンの曲がり方も全く予測ができない。

自分がジョンソン選手と打ち合ったらフッキーさんみたいに打てるかどうか以前に体が動かないですよあんなの。

ダメだって!!ってならず棒立ちになりますよ。

どう訓練すれば克服できるんでしょうねこういうのは。

克服できるからコーチなのかプロフェッショナルなのか。

あと坂井プロの時も思ったけど軽く振ってるように見えるのにヤバいノビ。

軽くでも基本が極まっていればあーなるのかな?

基本をマスターする事すら遠い道のりなんですな。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:25 | 801件のコメント

ウッドラケット×ポリストリング

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大学生の時、ふと思い立ってウッドラケットを張った。

ラケットはリサイクルショップで入手したカワサキYouth Power

ストリングに選んだのはキルシュバウムスーパースマッシュ

80年代まで活躍したウッドラケットと90年代より現れしポリエステルストリングの夢の競演・・・

まあ、感想としては最悪の一言ですよね。

テニスなんかとてもできたもんじゃない。

ただ、ポリを差し引いてもウッドラケットはとても使える気がしない。

打つ度にこんなにフレームがブレていたら大変だ。

一時期はウッドラケットとカーボンラケットが混在していたらしいが、そりゃ皆カーボンに移るでしょ。

そしてカーボンと言ってもグラス系とかメタル系とか(単体?カーボンとのハイブリッド?詳しくは知りませんが)分別されていたみたいで現代とはえらい違い。

ウッドからカーボンへラケットの素材が大きく変化した時代、革命と言われる訳ですね。

今もテキストリームやらグラフィンやらありますけど、素材の特性は何だか似たようなものですし、メーカーの売りみたいな印象が強いですよね。

あとマグネシウムを使ったヘッドのMXGもありますけどどうなんでしょ。

素材で大きな革命を起こすには本当に打球感や性能、ラケットの使い方とかとにかく色々大きく変わる事が必要なんでしょうね。

・・・ウッド→カーボン以上の変化なんて可能なのか・・・?

ストリングも今じゃもうポリ以外の選択肢は考えられない。

モノやマルチで同じボールを打てる気がしない。

と言いつつも柔らかいストリングとのハイブリッドもプロでは受け入れられていて、そもそもモノもマルチもウッドラケットのように駆逐されているのでもない。

となると、ストリングにはまだまだ既存素材を一気に吹き飛ばすような製品が出てくる可能性がラケットよりはあるかも?

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 22:01 | 987件のコメント

坂井利郎プロ

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坂井利郎プロのレッスンに行ってきました。

パパステニスクラブ津久井の一周年記念レッスン。

今年からシングルス大会で顔を出すようになりましたが、とにかくロケーションがヤバい。

神奈川にこんなテニスコートが存在するなんて何故今年まで気付かなかったのか。

気分はさながら避暑地。

凄く好きなテニスクラブなのですが、ここでのシングルスの戦績は2大会2勝6敗。

何でだろう、全然実力発揮できていない気がする。

まあどこだろうと負けまくってるから殆どの場所で実力発揮できてないけど。

今年は市民大会は全部初戦負けで終わって大分滅入っているので、どこかでパッションが欲しくて坂井利郎レッスンに参加。

当然僕は坂井プロの凄さなんて文字でしか知らない。

今年で70歳を迎える坂井プロは世界ランク元75位、フレンチ・ウィンブルドン・USオープンで3回戦進出。

そしてジャパンオープンの第一回大会の優勝者。(「ドサクサに紛れて」と自虐的に言ってましたが;)

日本人選手の歴代ランキングで並べると、錦織、杉田、松岡、添田、西岡、伊藤、九鬼、坂井、神和住、ダニエルという順で歴代8位。

歴代トップ10で何故か半分以上が現役選手ですが、その中で松岡修造は90年代、九鬼、坂井、神和住の3人は70年代の選手。

錦織以前の日本テニスは強くなかったようなイメージで語られる事が多い気がしますが、40年前時点で日本人が3人もトップ100の壁を破って世界ランク70位台に名を連ねていた、坂井プロはそんな時代の選手、紛れもないレジェンド。

自分にはとても遠い世界。

今年で70歳との事でしたが動きはキレキレ、体もガッシリ。

軽く振ってるようにしか見えないのにボールは伸びる伸びる。

坂井プロのサーブをリターンしてみたものの、フォルトかと思ったボールが気付いたら目の前まで来ているという謎のノビ。

サーブを待ち構えるつもりが、いつの間にかワイドに逃げるサーブを追いかけるハメになっている。

ホント本人は無駄な力抜いて、無理はせずって何度も言っていたのに放たれるボールはまるで魔球。

そうか、日本屈指のレジェンドとはこういう事か。

とんでもない経験をしてしまった。

 

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父が持っていたテニス雑誌を見てみたが、その中でさえ現役時代の坂井プロはいない。

自分にとってとても遠い選手だ。

昔のテニスは本当に伝聞でしか知らないが、福井烈プロの活躍した80年代なんて日本国内の大会でプロが活動できたと聞く。

今とはもう全くテニス人気が違う時代だったんだろうなと思う。

80年代の賞金ランキングがあったので見てみると、上から順に神和住プロと福井プロが1200万、白石プロ800万、西尾プロと坂本プロ600万。

西尾プロは365でブログを書いている方で、白石プロは元日本ランキング1位、坂本プロも元日本ランキング2位で紛れも無く日本テニス界のトップ層。

現役の選手と比べると2016年の日本人5、6、7位辺りの伊藤プロと添田プロが1100万、守屋プロで1000万。

その次に続くデ杯代表に欠かせない内山プロだと400万。

内訳は分からないものの国内の大会が主戦場で1000万~500万を今の時代で稼げたら・・・というのはもう難しいんでしょうね、せっかくの錦織ブームですけど。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者クレー 18:06 | 2,790件のコメント