~ある日の会社での研修会~
研修で会った別の支店の上司「これに名前書いといて^^」
ぼく「何ですかこれ。」
上司「いいからいいから^^」
【 ス ー パ ー マ マ チ ャ リ グ ラ ン プ リ 】
・・・何ですかこれ。
そんなやり取りがあって土曜は3時半起き。
前日残業帰りの僕、決死の4時間半睡眠で何とか体力を回復。
3時起きの先輩の車に乗せてもらって富士スピードウェイに到着。
早く行かないとすぐに駐車場が埋まるとの先輩の弁ですが、この暗さで既に駐車場には大量の車。
この人達みんな、ママチャリに乗りに来たのか・・・。
入場すると大量にテントが設営されておる。
というか入口前にもテント設営してる人沢山いたし、夜明け前から大量の人、人、人。
どうやらどこも前日の金曜日から前泊して待っているらしい・・・ママチャリGPに参加する為・・・!!!
何ですか、これ・・・。
既に車検をパスして出番を待ち続けるママチャリの皆さん。
僕、F1とか車のレースとか全く知らないので富士スピードウェイも初めて来たのですが、たぶんここは車で走るところじゃないかなと思います。
スケール感がすげぇ。でけぇ。
あ、でも何年もママチャリGPやってるらしいからこれはお決まりの光景なのだろうか。
という事で明るくなってきたので出走準備。
自転車ガチ勢っぽい人からジャンルが違うウェアの人、普段着の人もいるけど、ママチャリしかいねぇ!!!!
日本の新年はママチャリで始まる!(マジで!?)
寒い・キツイ・辛い は当たりまえ、庶民のための世界選手権!(世界・・・ッ!?)
そんなママチャリ日本GP、参加チームは全部で893チーム。
チームで交代しながら1周4.5kmのスピードウェイをママチャリで7時間走るというのがこの大会のルール。
今回僕は上司の持ち込んだ参加者名簿にホイホイ名前を書いてしまった結果、「新入りさん辞めないで みんなで頑張るから」チームの一員に。
しかし上司の努力空しくメンバーが3人しか集まらなかった為、3人で7時間走る事に・・・。
ちなみに会社の新入りさんは来ていませんでした。あっ・・・(察し
※・・・ではなく、風邪を引いてしまったとの事。上司談。
スタートラインにスタンバイ。
どんな格好でも乗るのはママチャリ!!!!!!!!
もはや祭とか着てる人いるし!!!!
ガチでもあり何でもありでもあり、超カオスな空間。
出走前はかなり前方の良い位置を取りましたが、後ろにはもっと沢山人がいます・・・参加者一体何人だったんだろう?
一斉にスタート。
前に追突しないか、後ろから衝突されないか、すっげぇ怖かった。
僕のママチャリ史上一番の死闘やわ。
連なるママチャリの列。
仲良く走っているように見えるが、これは(ママチャリの)頂点を賭した戦い・・・
見ての通り下り坂や曲がり角がある中、スピードを出し過ぎて転倒する人が毎周走る度に続出。
会場には鳴り止まぬ「○○番のチームの方はメディカルセンターへお越しください」のアナウンス。
というかもう一部のコース脇では既に救急車がスタンバイしているという超過酷なレースなのだ。
ママチャリだけど!
トップバッターだった僕はひとまず2周9kmを走って次の人に交代。テントへ戻る。
と言っても3人しかいないチームなのですぐに出番はやってくる。
ただママチャリで頑張るだけだと思っていたけど、1周4.5km、車のサーキットだからそりゃ長い・・・。
しかもてっきり直線だけだと思っていたら普通にある坂道。
それもやたらと上り坂が多い気が・・・1周目こそ皆頑張って坂を上り切るものの、段々と押して歩く人がちらほら・・・
コースを走り切って交代する時は交代専用のレーン(ピットロード?)に入ってバトンタッチ。
見ての通り大人数のチームばかりで賑やか。
会社や団体単位で来て、ワイワイ楽しむチームや上位進出を狙うガチな雰囲気のチームもいっぱい。
もしかしてこれ、3人で挑むの無謀なんじゃ・・・?(今更)
途中3人皆でお昼休憩等も挟みながら何とか7時間を回し、15時40分、ついにタイムアップ。
我ら「新入りさん辞めないで みんなで頑張るから」チーム(新入りさんは欠席)は3人ながらも見事571位に輝き、壮絶な戦いに幕を閉じたのであった・・・。
チーム最年少の僕も後半は歩いちゃった。
太ももがパンパンだった・・・。
レース後にF1カーのデモ走行があるという事でピット内でのF1カーの整備が公開され、人だかりが。
僕は特に車とかカーレースに興味無かったので知識ゼロですが、人だかりがすぐにできるぐらいなのだからF1って相当人気なんだろうと思う。
正直、体感的にテニスより人気あるのでは思う。
デモ走行。
僕の腕なので撮れてません(笑)てか撮れるものなのか、このスピードで。
黒いのが開発中のテスト機的な立ち位置らしい。
レースカーで開発した技術を一般の車に反映させていく~なんて流れが車ではあるらしい。ロマンがあるねぇ。
そういう所はテニスのラケットも一緒なのだろうか。
ここ最近ラケットの進化は大して進んでいないなんて話も聞くけども。
でもテニスだと古いままのラケットを新しいペイントにして使ってるって話多いから、微妙に違うのか。
それとも形状の変更は拒否して素材だけ適用していたりもするのだろうか。