今秋、突如としてトアルソンから発表された振動止め、イオミック・ショックレス!
皆さんはもうラケットに装着しましたか?
振動止めをこんなにも大々的に発表するのも、または機能性を持たせたというのもこれまた珍しいのですが、
そんな事よりもまず皆さんが衝撃を受けたのはコレが理由でしょう。
のどち○このパクリ?
弾道アシスト機能よりもまず、大人気のクェークバスターに瓜二つのこの見た目で世に出して大丈夫なのか!?
という事でお披露目直後はだいぶ悪目立ちって感じだったイオミックショックレスですが、
いざ発売され出すとツイッターで出るわ出るわ、購入報告・・・
千葉のライズさんでも飛ぶように売れてイオミックショック!が起きてるそうで。
(って、今みたらブログ最近更新してない・・・ツイッターでは毎日のようにイオミックショックレス売れてる様子をツイートしてました。)
かくしてあっという間にテニス界にブームを起こし、華々しくデビューを飾ったトアルソンの振動止め。
そしてトアルソンと言えばこの私、当ブログの中毒者の皆様はよくご存知の事でしょう。
皆様おまたせしました、トアルソンファンの私めが遂にイオミックショックレスの魅力を徹底追及していきます!!!!
目次 |
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1. 振動止め?そもそもどんな役割果たしてるの? 2. 装着・・・10年振りの振動止めTENNIS・LIFEへ 3. 本当に違うの?他のライバル振動止めと徹底対決!!!! 4. まとめ |
●1.振動止め?そもそもどんな役割果たしてるの?
・・・ えー、という事で一応購入したんだけど、そもそも自分って振動止め着けるの嫌なんスよね。
打球感がボヤけるのが嫌。
試合の時に感触無いまま勝手にボールが吹っ飛んでアウト…そういうのが嫌だったんで、大学生の頃からもうずっと振動止めは無し。
逆に高校生の頃は振動止めが無いと絶対打てねえよこんなの!って思ってたんですけどねぇ。
試合で勝てなくなると原因を自分の腕でなく道具に押し付けて振動止めを外したのであった(爆)
当時はEXO3グラファイトにヘキストリーム・ポリプラズマを55ポンド。
今じゃ絶対打てないねぇ。
これで振動止めを外して打つと、あまりものガットの硬さに空洞ボックスフレームのグラファイトがプワァンって震えるんですね。
その振動の多さを受けて、こんなのボールを飛ばせねえよって。
当時は硬く張る=上手い!って価値観だったから、60=硬い、55=真ん中ぐらい?みたいに思ってたから、特段これが硬過ぎる!って印象では無かったけど、今からしたら硬えよこれ。
O3で打球感ボヤけていても硬えだろうセッティング。
2008年〜2010年ぐらいの話だけど、当時は柔らかい飛ぶポリは少なかったし、緩く張って良い風潮もあまり聞かなかったし…
まーきっと硬いポリばかりだったから段々と緩くても意外と良いよ!みたいな流れが生まれて今の風潮になったんですかねぇ。
とにかく、今からしてみてもヘキストリームは硬かった、ので、まずそれを打つ為に自分は振動止めが必要だった。
でも大学生になって、自分が勝てないのは振動止めが悪いと思った瞬間から振動止めがなくても平気になった(笑)
当時も55ポンドか52ポンドでまだまだ硬かった。
まあ、かと言って振動止め外してボールが勝手に飛んでいかなくなったかと言われたらそうでもなく、その後も四苦八苦してるのですが。
ともあれそれ以降から振動止めは手に伝わる情報が少なくなるからと使ってませんでした。
とゆー訳で振動止めはぶっちゃけいらん!(笑)
でも振動止めってゆう買い易い値段の物なんで気軽に買えはするんスけどねぇ。
そう値段、発売直後からのこのブーム感は、今までに無かった性能推しという点ももちろんですが、いちいち張り替える必要のあるガットや贅沢品たるラケットと比べて断然買い易い!
だからこんなにも購入報告が出ているのかなぁと。
興味を惹くアイテムで、かつ買い易いって事で。
振動止めとしてはかなり高い金額ではあるんだけどね。
という事でトアルソンファンとしては一応は試しておこうって僕も思った次第ですの。
そんな僕みたいなアンチ振動止めの方々も半々ぐらいはいるんじゃないでしょうか、そんな方向けにトアルソン営業のteraさんはこんな着け方をツイッターで提案してました。
振動止めをクロスに接触させずに装着、ノンタッチフィッティングにする事で手に伝わる感触を残すという方法…
あ、この文面よくよく見返してみるとラケットのヨーク側に密着させるっていうのが正しい意図ですね。
自分はクロスにもフレームにも干渉させない着け方をやっちゃってました。
言われてみると、振動止めってクロスに密着させるのが当たり前に思ってましたが、こういう手法もあるのか、というか良いのか?
って思って探ってみると、気付いたのがテクニファイバー。
テクニファイバーの振動止めに小さいタイプってあるじゃないですか?
ちょっとこの写真だと見にくいですけど、こういうタイプ。
バグダティス、メドベージェフ、イガ・シフォンティク…
テクニ契約のプロがこぞって使ってるこの振動止め、気付いたのですがみんなクロスストリングに干渉させてない。
いや、干渉できないタイプなんですね、この振動止め。
プリンスの似たタイプだとクロスストリング用のスリットがあるのですが、テクニのは無いので干渉できる部分がメイン2本のみになる。
こうなるとどうなるかと言うと、ストリングに接触してる箇所が少ないから、普通の振動止めと比べて感じる振動は増えるって事ですよね。
これは他の振動止めと明確に異なる点。
振動止めを着けるべきか着けないべきかでいうと完全に個人の好みで、プロ選手を見ても半々って感じ。
しかし共通してるのはプロが着けてるのは基本的にコンパクトなタイプ。
縦2本と横1本に干渉するタイプで、大型の振動止めを使ってる人はあまり見ない印象。
となると、バシバシ打つ人には振動が消え過ぎるのは敬遠される傾向なのかも?
でもでも、その一方でグリップ部に搭載するフラックスって、最近日本人のプロでも使用者増えてるって聞くし、結局振動はあるべきなのか消すべきなのか・・・?
とまーとりま10年ぶり振動止めのインプレとなりますが、振動止めへの先入観としては打球感がマイルドというかボヤけるという事、打球感が減って勝手にボールが飛び出すという事。
でもその感覚は10年前の物で、当時のセッティングはボックスフレームのEXO3グラファイト、ストリングパターン16×18に55ポンド。
ストリングはポリプラズマ・ヘキストリーム1.25mm。
そして今使ってるのは18×20に36ポンドのラウンド形状、ストリングはデビルスピン1.25mm。
何から何まで条件は変わっている。
精々ストリングはポリポリ多角形で硬めってぐらいしか近い点が無い。
しっかし今更だけど振動止め着けるのが嫌ならO3の時点で打球感ボヤけてただろ!とか、
振動止め嫌いがO3時代の話なら、何だったら今普通のグロメットで18×20ならむしろ振動止め合うんじゃないか、とか、
色々ツッコミどころ満載ですけど・・・まあそういう日もありますよ!
ファーストインプレッションとしては、やはりまず打球音からして違和感出るよね、振動止め着けると。
鈍い音、でも振動止めってこんな音だったかなあ、ボゴンって。
そして昔の記憶だと、打球音が消音されてガットとボールの感触も柔らかくなるというか、曖昧に…かと思いきや、思ったよりボールに触れる、捉える感覚がある。
振動止めってこういう感覚だったかなあ?
真面目に使ったの10年振りだから分からないぞぉ(頓挫)
だからイオミックショックレスが普通のと違うかどうか最初は自信が持てず。
でもボゴンッて打球音としっかり捉えられる感覚は、なんだかボールを叩く際に丁度良い心地。
流石にタッチの感覚は振動止めらしく鈍さは出ますが。
そしてツイッターでも言われてたのが、ボールが持ち上がり難い。
それを確かに自分も感じ取れました。
どうしてだ?ガットが振動止めに抑えられてるから?
でも自分、従来の振動止めを使ってる時に感じるのは、ガットが抑えられて飛ばないというよりも逆に飛ばし易くなるって感じなんですよね。
てな訳で普通の振動止めも用意してプレーしてみると、パコーンと軽快な音を鳴らして簡単にボールが飛んでいくじゃないですか。
硬い打球感に邪魔される事無くラケットを振れる。
そうそう、普通の振動止めってこんな感じだったなそう言えば。
振動止め無しだとバイーンってラケットもガットも震えて、着けるとそれが無くなる。
高校生の頃の55ポンドはまさにバイーン感がビリビリ来てとても振り抜けるものじゃあなかった。
しかしまあパコーンという音は聞き心地が良い。
もっと鈍いものかと思ってたら。
思ったより打球感が手に残る。
軽く手から離れるような感覚ではあるものの。
これは、あれだ、着けていた記憶がO3の時だからだ。
今のラケットは18×20の密なパターン、撓みやスナップバックは少なく、硬く感じるスペック。
元より飛ばし難いラケット、振動止め着けて飛ばし易くなるなら着けても良いかも…?
いやでも、このフツーの振動止てはパコーンだけど、イオミックショックレスはこんな軽快じゃないぞ。
ボゴンッ、重い音でボールを割りかししっかり捉える感覚。
どちらも打球感にマイルドさが出るところまでは共通するものの、音とボールの飛び出し方で大きく印象が異なる。
なんだろこれ、打球音で先入観を持っちゃってる?
でもイオミックショックレスの弾道アシスト、これは持ち上がり難い感覚で暴発し難い、音の錯覚だけでできる事じゃあないんじゃないか、流石に?
中の2つの突起はどう働いてるのだろうか。
あ、そう言えばパッケージに書いてあったっけ。
縦の突起で振動カット、横の突起でブレを抑制、だって。
面ブレかぁ、どうだろうか、でも早く弾き過ぎない、捉えた感覚の残る打球感はブレ抑制に貢献してるのでは。
じゃあボールの持ち上がり難さはどこから…?
この持ち上がり難さは、ゲームで使っていてちょっと競った展開になると、まだ慣れていない段階だと、弾道アシストとはいえつい外していつものセッティングにしてしまう。
持ち上がり難くてすぐには適応できないかな〜
ってぐらいには違いと効果を感じた。
あと、上の方で話した、クロスストリングに着けないやり方、自分は中途半端に浮かせちゃってましたが、それでも試してみましたが…
ボゴンッて感覚が減って、打球情報は増えた感じですが、アンチ振動止めの自分としては、普通に着けた方が好みですかねぇ(謎)
ボゴンッて叩ける感覚はイオミックショックレスの醍醐味じゃないかなも思います。
teraさんの本来の推奨のフレームに密着させるやり方は…次の土日にでも試しましょうかねえ。
たかが振動止めと言えど、こんなにも話題になったのにはびっくりしましたが。
興味を沸かせる謳い文句に買い求め易い値段、そして他と比べて確かな違いを見るに、しばらくはイオミックショックは続きそうです。
唯一気がかりな事と言えば…
クェークバスターみたいに不名誉なあだ名を付けられないかどうか、ですかねぇ(爆)
でもその方が返って定着するのか?
自分も一体いつからのどち○こ呼ばわりしていたのか…人数の少ない部活だったのに高校生の頃からもうそう呼んでた気がするぞ、どっから流行したんだ???