クラブやスクールで、ここしばらく、両手打ちの体の使い方
というか
固め方の指導が多い。
それがかなり役に立っているようなので紹介しよう。
両手バックは腕を2本も使っているので
身体とラケットを結ぶ腕の構造が大変に強力
しっかりしているのだ。
逆にしっかりしすぎているあまり
自由に大きく振り回すことに向いていない。
自然、小さな動きで急加速が必要になる。
ふつうに、考えがちな
身体の動きをラケットヘッドへ、しならせて繋げていく
というイメージとは合いにくいのだ。
皆さん考えるほど手首は柔らかくない
むしろコチコチ。
それでも、急加速なので生身の手首はそれなりにしなる。
その程度なのだ。
そして、上体の使い方もコチコチで手首と同じ考え方。
身体の回転を写真で紹介し、コチコチをイメージしてもらいたい。
これはフォアハンドの構えとフィニッシュの写真。
モデルはストロークに定評の一流選手。
上体の回転は最高210度くらいといわれている。
次は両手バックの構えとフィニッシュの写真。
上体の回転は120度くらいだろうか。
せいぜいフォアハンドの半分。
イメージとしては横向きから前向きになるだけ。
うそも方便で言うと、「何も動かすな」 と言うとこうなる。
この程度の間に勝負をつける。
短い棒をビュッと振るだけといったイメージなのだ。
上体も手首も緩めておく余裕はないのだ。
つまり、コチコチ。