『makotasu』 さんからテイクバックの質問です。
以下がそのコメントの全文です。
コーチ提唱の振り子のテイクバックなのですが、確かにコンパクトで素早い引きが可能になると実感しています。一方、当ブログで掲載されている(特に錦織くん)写真などでは、ラケットをいったん立ててからのスイングで一見、無駄な動きのように思えます。
しかし、プロのやることですからこのラケットをいったん立てる動きには意味があると思うのですが、コーチはどう思われますか?お時間のある時によろしくご回答ください。
makotasu より
私の答えです。
私の振り子型のテイクバックは
スウィングの時に、腕をひねらない事により
面を狂わせない、プロの打ち方の原型みたいなものです。
この構えから、青い線のように
振り子型に、ここへ引きます。
腕をひねらないので、面が真後ろをむきます。
振り子型ですので
その経路は凹型の曲線です。
曲線は直線より手間と時間がかかります。
ですから、実はコンパクトではありません。
私のテイクバック写真は最終位置がずいぶん高いと思います。
低い打点しか打たないのであれば
低い位置で終わりでいいのですが
それなりのストローカーを相手にすると
ボールが胸の高さ以上に来ます。
そこで打つためには高いテイクバックがほしいのです。
もちろん私の、大きな物が好きと言う要素もあるのですが。
だから、男子プロはもっと高めに構え
面を外側に向けていくように
腕をひねらないで引いて行き
2枚目の写真と同じところに
コンパクトにテイクバックするのです。
こうしないとリターンなどで降り遅れたり
低い位置から打ってフカスという事がおきやすいのです。
スペインのカルロス・モヤがやり始め
瞬く間に世界中の男子プロはこうなりました。
もちろん、錦織圭もそうです。
気をつけてほしいのは
いちばんコンパクトに
腕を直線的に外旋して引くとこうなり
面がばらばらになりますので、くれぐれもご用心を。 。