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動いて打つ

ここ1ヶ月くらいだろうか

リトルの初級、中級のレッスンで

スポンジボールの打ち合いを多めに使っている。

時々、ジュニアの初級クラスにも使う。

打ち合いや試合で使うのだが

このボールのときは特殊ルール。

団体戦で何回打ってもいい

仲間どおしのパスもOK、ドリブルもあり

最終的にネットを越して相手コートに打ち込めばいいのだ。

ボールがネットしたり、転がってしまったらボールデッド。

ボールが生きているうちは、それこそデッドにならなければいいのだ。

 

最初はボレーの練習のために使っていた。

スポンジなら、空振りで顔に当たっても大丈夫

安心して練習するためだ。

 

あるとき、頭を越したボールを男の子が追いかけて

一度、近くに弾ませてから打ち返した。

うんとほめたらほかの子もやるようになり

一面の中すべてを走り回り、打ち合うようになった。

そんなわけで、コーディネーション能力開発のツールに昇格。

 

効果は、飛ばないスポンジボールなので

大きくスウィングするようになったこと。

走り回り、動くこと。

もうひとつは集中力がアップしたこと。

子供たちは遊んでいるときほど真剣で集中しているときはないのだ。

 

やつら、ちゃんと構えて打つなんて思ってないから

動きながら自然そのもの。

結果、面の真ん中で捉え

打球方向へ振ることを勝手にやっている。

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この後、グリーンボールに変えてラリーするのだが

そのコントロールやバウンドへのリズム感

明らかに違う。

それまで当てるのにキュウキュウとしていた子が

きれいに打ち返してくる。

 

最近のジュニアレッスンは

ITFのプレイアンドステイが主流。

レッド、オレンジ、グリーン、そして通常のイエローボールへと進む。

 

されどスポンジ。

型にはまらない面白さがあるのだ。

捨てたもんじゃない。

 

私のやっている3人対3人の団体戦

ほかのコートで真剣なレッスンが続く中

「ワーワーギャーギャー」

ついでにコーチまで、「オー、やるな」

なんていって大騒ぎ。

どうみても、遊んでいるようにしか見えない。

コーチも仕事しているようには ・・・

 

うちのコートも真剣に遊んでいるのだが。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 技術全般 | 投稿者松原コーチ 20:04 | コメントは受け付けていません。